- 自己PRと自己紹介の大きな違いは、話す目的に違いがある
- 自己紹介で話すべき内容
- 自己紹介と自己PRの回答例文
- 自己PRを話すときのポイント3つ
- 自己紹介・自己PRで共通する注意点
みなさんこんにちは、「就活の教科書」編集部の堀本です。
就職活動をしていると、面接で自己紹介や自己PRをしたことがある人は多いのではないでしょうか。
就活生のみなさんは、自己紹介と自己PRが違うことを知っていますか?
「就活の教科書」編集部 堀本
就活生くん
この前、面接で自己紹介と自己PRを聞かれたのだけど、ほとんど同じ内容を言ってしまった・・・
自己紹介と自己PRって何が違うんですか・
就活生ちゃん
自己紹介って何を言えばいいのか分かりません。
名前と大学名だけを言ったとけばいいですか?
自己紹介と自己PRの違いはありますよ。
でも、僕も就活を始めたばかりの頃は、違いを理解しておらず、面接官に注意された経験があります。
「就活の教科書」編集部 堀本
そこで、今回の記事では、自己紹介と自己PRの違いについて解説していきます。
合わせて、自己紹介と自己PRの回答例や話すべき内容についても解説していきます。
加えて、自己PRを話すときのポイントや注意点についても解説していきます
この記事を読めば自己紹介と自己PRの違いについてわかるだけではなく、気を付けるべきポイントもわかります。
自己紹介と自己PRの違いを詳細に解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
自己紹介と自己PRの違いとは
まずは、意外と知られていない自己紹介と自己PRの違いについて説明します。
自己PRと自己紹介の大きな違いは、話す目的に違いがある点です。
理解せずに面接で答えてしまうと、面接官には「人の話を聞いていない」とマイナスな印象を与えてしまうので気をつけてください。
「就活の教科書」編集部 堀本
自己紹介:面接官に自分のことを知ってもらう
自己紹介は、面接官に自分のことを知ってもらうためのものです。
面接官に「自己紹介をしてください」と言われた場合は、自分のことに関する事実や情報だけでOKです。
自己PRとは違って、自分のことをアピールをする必要はありません。
しかし、注意しなければいけないことは、自己紹介は面接の最初に行われることが多いので、第一印象が決まります。
面接ではボソボソと話したり、無表情にならないように注意しましょう。
「就活の教科書」編集部 堀本
自己PR:面接官に自分のことをアピールする
自己PRでは、自分の強みを面接官にアピールしなければなりません。
自分の原体験を元に、どのような強みを持っているか、その強みが入社後にどのように役立つのかを面接官に伝えましょう。
自己紹介とは違い、自分のことを「商品」だと思って売り込む気持ちで話しましょう。
「自己紹介をしてください。」と言われ、自己PRをしてしまうと、人の話を聞いていないという印象を与えてしまうので気を付けましょう。
「就活の教科書」編集部 堀本
【自己PRとは違う】自己紹介で話すべき内容
自己紹介と自己PRの違いについて知れたところで、話す内容についてお話ししていきます。
自己紹介では、これら6つの内容について簡単に1分程度で話ましょう。
- 出身校
- 学部・学科
- 名前
- 趣味や特技
- 大学時代に取り組んだこと(ガクチカ)
- 始めの挨拶
ガクチカについてですが、「◯◯に大学時代は力を入れて取り組んでいました。」という程度で大丈夫です。
大学時代に取り組んだことについて話すときに変に気合を入れてしまい、アピールしすぎてはいけません。
あくまで自己紹介は「自分がどのようなことをしてきたか」「自分がどのような人間か」について、面接官に知ってもらうためのものです。
質問内容として、自己紹介について深堀りされることが多いので、しっかり準備してくださいね。
「就活の教科書」編集部 堀本
「面接の1分間自己紹介の話し方を知りたい」という就活生は、以下の記事も参考にしてみてください。
【自己紹介と自己PRの違い】それぞれの回答例文
就活生くん
自己紹介と自己PRの違いを詳しく知りたいです・・・
では実際に就活生が使っていた自己紹介と自己PRの回答例を紹介します。
「就活の教科書」編集部 堀本
自己紹介の例文
〇〇大学〇〇学部の4年の△△です。
大学では観光について学んでおり、ゼミでは地元の商店街と提携してイベントの企画などを行っていました。
学業以外ではフットサルサークルに所属しており、副キャプテンとして組織を統括しています。
本日はこのような貴重なお時間を頂きありがとうございます。
どうぞ宜しくお願い致します!
