- 上場企業とは、株を公開している企業のこと
- 上場する理由は大量の資金を調達するため
- 上場企業を一覧で把握できる
- 上場企業に就職する5つのメリット
- 上場企業に就職するために必要な3つのポイント
- 大企業なのにあえて上場しない3つの理由
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就活生の皆さんこんにちは、「就活の教科書」編集部のゆきです。
この記事では、上場企業について解説していきます。
就活生の皆さんは「上場企業」という言葉を聞いたことありますか?
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
就活を始めて就活サイトに登録すると、よく「一部上場企業からオファー」というようなタイトルでメールが届くようになりました。
アピールするぐらいだから上場企業がすごいのだろうとは思っているのですが、具体的に上場企業がどんな意味なのかはわかっていないです・・・
就活生ちゃん
上場企業が株式の取引市場に上場している企業なのは知っていますが、なぜ企業が上場するのか、上場企業がどうすごいのかはよくわかっていません・・・
企業はなぜ上場を目指しているのでしょうか。
ニュースや就活中によく見聞きする「上場企業」というキーワードですが、なんとなくすごい事はわかっていても、なぜすごいのかしっかりと理解できている人は意外と少ないですよね。
ちなみに、「効率的に就活を終わらせたい」「ホワイト企業の内定が欲しい」という方は、大手や優良企業から特別招待がもらえる「OfferBox(オファーボックス)」などのスカウトアプリを使うと良いですよ。
「就活の教科書」編集部 ゆき
そこでこの記事では、上場企業について紹介していきます。
合わせて、企業が上場を目指す理由や上場企業に就職するメリットも解説しています。
この記事を読めば、「上場企業」という言葉の意味がわかり志望企業を絞りやすくなります。
上場企業について気になっている就活生は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
就活アドバイザー 京香
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就活アドバイザー 京香
目次
【簡単に解説】そもそも上場企業とは?
就活生くん
そもそも、上場企業とはどういう意味なのでしょうか?
企業側がアピールするぐらいなのでなんとなく凄いのはわかるのですが、実際に定義や意味を聞かれると答えられる自信がありません・・・
企業がこぞってアピールするので凄いことはわかるものの、なかなかその意味を正確に把握している人は少ないのが実情です。
そこでまず「上場企業」という言葉の意味から解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
- 解説①:上場企業とは、株をみんなに公開している企業のこと
- 解説②:株式市場には4つの種類がある
- 解説③:同じ取引所の中でも、いくつかの分類がある。
- 解説④:株式市場には株を公開する条件がある
以上の3つに分けて、そもそも上場企業とはなにかを解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
解説①:上場企業とは、株をみんなに公開している企業のこと
まず最初に「上場企業とは、株をみんなに公開している企業のこと」を解説していきますね。
そもそも、上場企業とは「株式市場で株式が取り引きされている企業」のことを指しています。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
株式や株式市場などよくわからない用語が急にたくさん出てきましたね・・・
いきなり何個もの用語が出てきて混乱しますよね。
ではまず、用語の解説をしていきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
企業がお金を調達するために発行するもの。
株式を買った人は株を持っている「株主」となる。
企業は、株式を買って支援してくれている見返りとして「配当金」というお金を年に1度株主へ支払う
株式市場とは、株を売り買いする市場のこと。
代表的な株式市場は「東証一部」などがある。
以上のように、企業はお金を調達するために株式を発行し、その株式を売り買いしてもらうために株式市場に参加します。
そして「株式市場に参加する」ことを上場と言います。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
なるほど、つまりは上場企業=株式市場に参加している企業ということなんですね。
その通り、株式市場に参加している企業のことを上場企業と言います。
ここで注意してほしいのが「上場企業」といってもすべての企業が同じ株式市場に参加しているわけではありません。
多くの場合上場企業=東証一部上場企業という意味で使われています。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
全部の企業が同じ市場に参加しているわけではないんですね。
株式市場の種類についてもっと解説してほしいです。
それでは、次に株式市場の種類について解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
解説②:株式市場(証券取引所)には4つの種類がある
次に「株式市場には4つの種類がある」を解説します。
先ほども言ったように、株式市場は1つではなく4つの種類が存在しています。
それぞれ解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
取引所 | 上場企業数 |
---|---|
東京証券取引所 | 3756社 |
名古屋証券取引所 | 287社 |
札幌証券取引所 | 58社 |
福岡証券取引所 | 109社 |
就活生くん
ニュースでよく聞くのは東京証券取引所ですが、それ以外にも3つ証券取引所があったんですね。
証券取引所と株式市場と言うのは同じ意味なのでしょうか?
