【ブラック労働】研究職はつらいって本当? やりがいやメリット・デメリットも

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【ブラック労働】研究職はつらいって本当? やりがいやメリット・デメリットも

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皆さん、こんにちは。「就活の教科書」編集部です。

今回は、研究職が本当につらいのかということについて解説します。

就活生のみなさんは、研究職はつらそうという不安を抱えていませんか?

就活アドバイザー 京香

就活生くん

僕は、業界研究を始めて、研究職に興味を持ち始めました。

でも、研究職ってこもって研究する苦しいイメージがあるかも・・・

就活生ちゃん

私は、大学院での研究成果を活かして研究職につきたいです。

研究職ってストレスがたまるつらい仕事なのかな。

研究職はレベルの高い仕事だからこそ、つらいことも多そうですよね。

研究職のやりがいや、メリットデメリットを把握することで、入社後のギャップを減らすことができますよ。

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就活アドバイザー 京香

 

そこでこの記事では、研究職は本当につらいのかについて解説します。

合わせて、研究職のやりがいや、メリット・デメリットもご紹介します。

この記事を読むことで、本当に研究職がつらいのかがわかります。

「研究職はホワイトなの?ブラックなの?」「研究職が自分の性格に合ってるのかな」と悩んでいる就活生は、ぜひこの記事を読んでみてください。

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研究職は本当にブラック労働並につらいのか?【結論:激務ではない】

就活生くん

研究職って激務でつらいものですか?

結論から言うと、研究職は激務が原因でつらいものではありません。

と言うのも、期日前に詰め込む必要がないからです。

研究職は「◯月◯日までに絶対に成果を出せ」ではなく、「半年間やってみてうまくいけば、継続する」という方針のもと進めることが多いです。

就活アドバイザー 京香

就活生くん

明確な締め切りがないというのは初めて知りました。

「つらい」というイメージとは程遠いですね。

でもそれでは、あまりに楽すぎないでしょうか。

もちろん、結果を出さなくていいと言うことではありません。

製品化につながる結果や、売り上げに貢献できる成果をあげなければ市場価値がなくなってしまいます。

就活アドバイザー 京香

就活生くん

やっぱり結果は出さないといけないのですね。

市場価値がなくなるとどうなるのですか?

市場価値がなくなると、大きな事業を任せてもらえないだけでなく、実験の助手の役割を繰り返しさせられてしまいます。

また、成果をアピールできないため、転職をする際にも不利という状況になります。

 

就活アドバイザー 京香

 

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「研究職がつらい」は間違い!激務ではない理由3選

就活生ちゃん

研究職って想像と違って激務ではないのですね。

でも研究室にこもってずっと研究をやるイメージだけど、どうして激務じゃないんだろう。

たしかに、一見、研究室にこもってつらそうな印象がありますよね。

それでは「研究職がつらい」が間違いである理由について解説していきます。

就活アドバイザー 京香

研究職がつらくない理由
  • 理由①:明確な期限がない
  • 理由②:定時で帰ることができる
  • 理由③:企業だからこそできる業務効率化を図っている

それでは、上記3つの理由について順番に解説します。

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理由①:明確な期限がない

「研究職はつらい」が間違いである1つ目の理由は、明確な期限がないことです。

開発職や生産職と違い、研究職には「◯日までに〜をやらなければならない」という明確な期限がないケースが多いです。

明確な期日を設けると前日や前々日から激務化しますが、期日がないと激務になりません。

就活生ちゃん

仕事なのに期日がないことなんてあるんですか?

もちろん、ある程度方向性の決まった研究であれば期限はあります。

しかし、事業化できるどうかもわからない、方向性の曖昧な研究には「とりあえずやってみて、うまくいったら継続しよう」という方針のもと研究を進めるケースもあります。

就活アドバイザー 京香

 

そもそも研究職と開発職の違いが分からない人は、年収や仕事内容の違いか詳しく分かるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

 