自己紹介では自分のアピールはせず、自分の情報についてだけ言っています。
自己紹介ではあなたの経歴をいう意識して1分以内で話すことを心がけましょう!
「就活の教科書」編集部 堀本
自己PRの例文
私はサポートに自信があります。
学生時代はリーダーよりもサポートする補佐役に適していると思い、部活動の副部長を務めていました。
持ち前のサポート力で部長のサポートやメンバーのサポート役になり、どうすれば周りがスムーズに動けるのかを意識して行動してきました。
社会にでても周りのサポートに徹し、自分自身が人を引っ張っていける力も身に着け、貢献したいです。
自己PRの例文では自分の強みを提示し、その経験談と社会に出た場合の強みの活かし方について話しています。
「就活の教科書」編集部 堀本
「自分の強みをどう伝えればいいかわからない」という方は、以下の記事で詳しいアピール法がわかります。
合わせて読んでみてくださいね
ちなみに自己PRで人事の評価をあげたい方は、「自己分析」が必須になります。
自己分析で最もおすすめな自己分析診断は、統計データをもとにした分析結果を参考に自己分析できます。
たとえば「キミスカ適性検査」で、41項目の分析結果から自分の強みを見つけて、魅力的な自己PRを作ってみましょう。
人事さん
【自己紹介とは違う】自己PRを話すときのポイント3つ
続いては、自己PRをするときのポイントについてお話しします。
このポイントを押さえておくと、自己紹介と自己PRの違いを意識しながら話せます。
就活生ちゃん
自己紹介は自分のことを面接官に知ってもらうだけだけど、自己PRは自分をアピールしないといけないんだよね。
自己PRをするときには、どうすれば効果的に1分間ぐらいでアピールできるのかな。
就活生が初めて自己PRをするとなると、難しいですよね。
そこで、自己PRで意識すべきポイント大きく3つに分けて、紹介していきます。
- ポイント①:自分の強み(企業の求める人物像に近い強み)を簡潔に伝える
- ポイント②:強みの根拠となるエピソードについて簡潔に話す
- ポイント③:具体性を意識して話す
「就活の教科書」編集部 堀本
ポイント①:自分の強みを簡潔に伝える
自己PRのポイント1つ目は、自分の強みを簡潔に面接官に伝えることです。
ビジネスの場においての話し方の基本である、結論ファーストに従い「私の強みは、〇〇です。」から始めましょう。
強みが3つある場合などは、最初に「私の強みは3つあり、◯◯と◯◯と◯◯です。」と言い、論理的に話すことを心がけましょう。
企業の採用ページには、新卒に求める人物像が載っています。
その人物像に沿う強みを伝えると面接官に好印象を与えられるでしょう。
「就活の教科書」編集部 堀本
ポイント②:強みの根拠となるエピソードについて簡潔に話す
自己PRのポイント2つ目は、強みの根拠となるエピソードについて簡潔に話すことです。
自分の強みは結論の部分で、結論(強み)を言ったあとには、それを補強すべく具体例などを付け足して、理由を述べる必要があります。
強みを説明するための理由が、根拠となるエピソードです。
就活生くん
これまで論理的に話すことなんて意識したことが無いから、面接で論理的に話すのは苦手だなあ
このような就活生の声をよく聞きますが、気持ちはとてもわかります。
論理的に話すことが苦手な就活生は、「結論→理由→具体例→結論」という流れで話すと論理的に話せるので、是非頭に入れておいてください。
という流れで話せると、面接官にもわかりやすく、論理的な話の展開になるのでしっかり意識しましょう。
「就活の教科書」編集部 堀本
もっと論理的に話せるようになりたい就活生は、下記の2冊の本を読むことをおすすめします。
就活中に僕も実際に読みましたし、今まで意識したことのなかった「論理的に考える・話すとは」ということについて知れる良本です。
就活中はもちろん、入社後にも役立つ内容ですので、読んでみてください。
ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
ポイント③:具体性を意識して話す
自己PRのポイント3つ目は、具体性を意識して話すことです。
就活の面接での自己PRは、時間指定が無い限り、1分程度で話せるようにしておきましょう。
就活生ちゃん
どうやったら、短い時間で効果的にアピールできるだろう。
こんな悩める就活生は、数字を用いて具体的に話しましょう。
就活の面接では、抽象的な表現は避けて、具体的な数字などを用いるべきです。
そうすれば、面接官にも自分が話している内容やアピールしたいことが伝わりやすくなります。
「就活の教科書」編集部 堀本
就活生ちゃん
という風に話すと、面接官にも目標設定が高いことや、努力の度量の大きさが伝わり効果的です。
「そもそも、自己PRできるエピソードが見つからない!」という就活生は、こちらの記事が役立ちます。
自己PRにつながるエピソードをの見つけ方を解説しています。
自己紹介・自己PRで共通する注意点3つ
就活生ちゃん
自己紹介と自己PRの違いはよくわかりました。
自己紹介・自己PR共通して気をつけるべきことってありますか?