微妙に違います。
株式市場と言うのは実は「発行市場」と「取引市場」の2種類が存在しています。
証券取引所というのは後者の「取引市場」で証券を売り買いするための場所なんですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
ということは、どこの証券取引所でも同じ企業の株が買えるわけではないのでしょうか?
例えば、東京証券取引所だけに参加している企業ならば札幌や名古屋の証券取引所では買うことができません。
もし、東京証券取引所以外の他の取引所にも参加している企業ならば違う取引所でも株を買うことができますよ。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
なるほど、株式市場と言うのは証券取引所の場所によって何個もの種類に分かれているんですね。
実は、1つの証券取引所の中にもいくつもの分類があります。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
証券取引所の種類で分かれているだけではなく、同じ証券取引所の中でも更にわかれているんですね。
具体的にはどのように分かれているんでしょうか。
それでは、次に取引所の中での分類について解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
解説③:証券取引所の中でも、いくつかの分類がある
次に「同じ取引所の中でも、いくつかの分類がある」について解説します。
それではまず、各証券取引所内での分類を紹介しますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
東証(東京) | 名証(名古屋) | 札証(札幌) | 福証(福岡) |
---|---|---|---|
東証一部 | 名証一部 | 本則市場 | 本則市場 |
東証二部 | 名証二部 | アンビシャス | Q-Board |
マザーズ | セントレックス | ||
JASDAQ |
この記事では日本で一番大きな証券取引所である「東証(東京証券取引所)」の中での分類について解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ゆき
東証一部 | 日本で最も審査基準が厳しい株式市場 社会的評価も高い |
---|---|
東証二部 | 日本で2番目に評価が高い株式市場 一部のように大企業だけでなく、中堅企業も存在 |
マザーズ | ベンチャー企業のための市場 将来的に一部や二部への上場を目指している |
JASDAQ | マザーズと同様にベンチャー企業のための市場 大阪証券取引所と東京証券取引所が統合したことから、東証の一部となった。 歴史が古いため、マザーズよりも企業数が多い |
就活生くん
東京証券取引所の中でも上記のように4つに分かれています。
それぞれ審査基準の厳しさやどんな企業が対象かによって分かれているんですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
特に東京証券取引所は日本で一番審査の基準がきびしいので、そんな厳しい条件をクリアしたからこそ企業が「東証一部上場」とアピールする訳なんですね。
ただ、具体的には審査基準にはどんな項目があるんでしょうか?
審査項目がわからないと、どれくらいすごい基準をクリアしたのかがいまいちわからないです。
審査基準がきびしいと言っても、どんな審査なのかわからないとイメージが付きにくいですよね。
そこで、株式市場に上場する条件について解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ゆき
解説④:株式市場には株を公開する条件がある
最後に「株式市場には株を公開する条件がある」を解説します。
東証内でのそれぞれの審査基準を解説しますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
条件 | 東証一部 | 東証二部 | マザーズ |
---|---|---|---|
株主数 | 800人以上 | 400人以上 | 150人以上 |
流通株式 | 2万単位以上 | 2000単位以上 | 1000単位以上 |
時価総額 | 250億円以上 | なし | – |
事業継続年数 | 3年以上 | 3年以上 | 1年以上 |
純資産の額 | 50億円以上 | +の額 | – |
利益額 または 売上額 |
a.最近2年の利益の総額が25億円以上 b.最近1年の売上が100億円以上かつ時価総額が1000億円以上 |
最近1年間の利益の額が1億円以上 | – |
監査 | 最近2年間で監査事務所の監査を受けていること | 最近2年間で監査事務所の監査を受けていること | 監査を受けていること |
以上の条件はほんの一部でしかありませんが、東証一部に上場するには時価総額が250億円以上になる見込みがないといけないというのが一番わかりやすいのではないでしょうか。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
そもそも、時価総額と言うのはどういう意味なんでしょうか?
