- 建設業界(ゼネコン)は今後需要が拡大していく
- スーパーゼネコンの平均年収/売上高ランキング
- 準大手ゼネコンの平均年収/売上高ランキング
- 中堅ゼネコンの平均年収/売上高ランキング
- スーパーゼネコンランキング5社の詳細
- 「自分に合う業界や企業がわからない…」という方は「適性診断AnalyzeU+」で診断するのがおすすめ
こんにちは。「就活の教科書」編集部のハリーです。
今回は、ゼネコンのランキングについて解説していきます。
みなさんは、ゼネコン業界の勢力図って気になったことはありませんか?
「就活の教科書」編集部 ハリー
就活生くん
ゼネコン業界って大手も多いけど、結局どのゼネコンが一番スゴイんですか?
就活生ちゃん
私はスーパーゼネコンよりも準大手~中堅のゼネコン志望なんですけど、どんなゼネコンがあるのか知りたいです。
ゼネコン企業ってたくさんあるから、それぞれの企業ごとの特徴って分かりにくいですよね。
「就活の教科書」編集部 ハリー
そこで、このページではスーパーゼネコン、準大手ゼネコン、中堅ゼネコンごとのランキングについて解説します。
あわせて、建設業界(ゼネコン)の今後についても紹介します。
この記事を読めば、建設業界(ゼネコン)の企業分析を行うことができ、建設業界(ゼネコン)への就職に大きく役立ちます。
スーパーゼネコンの上位5社の詳細も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「どの業界を選べば良いのかわからない…自分に合う業界や企業を見つけたい!」という方は「適性診断AnalyzeU+」と「適職診断(就活の教科書公式LINE)」を同時に利用して自己分析するのが一番おすすめです。
両方使うと短時間で自分の強みや弱み、向いていることなどがより正確にわかるので、業界選びでの失敗を避けられます。
「なかなか志望業界が見つからない…」という方は、自己分析ツールを使って正確に診断してみてくださいね。
就活アドバイザー 京香
目次
建設業界(ゼネコン)の業界研究
就活生くん
そもそも、建設業界(ゼネコン)ってどんな業界なんですか?
よく分かってないので、改めて詳しく知りたいです!
それでは、建設業界(ゼネコン)について詳しく解説しますね!
「就活の教科書」編集部 ハリー
業界研究①:将来性について
安定産業として名高い建設業界(ゼネコン)も、いくつかの問題に直面しています。
問題の1つ目は、利益率の低下です。
受注が多くても利益率が低ければ、支出が利益を上回って赤字になるケースもあるのです。
問題の2つ目は、深刻な人手不足です。
これは昨今どの業界にも当てはまることですが、特に建設業界(ゼネコン)では、新たに入職する若年層が増えていません。
低賃金や長時間労働の常態化などが主な原因で、若年層の建設業界(ゼネコン)に対するイメージが、ネガティブなものに固定化されてしまっているのです。
このように、建設業界(ゼネコン)の将来性は、手放しで賞賛できるものでは決してありません。
最近は国の法改正なども進み、労働環境などは改善の兆しが見え始めてはいます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
業界研究②:今後の動向について
ゼネコンの今後については、覚えておくべき点が2点あります。
1つ目は、日本の技術力を活かした海外進出が増加していくことです。
日本の建設技術の向上や、国内の経済成長に大きく貢献してきたゼネコンは、その高い技術力を生かし、アジア諸国にインフラ整備の技術輸出を加速させています。
2つ目は、大型案件の受注です。
国内における建設需要は、分野によって幅はありますが、東京オリンピックに続く大型案件が今後も控えており、大規模な建設工事を手掛けるゼネコンは高い需要をキープすることが予想されます。
代表的な大型案件としては、2025年の大阪万博、2027年開業予定のリニア新幹線などです。
以上から、ゼネコンは今後も主要産業として、国内外で高い評価を受けることが予想されています。
インフラ整備など、生活に大きく関わるゼネコンは、安定した就職先の一つと言えます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
また「ゼネコンの就職偏差値」について、Youtube動画でも簡単に解説しています。ぜひ見てみてくださいね!
⇒ 【激務だけど年収1,000万円!?】ゼネコンの就職偏差値ランキング&年収調査!【就活:転職】
【スーパーゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
就活生ちゃん
建設業界(ゼネコン)については分かりました!
じゃあ、実際の建設業界(ゼネコン)の企業ランキングも知りたいです!
では、建設業界(ゼネコン)の企業をランキング形式で「平均年収」「売上高」別に紹介します!
まずは、スーパーゼネコンのランキングです。
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング①:平均年収編
- 鹿島建設(平均年収:1,134万円)
- 大林組(平均年収:1,057万円)
- 竹中工務店(平均年収:1,007万円)
- 大成建設(平均年収:1,010万円)
- 清水建設(平均年収:971万円)
ビジネスの規模が大きい建設業界(ゼネコン)のトップということもあり、スーパーゼネコンの年収はかなり高いですね!
