【例題あり】不適性検査スカウターtracsの問題と対策 | NR,SS,答えも

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はじめに

この記事では、不適性検査スカウターの問題と対策について、能力検査と適性検査に分けて、細かく説明します。

合わせて、不適性検査スカウター(tracs)の評判や実施している企業についても紹介していきます。

ちなみに、「SPIやテストセンターで落ちたくない」「Webテストを効率的に勉強したい」という人は、SPIやWebテストの例題を短時間で練習できる「SPI頻出問題集(公式LINEで無料配布)などのサービスを活用しましょう。

この記事を読めば、不適性検査スカウター(tracs)がどんなWebテストなのかどんな問題が出題されるのかがわかります。

「不適性検査スカウター(tracs)ってなに?」「不適性検査スカウター(tracs)の対策法はあるの?」などの疑問や不安を持っている就活生はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

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就活アドバイザー 京香

目次

この記事の監修者:斎藤 氏

転職参謀 斎藤

■プロフィール

転職とキャリアの戦略指南サイト「転職参謀」主宰。人事×組織変革の専門家。東京大学を卒業後、日系最大手の人事、外資系戦略コンサル、世界的コングロマリットの最年少人事シニアマネージャー、東証プライム上場企業の最年少執行役員等を歴任。

■URL

転職参謀

 

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「就活の教科書」編集長 岡本恵典

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不適性検査スカウター(tracs)とは?⇒不適正な人材を見極める適性検査

就活生くん

Webテストの不適性検査スカウター(tracs)ってなんですか?

就活の次の選考で受験しなければならないのですが、どんな問題が出るのか知りたいです。

就活生ちゃん

私はこの前不適性検査スカウター(tracs)を受験しましたが、よくわかりませんでした。

次受ける時のために、対策法を教えてください。

確かに、不適性検査スカウター(tracs)はあまり馴染みがなく、どのようなWebテストなのか不安ですよね。

ではさっそく、不適性検査スカウター(tracs)とはどんな検査なのか、紹介していきます。

ちなみに、SPIやWebテストの問題をたくさん解きたい方は、SPI頻出問題集を使うと、よく出る問題をまとめて練習でき、最短で対策できますよ。

「就活の教科書」編集部 なつこ

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不適性検査スカウター(tracs)とは、一言で言うと企業が「人材採用で失敗しないための不適性検査」です。

導入費用が安いことや様々な行動特性が測れることから、近年中途採用のフローを中心にこの不適性検査スカウター(tracs)を採用する企業が増えてきています。

他のWebテストと比較して適性検査の割合が多いことが特徴で、不適性検査スカウター(tracs)では能力検査が1種類、適性検査が3種類となっています。

 

不適性検査スカウターの出題形式と検査項目

不適正検査スカウター(tracs)の受験方式は主にWEBテスト形式ペーパー形式の2つがあり、ペーパー形式の場合はさらにマークシート回答方式または紙の回答用紙記入方式の2つに分かれます。

不適性検査スカウター(tracs)には以下の4つの検査項目があります。

不適性検査スカウター(tracs)の検査項目
  • 検査NR(能力検査)
  • 検査SS(資質検査)
  • 検査SB(精神分析)
  • 検査TT(定着検査)

この内、検査NRのみが能力検査でその他は全て性格的な適性検査となります。

「まだ性格検査の対策をしていない…」という就活生には、『適性診断AnalyzeU+』がおすすめです。

適性診断AnalyzeU+は、実際の性格検査に似た形式であるため、テストを受ける前に練習してみましょう。

「就活の教科書」編集部 なつこ

企業によってその検査数は異なり、1つの検査だけを実施する企業もあれば全ての検査を実施する企業もあります。

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不適性検査スカウター(tracs)の答えや解答集は?⇒現状はない

就活生ちゃん

不適性検査スカウター(tracs)の答えや解答集ってないんですか?