時価総額とは、企業が発行している株式の総額のことです。
「就活の教科書」編集部 ゆき
時価総額とは、企業が発行している株数と株価を掛けたもの。
時価総額=株数×株価
時価総額が大きいほど、企業の価値が大きいことを表している。
就活生くん
時価総額が大きければ大きいほど企業の価値が大きいんですね。
東証一部の基準である時価総額250億円だと、たとえばSTUDIOUSを展開しているTOKYO BASEやぐるなび、近畿日本ツーリストなどが挙げられます。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
ぐるなびや近畿日本ツーリストは僕でも知っています。
STUDIOUSなどは大学生が良く着ているファッションブランドですよね。
身近な誰もが名前を知っているような企業の時価総額と同程度の時価総額であることが、東証一部に上場する条件となっているんですね。
だからこそ、東証一部と言うステータスに価値があるんですね。
次は、東証一部に上場している企業の中で代表的な企業を見てみましょう。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活アドバイザー 京香
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代表的な上場企業の一覧
就活生くん
東証一部に上場することがどれだけ難しいのかはわかりました。
ですが、東証一部にどんな企業が上場しているのかがいまいちわかりません。
具体的にどんな企業が東証一部に上場しているのか教えてもらえませんか?
それでは、東証一部に上場している代表的な企業をご紹介しますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
トヨタ自動車
ソフトバンクグループ
キーエンス
ソニー
NTT
==========時価総額TOP5の壁==========
ファーストリテイリング
中外製薬
任天堂
日本電産
第一三共
==========時価総額TOP10の壁==========
信越化学工業
リクルートホールディングス
KDDI
ダイキン工業
エムスリー
以上のように、誰もが知っているような企業が名を連ねています。
日本を代表するような企業と同じ市場で株を取引しているからこそ、東証一部という言葉に価値が生まれます。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
誰もが知っていて当然の超有名企業がずらりと並んでいますね!
これまでの解説で「上場企業」とはなんなのかがわかりました。
ですが、企業はなんで「上場企業」になろうとするのでしょうか?
企業がなぜ厳しい審査をクリアしてまで上場を目指すのかわからないですよね。
では、企業が上場するメリットについて解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
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企業が上場を行う3つの理由
就活生くん
上場するには厳しい条件があるとのことでしたが、そもそも企業はなぜ上場を目指すのでしょうか?
そこまで審査が厳しいのなら、わざわざ上場しなくてもいい気がします。
企業が上場するメリットがわからないと、企業がなんで上場しようとしているのかわからないですよね。
そこで、以下の3つに分けて企業が上場するメリットを解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ゆき
- 上場する理由①:取引先や銀行に信用されやすくなる
- 上場する理由②:資金を大量に調達できる
- 上場する理由③:優秀な人材が集まってくる
以上の3つに分けて企業が上場する理由を解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場する理由①:取引先や銀行に信用されやすくなる
企業が上場する1つ目のメリットである「取引先や銀行に信用されやすくなる」について解説していきます。
この記事の冒頭でも解説したとおり、企業が東証一部や東証二部などに上場するためには条件を満たしているか審査を受ける必要があります。
そのため、企業が上場すると厳しい審査をクリアしたというステータスがつき、取引先や銀行に信用されやすくなります。
取引先や銀行に信用されやすくなれば、仕事を発注してもらいやすくなったり銀行からお金を借りやすくなるなどメリットしかありません。
なので、企業は東証一部への上場を目指しています。
「上場企業」というのが社会的なステータスであるからこそ、企業や銀行に信用してもうことができるんですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場する理由②:資金を大量に調達できる
企業が上場する2つ目のメリットである「資金を大量に調達できる」について解説していきます。
冒頭で解説したとおり、企業が上場して株式を公開すると世の中の投資家が企業の株を買えるようになります。