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング②:売上高編
- 鹿島建設(売上高:1兆9,071億円)
- 大林組(売上高:1兆7,668億円)
- 大成建設(売上高:1兆4,801億円)
- 清水建設(売上高:1兆4,561億円)
- 竹中工務店(売上高:1兆2,377億円)
売上高が1兆円を超える企業ってシンプルにすごくないですか?(笑)
さすが建設業界(ゼネコン)!
「就活の教科書」編集部 ハリー
【準大手ゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
就活生くん
やっぱりスーパーゼネコンってすごいんですね・・・
じゃあ、スーパーゼネコン以外のゼネコンはどんな感じなんですか?
では続いて、準大手ゼネコンのランキングを紹介します!
ここでも、「平均年収」「売上高」別に紹介します。
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング①:平均年収編
- 明豊ファシリティワークス(平均年収:1,005万円)
- 前田建設工業(平均年収:927万円)
- 長谷工コーポレーション(平均年収:923万円)
- 五洋建設(平均年収:878万円)
- 西松建設(平均年収:866万円)
- 三井住友建設(平均年収:863万円)
- 戸田建設(平均年収:858万円)
- NIPPO(平均年収:824万円)
- フジタ(平均年収:745万円)
年収ベースで考えれば、準大手ゼネコンでも、スーパーゼネコン並みに稼げる企業はたくさんありますね!
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング②:売上高編
- 長谷工コーポレーション(売上高:8,094億円)
- 前田建設工業(売上高:6,780億円)
- 戸田建設(売上高:5,071億円)
- 五洋建設(売上高:4,710億円)
- NIPPO(売上高:4,457億円)
- 三井住友建設(売上高:4,216億円)
- フジタ(売上高:3,998億円)
- 西松建設(売上高:3,362億円)
売上高で考えれば、スーパーゼネコンに見劣りする部分は正直ありますね。
「就活の教科書」編集部 ハリー
【中堅ゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
就活生ちゃん
準大手ゼネコンでも、けっこう平均年収は高いんですね!
それじゃあ、その下のランクのゼネコンになるとどうなんでしょうか?
では続いて、中堅ゼネコンのランキングを紹介します!
ここでも、「平均年収」「売上高」別に紹介します。
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング①:平均年収編
- 奥村組(平均年収:932万円)
- 東亜建設工業(平均年収:913万円)
- 東急建設(平均年収:859万円)
- 安藤ハザマ(平均年収:853万円)
- 鉄建建設(平均年収:848万円)
- 福田組(平均年収:845万円)
- 淺沼組(平均年収:831万円)
- 飛島建設(平均年収:819万円)
- 東洋建設(平均年収:803万円)
- 大豊建設(平均年収:803万円)
- 錢高組(平均年収:802万円)
- 熊谷組(平均年収:802万円)
- 東鉄工業(平均年収:771万円)
- 鴻池組(平均年収:534万円)
中堅ゼネコンになると、年収にはかなりバラつきがありますね。
ですが、中堅ゼネコンでも年収1000万円近くを稼ぐことは可能ということから、建設業界(ゼネコン)がいかに高給な業界であるかは分かると思います。
「就活の教科書」編集部 ハリー
ランキング②:売上高編
- 熊谷組(売上高:4,502億円)
- 安藤ハザマ(売上高:3,520億円)
- 東急建設(売上高:2,314億円)
- 奥村組(売上高:2,207億円)
- 東亜建設工業(売上高:1,897億円)
- 福田組(売上高:1,857億円)
- 鉄建建設(売上高:1,820億円)
- 東洋建設(売上高:1,729億円)
- 鴻池組(売上高:1,722億円)
- 大豊建設(売上高:1,616億円)
- 淺沼組(売上高:1,389億円)
- 東鉄工業(売上高:1,329億円)
- 飛島建設(売上高:1,172億円)
- 錢高組(売上高:1,057億円)
売上高で考えると、中堅ゼネコンはスーパーゼネコン、準大手ゼネコンと大きく離されています。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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就活アドバイザー 京香
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就活アドバイザー 京香
当サイトがおすすめする自己分析のやり方は以下の記事にまとめていますので、合わせて参考にしてください。
【大手企業】スーパーゼネコンランキング5社の解説
就活生くん
中堅ゼネコンとスーパーゼネコンでは、売上高にかなりの差があるんですね!
スーパーゼネコンについてもっと知りたくなってきました!
では、スーパーゼネコンランキングの上位5社について詳しく解説しましょう!
今回取り上げるスーパーゼネコンは以下の5社です。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 鹿島建設(平均年収:1134万円、売上高:1兆9,071億円)
- 大林組(平均年収:1057万円、1兆7,668億円)
- 竹中工務店(平均年収:1028万円、1兆2,377億円)
- 大成建設(平均年収:1010万円、1兆4,801億円)
- 清水建設(平均年収971万円、1兆4,561億円)
では、一社ずつ解説していきますね!
「就活の教科書」編集部 ハリー
企業①:鹿島建設(平均年収:1134万円)
スーパーゼネコン1社目は、鹿島建設です。
1840年に創業、1930年に株式会社鹿島組として設立されたゼネコンで、東証1部と名証1部に上場しています。
スーパーゼネコンは主に土木事業と建築事業に力を入れていることが多いですが、鹿島建設は開発事業にも力を入れていて、売上に大きく貢献しています。
スーパーゼネコンの中で平均年収、売上高と共に最高で、名実ともに日本一のスーパーゼネコンと言えます。
鹿島建設が手掛けた物件としては「国立新美術館」「フジテレビ本社ビル」などが有名です!