理由②:定時で帰ることができる

「研究職はつらい」が間違いである2つ目の理由は、定時で帰ることができることです。

研究職とはいえ、労働時間は企業によって定められています。

さらに近年は、企業がルールを厳しくしているため、「22時までサービス残業をした」というようなケースはほとんどありません。

もちろん、時期によっては繁忙期で残業をすることもありますが、総合職と同じ程度だと考えてよいでしょう。

大学生の研究の場合「泊まり込みで研究をした」という経験は多いかと思います。

ですが、企業で「泊まりで研究」をすることはまずありません。

就活アドバイザー 京香

就活生ちゃん

そう考えると、大学の研究ってかなりブラックな気がしてきました・・・

 

理由③:企業だからこそできる業務効率化を図っている

「研究職はつらい」が間違いである3つ目の理由は、企業だからこそできる業務効率化を図っていることです。

企業は資金力があるため、個人では買うことのできない機器や薬品を買うことができます。

大学の研究では、わざわざ1から化合物を生成して分析や考察をすることがあります。

しかし、化合物の生成や材料の調達を外注することで業務の効率化をしているのです。

大学での研究は、生成する過程やスキルを学ぶ「教育的」視点で進みます。

一方、企業では「利益優先」で研究を進めるため、機器や薬品を外注・購入することができるのです。

就活アドバイザー 京香

 

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研究職に就職することのメリット6つ

就活生くん

研究職でも定時に帰ることができるのですね。

研究職に就職するとどんなメリットがあるんですか?

それでは、研究職のメリットをご紹介します。

就活アドバイザー 京香

 

メリット①:優秀な人材の中で刺激をもらうことができる

研究職に就くことで得られるメリット1つ目は、優秀な人材の中で刺激をもらうことできることです。

研究職は志望者に対して、採用される人数が少ない、競争率の高い職種になります。

だからこそ、優秀で意欲の高い人材が多く集まっているのです。

地道な活動が多い研究職にとって、優秀な人材のもとでモチベーションを高めることができるのはとても大切です

就活生くん

優秀な人材の中だと周りから置いていかれてしまってつらい思いをする可能性があるのではないでしょうか?

研究はチームで行うので、置いていかれる心配はありません。

質問があればいつでも優秀な先輩に聞ける環境が整っているので安心ですね。

就活アドバイザー 京香

 

メリット②:自分の成長を実感することができる

研究職に就くことで得られるメリット2つ目は、自分の成長を実感することができることです。

研究を進めていると、失敗と成功両方を経験することになります。

初めのうちは失敗ばかりでつらいことも多いですが、成功すると自分の成長を感じることができます。

自分の仮説を実験によって証明できることは、研究職ならではのメリットと言えるでしょう。

自分の仮説が実験によって証明されると、他の職種では味わえない達成感や成長を感じることができますよ。

ちなみに、理系就活生向けのインターンも開催されているため、実務を通して自分の成長を感じる喜びを体感してみても良いかもしれません。

理系大学生がインターンシップに行くメリットやおすすめの職種も紹介しているので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

就活アドバイザー 京香

 

メリット③:整った環境で研究することができる

研究職に就くことで得られるメリット3つ目は、整った環境で研究することができることです。

企業は研究費用を持っているため、研究機器や薬品などの設備が整っています。

大学研究とは設備環境が大きく異なります。

また、優秀な人材が多いため、チームで助け合いながら研究を進めることができます。

研究環境が整っている企業ほど、理系大学生からは就職先として人気がありますよ。

こちらの記事では、理系大学生に人気就職先ランキングTOP30が分かりますので、参考にしてみてくださいね。

就活アドバイザー 京香

 

企業で研究することは、研究が好きな人にとって最高の環境と言えます。

また、以下の記事で、研究職になる方法について解説しているので合わせて読んでみてくださいね。

就活アドバイザー 京香

メリット④:自分の得意/好きを仕事にできる

研究職に就くことで得られるメリット4つ目は、「自分の得意/好きを仕事にできる」です。

研究では日々、新しい論文に目を通したり、新しい情報をアップデートしたりしなければなりません。

時間と労力が沢山必要であり、十分な時間も同時に求められます。

研究職の最大のメリットは、自分がやりたいこと、好きなことを仕事にしつつ、お給料がもらえるという点にあります。

お金のことを気にすることなく、心置きなく、自分の得意なこと、好きなことに没頭できることが研究職に就くメリットの1つ目です。

 

