「就活の教科書」編集部 南田
就活生くん
就活生ちゃん
エントリーシート(ES)や、Webテスト(SPIや玉手箱など)では、うまくいくのだけど、面接でいつもうまくいかない…
面接って何を話せばいいのかわからないし、何よりあの緊張した雰囲気の中でなかなかうまく話せないですよね。そんな面接の練習をできたらいいですよね。
「就活の教科書」編集部 南田
そこでこの記事では、「就活の教科書」編集部の南田が、就活の面接の練習方法と面接練習するメリット・デメリットを網羅的にまとめました。
また、そもそも面接の練習をすべきなのかについても解説しました。
「就活の面接の練習方法がわからない、または知りたい…!」という方は、ぜひ読んでみてください。
目次
そもそも面接の練習はすべきか?
就活生くん
面接練習をすべき理由は、大きく二つに分けれます。
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- しどろもどろの面接にならないため
- 選考の半分以上が面接で占められている
理由①:しどろもどろの面接にならないため
面接練習をすべき理由の1つ目は、「しどろもどろの面接にならないため」です。
たまに面接練習を一切せずとも、面接に合格する人がいますよね。
そんな就活生を見ていると、つい「私も練習なしでうまくいくかも」と思ってしまいがちです。
しかし、面接練習をしなくても内定が出る人は、その場の質問に対して的確な答えを出すことのできる非常に優秀な学生です。
過去の私もそうでしたが、何も練習をせずに、面接に臨んでしまうと何を話せばいいのかわからなくなって、グダグダの面接になってしまいます。
大抵の人は、練習なしでうまく面接を乗り越えることはできないので、ぜひ面接練習をしましょう。
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理由②:選考の半分以上が面接で占められている
面接練習をすべき理由の2つ目は、「選考の半分以上が面接で占められている」です。
選考の大半は面接で構成されています。
いくらエントリーシートやWebテストの結果がよくても、面接がうまくいかないと、就活ではうまくいきません。
もちろん例外として、エンジニアやデザイナーなど、自身のスキルが重視されることもあります。
しかし、就活での選考内容は面接が主なので、きちんと面接対策をすることが求められます。
私の就活を振り返っても、「エントリーシートやWebテストで足切りをして、メインの選考は面接」という企業が多かったです。
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面接練習をするメリット
就活生ちゃん
ここでは、面接練習をするメリットについて紹介します。
面接練習をするメリットは、以下2点です。
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- 面接している姿をイメージでき、当日緊張しない
- きちんと面接官にアピールできる
メリット①:面接している姿をイメージでき、当日緊張しない
面接練習をするメリットの1つ目は、「面接している姿をイメージでき、当日緊張しない」です。
面接練習は、いろんなやり方がありますが、入室から退室までの一連の流れに沿ってすることが一般的です。
その中で実際に声に出して、質問に対して自分の答えを述べる中で、自分の面接での姿を具体的にイメージすることができます。
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「面接でどうしても緊張してしまう」という就活生は、こちらの記事が参考になります。
メリット②:きちんと面接官にアピールできる
面接練習をするメリットの2つ目は、「きちんと面接官にアピールできる」です。
面接では、面接官の聞きたい話から逸れないようにしつつ、自分の伝えたいことを伝える必要があります。
例えば、「将来どうなりたいのか」を聞きたい面接官に、「今までの過去の栄光」を熱弁しても、面接官には響きませんよね。
面接練習をして、ある程度話すべきことを明確にしておくことで、面接を有利に進めることができます。
私も面接練習をしていなかった頃は、なにを話しているのかわからないような面接をしていました。
しかし、面接練習をすることで、徐々に手応えを感じれる面接ができるようになりました。
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練習の方法は、大きく「一人」と「一人以外」の二つに分けています。
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一人で就活の面接練習をする5つの方法
いよいよ就活の面接練習方法について解説します。
私の経験上、一人で練習してから一人以外で練習をした方がスムーズだったので、一人で面接練習をする方法から紹介します。
一人で面接練習をする方法は5つあります。1つずつ紹介していきます。
- 面接で話す要点を書き出す
- 質問されそうなことを書き出して、それに答える
- 時間をはかる
- 面接中の面接風景をを録画・録音する
- 面接風景をイメージする
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練習方法①:面接で話す要点を書き出す
一人で面接練習をする方法1つ目は、「面接で話す要点を書き出す」です。
まずは「自己PR」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」などの重要質問で、話すつもりの要点を書き出してください。
当日の面接では、その書き出した要点をもとに話します。
なぜ要点のみを書き出すかというと、丸暗記してしまうことを防ぐためです。
丸暗記をしてしまうと、暗唱しているような印象を面接官に与えてしまい、熱意や気落ちが伝わりにくいです。
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練習方法②:質問されそうなことを書き出して、それに答える
一人で面接練習をする方法2つ目は、「面接で話す要点を書き出す」です。
面接で聞かれやすいことがある程度決まっているように、自分の回答に対しても質問されやすいこともある程度決まっています。
例えば、「大学時代は部活を頑張った」という話なら、「なぜその部活を選んだのか」「部活をしている上で困難はあったか」「どうやってその困難を乗り越えたのか」などです。
自分が面接官になったと想定して、自分ならどんな質問をするのかを意識することで、面接官の質問にもすんなり返せるようになります。