不適性検査スカウター(tracs)の答えや解答集は、現在ありません

ですので、不適正検査スカウターを対策するためには、SPIやTG-WEBの問題集を解いたり、不適正検査スカウターを導入している企業で練習をしましょう。

SPIや玉手箱のような有名な適性検査には、インターネット上で答えや解答集が出回っていますが、不適正検査スカウターはメジャーな適性検査ではないので、まだ解答集は作成されていません。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

検査NR(能力検査)の概要

検査NR(能力検査)の回答制限時間や設問数、出題範囲は以下のようになっています。

検査NR(能力検査)の概要
  • 回答制限時間:30分
  • 設問数:30問
  • 出題範囲:言語(11問)、非言語(15問)、論理問題(4問)
  • 回答形式:5肢択一式
  • 設問ごとの制限時間:なし

問題にかけられる時間は単純計算で1問あたり1分です。

問題によっては解くまでに時間がかかるものもあるので、全て解くことを念頭に置きつつも取捨選択しながら解き進めていきましょう。

解いた後に前の問題を振り返ることも可能です。

 

検査NR(能力検査)の7つの検査項目

検査NR(能力検査)では、以下の7つの項目を検査しています。

検査NR(能力検査)の7つの検査項目
  • 語句理解
  • 計算基礎
  • 統計
  • 図形認識
  • 法則理解
  • 文脈理解
  • 論理的思考

 

検査NR(能力検査)の難易度は中学校卒業程度

検査NR(能力検査)は基礎能力を判断するテストなので、問題の難易度は中学校卒業程度です。

基本的には、SPIなどの言語問題・非言語問題の対策をしていれば問題ありません。

また、試験を受ける際には以下のものを準備しておくとスムーズに受験することができます。

試験を受ける際に準備しておくと良いもの
  • 筆記用具
  • 計算用紙
  • 電卓
  • 辞書やWebサイト上の辞書
  • 正方形の紙(折り紙など)

辞書は言語問題の文法問題に、正方形の紙は図形問題の切り取りや折り曲げに使います。

少しでも計算時間を短縮するために、電卓の使用にも慣れておくと良いです。

不適性検査スカウターの能力検査は、SPIの対策をしていれば十分対応できますが、1からSPIを勉強するのはしんどいですよね…

そこで、「就活の教科書公式LINE」無料配布している「SPI頻出問題集」を使って対策するのが効果的です。

「不適性検査スカウターの能力検査で落ちたくない!」という方は、ぜひ「SPI頻出問題集」を利用してみてくださいね。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

 

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【能力検査NR】不適性検査スカウター(tracs)の問題と対策

就活生くん

僕は次の選考で不適性検査スカウターを受験することになりました。

能力検査ではどのような問題が出題されるのか教えてください。

わかりました。

不適性検査スカウター(tracs)の検査NR(能力検査)の問題と対策について説明していきます。

それでは、言語問題、非言語問題、論理問題について、それぞれの問題と対策を詳しく解説していきます。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

問題と対策①:言語問題

不適性検査スカウター(tracs)の検査NR(能力検査)の言語問題では、以下のような問題が出題されます。

言語問題の出題分野
  • 文法問題(同訓異字、類義語、対義語、類語、敬語、慣用句)
  • 文章の並び替え
  • 単語の法則性

言語問題に関しては、範囲が広すぎるためSPIなどの対策本を使って勉強することをおすすめします。

敬語の使い方、語句の使い方、ことわざ・慣用句の使い方は一般常識として覚えておくと良いです。

また、「正しいものを選べ」より、「正しいもの/正しくないものはいくつあるか」を答える問題の方が圧倒的に多いです。

以下のSPIのような問題が出題されると予測されます(文の並び替え)。

問題

次のア~オの文を意味が通るように並び換えたとき、イの次にくる文を選びなさい。

  • ア:ついてみると、3年ぶりに野焼きが行われたらしく、すっきりとした景色が広がっていた。
  • イ:遊水地までの歩道は整備され、案内板には、きれいな水鳥の紹介が散りばめられていた。
  • ウ:ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地に行こうと誘ってくれたのは、栃木出身の友人だった。
  • エ:「この先にヨシがうっそうとした場所があるよ。」友人に言われ、旧谷中村に向かった。
  • オ:まだ焦げ臭い焼け野原を歩くと、今にも崩れそうな程錆びついた案内板があった。
A.ア
B.ウ
C.エ
D.オ
E.イが最後の文