メリット⑤:やりがいを感じられる

研究職に就くことで得られるメリット5つ目は、「やりがいを感じられる」です。

研究職では、ゼロの状態から新しいものを生み出します。

研究の成果は製品や技術として、社会に届くことも多くあり、成果が目に見える形で現れます。

研究は決して楽な仕事ではありませんが、その分、仕事での喜びは他の仕事よりも大きいかもしれません。

そう言った理由から、研究職はやりがいを感じられる機会が多くあり、研究職に就くメリットであるといえます。

 

メリット⑥:給与が高い傾向にある

研究職に就くことで得られるメリット6つは、「給与が高い傾向にある」です。

国税庁の調査によると、研究職の平均年収はおよそ520万円です。

日本人の平均年収が440万円ほどなので、約80万円近く平均年収が高い傾向にあります。

また、企業で研究職をする場合、年収が1000万円を超えることもザラにあるそうです。

それだけでなく、国外にも目を向ければ、さらに高い収入を目指すことも可能でしょう。

優秀な研究者はどんどん国外に行ってしまう、とニュースでよく目にします。

努力すれば、研究者の収入は青天井であるということかもしれませんね。

就活アドバイザー 京香

 

理系就活に悩んでいる人にオススメの記事一覧

「大学が忙しく就活をする時間がない」という理系学生・院生には「 理系の就職先ランキング 」という記事がおすすめです。

理系に人気の就職先TOP100が分かり、効率よく企業選びができるので、読んでみてください。

また、以下に就活サイト/エージェント選びに役立つ記事をまとめましたので、合わせて読んでみてください。

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研究職に就職することのデメリット2つ

就活生ちゃん

研究職に就くことには多くのメリットがあるのですね。

研究職に就くことのデメリットも教えてください。

研究職につくことには大きなメリットがありますが、デメリットも存在します。

それでは、研究職に就職するデメリットをご紹介します。

就活アドバイザー 京香

 

デメリット①:研究職から他の業種への転職が難しい

研究職に就職することのデメリット1つ目は、研究職から他の業種への転職が難しいことです。

なぜなら、研究職で培った技術や知識は、研究職以外で活かすことができないからです。

「研究者としては優秀だが、他では役に立たず、使えない」といったケースが多々存在します。

研究職でしか使えないと思われてしまうと、転職ではつらい状況になってしまいます。

研究は長ければ10年単位で進むこともあるため、転職の際に自分の実績をアピールすることが難しいです。

自分がどんな研究をしていて、どんな役割を担っているのか言語化する癖をつけるといいですね。

就活アドバイザー 京香

 

デメリット②:成果が出なければ打ち切られることもある

研究職に就職することのデメリット2つ目は、成果が出なければ打ち切られることもあることです。

企業の研究職は、企業の利益のために研究をします。

まだ事業化や製品化をする前段階の研究では、その研究を続けるべきか否かが曖昧な状況です。

だからこそ、「利益にならない」「製品化するのが厳しい」という判断になれば、研究を打ち切られてしまう可能性もあるのです。

就活生ちゃん

突然、自分の研究が打ち切られたらつらいですね。

打ち切られた場合、どうなってしまうのでしょうか?

研究チームのリーダーの指示にもよりますが、全く別の分野の研究に回されてしまうこともあります。

自分の成果のためにも打ち切られないように努力する必要がありますね。

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研究職に向いている人の特徴8つ

就活生くん

研究職は異業種への転職がつらいのですね。

研究職に向いている人ってどんな人ですか?

それでは、研究職に向いている人の特徴についてご紹介します。

就活アドバイザー 京香

 

特徴①:探究心・好奇心が強い

研究職に向いている人の特徴1つ目は、「探求心・好奇心が強い」です。

なぜなら、研究職は1つのモノゴトや問いに対して、「どうして」「どのように」と常に答えを探し求める必要があるからです。

そのため、飽きっぽく、目移りしやすい人には研究職は向いていないかもしれません。

研究職に求められる能力として、探求心・好奇心を長く持ち続けられることが大切です。

好奇心や探求心について、もっと知りたい人は下の記事を参考にしてくださいね。

就活アドバイザー 京香

 

