>> しっかり確認! 就職活動の流れ <<

【文系就職する理系向け】エントリーシートの”研究内容”の書き方 5ステップ

こんにちは。「就活の教科書」編集部の西川です。

今回の記事では文系就職をする理系就活生の方のために記事を書きます。

理系就活生の方は、エントリーシート(ES)の研究内容欄の書く内容に困っている人が多いと思います。

「就活の教科書」編集部 西川

就活生くん

エントリーシートでの「より良い書き方」を理解した上で、研究内容を書きたいです。

就活生ちゃん

実際にエントリーシートの研究内容を書いてみたんですが、人事の人に理解できるとは思えません。
どうすれば文系の人事の方にも分かりやすい研究内容を書けますか?

なるほど。皆さんは今、文系就職をするためエントリーシートの「研究内容」を書くのに困っているのですね。
学生生活で頑張ってきた研究については絶対にアピールしたいですよね。

「就活の教科書」編集部 西川

 

そこで今回の記事では、エントリーシート通過率80%の西川が

エントリーシートで研究内容を書く理由から、実際に書く時に気をつけるポイントまで、ゼロから完全解説していきます。

この記事を読めば、研究内容について分かりやすく表現でき、理系が分からない文系人事に伝わる表現方法をマスターできます。

研究内容の分かりやすい書き方で困っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

理系就活生の方には、以下の記事も役立つと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

では、見ていきましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

そもそも、なんでエントリーシートに研究内容を書くの?

就活生くん

さっそく研究内容の書き方について教えてください!
分かりました。でも、少しだけ待ってください。
面接でもそうですが、質問に答える際に重要なのは、「面接官がその質問で何を知りたいのか」を見抜いて回答することです。

そこでまずは簡単に、人事がエントリーシートで研究内容を聞く目的について説明していきます。

「就活の教科書」編集部 西川

 

企業は研究内容を聞くことで知りたいことがある

エントリーシート(ES)の中で研究内容を聞く目的は、大きく分けて4つの理由があります。

研究内容を聞く理由
  • 理由①:コミュニケーション能力を知るため
  • 理由②:成果を出すためにどう頑張れるのか知るため
  • 理由③:上手くいかない時ににどう対応するのか知るため
  • 理由④:集団の中でどんな活躍をしてくれそうか知るため

企業が就活生にエントリーシートを書かせるのは、就活生を選考するためでもありますが、「面接時の質問のネタにする」ことも大きな目的の1つです。

エントリーシートで研究内容を書く際は、この「人事が知りたいポイント」を意識して書いてみてくださいね。

「就活の教科書」編集部 西川

 

エントリーシートの研究内容の書き方

エントリーシートは、以下の順序で研究内容を書き上げると分かりやすいエントリーシートになります。

研究内容のおすすめの書き順
  1. 研究の成果、総論
  2. その研究をやろうと考えた背景
  3. 具体的な研究方法
  4. 研究の途中で起きた問題にどう対処したか
  5. 研究を通して学んだこと
各項目で具体的に何を書いたら良いのか説明していきます。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ステップ①:研究の成果、総論

研究内容の書き方1つ目は、「研究の成果、総論」です。

まずは出だしとして、自身が行ってきた研究が何の研究なのか、またどんな成果が得られたのか、から書き始めましょう。

結論から伝え始めることを「結論ファースト」と言います。

初めに結論から述べることで、これから何の話をするか明確にできるため、受け手の理解をスムーズにできます。

研究を通して学んだことを強調した場合は、「私は〇〇の研究を通じて、△△を学びました。」と書き出すのが良いでしょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ステップ②:その研究をやろうと考えた背景

研究内容の書き方2つ目は、「その研究をやろうと考えた理由」です。

その研究をやろうと考えたきっかけを簡単に分かりやすく書きましょう。

人事はあなたの価値観を知るために、この研究をやろうと考えた理由を必ず面接で質問してきます。

「研究をやろうと考えた理由」は、面接でも深堀りされます。
エントリーシートでは簡単に書いておきましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ステップ③:具体的な研究内容

研究内容の書き方3つ目は、「具体的な研究内容」です。

どうやってどんな研究を取り組んだのか、読む人がイメージできるように書きましょう。

ここで気をつけて欲しいのが、専門用語を多用しないことです。

どんな器具を使用して、どんなことをしたのか、知識がない人でもイメージできるように書きましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ステップ④:研究で起きた問題にどう対処したか