解答

C. エ

解説

ウ→イ→エ→ア→オ

の順で並べると意味が通る文章になります。

ポイント
  • 最初から考えるのではなく、つながりがありそうな選択肢同士を考える
  • 接続語や数字表現に注目する

数字表現は順序や個数などがわかるため、重要なポイントとなりますね。

以下の記事でさらに多くのSPI例題を解説しているので、不適性検査スカウター(tracs)の検査NR(能力検査)の対策にぜひ役立ててください。

「就活の教科書」編集部

【単元別】SPI言語の問題一覧

 

問題と対策②:非言語問題

不適性検査スカウター(tracs)の検査NR(能力検査)の非言語問題では、以下のような問題が出題されます。

非言語問題の出題分野
  • 文章題(連立方程式)
  • 方角問題
  • 暗号問題
  • 数列
  • 場合の数・確立
  • 集合
  • 図表の読み取り
  • 装置と回路
  • 図形問題(展開図、折り曲げ、切り取り、規則性)
  • 空間把握

非言語問題では、SPIの対策本だけでなくTG-WEBの対策本なども利用することで、展開図や暗号などの特殊な問題にも対応することができます。

「空間把握」の問題はSPIにはない不適性検査スカウター特有の問題です。

例えば、正方形に矢印がかかれていて、展開した時の図ではどのような向きになるかを答える問題などがあります。

この空間把握の問題は数問しかなく検査時間との兼ね合いもあるため、わからなかったら適当に答えて次に進むことも、最後まで解き切るためのコツです。

以下のSPIのような問題が出題されると予測されます(速度算)。

速度算の例題

甲は2.7km/時で、乙は3.6km/時で歩くものとする。

甲がX地点からY地点まで歩いて42分かかるとき、次の問いに答えなさい。

(1)甲がX地点からY地点に向かって、乙がY地点からX地点に向かって同時に歩き始めた。

何分後に2人は出会うか。

答えは18分

2人はお互いに近づいているので、2人の速度の和で近づいていることになります。

速度の和=2.7+3.6=6.3km/時

また、X地点からY地点の距離は、甲が2.7km/時で42分かかるので、

距離=2.7× 42/60=1.89km

したがって、

距離÷速度を計算して、

1.89÷6.3=0.3時間

0.3時間は60×0.3=18なので、18分

このようにして、答えは18分となります。

[/box]

基本的に、SPIの問題を解けるようにすれば問題ありません。

練習問題が解きたい方は、以下に単元別の練習問題を用意したのでぜひ参考にしてください。

「就活の教科書」編集部 なつこ

【単元別】SPI非言語の問題一覧

「SPIやWebテストの問題をもっと練習したい!」という方は、SPI頻出問題集を使うのがおすすめです。

SPI頻出問題集は、非言語・言語のよく出る問題を網羅しており、効率よく最短でSPIやWebテストの得点アップが狙えますよ。

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問題と対策③:論理問題

不適性検査スカウター(tracs)の検査NR(能力検査)の論理問題では、以下のような問題が出題されます。

論理問題の出題内容
  • 「○○が正しいとすれば、必ず正しいと言えるものは次のうちどれか」という形式の問題

論理問題は言語問題と同様に扱われることもあり、文章読解能力と論理的思考が試される推論の問題です。

SPI推論の発言の正誤問題と非常に似ているため、この分野の問題を解くことで対策ができます。

ちなみに、tracks能力検査に似た問題集は「就活の教科書」公式LINEで受け取ることができます。

tracks対策を無料で手に入れたい就活生は、今すぐ「就活の教科書」公式LINEで受け取っておいてください。

「就活の教科書」編集部 なつこ

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不適性検査スカウターの中でも検査NR(能力検査)は、特に変わった形式を採用してはいません。

ですので、SPI等の一般的な適性検査対策をしておけば十分です。

「監修者」齋藤さん

SPIやWebテスト対策はもう済んだ?

