- 金融業界の離職率は高くない
- 銀行の離職率は3年で3割、5年で半分
- 銀行の離職理由はノルマがきつい
- 銀行の実情(口コミ)
- 銀行に内定するためにするべきこと
- 「自分に合う業界や企業がわからない…」という方は「適性診断AnalyzeU+」で診断するのがおすすめ
はじめまして、「就活の教科書」編集部の坂本です。
今回は銀行の離職率について紹介します。
皆さんは銀行の離職率って知っていますか?
「就活の教科書」編集部 坂本
就活生くん
銀行って高給・安定って聞くし、採用人数も多いから一応受けておこう。
けど銀行の離職率が高いって聞いたんだけど本当?
就活生ちゃん
銀行は離職率が高い業界だから、やめた方がいいよって先輩にいわれました。
実際はそうなのかな・・・
今回の記事では、こういった疑問を解決します。
毎年就職人気ランキングの上位を占める銀行。
その人気に陰りを見せたとは言え、まだまだ就活生の間で金融志望は非常に多いです。
高給・安定という話に釣られ志望する就活生も多いはず。
ただ就活生の認識と現実には大きなギャップがあり、それが離職率として表れています。
「銀行は離職率が高い」
こんなことを耳にしたことがある方もいるはず。
しかし、業界別にみると金融の離職率ってそこまで高くないんです。
そこにはあるトリックが…
今回はそんなことを皆さんに説明していきます。
では早速見ていきましょう!
「どの業界を選べば良いのかわからない…自分に合う業界や企業を見つけたい!」という方は「適性診断AnalyzeU+」と「適職診断(就活の教科書公式LINE)」を同時に利用して自己分析するのが一番おすすめです。
両方使うと短時間で自分の強みや弱み、向いていることなどがより正確にわかるので、業界選びでの失敗を避けられます。
「なかなか志望業界が見つからない…」という方は、自己分析ツールを使って正確に診断してみてくださいね。
就活アドバイザー 京香
目次
実は金融業界の離職率は高くない
実は騒がれるほど銀行に限らず金融業界の離職率って高くないんですよ。
以下の表は業界ごとの離職率をまとめたものです。
厚生労働省より引用
これを見ると金融・保険業の離職率は7.3%程度
宿泊、飲食、教育あたりの業界の離職率が10%を超えているところを見るとそれほど高い離職率ではないことが分かります。
これを聞いて「なんだ離職率が高くないのか」と思った方もいるかもしれませんが、ここには一つの罠があります。
それについては次章で説明します。
また「金融業界の就職偏差値やブラック度」について、Youtube動画でも簡単に解説しています。ぜひ見てみてくださいね!
⇒ 【メガバンク最強!?】金融業界の就職偏差値ランキング | 年収/ブラック度も調査しました!【就活:転職】
銀行の離職率は3年で3割、5年で半分
恐らく、この記事を読んでいるあなたは新卒で銀行に就職することを考えている方だと思います。
そんなあなたに一番関わるのは、従業員全体の離職率ではなく、若手の離職率ではないでしょうか。
残念なことに銀行の若手離職率は高いことが知られています。
3年で3割、5年で半分の同期が転職します。
ではなぜ全体の離職率は低いかというと、うまくステップアップできた人間は転職しないからです。
つまり30代・40代まで生き残っている人たちは銀行に適性があり、給与水準も高いため転職する必要がないんです。
これが全体の離職率を押し下げる要因になっています。
彼らの成功の陰には数え切れぬ屍があるのですよ…
逆に離職率が低い業界・企業で働きたいと感じている人は、離職率が低い業界・企業ランキングが分かるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
たった10分で自分の強みと弱みがわかる!就活生の4人に1人が使っている自己分析法
「自分に合った業界や企業がわからない…」という方は「適性診断AnalyzeU+」を使って自己分析をするのが一番おすすめです。
適性診断AnalyzeU+を使うと、5分~10分で自分の強みや弱みが正確にわかるので、自分の長所を活かせる業界や企業を簡単に見つけられます。
「業界/企業選びや仕事選びで後悔したくない!」という方は、ぜひ「適性診断AnalyzeU+」を利用してみてくださいね。
診断結果は次のようにかなり詳しく分析されます。
就活アドバイザー 京香
自分の強みや弱みが詳しく分析されるので、自己分析や自己PRにも十分使えます。
例えば、ESや面接で「あなたの長所は?短所は?」なんて聞かれた時も簡単に答えられるようになります。
就活生の4人に1人が利用しているので「強みを活かせる業界や企業を見つけたい!」「自分に合う仕事に就きたい!」という方は、せひ使ってみてくださいね。
就活アドバイザー 京香
当サイトがおすすめする自己分析のやり方は以下の記事にまとめていますので、合わせて参考にしてください。
銀行の離職理由
銀行の離職理由は様々なものがあります。
ここでは代表的な3つを見てみましょう。
1.ノルマがきつい
スルガ銀行の不正融資問題
行員が組織ぐるみで書類を偽装し融資審査を通していた。厳しいノルマが課せられ、上司から「達成できないならビルから飛び降りろ」「お前の家族を皆殺しにしてやる」と罵倒された。
これがスルガ銀行の企業風土だ。銀行を監督する金融庁も責任の一端があるだろう。
— 国際弁護士&気象予報士ヒロ (@HiroshiKiyohara) September 12, 2018
なんと言っても銀行員が辞める理由第一位は、「ノルマがきつい」です。
新卒でも容赦なく結果が求められる世界であるため、非常に厳しいノルマが課されます。
皆さんの先輩で銀行に就職した人はいませんか?