研究内容の書き方4目は、「研究で起きた問題にどう対処したか」です。

人事は、「ウマく物事が進まなかった時どうするのか」も評価対象として重視しています。

実際に、研究でなにかトラブルが発生したが上手く乗り越えた経験がある人は、ここでアピールしていきましょう。

 

ステップ⑤:研究を通して学んだこと

研究内容の書き方5つ目は、「研究を通して学んだこと」です。

最後は、研究を通して学んだことで文章を締めましょう。

文章の最初と最後を「自分が伝えたいこと」で挟むことで、受け手の理解をスムーズにできます。

「就活の教科書」編集部 西川

 

エントリーシートでの研究内容の例文

次に、「研究内容」の例文を見ていきましょう!

僕と同じ「就活の教科書」編集部のもりぴー君が、実際に出して通過させた文章を例として見ていきます。

まずは、ここまで紹介してきた書き方やポイントを無視した「悪い例」から紹介します。

この「悪い例」は、実際に企業に提出したものでなく、この記事の為に作ってもらいました。

「就活の教科書」編集部 西川

 

研究内容の「悪い例」

研究内容の悪い例

私は振動板上におかれた液滴内の流動・混合特性の研究をしています。

従来のマイクロ流路型の反応器では圧力損失などの原因により過剰にコストがかかっています。その問題をナンバリングによりスケールアップして解消することを目指すのが研究背景です。

具体的な研究内容は、数値シミュレーションと実際の実験から各パラメータの相関関係を粒子法で分析することです。その結果をスケールアップすることを検討しています。

研究を進めていくうちに、装置のプログラムに不備があることがわかりました。そこでPythonを使ってアルゴリズムを改変し、エラーを直しました。その結果、装置で化学反応を起こすことができました。

レイノルズ数を上昇させることで液滴内部に乱流を起こし、目的物質の収率が60%上昇しました。

この研究内容の悪い例を読んでみて、皆さんはどう思いましたか?

正直、意味が分かりませんよね。

確かに文章の流れは綺麗ですが、内容を理解できないため、この学生が何を頑張ったのかよく分かりません。

「就活の教科書」編集部 西川

 

このエントリーシートが仮に通過したとしても、人事はこのエントリーシートから面接でなにから質問すればいいのでしょうか。

エントリーシートの内容を理解するために頭を使ってしまい、本当に大切な、あなたのことを理解するのに力を使えないかもしれませんよね。

では、次に研究内容の「良い例」を見ていきましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

研究内容の「良い例」

研究内容の良い例

私は化学反応を効率化するプロセスの研究をしています。

従来の化学製品をよりコストが低く、かつ環境に優しく生産できるようにすることで、より良い生活を人々に届けることが研究背景です。

具体的な研究内容としては、手のひらサイズの装置の上で化学反応を起こし、そのメカニズムを解明することです。そして、小さいサイズの結果を現場のサイズに拡張してうまく利用できるかどうかを検討しています。

研究を進めて行く中で、装置の設計に不備があり装置が動かなくなることがありました。装置のプログラムを解析し、コードを書き直すことで装置で化学反応を起こすことができました。

装置の設定や液体の成分を変えることで目標となる生成物質の収率を60%上昇しました。

私が行なっている研究は、前例が全くないため0から仮説を立てて、実験、検証のサイクルを繰り返しました。その結果、長期的に計画を立てる力や論理的思考力が身につきました。

いかがでしょうか。

悪い例と比べて、この学生が何を頑張ったのか分かりやすいですし、何を学んだのか、どういう工夫をしたのかはっきりと理解できますよね。
研究内容を書くときは、自分の凄さをアピールするのではなく、自分のやってきたことを相手に分かりやすく丁寧に説明してあげることを心がけましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

エントリーシートでの研究内容の書き方のポイント

就活生くん

人事が研究内容から知りたいことは分かりました!