「SPIを短時間で対策」「もっといろんな問題を解いて試験に慣れたい!」なら、就活の教科書公式LINEから誰でも無料で受け取れるSPI頻出問題集」がおすすめです。

SPI頻出問題集は、豊富な言語・非言語問題と丁寧な解説付きなので、練習すればSPIやWebテストで高得点を狙えます。

「実際の問題と類似してる点が多く、非常に役立ちました。」との口コミがあるように、本番のテストに近い問題や、多くの就活生が苦手としている二字熟語、四字熟語の頻出まとめなどもわかります。

点数が一気に伸びた人も多いので、ぜひ公式LINEからGETしてみてくださいね。

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【適性検査】不適性検査スカウター(tracs)の内容

就活生ちゃん

私は就活の準備としてWebテストについて調べています。

不適性検査スカウター(tracs)には適性検査が3つもあると聞きました。

それぞれどんな適性検査なのか教えてください。

わかりました。

3つの適性検査について解説していきます。

「就活の教科書」編集部 なつこ

不適性検査スカウター(tracs)には以下の3つの適性検査があり、他のWebテストと比較して適性検査が多いことが特徴です。

不適性検査スカウター(tracs)の適性検査
  • 資質検査(検査SS)
  • 精神分析(検査SB)
  • 定着検査(検査TT)

適性検査では、一貫性を持って正直に回答することが最も重要です。

例えば・・・

「自分だけの利益だけでなく、社会全体の利益になる仕事をしたいと思う」

という質問に対して、企業への印象を良くするために大体の人が「そう思う」と答えたくなると思います。

しかし、その質問を回答してしばらく後、忘れたころに、

「社会の発展よりも、自分自身がビジネスパーソンとしてしっかり成長したいと思う」

という質問が出てくることがあります。

この質問に対しても、なんとなく「そう思う」と答えたくなりますが、これが適性検査のトラップです。

「そう思う」と回答してしまうと、先の質問にあった「自分の利益より社会の利益」とは正反対の回答をしてしまうことになります。

このように、微妙に言い回しを変えた同じ趣旨の質問で、回答に一貫性があるかどうかもみられているのが適性検査です。

仕事をしていく上で何を最も重要視したいかを決めてから回答するようにしましょう。

特に不適性検査スカウター(tracs)では、他の適性検査に比べて回答者の嘘や一貫性の無い回答が厳しくチェックされています。

それでは、それぞれの検査について詳しく説明していきます。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

内容①:資質検査(SS)

不適性検査スカウター(tracs)の適性検査の1つ目は、資質検査(検査SS)です。

【資質検査(検査SS)】の概要
  • 目安解答時間:15〜20分
  • 設問数:150問
  • 回答形式:5肢択一式
  • 設問ごとの制限時間:なし

資質検査は、臨床心理学行動科学に基づいて、面接だけでは見極めにくい潜在的な特性や傾向を明らかにしていく適性検査です。

資質検査では、以下の項目が検査されます。

検査項目 内容
性格傾向 「活動性」「慎重性」「新奇性」「固執性」「主体性」「独善性」の7つの観点から、その人の性格や個性を発見する
意欲傾向 「向上欲求」「挑戦欲求」「自立欲求」「探究欲求」「啓発欲求」「承認欲求」「活動エネルギー」の7つの観点から、成長の可能性を発見する
思考力傾向 「直感力」「論理力」「実行力」「共感力」の4つの観点から、潜在的な能力資質(ポテンシャル)を発見する
ストレス耐性傾向 「精神面(メンタル面)」と「身体面(神経面)」からストレスへの耐性を測定し、メンタルヘルスケアのリスク度と打たれ強さを発見する
価値観傾向 「公益志向」「成長志向」「金権志向」「享楽志向」「安定志向」の5つの観点から、仕事のやりがいポイントと社風に合うかどうかを発見する
パーソナリティのネガティブ傾向 「非自尊傾向」「気分傾向」「悲観傾向」「非論理傾向」「モラトリアム傾向」「不適応傾向」の7つの観点から、離職やトラブルの可能性を発見する
職務適性 仕事上で要求される個性や能力のタイプ別の適性を測定し、8つの職務特性の観点から適職を診断して仕事への向き・不向きを発見する
戦闘力 意欲や能力、ストレス耐性を掛け合わせたビジネスパーソンとしての総合力の測定から、戦闘力のレベルを見極める
虚偽解答の傾向 適性検査対策の浸透に伴う不正回答を見破るためのライスケール(嘘の度合い)の効果を高める