そのため、企業にとっては発行した株式を買ってもらい大量の資金を手に入れられるようになります。
株を発行して資金を得ても、得た資金は「借金」ではないので自由に使う事ができ、企業が自由に使えるお金が一気に増えることになります。
株式とは別に「社債」という債権を発行する場合もあります。
社債はあくまでも借りているお金なので、株式と違って返さないといけない点が難点ですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場する理由③:優秀な人材が集まってくる
企業が上場する3つ目のメリットである「優秀な人材が集まってくる」について解説していきます。
先ほども解説した通り企業が上場すると、「上場企業」という社会的なステータスを得られます。
そのため、就活生や中途採用の転職者などが「ステータスのある企業」「安定した企業」だと認識し、応募者数が増えることになります。
応募者数が増えればそれだけ優秀な応募者が増えるため、上場企業には数週な人材が集まってきます。
たとえばトヨタやリクルートなどは有名な上場企業で、たくさんの優秀な人材が集まっていますよね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
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就活アドバイザー 京香
大企業なのにあえて非上場を選択する3つの理由
就活生くん
これまでこの記事を読んできたかぎりだと、企業は上場を目指していて上場していない企業は上場の条件を満たせなかった企業という印象を受けましたが、実際はどうなのでしょうか?
実際は上場していない企業の中にも誰もが知っているような企業は存在しています。
たとえば、以下の企業は上場していないけどみなさんが知っているような有名企業ですよね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
日本生命保険/サントリー/竹中工務店/JTB/ロッテ/森ビル/講談社/読売新聞/大塚製薬/佐川急便
就活生くん
誰もが知っているような超有名企業の名前ばかりで、てっきり上場していると思っていた企業も含まれていますね・・・
そもそも日本には400万以上の会社が存在しているのに対して、上場企業は約4000社程度しかありません。
つまり、日本の全企業のたった0.1%しか「上場企業」ではないので、有名な企業でも上場していないことはそこまでおかしいことではありません。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
とても有名で誰もが知っているような企業ならば、上場の要件はクリアしていそうなのになぜ上場しないのでしょうか?
先ほどまで上場するメリットをたくさん解説されたので、いまいち上場しない理由が分かりません。
この記事ではこれまで上場するメリットばかり解説してきたので、上場を避ける理由がいまいち想像つきませんよね。
そこで、企業が上場しないメリットを解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
- 上場しない理由①:決算の情報を公開しなくてもいい
- 上場しない理由②:株主に指示されなくていい
- 上場しない理由③:買収される危険が少ない
以上の3つに分けて、大企業なのにあえて上場しない理由について解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場しない理由①:決算の情報を公開しなくてもいい
大企業なのにあえて上場しない1つ目の理由は「決算の情報を公開しなくてもいい」からです。
企業が上場すると年に一回「有価証券報告書」という、企業の状態を株主に向けて報告する書類を提出する必要があります。
こうした決算の情報は同じ業界で競合している会社であっても見ることができるため、競合他社に隠しておきたい情報を公開しなければならない場合もあります。
特に簡単に複製できる情報によって競争力を得ている場合は、競合他社に情報を公開しないためにもあえて上場しないという選択肢を取る場合もあります。
開発中の製品情報や自社の戦略も公開して株主に説明する必要があります。
情報を公開したくない企業にとっては上場のデメリットの方が大きそうですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場しない理由②:株主に指示されなくていい
大企業なのにあえて上場しない2つ目の理由は「株主に指示されなくていい」からです。
株式会社は「株主が所有」して「経営者が経営」しているため、実際に会社を支配しているのは社長ではなく株主です。
そのため、株主が会社の方針に反対すれば思ったようにやりたい事業ができなくなり、企業の経営がうまくいかなくなる可能性があります。
上場しなければ株主は社長や一部の銀行などに限られているので、株主に指示されず自由に経営したい企業にとっては上場しないメリットの方が大きいのです。
誰だってやることなすことすべてチェックされて指示を受けたくはないですよね。
特に資金を大量にあつめる必要がない企業にとっては、株主に指示されるデメリットの方が大きいでしょう。