これらのポイントに注意しながら研究内容を書いていきたいと思います。

では次に、書き方について見ていきましょう。

実際に書くときは「人事が知りたいポイント」を抑えながら書くことがエントリーシート通過のコツです。

「就活の教科書」編集部 西川

 

次に「人事が知りたいポイント」を抑えるために、研究内容の書き方で気をつけるべきポイントを7点紹介します。

研究内容の書き方で気をつけるべきポイント
  • ポイント① : 専門知識をできるだけ使わないこと
  • ポイント② : 結論・総論から書きだすこと
  • ポイント③ : 結果より「研究に取り組むスタンス」を強調すること
  • ポイント④ : 研究チームにおいて自分の役割を明らかにすること
  • ポイント⑤ : 研究を実施した理由や今後の展望や反省点を明らかにすること
  • ポイント⑥ : 研究から得た技術や能力をアピールしながら書くこと
  • ポイント⑦ : 質問されることを想定して書くこと
ここで紹介するポイントを意識してエントリーシートの研究内容を構成することで、人事から特別な評価を得るエントリーシートを作り上げることができますよ。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント① : 専門知識をできるだけ使わないこと

研究内容の書き方のポイント1つ目は、専門知識をできるだけ使わないことです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の1点です。

人事が知りたいポイント
  1. コミュニケーション能力を知るため

 

エントリーシートで研究内容を書くときは、学内で研究発表する時のように、受け手が自分と同じ知識量を持っていると考えてはいけません

あなたのエントリーシートを読む人事が、専門知識をまったく持っていないことを前提として臨みましょう。

書いた内容に知識的な隔たりがありそうかは、文系の人に添削をしてもらうことで確かめられます。
エントリーシート(ES)を書き上げたら、一度添削してもらうことがオススメです。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント② : 結論・総論から書きだすこと

研究内容の書き方のポイント2つ目は、結論や総論から書き出すことです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の2点です。

人事が知りたいポイント
  1. コミュニケーション能力を知るため
  2. 成果を出すためにどう頑張れるのか知るため

エントリーシートで研究内容を書くときは、結論や総論から書きだすことで、以降の文章で何が説明されるかを感覚的に理解できるため、非常に効果的です。

エントリーシートを書く流れとしては、以下の記事も参考になりますので合わせて参考にしてみてくださいね。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント③ : 結果より「研究に取り組むスタンス」を強調すること

研究内容の書き方のポイント3つ目は、結果より「研究に取り組むスタンス」を強調することです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の2点です。

人事が知りたいポイント
  1. 成果を出すためにどう頑張れるのか知るため
  2. 上手くいかない時ににどう対応するのか知るため

 

企業は、あなたに入社後も活躍してもらうことを望んでいます。

この「入社後も活躍できるか?成果を出せるか?」の判断基準になるのは、学生時代に結果を出したか、ではなく「目標を達成するために、正しいプロセスを考え実行してきたか」です。

あなたが研究で凄い結果を出していたとしても、企業にとっては本当にあなたの力なのかは判断がつきません。

優秀な教授が研究室にいたからなのか、結果を出せたかもしれないし、そもそも結果が出たのが偶然かも企業は判断がつきません。

 

一方、「正しいプロセスを踏める」かどうかは、学生が論理的に説明できるかで判断できますし、「正しいプロセスを考え実行できる」ということは、ステージが変わっても活躍する可能性が高いです。

だからこそ、研究内容を説明するときは、結果よりも研究に組んできたスタンスをアピールして欲しいのです。

就活でよくある勘違いが、優秀な学生だと思われるには”凄い”実績がなければならないということです。

実際はそうではなく、企業にとって優秀な就活生とは、自分のことをしっかり理解し、十分に自分を説明できる学生のことです。
この基準が最低ラインとしてあり、その上で”凄い”実績があれば、なお良しとされます。

研究結果の”凄さ”で自分を武装しようとしてはいけません。
結果よりも、あなたのスタンスや考え方をアピールしていきましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント④ : 研究チームにおける自分の役割を明らかにすること

研究内容の書き方のポイント4つ目は、研究チームにおける自分の役割を明らかにすることです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の点です。

人事が知りたいポイント
  1. 集団の中でどんな活躍をしてくれそうか知るため

人事は、企業がどのような人材を必要としているかを把握しています。

人事はあなたが研究チームでどのように活躍したか知ることで、あなたがどのような人材なのか判断するのです

だからこそ、研究内容を説明するときは、あなたが研究チームでどのように活躍したかをアピールして欲しいのです。

企業が求める人材は、企業のホームページの「求める人物像」に記載されています。

エントリーシートを書くときや面接を受ける際は、事前に企業が求める人物像を把握しておくことが大切です。

しかし気をつけて欲しいのは、企業が求める人物像になりきってはいけないという事です

あくまで、あなたはあなたらしく就職活動に望んでください。

就活生が嘘の人物像を演じることは、企業が最も求めていないことです。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント⑤ : 研究を実施した理由や今後の展望や反省点を明らかにすること