資質検査(検査SS)は、人材の不適性傾向を見極めつつ、同時に人材の能力、資質、可能性を判定する総合適性検査です。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

内容②:精神分析(SB)

不適性検査スカウター(tracs)の適性検査の2つ目は、精神分析(検査SB)です。

【精神分析(検査SB)】の概要
  • 目安解答時間:10〜15分
  • 設問数:100問
  • 回答形式:5肢択一式
  • 設問ごとの制限時間:なし

精神分析は、心理分析統計学に基づいて、面接だけでは見極めにくいメンタル面での潜在的な不の傾向を測定する適性検査です。

職場に対する強い不満や精神的な弱さ、集中力・注意不足などによる事故など、問題行動やトラブルの原因となる性質や心理傾向を発見することで、いわば採用前の心の健康診断を行います。

精神分析では、以下の項目が検査されます。

検査項目 内容
精神状態の傾向 「うつ傾向」「非定型うつ傾向」「仮面うつ傾向」「演技傾向」「強迫傾向」など、問題行動やトラブルの引き金にもなり得る精神状態の傾向を測定する
ストレス要因 仕事上の代表的なストレス要因である「人間関係」「仕事のプレッシャー」「環境変化」「仕事量」4項目から、ストレスを感じやすいかを測定する
負因性質 「精神的脆弱性」「不満傾向」「注意散漫性向」「非社会性向」の4項目から、潜在的なトラブル要素の保因傾向を測定する
ストレス度 現在ストレスを受けている(または感じている)度合いを測定する
総合評価 問題言動やトラブルなどを生じるリスク度を総合的に評価する
虚偽解答の傾向 適性検査対策の浸透に伴う不正回答を見破るためのライスケール(嘘の度合い)の効果を高める

精神分析は、あくまでも不適性傾向のみを見極める特性を持っている適性検査です。

些細なミスが大きな事故につながるような職種、児童や高齢者に関わる職種などの採用においてよく利用されています。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

内容③:定着検査(TT)

不適性検査スカウター(tracs)の適性検査の3つ目は、定着検査(検査TT)です。

【定着検査(検査TT)】の概要
  • 目安解答時間:10〜15分
  • 設問数:100問
  • 回答形式:5肢択一式
  • 設問ごとの制限時間:なし

定着検査では、日々の業務における従業員の不満やストレスを発見することで従業員の離職リスクを把握し、離職の要因を探ります。

離職防止の対策を立てる指標とすることで、従業員の定着を促し離職を減らすための心理検査です。

定着検査では、以下の項目が検査されます。

検査項目 内容
離職の傾向 「離職リスク度」「定着リスク度」の2つの尺度で離職傾向を測定する
離職ストレス傾向 「仕事の質」「仕事の量」「仕事の適性」「自己の成長」「顧客との関係」「職場の人間関係」「自分への評価」「環境の変化」「将来性」「雇用の安定性」など離職原因となる職場ストレスの10項目の状態を測定する
ストレス感受性 「シャイネス」「悲観主義」「完璧主義」「攻撃性」「非合理性」など自らストレスを生じさせてしまう特性の度合いを測定する
ストレス習慣 「自責」「希望的観測」「回避」などストレスを増幅してしまう思考・行動パターンの習慣化の度合いを測定する
ストレス対策スキル 「問題解決行動」「積極的認知対処」「援助の申入れ」などストレスの悪影響を軽減したり解消したりする努力の度合いを測定する
対話スキル 「傾聴スキル」「自己主張スキル」「葛藤対処スキル」など継続的で良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力を測定する
虚偽解答の傾向 適性検査対策の浸透に伴う不正回答を見破るためのライスケール(嘘の度合い)の効果を高める
離職とストレスに関する分析 離職傾向やストレスの状況、離職の要因となるストレスと関連づいたパーソナリティやコンピテンシーについて現状分析のコメントを提示する
離職対策に関するアドバイス 離職対策(および定着率向上)に関する指針となるアドバイスを提示する