特徴②:向上心がある

研究職に向いている人の特徴2つ目は、「向上心がある」です。

なぜなら、研究職では誰も取り組んだことがない問題や技術の開発をする必要があります。

決して楽な仕事でなく、常に最新の知識や研究動向を追いかけ続ける必要もあります。

そのため、逆に言うと、現状維持を目指したい人には向いていない仕事かもしれません。

研究職に求められる性格として、向上心がある人は自身の成長や研究において大きな成果を上げることができます。

向上心について、もっと知りたい人は下の記事を参考にしてくださいね。

就活アドバイザー 京香

 

特徴③:最後まであきらめずに取り組む根気強さがある

研究職に向いている人の特徴3つ目は、「最後まであきらめずに取り組む根気強さがある」です。

なぜなら、研究職では何年、何十年も1つのテーマに向き合い続ける必要があるからです。

研究職では一朝一夕で仕事が完了することはなく、また、何度も何度も試行錯誤を繰り返さなければならないでしょう。

そのため、最後まであきらめずに取り組む根気強さがあることが、研究職に向いている人の特徴でしょう。

根気強さについて、もっと知りたい人は下の記事を参考にしてくださいね。

就活アドバイザー 京香

 

特徴④:コミュニケーション能力がある

研究職に向いている人の特徴4つ目は、「コミュニケーション能力はある」です。

なぜなら、研究職はチームを組み、チーム内でコミュニケーションを密接に取って、1つの研究を進めていきます。

そのため、チーム内で研究の情報を共有することができる能力が必要になってきます。

コミュニケーション能力について、もっと知りたい人は下の記事を参考にしてくださいね。

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特徴⑤:失敗しても、すぐに切り替えられる

研究職に向いている人の特徴5つ目は、「失敗しても、すぐに切り替えられる」です。

なぜなら、研究職では成果が出るまで、何度も繰り返し失敗をすることになるからです。

何度失敗しても、研究を続けなければなりません。

途中で研究を投げ出してしまったり、自暴自棄になってしまうことは研究者としてはよくありません。

そのため、研究職は失敗しても、すぐに切り替えられる、強い心が求められる人物像として挙げられます。

 

特徴⑥:懐疑的な視点で物事を見られる

研究職に向いている人の特徴6つ目は、「懐疑的な視点で物事を見られる」です。

なぜなら、常に自分の仮設や結果が正しいのか、問い続ける必要があるからです。

研究職は長い戦いになることもしばしばです。

根気強く研究を続ける必要があり、自分が誤った答えを導いてしまうこともあるかもしれません。

そのため、常に懐疑的な視点で物事を見られる能力が、研究職には必要な能力です。

 

特徴⑦:柔軟な思考力がある

研究職に向いている人の特徴7つ目は、「柔軟な思考力がある」です。

なぜなら、研究職は新たな発想を生み出す必要があるからです。

研究職は0から1を生み出す職業です。

他の人にはない柔軟な思考力がある研究者が、新たな技術や理論を生み出すかもしれません。

そのため、柔軟な思考力があることが、研究職に求められる能力の1つです。

 

特徴⑧:モノづくりもやりたいと思っている

研究職に向いている人の特徴8つ目は、モノづくりもやりたいと思っていることです。

理論を学び実験をするだけが、研究職の業務内容ではないからです。

企業は、常に利益優先で研究を進めていきます。

そのため、「この研究は世の中でこんな風に役立つ」という視点で、実現化を追求できる人が研究職に向いています。

つまり、理論を解明するだけでなく、その理論がどのようにサービス化・製品化するかまで考える必要があるのです。

「なぜ」よりも「どうやって、どのように」を考えることが企業研究において重要となります。

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【つらい?】研究職に向いていない人の特徴3選

就活生ちゃん

研究職に向いてない人はどんな人なんですか?

わかりました!