居たらきっと口座開設してくれと頼まれることでしょう。
それももちろんノルマのためです。
ノルマは未達成だと上司からのヤジがすごいのでみんな銀行員は日々すごいプレッシャーの中働くことになります。
2.覚えることが多すぎる
銀行ってとにかく覚えることが多いんですよ。
銀行業務もそうだし、金融の知識もつける必要があるから日経新聞も欠かせない。
さらに若手のうちは資格試験も結構な頻度であるので本当に勉強三昧の生活。
ためになる知識ばかりなら良いんですが、ハンコの押し方とか謎の風習がありますからね…
そういったものに追われすぎていっぱいいっぱいになる人も多い。
3.将来への不安
経済について理解すればするほど、銀行の将来が暗いことは分かるんだが
地銀に行った友達大丈夫かよ— たかみ (@rPkLeDZRIKG4fmt) September 13, 2018
3つ目は最近よく聞く将来への不安。
AIに代替されるんじゃないかとか、大幅リストラがあるんじゃないかという不安から離職するパターン。
銀行の業務って結構単純作業も多いので、AIで代替できてしまうんですよね。
銀行の窓口とかはそれの最たる例。
こういったことを一番理解しているのは働いている当人でしょうから、自ずと去っていくのもうなずけます。
金融業界の闇を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
銀行の実情
ここまで銀行の離職事情を説明してきました。
銀行の実情はどんな感じなんでしょうか?
入行して3ヶ月で転勤して係変わって毎日山のように仕事投げられて期日に追われてこんな人生もう嫌。銀行の女の人ってなんであんなにきつい人ばっかなわけ。
— まんし⊿ (@manshi_nogi) September 11, 2018
スルガの件、個人向け不動産融資自体は悪くないけど、現場で目標達成の過度なプレッシャーがかかった時に素人に無理やり嵌め込むビジネスに頼らざるを得なかったのは、裏を返すとそれだけ儲かる種を他に見つけられなかったってことだよなあ。銀行ってきつい。
— hayato (@hayatospace) September 8, 2018
銀行きつい…
とにかくプレッシャーがハンパないんや…
金融業界をもっと知りたい人は、金融業界の企業ごとの就職偏差値や近年の就職人気ランキングの動向が分かるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
【離職率関係ない】金融業界(銀行)の内定をもらうためにするべきこと
離職率は高いですが、安定性やお金などの理由で銀行就職を希望する人もいます。
そこで銀行の内定をもらうためにするべきことを3つ紹介します。
1.自己分析して銀行に向いているかを知る
まずはじめに、「銀行の仕事が向いているか」知りましょう。
銀行の仕事は細かい仕事やコツコツする仕事が多いので、向き不向きがあります。
志望する前に、自己分析して「自分が本当に銀行の仕事が向いているのか」「どういった強みが銀行の仕事に活かせるか」を知っておきましょう。
自分が向いているかわからない人は「適性診断AnalyzeU+」を使うと、強みや仕事適性を診断してくれるので、ぜひ試してみてください。
ほかの自己分析方法や適性診断についても知りたい就活生は以下の記事を参考にしてみてください。
「就活の教科書」編集部 坂本
2.エントリシートやOB訪問で内定者のアドバイスをもらう
次に、「実際どういう人が内定したのか」を知りましょう。
業界・企業によって、内定した人には特徴や共通点があると感じます。
「どういうES(エントリーシート)が通過するのか」「どういった人(OB)が働いているのか」を知り、自分の志望動機や面接に活かしましょう。
以下のサービスがおすすめなのでぜひ利用してみてください。
- 「unistyle」(企業別・選考段階で通過したESが見放題)
- 「ビズリーチ・キャンパス」(実際に働く人にOB訪問し、企業の実態がわかる)
他のESサイトやOB訪問については、以下の記事で紹介しているので合わせて読んでみてくださいね。
「就活の教科書」編集部 坂本
3.実際にインターンシップに参加する
次に、インターンシップに参加して、「実際の銀行の働き方」を知りましょう。
いくら自己分析・企業分析しても、企業を知るには限界があります。
企業のインターンシップに参加して、「どういう働き方をしているのか」「どういうキャリアを描けるのか」を体感してから企業を選びましょう。
インターンシップに行ったことがない人は、「インターンシップガイド」を使ってみてください。
インターンシップの掲載企業数は非常に多く、就活に役に立つアドバイスもおしえてくれます。
以下の記事でインターンシップガイドの口コミやメリットを紹介しているので合わせて読んでみてくださいね。
「就活の教科書」編集部 坂本
業界研究に役立つスカウトサイトを活用してみよう
就活生くん
業界研究を進めているつもりですが、正直できている実感があまりありません・・・
どうすれば上手に業界選びができるのでしょうか。
業界選びにはスカウトサイトを活用するのがおすすめです。
スカウトサイトは、あなたの人柄や経験を見た企業から、面談やインターンのオファーが直接届くので自分に合った業界が選べます。
「OfferBox(オファーボックス)」は7,600社以上の企業から、あなたに合ったスカウトを獲得できます。
就活生人気No.1のOfferBoxを使って、自分に合った業界を見つけてみましょう。
就活アドバイザー 京香
企業からオファーが届くスカウトサイトとして、他にも「キミスカ」「dodaキャンパス」があります。
同時活用して自分が活躍できる業界を見つけてみましょう。
また、業界選びが上手にできるスカウトサイトの記事をまとめたので、読んでみてくださいね。
まとめ
銀行の離職率のトリックがお分かりいただけたでしょうか?
銀行って特に若手にきついんです。
そこさえ越えてしまえば最後までいる人もいるんですが…
勉強意欲・営業力が自分に備わっていると自信がある方ならきっと銀行でもやっていけます。
自身がない方には相当厳しい職場になることでしょう。
自分の適性をよく見極めて就職先を選定してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
金融業界を受けたい人は、銀行の志望動機の例文や伝え方が分かるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。