資質検査、精神分析が主に採用時に実施されるのに対し、この定着検査は既存社員向けに実施されることが多いです。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

よくある適性検査の対策について悩んでいる人にオススメの記事一覧

「適性検査の種類が多すぎてどの対策をすればいいか分からない」という人は、 SPI」 「玉手箱」 「CAB」 「GAB」 「TG-WEB のWebテストの対策をしましょう。

SPI、玉手箱、CAB、GAB、TG-WEBの対策方法については以下の記事で解説しています。

この5つは、多くの企業で導入されている適性検査で、記事を読んで対策をすれば多くの企業の選考を通過できるようになるので、合わせて読んでみてください。

就活アドバイザー 京香

   

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【短期間でできる】SPIやその他のWebテスト選考を通過するための対策法

就活生くん

SPIや玉手箱、その他のWebテストをいろんな企業の選考で受けないといけないのですが、SPI対策以外にもESや面接などに時間を使いたいです。

短期間で合格ラインまで持っていけるような対策法はないのでしょうか?

短期間でSPIやWebテストの対策をして選考にサクッと通過できるようにしたい就活生は多いです。

そこでここでは、短期間でできるSPIやその他のWebテスト選考を通過するための対策法を紹介しますね。

先に結論を伝えておくと、SPIやWebテストの良く出る問題を練習しておくのが一番おすすめですね!

就活アドバイザー 京香

タイトル
  • 対策法:SPIやWebテストのよく出る問題を練習しておく
  • 対策法:性格テストの模擬練習をしておく
  • 対策法:SPI対策本を買って苦手分野の問題に取り組む

それでは、それぞれ解説していきます。

就活アドバイザー 京香

 

対策法:SPIやWebテストのよく出る問題を練習しておく

短期間でできるSPIやその他のWebテスト選考を通過するための対策法は「SPIやWebテストのよく出る問題を練習しておく」ことです。

SPIや玉手箱、Webテストでは、毎回似たような問題が数多く出題されるため、頻出問題だけでも勉強しておくことで合格ラインを越えられることが多いです。

そこで問題をたくさん練習したい方は、SPIやWebテストの問題を網羅したSPI頻出問題集を使うのがおすすめです。

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対策法:性格テストの模擬練習をしておく

短期間でできるSPIやその他のWebテスト選考を通過するための対策法は「性格テストの模擬練習をしておく」ことです。

実は就活生にはあまり知られていないですが、SPIやWebテストでは性格検査で落ちることがよくあります。

言語や非言語の問題だけを対策していると、性格テストで落ちることになってしまうため、性格テストの対策もする必要があります。

そこでおすすめなのが、本番同様にSPIの性格テストを体験できる適性診断AnalyzeU+です。

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対策法:SPI対策本を買って苦手分野の問題に取り組む

短期間でできるSPIやその他のWebテスト選考を通過するための対策法は「SPI対策本を買って苦手分野の問題に取り組む」ことです。

SPIの対策本には、どのように対策すべきかやどんな問題が出題されるのかが詳しくまとめられています。

そのため、しっかりと対策したい方にはSPIの参考書をおすすめします。

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不適性検査スカウター(tracs)の評判・感想

就活生くん

僕は、今度不適性検査スカウターを受けることになりました。

不適性検査スカウターやそれを実施している企業についての評判が気になります・・・

確かに、不適性検査スカウターの評判は気になりますよね。

不適性検査スカウターの評判を、良い評判と悪い評判に分けて紹介していきます。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

不適性検査スカウターの良い評判・感想

不適性検査スカウターの良い評判には、以下のようなものがあります。

不適性検査という言葉に違和感を覚える人も多いようですが、細かい項目で検査結果が出るため、最近では不適性検査スカウターを取り入れる企業が増えています。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