それでは、研究職に向いていない人の特徴3選を紹介します。

就活アドバイザー 京香

研究職に向いている人の特徴7選
  • 特徴①:いろいろな経験や仕事をしたい人
  • 特徴②:考えるのが苦手な人
  • 特徴③:地道な作業が苦手な人

 

特徴①:いろいろな経験や仕事をしたい人

総合職とは違い、研究職はジョブローテーションのようなシステムがありません。

例えば、研究職だった人が、営業やバックオフィスの部署に移動することは基本的にありません。

そのため、「いろいろな仕事を経験してみたい!」という人には合わない可能性があります。

もし、「自分が何をしたいのかわからない・・・」という理系就活生がいるなら、研究職以外の仕事も見てみるのが良いでしょう。

 

特徴②:考えるのが苦手な人

考えるのが苦手な人も、研究職には向いていなかもしれません。

研究では、仮説を立てて検証のための実験を繰り返すことが必要になります。

大学時代の研究で苦戦してしまった人は、仕事として研究をしても長続きしないかもしれません。

 

特徴③:地道な作業が苦手な人

研究は地道な作業の繰り返しです。

失敗するのが当たり前の世界なので、結果が出るかもわからないのにひたすら同じ作業を繰り返すことも多いでしょう。

企業の研究職の場合、大学の研究よりも大規模になることが多いです。

そのため、サンプル数や準備するものも非常に多くなるため、さらに地道な作業も求められるでしょう。

 

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研究職でのやりがいは価値あるものを製品化できること

就活生くん

やはり研究職に粘り強さは必須なのですね。

では最後に、研究職のやりがいを教えてください。

研究職の一番のやりがいは、顧客ニーズを満たす製品を産み出し、社会へ貢献することができることです。

企業は自己満足ではなく、顧客を第一に考えた研究をします。

だからこそ、世の中のニーズに応えた価値あるものを製品化することが研究職の仕事なのです。

就活生くん

研究は数年〜10年以上かかるものもあるのでやりがいを感じる瞬間が少ないのではないでしょうか?

たしかに、すぐに結果が出ないという意味ではつらいことも多いです。

しかし、大きな成果が出なくても、実験や分析を繰り返す中で自分の仮説が証明されると自己成長を感じられる点も研究職の大きなやりがいになりますよ。

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【職業研究】そもそも研究職とはどんな仕事?

就活生くん

僕は研究職の仕事に興味があります!

そもそも研究職とは、どのような仕事なのでしょうか?

研究職について教えてください!

わかりました!

それでは、研究職について解説します。

就活アドバイザー 京香

 

研究職は「基礎研究」と「応用研究」に分けられる

就活生くん

研究職に興味があるのですが、具体的にどんなことをするのか、よくわかりません・・・。

研究職には「基礎研究」と「応用研究」の2種類があり、仕事内容は大きく異なります。

この2つの違いを理解して、自分がどちらの研究をしたいのかを考えるといいでしょう。

就活アドバイザー 京香

基礎研究

研究職として一般的にイメージされるのが、基礎研究にあたります。

基礎研究をわかりやすく説明すると、ゼロからイチを生み出す研究、といえるでしょう。

その理由として、先行研究が少なく、まだ世の中にはないものを生み出す研究である、といえるからです。

この世界に対しての根本的な問いをするのが基礎研究ともいうことができます。

基礎研究の具体例として、次のようなものが挙げられます。

基礎研究の具体例
  • 宇宙はなぜ、誕生したのか?
  • なぜ、がんは発生するのか?
  • なぜ、夢を見るのか?
  • アルコールを摂取すると脳にどのような影響を与えるのか?
  • ストレスは人間にどのような影響を与えるのか?

基礎研究の最大の特徴は、実用化などは意識せず、純粋な知的好奇心によって行われる点にあります。

基礎研究は「役に立たない」といわれがちですが、人類への貢献に大きくつながる大切な仕事です。

誰も知らないことを知りたい」と思う知的好奇心の強い人にピッタリの仕事かもしれません。

就活アドバイザー 京香

応用研究

応用研究は、基礎研究による成果の実用化に関する研究、または新たな応用方法を模索する研究のことです。

すでにある研究結果をどのように活用するかを追求する研究といえます。

また、ビジネスに直結している研究でもあります。

応用研究の具体例

子供の読解力を高めるための薬の開発

新素材を活用した断熱性に優れた衣服の開発

新しい感染症に対するワクチン開発

とある理論を用いた位置情報を正確に割り出す技術

基礎研究との違いは、明確な期日が決まった状態で研究に取り組むケースが多々あるということです。

応用研究は基礎研究に比べて、かなり実用的です。

目標や期日が決まったうえで研究を行うので、スケジュール管理能力が高い人が適しているかもしれません。

就活アドバイザー 京香

 