それでは、自己紹介・自己PRで共通して気を付けなければいけないことに関してお伝えします。
就活の面接をする際は、話の内容だけではなく、話す姿勢にも気を付けなければなりません。
自己紹介・自己PRで共通して気をつけるべきことは、大きく分けて3つあります。
「就活の教科書」編集部 堀本
- 丸暗記しない
- 話す内容を絞る
- 身振り手振りを付けて話す
どれもシンプルですが、できていなければ評価が下がってしまいます。
上記3つの、自己紹介に限らず面接を受ける際の3つの注意点に関して細かく見ていきましょう。
注意点①:丸暗記しない
自己紹介・自己PRで共通して気をつけるべき注意点1つ目は、丸暗記をしないことです。
1分間の自己紹介や自己PRでは、企業の面接を受けるとほぼ毎回聞かれます。
丸暗記をしてしまうと、話しに感情がこもらず、自己紹介が作業のように見えてしまいます。
自己紹介と自己PRには違いがあっても、丸暗記をしないのは基本です。
練習はしてもかまいません。
丸暗記はせずに、話す内容と1分間の時間の長さを覚えるような練習をしましょう。
「就活の教科書」編集部 堀本
注意点②:話す内容を絞る
自己紹介・自己PRで共通して気をつけるべき注意点2つ目は、話す内容を絞ることです。
就活生ちゃん
その気持ちもわかりますが、面接官がどの話について質問しようか迷ってしまいます。
また、1分間に色んな話をしようとすると、早口になってしまい、面接官に落ち着きが無いという印象を与えかねません。
自分が後に深堀りの質問をされても良いようなエピソード、体験談を自己紹介では話しましょう。
特に自己PRでは言い換えれば自慢話なので、話す内容を絞り、長々と話さないようにしましょう!
「就活の教科書」編集部 堀本
注意点③:身振り手振りを付けて話す
自己紹介・自己PRで共通して気をつけるべき注意点3つ目は、身振り手振りを付けて話すことです。
自己紹介、自己PRは、面接の最初に行われるため、緊張してしまう方も多いかと思います。
そんな時は、身振り手振りを大き目にして話すことによって、緊張をほぐしましょう。
さらに、面接で身振り手振りを大きくして自己紹介をすることで、面接官の注意をひくことができ、聞く姿勢を作ってくれます。
「うまく自己PRできる気がしない」という就活生は、こちらの記事も参考になります。
自己PRができない就活生に向けて、対策方法を紹介しています。
自己PRを逆求人サイトに登録すると、企業から選考オファーが来る
就活生くん
自己PRが完成したので、どんどん選考を受けていきたいです。
でも正直、企業探しは面倒なんだよなー・・・。
せっかく自己PRが完成したなら、逆求人サイトの利用をオススメします。
自己PRやプロフィールを一度記入しておくだけで、企業から選考オファーが来るので、企業を探しの手間が省けて効率的ですよ。
就活アドバイザー
参考:【内定者が選んだ】逆求人サイトおすすめ15選! スカウト型の選び方,デメリットも
就活生3人に1人が使っている「OfferBox」
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就活アドバイザー
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自己PRを記入して自分に合った企業とマッチングしたい就活生の方は、キミスカを使ってみましょう。
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キミスカも全て無料、1分で気軽に登録できます。
就活アドバイザー
自己PRの通過率をさらに上げる2つの方法
内定者のエントリーシートを参考にしよう
就活生くん
頑張ってエントリーシートの自己PRを書いてるんだけど、あんまりうまく書けない・・・
自己PRを上手に書くコツってあるんですか?