不適性検査スカウターの悪い評判・感想

不適性検査スカウターの悪い評判には、以下のようなものがあります。

能力や性格が劣る人を排除することで採用の失敗を減らすという、企業目線の目的が最も大きいことが悪い評判が多い理由として挙げられます。

また、独特で突っ込んだ内容の適性検査も不信感を与えてしまっているようです。

「就活の教科書」編集部 なつこ

「不適性検査スカウター(tracs)」は名前こそ不穏当ですが、質問内容・検査結果ともに通常の適性検査とあまり変わりません。

よって、名前に反して、あまり恐れることはありません。
「すぐに辞めそうな人材を弾けそうな名前」(=不適性検査)を付けて企業側から導入されやすくしていること、そして検査結果が「ネガティブな表現」(=他の適性検査では「論理性」などと表現されているものを「非論理傾向」とネガティブに表現している)になっていることの2点だけが違いであり、本質的な違いはありません。

「監修者」齋藤さん

 

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就活アドバイザー 京香

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不適性検査スカウター(tracs)を実施している企業

就活生ちゃん

私は就活を始めたばかりです。

今後の適性検査対策のために、不適性検査スカウターを実施している企業はどんな企業があるのか知りたいです。

わかりました。

不適性検査スカウター(tracs)を実施している企業について紹介していきます。

「就活の教科書」編集部 なつこ

不適性検査スカウター(tracs)を実施している企業

【新卒採用】

IT・通信

  • アイル(検査NR)
  • CS-C(検査NR/検査SS)
  • メンバーズキャリア(検査NR/検査SS)

メーカー

  • ギャバン(検査NR/検査SS)

商社

  • メタルワン(検査NR/検査SS)

介護・福祉

  • アズパートナーズ(検査NR/検査SS)

 

【中途採用】

IT・通信

  • 三菱アセットブレインズ(検査NR/検査SS)
  • ソリューションジャパン(検査NR/検査SS)

メーカー

  • 日本調剤(検査NR/検査SS)
  • シタテル(検査NR/検査SS)

投資信託

  • 三菱アセットブレインズ(検査NR/検査SS)

「自分が志望している企業が何のWebテストをするのかな…」と不安な方は、unistyle(ユニスタイル)を使って確認するのがおすすめです。

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就活アドバイザー 京香

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不適性検査スカウター(tracs)はネガティブ傾向の検査に強いため、他の業界と比較してストレスを受けやすい環境にあるIT・通信業界でよく利用されています。

不適性スカウター(tracs)は中途採用においてもよく利用されていることが特徴です。
また、不適性スカウターの他にもたくさんのWebテストがあります。
Webテスト全般については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

「就活の教科書」編集部 なつこ

 

SPIやWebテスト対策はもう済んだ?

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不適性スカウター(tracs)以外のWebテスト一覧

tracs以外にもWebテストはたくさんあります。他のWebテストについても知りたいという就活生は以下の記事で紹介しているので、読んでみてください。

合わせて読みたい

 

 

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まとめ:不適性検査スカウター(tracs)で落ちないためにも対策は怠らないようにしよう

本記事「【不適性スカウター(tracs)とは?】tracsの問題と対策 | 受験した人の感想も」はいかがだったでしょうか?

この記事では、不適性検査スカウター(tracs)の問題と対策について、能力検査と適性検査に分けて詳しく解説しました。

合わせて、不適性検査スカウターの評判と実施している企業についても紹介しました。

最後に、今回の内容を簡単にまとめておきます。

この記事のまとめ

◆不適性スカウター(tracs)とは?

  • 不適性スカウターの基本情報

◆【能力検査NR】不適性スカウター(tracs)の問題と対策

  • 問題と対策①:言語問題
  • 問題と対策②:非言語問題
  • 問題と対策③:論理問題

◆【適性検査】不適性スカウター(tracs)の問題と対策

  • 対策①:資質検査(SS)
  • 対策②:精神分析(SB)
  • 対策③:定着検査(TT)

◆不適性スカウター(tracs)の評判

  • 良い評判
  • 悪い評判

◆不適性スカウター(tracs)を実施している企業

◆まとめ:不適性スカウター(tracs)で落ちないためにも対策は怠らないようにしよう