注意点:大学の研究と民間企業で行う研究には違いがある

就活生ちゃん

研究職に興味がありますが、大学の研究(アカデミア)と民間企業ではどんな違いがあるのか、よくわかりません・・・。

大学の研究(アカデミア)と民間企業では明確な違いがありますので、解説していきますね。

就活アドバイザー 京香

結論から言うと、大学の研究と民間企業では、力の入れている研究の種類が異なります。

大学の研究⇒「基礎研究」がメイン

民間企業⇒「応用研究」がメイン

大学においては、学術の進歩や未知の追求といった目的があり、経済的利益には関与せずに研究が行われます

そのため、大学の研究では「基礎研究」がメインとなります。

一方、民間企業では、研究成果を応用して新製品やサービスなどを開発し、会社の収益に貢献することを目指しています。

そのため、民間企業では「応用研究」がメインとなります。

「基礎研究」と「応用研究」のどちらがしたいかによって、就職先を考えるといいかもしれません。

就活アドバイザー 京香

 

研究職に就いている人の実際の声

ここからは、研究職についている人の実際の声をまとめました。

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研究職の業界では、さまざまな問題もあるみたいですね。

研究職に興味のある就活生は以下の記事も読んでみて下さい。

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【平均年収は?】研究職の主な就職先を紹介

就活生くん

研究職の仕事内容や向いている人の特徴についてはよくわかりました!

実際に研究職として働くとなったら、どんな就職先があるんですか?

年収と一緒に教えていただきたいです!

もちろんです。

それでは研究職の主な就職先について解説します。

その前に、平均年収を簡単に説明しますね。

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研究職の主な就職先
  • 就職先①:大学(700万円~1100万円)
  • 就職先②:民間企業(400万円~800万円)
  • 就職先③:公的機関(500万円~900万円)
  • 就職先④:非営利団体(400万円~600万円)
  • 就職先⑤:国際機関(600万円~1200万円)

 

研究職の平均年収は521万円

国税庁の調査によると、研究職の平均年収は521万円でした。

国内労働者の平均年収が458万円であるのに対して高い結果となりました。

年齢別の平均年収に着目すると、20代で約400万円、30台で約500万円、40台で約750万円となっています。

年収1,000万円の研究職もザラにいるようです。

(参照:国税庁 | 民間給与実態統計調査

研究職に就くためには努力が必要不可欠ですが、その分、給与が高いということが分かりますね。

次に、研究職の主な就職先をそれぞれ紹介します。

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就職先①:大学(700万円~1100万円)

研究職の主な就職先1つ目は「大学」です。

この場合、大学の研究室で研究を行うケースが一般的です。

研究職のみではなく、中には大学の教授として授業も担当する人もいます。

専門分野の研究をより深くできる環境を選べるという魅力があります。

研究職として大学で働く人の大半は博士課程を修了した後に採用されているケースが一般的です。

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就職先②:民間企業(400万円~800万円)

研究職の主な就職先2つ目は「民間企業」です。

主な民間企業
  • 製薬会社
  • 化学メーカー
  • 自動車メーカー
  • 電子機器メーカー

各企業の研究職として、プロダクトの開発を主に行います。

毎年就活生から非常に人気が高いポジションです。

自身の研究成果が企業の利益に直接繋がるということもあり、非常にやりがいを感じられるポジションです。

就活の教科書では各企業の採用難易度や選考フローを解説しているので、是非チェックしてみてください!