「就活の教科書」編集部 ゆき
上場しない理由③:買収される危険が少ない
大企業なのにあえて上場しない3つ目の理由は「買収される危険が少ない」からです。
先ほど述べたとおり「株式会社を所有しているのは株主」であるため、どこかの会社が大量に株を買い占めると、買い占められた会社は支配下にはいります。
つまり上場して株を公開されると常にだれかに買収されるリスクが発生するようになります。
企業を安定させ長期的に経営するためには突然買収されるような事態を防ぐ必要があるため、あえて上場しない大企業が多数存在しています。
半沢直樹で描かれていたようにある日突然株が買い占められて、会社が乗っ取られる危険性もあります。
特に同族経営をしているような大企業であれば絶対に避けたいリスクなので、上場するデメリットの方が大きくなるんですね。
下記の記事では、非上場の大企業を一覧でまとめているので、非上場の大企業も気になる方は、ぜひ合わせて読むことをおすすめします。
「就活の教科書」編集部 ゆき
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上場企業に就職する5つのメリット
就活生くん
企業が上場を目指す理由はわかったのですが、就活生にとって上場企業に就職するメリットはあるのでしょうか?
企業にとって上場にメリットがあるのと、就活生にとって上場企業に就職するメリットがあるのかは少し違うきがします。
企業側のメリットは分かったものの、肝心の就活生にとってのメリットがわからなければ「上場企業」という判断基準を持っていいのかもわからないですよね。
では、上場企業に就職するメリットを以下の5つに分けて紹介しますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
- 就職するメリット①:知名度が高い
- 就職するメリット②:社会的信用が高い
- 就職するメリット③:福利厚生が充実している
- 就職するメリット④:ブラック企業の可能性が低い
- 就職するメリット⑤:倒産するリスクが低い
以上の5つに分けて、就活生が上場企業に就職するメリットを解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就職するメリット①:知名度が高い
就活生が上場企業に就職する1つ目のメリットは「知名度が高い」です。
代表的な上場企業の一覧で見たように、上場企業は基本的に有名な大企業である場合が多いです。
そのため就職する際に親から反対されるリスクが低く、社会に出てからも社名が「ステータス」となります。
「他人から高い評価を得たい」「社会的地位が高いことに魅力を感じる」といった就活生にとっては、知名度が高いことは大きなメリットでしょう。
本質的ではないとしても、有名な企業や人気な企業に入りたいと思うのは自然なことです。
就職してステータスを得たい就活生にとっては、大きなメリットですよね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就職するメリット②:社会的信用が高い
就活生が上場企業に就職する2つ目のメリットは「社会的信用が高い」です。
企業が上場すると取引先や銀行に信用されやすいと解説しましたが、企業だけではなく企業で働いている人の社会的信用も高くなります。
上場企業は厳しい審査をクリアしているため経営も安定しており、倒産するリスクが低いと考えられているからです。
社会的信用が高いと家や車のローンを組みやすくなったり、クレジットカードの審査に通りやすくなるので生活する上ではメリットばかりですね。
仮にベンチャー企業に勤めていて年収が上場企業の同世代と同程度だとしても、企業の信用がないためローンの審査が通らない場合もあります。
社会的信用が高いことはライフプランを考えるとメリットが大きいですね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就職するメリット③:福利厚生が充実している
就活生が上場企業に就職する3つ目のメリットは「福利厚生が充実している」です。
上場企業は世間に名の知れた大企業であり、経済的に余裕がある場合が多く福利厚生が充実しています。
ベンチャー企業では通勤費程度しか福利厚生が無い場合もありますが、上場企業であれば借り上げ社宅やリフレッシュ休暇など充実した福利厚生が期待できます。
給料の額面が同じだとしても福利厚生によって生活に必要な支出が大きく変わるため、福利厚生が充実しているのは大きなメリットでしょう。
特に育児と仕事の両立を目指している就活生にとっては、福利厚生が充実していることは最重要条件ですよね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就職するメリット④:ブラック企業の可能性が低い
就活生が上場企業に就職する4つ目のメリットは「ブラック企業の可能性が低い」です。
上場企業は厳しい審査をクリアした大企業であり、企業が法律を守る「コンプライアンス」の意識が非常に高い傾向にあります。
企業としても余裕があるため人件費を無理に削る必要もなく、長時間労働やサービス残業、パワハラ・セクハラなどが横行している可能性は低いです。