「就活の教科書」編集部 ハリー
企業②:大林組(平均年収:1057万円)
スーパーゼネコン2社目は、大林組です。
1892年に創業、1936年に株式会社第二大林組として設立されたゼネコンで、東証1部と福証に上場しています。
日本全国で施工を行っていますが、2010年まで大阪に本社が置かれていたこともあり、関西や西日本で強い存在感を発揮しています。
また、国内では50か所以上に拠点を持ち、海外ではヨーロッパやアジアなどワールドワイドに事業を展開しているゼネコンとしても有名です。
大林組が手掛けた物件としては「東京スカイツリー」「梅田スカイビル」「阪神甲子園球場」などが有名です!
「就活の教科書」編集部 ハリー
企業③:竹中工務店(平均年収:1028万円)
スーパーゼネコン3社目は、竹中工務店です。
1610年に創業、1909年に合名会社竹中工務店として設立されたゼネコンで、スーパーゼネコンの中では唯一の非上場企業です。
建築事業が強みを持ち、建築事業だけで総売上の90%以上を占めています。
また、スーパーゼネコン5社の中で唯一大阪に本社があることでも知られています。
竹中工務店が手掛けた物件としては「東京ミッドタウン」「あべのハルカス」などが有名です!
「就活の教科書」編集部 ハリー
企業④:大成建設(平均年収:1010万円)
スーパーゼネコン4社目は、大成建設です。
1873年に創業、1917年に株式会社大倉土木組として設立されたゼネコンで、東証1部と名証1部に上場しています。
スーパーゼネコン5社の中で唯一の同族経営(創業者一族などの特定の親族などが支配・経営すること)を行っていないゼネコンであるのが大きな特徴です。
事業としては、超高層ビルやスタジアムなどの大規模な工事に強みを持っています。
大成建設が手掛けた物件としては「東京都庁第一庁舎」「明石海峡大橋」などが有名です!
「就活の教科書」編集部 ハリー
企業⑤:清水建設(平均年収971万円)
スーパーゼネコン5社目は、清水建設です。
1804年に創業、1937年に株式会社清水組として設立されたゼネコンで、東証1部と名証1部に上場しています。
スーパーゼネコンらしい大型建造物だけではなく、中小規模の建築にも積極的に携わっているのが特徴です。
また、伝統的な神社建築、寺院建築にも豊富な実績を有していることでも、他のスーパーゼネコンとは一線を画しています。
清水建設が手掛けた物件としては「横浜スタジアム」「サンシャイン60」「大阪国際空港ターミナルビル」などが有名です!
「就活の教科書」編集部 ハリー
業界研究に役立つスカウトサイトを活用してみよう
就活生くん
業界研究を進めているつもりですが、正直できている実感があまりありません・・・
どうすれば上手に業界選びができるのでしょうか。
業界選びにはスカウトサイトを活用するのがおすすめです。
スカウトサイトは、あなたの人柄や経験を見た企業から、面談やインターンのオファーが直接届くので自分に合った業界が選べます。
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就活生人気No.1のOfferBoxを使って、自分に合った業界を見つけてみましょう。
就活アドバイザー 京香
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同時活用して自分が活躍できる業界を見つけてみましょう。
また、業界選びが上手にできるスカウトサイトの記事をまとめたので、読んでみてくださいね。
まとめ:建設業界(ゼネコン)のランキングを参考にしよう!
さて、【平均年収/売上別】ゼネコン(建設業界)ランキング一覧 | スーパーゼネコン,準大手/中堅ゼネコンもはいかがだったでしょうか?
このページではスーパーゼネコン、準大手ゼネコン、中堅ゼネコンごとのランキングについて解説しました。
あわせて、ゼネコン業界の今後、スーパーゼネコンの上位5社についても紹介しました。
では以下で、この記事を簡単にまとめておきます。
◆建設業界(ゼネコン)の業界研究
- 業界研究①:将来性について
- 業界研究②:今後の動向について
◆【スーパーゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
- ランキング①:平均年収編
- ランキング②:売上高編
◆【準大手ゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
- ランキング①:平均年収編
- ランキング②:売上高編
◆【中堅ゼネコン編】平均年収/売上高ランキング一覧
- ランキング①:平均年収編
- ランキング②:売上高編
◆【大手企業】スーパーゼネコンランキング5社の解説
- 企業①:鹿島建設(平均年収:1134万円)
- 企業②:大林組(平均年収:1057万円)
- 企業③:竹中工務店(平均年収:1028万円)
- 企業④:大成建設(平均年収:1010万円)
- 企業⑤:清水建設(平均年収971万円)
一般にはなかなか馴染みのないゼネコン(建設業界)ですが、ぜひ本記事を参考にして、ゼネコン(建設業界)の企業研究を行ってみてください!
「就活の教科書」編集部 ハリー