研究内容の書き方のポイント5つ目は、研究を実施した理由や今後の展望・反省点を明らかにすることです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の2点です。

人事が知りたいポイント
  1. 成果を出すためにどう頑張れるのか知るため
  2. 上手くいかない時ににどう対応するのか知るため

 

その研究を実施した理由や今後の展望・反省点を質問することで、企業はあなたの価値感や興味のあること、頑張ろうと思うポイントを知ろうとしています。

企業はあなたの価値感や考え方を把握することで、自社の求める人材とマッチするか判断しようとしているのです。

研究を実施した理由や今後の展望は、エントリーシートに書かなくても面接で質問されます。

つまり、それだけ企業にとってあなたの価値観や考え方を知ることを重要視しているということです。

企業が重要視していることを無視するという選択肢は無いですよね。
むしろ研究の展望や反省を徹底的に言語化し、どんな角度からの目的に対する深堀りにも対応できるようにしておきましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント⑥ : 研究から得た技術や能力をアピールしながら書くこと

研究内容の書き方のポイント6つ目は、研究から得た技術や能力をアピールしながら書くことです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の4点です。

人事が知りたいポイント
  1. 成果を出すためにどう頑張れるのか知るため
  2. 集団の中でどんな活躍をしてくれそうか知るため

 

例え、文系就職をするとしても、それまでに研究で培ってきたスキルや身につけた知識はどこかで役に立つはずです。

企業もそれを分かっているので、あなたの経験が具体的にどこで活躍しそうか気になっているのです。

例えば、目的を達成するためにどう考えてどう行動したのかなどは、あなたが研究を通して得た、立派なスキルの1つだと思います。

あなたが具体的にどういう能力を持っているのかできるだけ具体的に企業に教えてあげましょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

ポイント⑦ : 質問されることを想定して書くこと

研究内容の書き方のポイント7つ目は、質問されることを想定して書くことです。

このポイントで満たせる「人事が知りたいポイント」は、以下の4点です。

人事が知りたいポイント
  1. コミュニケーション能力を知るため
  2. 成果を出すためにどう頑張れるのか知るため
  3. 上手くいかない時ににどう対応するのか知るため
  4. 集団の中でどんな活躍をしてくれそうか知るため

 

「質問されることを想定する」に関しては、全ての就活生がエントリーシートを書く際に意識してほしいポイントです。

冒頭にも述べましたが、エントリーシートとは面接の際に質問するためのネタとしても使われます

エントリーシートで書いたことは全て、質問されても完璧に解答できるようにしましょう。

逆に言えることは、完璧に答えられないことは書かない方が良いですし、質問して欲しいことは、あえて質問したくなるような書き方をするのも1つの作戦と言えるでしょう。

「就活の教科書」編集部 西川

 

 

まとめ:研究内容を上手く伝えて、エントリーシートを通過させよう!

いかがでしたでしょうか。

この記事では、エントリーシートの「研究内容」欄を書くための方法やポイントついて紹介してきました。

この記事を読むことで、あなたのエントリーシートに関する悩みが少しでも解消されていれば嬉しいです。

ここまで、研究内容を書く5ステップや、気をつけるポイントを7点紹介してきました。

紹介した研究内容の書き方を参考にして、エントリーシートを書き進めてみてくださいね。

研究内容のおすすめの書き順
  1. 研究の成果、総論
  2. その研究をやろうと考えた背景
  3. 具体的な研究方法
  4. 研究の途中で起きた問題にどう対処したか
  5. 研究を通して学んだこと
研究内容の書き方で気をつけるべきポイント
  • ポイント① : 専門知識をできるだけ使わないこと
  • ポイント② : 結論・総論から書きだすこと
  • ポイント③ : 結果より「研究に取り組むスタンス」を強調すること
  • ポイント④ : 研究チームにおいて自分の役割を明らかにすること
  • ポイント⑤ : 研究を実施した理由や今後の展望や反省点を明らかにすること
  • ポイント⑥ : 研究から得た技術や能力をアピールしながら書くこと
  • ポイント⑦ : 質問されることを想定して書くこと

書き終わったら、専門知識の無い文系の人に添削してもらうのがオススメです。

自分では伝わると思った内容でも、他の人が見たらよく分からないなんてことは良くあることです。

添削は必ずしてもらうようにしてくださいね。

「就活の教科書」編集部 西川

 

「エントリーシートの書き方がわからない!」「質問項目の答え方がわからない」という就活生には、ESについて網羅的に解説した記事がおすすめです。