ブラック企業を避けたい就活生にとって上場企業という価値は非常に大きいのではないでしょうか。
上場企業という社会的な信頼と高い知名度があると、ブラック企業であるというイメージがつくと大きな損失を被りますからね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就職するメリット⑤:倒産するリスクが低い
就活生が上場企業に就職する5つ目のメリットは「倒産するリスクが低い」です。
企業が上場する時の審査基準には売上額や資産額に厳しい条件があり、安定して事業を継続できなければ上場できません。
そのため、特に一部上場企業は5~10年などの短期間で倒産するリスクが比較的低い企業であると言えます。
とにかく安定した企業に入って同じ企業で働き続けたいという方は、まず間違いなく上場企業に入るべきでしょう。
一部上場企業がいきなり倒産すれば大ニュースの扱いです。
普通は倒産する前に一部上場企業としての条件を満たせなくなるので、少なくとも現時点で一部上場している企業であれば倒産する心配は少ないでしょう。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活アドバイザー 京香
- あなたの経験や強みから優良企業の特別スカウトが届く
- 自己PRなどの登録や性格診断をすることでスカウト率UP
- オファーが来ると一部選考が免除になる可能性も
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また、「自分に向いている業界が分からない…」という就活生は「向いている業界診断ツールおすすめ14選」という記事を参考にして、自分に向いている業界を見つけましょう。
就活アドバイザー 京香
上場企業に就職するためにとるべき行動3選
就活生くん
上場企業に就職することは本当にたくさんのメリットがあるんですね。
では、上場企業に就職する為にはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
上場企業に就職することにたくさんのメリットがあることがわかったとしても、上場企業に就職できなければ意味がないですよね。
そこで、上場企業に就職するために必要なポイントを解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
- 行動①:3年生の6月から就職活動をはじめる
- 行動②:OB訪問をして企業理解を深める
- 行動③:社会人との面接経験を積む
以上の3つに分けて、上場企業に就職するために必要なポイントを解説していきますね。
「就活の教科書」編集部 ゆき
行動①:3年生の6月から就職活動をはじめる
上場企業に就職するために必要なポイント1つ目は「3年生の6月から就職活動をはじめる」です。
上場企業は安定していて社会的なステータスもある分、就活生からの人気も高く就職難易度は高いです。
そのため、3年生の6月という早い段階から動き始めることで、周囲の就活生に差をつけて有利に就職活動をすすめていく必要があります。
もし上場企業に就職したいのならば、3年生の6月からインターンシップへの参加や自己分析・企業研究をおこなって早期のうちに差をつけましょう。
外資系やコンサルなど選考の時期が早い会社を志望している就活生ならば、2年生の3月から就活を始める必要がありますよ。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
目指す企業によっても就活を始めるべき時期が変わってくるんですね・・・
目指す業界はまだ決まっていないのですが、手遅れになることは防ぎたいので就活のスケジュールについてもっと詳しく知りたいです。
全体のスケジュールを把握しないとなかなか就活の計画も立てれないですよね。
では、就活全体のスケジュールや各業界のスケジュール、大学院生のスケジュールについて解説した記事をそれぞれ紹介するので、ぜひ読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 ゆき
行動②:OB訪問をして企業理解を深める
上場企業に就職するために必要なポイント2つ目は「OB訪問をして企業理解を深める」です。
上場企業は優秀な学生がたくさん応募してくるため、内定には実績や過去の経験だけでなく高い志望度を印象付ける必要があります。
そこで志望している企業の社員の方に何度もOB訪問を繰り返すことで、企業のリアルな実情について知るだけでなく面接でのアピールにもなります。
上場企業に就職する上ではOB訪問は非常に大切であるため、3年生の8月などなるべく早い時期から選考を受け始めるようにしましょう。
最終面接ではよく志望度を確認する質問をされますが、何人もの社員にOB訪問を繰り返してその経験を基に志望動機を肉付けしていくと、企業側によい印象を与えられますよ。
「就活の教科書」編集部 ゆき
就活生くん
しかし、OB訪問をすると簡単に言ってもそもそもやり方がわかりません・・・
OB訪問をして就活を有利に進めるためにも、OB訪問のやり方について詳しく解説してもらえませんか?