自己PRを上手く書くなら、合格した内定者のエントリーシートを参考にするのがおすすめです。
知らない就活生も多いですが実は、エントリーシートはネット上で無料で公開されているんです。
通過したエントリーシートを参考にして自己PRを書けば、通過率がグッと上がりますよ。
就活アドバイザー
ちなみに、就活の教科書がおすすめするエントリーシート無料サイトは、unistyle(ユニスタイル)です。
ユニスタイルでは、エントリーシートが業界別/企業別/選考別にまとめられており、全て無料で見ることができます。
公開されているエントリーシート数は17,000件と、他のサービスと比べても圧倒的です。
unistyleの評判や使い方については、「【unistyle(ユニスタイル)の評判は?】実際に利用した僕の感想 | 就活生の口コミも」という記事で紹介しているので、参考にしてくださいね。
人事さん
自己PRを書いた後は、ES添削に出してみよう
就活生ちゃん
エントリーシートの自己PRをとりあえず書いてみたけど、これで合ってるかわからないです。
この自己PRで本当にエントリーシート通過するのかな? 正直不安・・・
エントリーシートの自己PRを一旦書き終えたら、客観的な意見を加えるために、一度人に添削してもらいましょう。
こちらの記事に自己PRを添削してくれる就活サービスをまとめましたので、自分に合ったものを利用してみましょう。
就活アドバイザー
自己PRに使える強みを見つけたい時は、診断ツールを活用してみよう
就活生くん
自己分析をしているけど、自己PRに使える長所や強みが上手く見つけられないです・・・。
簡単に自分の長所や強みを見つけられる方法があれば教えてください。
自己PRに使えるあなたの長所や強みを見つけるなら、自己分析の診断ツールがおすすめですよ。
診断ツールの中でも一番おすすめは「OfferBoxの適性検査AnalyzeU+」です。
適性診断AnalyzeU+(アナライズユープラス)は、251の設問に答えるだけで、あなたの自己PRできる長所や強みを6タイプ25項目で診断してくれます。
就活生の144,000人が利用しており、人気No.1の診断ツールなので活用してみてください。
就活アドバイザー
その他の自己PRに使える長所診断ツールは、こちらの記事でまとめているので、あなたに合う長所診断ツールを試してみてくださいね。
まとめ:自己PRと自己紹介の違いを意識しておこう
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、自己PRと自己紹介の違いがわからない就活生のために、違いについてわかりやすく説明しました。
他にも、自己紹介と自己PRそれぞれにおけるポイントや、エントリーシート(ES)や面接での具体例も紹介しました。
「就活の教科書」編集部 堀本
自己PRと自己紹介の違いは「話す目的に違いがある点」
- 自己紹介:面接官に自分のことを知ってもらう
- 自己PR:面接官に自分のことをアピールする
自己PRのポイント3つ
- ポイント①:自分の強み(企業の求める人物像に近い強み)を簡潔に伝える
- ポイント②:強みの根拠となるエピソードについて簡潔に話す
- ポイント③:具体性を意識して話す
自己紹介・自己PR共通する注意点3つ
- 注意点①:丸暗記しない
- 注意点②:話す内容を絞る
- 注意点③:身振り手振りを付けて話す
この記事を読んだ就活生は、「自己PRと自己紹介の違いがわからない…。」とはもうならないはずです。
面接では、自己紹介と自己PRの違いをしっかり意識して受け答えするようにしましょう。
自己紹介や自己PRは履歴書を書く際にも気を付けるべきなので面接時だけでなく、履歴書やESでも意識して書くことを心がけましょう!
また、自己紹介と自己PR両方に共通して気を付けるべきこともよく確認してから面接に挑んでください。
就活生のみなさんの成功を、心より願っています。
当サイト、「就活の教科書」には他にも就活に役立つ記事がたくさん掲載してあるので、ぜひ合わせて読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 堀本
他の自己PRに関する疑問は、以下の記事でご紹介しています。
合わせて読んでみてくださいね。