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就職先③:公的機関(500万円~900万円)

研究職の主な就職先3つ目は「公的機関」です。

主な公的機関
  • 省庁の研究所
  • 国立研究開発法人
  • 地方自治体の研究機関
  • 公設試験研究機関

公的機関の研究職は、基礎研究から応用研究まで幅広い分野にわたります。

具体的には、環境科学、農業、医療、技術開発、エネルギー、社会科学など、多岐にわたる研究テーマを扱います。

安定した雇用が特徴で、長期的に専門的に研究に取り組むことができる魅力的なキャリアです。

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就職先④:非営利団体(400万円~600万円)

研究職の主な就職先4つ目は「非営利団体」です。

非営利団体は、特定の社会問題を解決するために活動しており、以下のような組織があります。

主な組織
  • 地球環境戦略研究機関(IGES)
  • 日本学術振興会(JSPS)

非営利団体における研究職の平均年収は、一般的に他の業界に比べて低めであることが多いです。

この数値は、団体の規模や財源によって大きく変動するため、志望する企業の給与等は事前にチェックしておきましょう。

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就職先⑤:国際機関(600万円~1200万円)

研究職の主な就職先5つ目は「国際機関」です。

主な国際機関
  • 国連児童基金(UNICEF)
  • 世界保健機関(WHO)
  • 国連食糧農業機関(FAO)

国際機関では、給与以外にも福利厚生や生活補助が充実しているケースが多いです。

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「研究職」に関するよくある質問

最後に、研究職に関するよくある質問をまとめました。

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質問①:研究職に就くには何学部に入ればいいの?文系でも目指せる?

就活生くん

研究職に就きたいと考えています。

研究職に就くには何学部に入ればいいんですか?

結論から言うと、研究職に就くのに学部は関係ありません。

理系であっても、文系であっても研究職に就くことは可能です。

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就活生くん

え!?

ほんとうですか?

理系と文系で研究職で違いはないのですか?

違いはあります。

文系の研究職の代表格としては、大学教員が挙げられます。

次に金融業界などのシンクタンクなど、文系研究員を募集しているところもあります。

理系の研究職は大学教員だけでなく、公的機関や民間企業の研究員など、幅広い募集があります。

そのため、理系の方が研究職が比較的目指しやすいといえるでしょう。

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就活生くん

文系でも理系でも、研究職に就くことはできるんですね!

 

質問②:研究職は狭き門って本当?

就活生ちゃん

研究職は狭き門だと聞きました。

研究職への就職は難しいのでしょうか?

結論としては、難易度はかなり高く、狭き門であると言えます。

研究職の就職が難しい理由は2つあります。

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就活生ちゃん

2つですか?

1つ目は、募集自体が少ないことです。

自分の研究分野と合致する募集枠がなかなかないのが理由となります。

2つ目は、採用のハードルが高いことです

研究職には採用の段階で、研究分野における専門知識を問われる試験が課されることがあり、内定を勝ち取るのが難しいです

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まとめ:「研究職がつらい」と感じるほど激務ではない

本記事、「【ブラック労働】研究職はつらいって本当? やりがいやメリット・デメリットも」はいかがだったでしょうか?

このページでは研究職は本当につらいのかを解説しました。

また、研究職のやりがいや、メリット・デメリットについても解説しました。

この記事でで、説明したことは以下の通りです。

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この記事のまとめ

◆ 研究職は本当にブラック労働並につらいのか?【結論:激務ではない】

 

◆「研究職がつらい」は間違い!激務ではない理由3選

  • 理由①:明確な期限がない
  • 理由②:定時で帰ることができる
  • 理由③:企業だからこそできる業務効率化を図っている

◆ 研究職に就職することのメリット3つ

  • メリット①:優秀な人材の中で刺激をもらうことができる
  • メリット②:自分の成長を目に見えて感じることができる
  • メリット③:整った環境で研究することができる

◆ 研究職に就職することのデメリット2つ

  • デメリット①:研究職から他の業種への転職が難しい
  • デメリット②:成果が出なければ打ち切られることもある

◆ 研究職に向いている人の特徴3つ

  • 特徴①:粘り強い根気を持っている
  • 特徴②:失敗しても次につなげる能力がある
  • 特徴③:モノづくりもやりたいと思っている

◆ 研究職でのやりがいは価値あるものを製品化できること

研究職は、難易度が高い分、激務というイメージを持ってしまいますよね。

しかし、難易度が高いのは、激務ということはなく、ハイレベルかつ整った環境で研究をすることを意味します。

時には成果を求められますが、チームで研究することが多いため、チームメンバーのサポートを受けることもできます。

この記事を読んだ、理系のあなたにおすすめの記事を紹介しておきますので、合わせて読んでみてくださいね。

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