僕も最初は全くOB訪問のやり方がわからなかったので気持ちは分かります。
では、OB訪問の全体的な流れやどうやって連絡先を探せばいいのか、どんなアプリを使えばいいのかをそれぞれ解説した記事を紹介するので、ぜひ読んでください。
「就活の教科書」編集部 ゆき
行動③:社会人との面接経験を積む
上場企業に就職するために必要なポイント3つ目は「社会人との面接経験を積む」です。
上場企業の面接には「面接慣れ」した優秀な就活生があつまっており、面接の経験がすくないと一気に不利になります。
よくキャリアセンターの職員や友達と面接練習をしている就活生がいますが、実際の面接は相手が社会人であることも相まってかなり雰囲気が違います。
なので、OB訪問をして社会人に模擬面接をしてもらったり、選考の時期がはやいベンチャー企業の選考をうけて面接の経験を積むようにしましょう。
友達と面接の練習をしてもなかなか緊張感が出ず本番の対策にならない場合も多いです。
ベンチャー企業の選考などではやいうちから面接経験を積むことをおすすめします。
下記の記事では、企業研究におすすめのサイトや上場している企業の子会社を一覧でを紹介しています。
狙い目の企業を見つけてたくさん選考を受けましょう。
「就活の教科書」編集部 ゆき
企業研究をする上で知っておきたい企業の特徴や会社の制度をまとめました。
もし気になる制度やランキングがあれば、各記事を読むことができるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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まとめ:上場企業に就職できるよう、就活に全力を注ごう
いかがだったでしょうか。
この記事では、上場企業について解説しました。
合わせて、企業が上場するメリットや上場企業に就職するメリットも紹介しました。
この記事を最後まで読めばなぜ企業が上場しようとするのか、上場企業に就職するメリットとは何なのかが分かったと思います。
そのほかにも様々な情報を一気に紹介したので、ここで一度この記事で学んだことを振り返ってみましょう。
「就活の教科書」編集部 ゆき
◆ そもそも上場企業とは?
- 解説①:上場企業とは、株をみんなに公開している企業のこと
- 解説②:株式市場(証券取引所)には4つの種類がある
- 解説③:同じ取引所の中でも、いくつかの分類がある
- 解説④:株式市場には株を公開する条件がある
◆ 代表的な上場企業の一覧
◆ 企業が上場する3つのメリット
- 上場するメリット①:取引先や銀行に信用されやすくなる
- 上場するメリット②:資金を大量に調達できる
- 上場するメリット③:優秀な人材が集まってくる
◆ 上場企業に就職する5つのメリット
- 就職するメリット①:知名度が高い
- 就職するメリット②:社会的信用が高い
- 就職するメリット③:福利厚生が充実している
- 就職するメリット④:ブラック企業の可能性が低い
- 就職するメリット⑤:倒産するリスクが低い
◆ 上場企業に就職するために必要な3つのポイント
- ポイント①:3年生の6月から就職活動をはじめる
- ポイント②:OB訪問をして企業理解を深める
- ポイント③:社会人の人との面接経験を積む
◆ 大企業なのにあえて上場しない3つの理由
- 上場しない理由①:決算の情報を公開しなくてもいい
- 上場しない理由②:株主に指示されなくていい
- 上場しない理由③:買収される危険が少ない
「就活の教科書」編集部 ゆき