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「面接でよく聞かれる質問についてもっと知りたい…!」という就活生は、こちらの記事も参考にしてみてください。
練習方法③:時間をはかる
一人で面接練習をする方法3つ目は、「時間をはかる」です。
自己PRや志望動機を用いて、時間をはかってみてください。意外とだらだらと長く話している人が多いのではないでしょうか。
回答は簡潔な方が望ましく、一般的に1分程度が相手に伝わりやすいとされています。
私も実際の面接で、「1分程度で自己PRしてください。」ということもありました。
長すぎると要点がわかりづらくなり、面接官も「結局なにが言いたいんだ?」と思われてしまう可能性が高いので、できる限り簡潔に回答することが理想です。
しかし質問の内容や、集団面接か個人面接によって、2分にも5分にも10分にもなり得ますので、1分という数字はあくまでも目安です。
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練習方法④:面接中の面接風景を録画・録音する
一人で面接練習をする方法4つ目は、「面接中の面接風景をを録画・録音する」です。
スマートフォンなどの機能で十分ですので、面接している面接風景をや声を録画・録音してましょう。
自分を客観的にみることができるため、改善点が浮き彫りになります。
例えば、録音・録画することで以下のポイントを確認できます。
- 姿勢(背筋が伸びているかなど)
- 声の大きさ(聞き取りやすいかどうかなど)
- 語尾(自信なさげではないかどうかなど)
- 表情(自然な笑顔かどうかなど)
- 視線(不自然に泳いでいないかなど)
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練習方法⑤:面接風景をイメージする
一人で面接練習をする方法5つ目は、「面接風景をイメージする」です。
面接で苦戦してしまう人にありがちなのが、面接の雰囲気自体にのまれて思ったように話せないというケースです。
しかしこれは、面接している姿をイメージすることで軽減することができます。
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一人以外で就活の面接練習をする7つの方法
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それは、練習相手からのアドバイスを鵜呑みにしすぎないようにするということです。
その理由は、アドバイスする側も人間ですので、100パーセント正しいことを言っているとは限らないためです。
あくまでも「そういう見方もあるんだな。」と参考にして、もっともなアドバイスに対しては取り入れていく、というスタンスをおすすめします。
では、一人以外での面接練習方法について1つずつ見ていきましょう。
- 友達や家族に聞いてもらう
- 友達の面接官役をする
- 社会人やOB・OGに聞いてもらう
- キャリアセンターを活用する
- 就活イベントに参加する
- 就活エージェントを利用する
- 実際に面接を受ける
練習方法①:友達や家族に聞いてもらう
一人以外で面接練習をする方法1つ目は、「友達や家族に聞いてもらう」です。
この方法は、友達や家族といった身近な人に頼むため、気軽に練習できます。
あらかじめ評価してほしい項目(姿勢、声、表情、内容など)を相手に伝えておくとスムーズです。
ただし友達や家族に聞いてもらう場合、注意点があります。
気軽さゆえに、どうしても緊張感が保てないことがあります(はっきりと切り替えができる方は読みとばしてください)。
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練習方法②:友達の面接官役をする
一人以外で面接練習をする方法2つ目は、「友達の面接官役をする」です。
「なぜ面接官役を?」と思いますよね。
しかし、面接をうまくする上で、面接官の気持ちを理解することはすごく重要です。
なぜなら、面接官の気持ちになることで、面接で就活生に聞きたくなることを理解できるからです。
面接官の視点から見て、良いと感じたところ、悪いと感じたところを自分の面接にも反映させて、ブラッシュアップさせていきましょう。
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練習方法③:社会人やOB・OGに聞いてもらう
一人以外で面接練習をする方法3つ目は、「社会人やOB・OGに聞いてもらう」です。
この方法は、過去に就職活動を経験し、現在働いている社会人の視点から的確なアドバイスをもらえることが多いです。
また、初対面の方からの意見は面接官が抱く意見に近く、客観的なアドバイスであるため、すごく役に立ちます。
また、相手によりますが、面接練習だけでなくエントリーシートの添削や自己分析を手伝ってくださる方もいます。
ただ、就活生の中には、「社会人の知り合いがいない!」「学部やサークルの先輩で、行きたい企業の人がいない!」という方もいると思います。
例えば大学のキャリアセンターでは、OB・OG訪問のために卒業生を紹介してくれます。
「OB訪問する社会人のつてがない!」という方は、こちらの記事を参考にして見てください。
また最近では、無料のOB訪問サービスなども増えてきましたので、積極的に活用してみてください。
OB訪問のアプリやサイトについては、これらの記事でまとめて紹介しています。
練習方法④:キャリアセンターを活用しよう
一人以外で面接練習をする方法4つ目は、「キャリアセンターを活用しよう」です。
「就職課」や「キャリアセンター」という、学生の就職活動を支援している機関が多くの大学にあります。
エントリーシートの添削や進路の相談だけでなく、面接の練習も可能です。また、大学によっては、他の学生と一緒に集団面接練習会などを行っていることもあります。
いずれにしても、キャリアカウンセラーや就職活動に詳しい職員がアドバイスしてくれますので、参考になることが多いでしょう。
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練習方法⑤:就活イベントに参加する
一人以外で面接練習をする方法5つ目は、「就活イベントに参加する」です。
面接の練習として、就活イベントに参加するのもひとつの手です。
就活イベントとは、企業や就活支援会社などが主催しているセミナーや選考会のことです。中には、一人や学生が主催するものもあります。
模擬面接講座やマナー講座といった講義形式のものもあれば、人事担当者に対して自己PRや学生時代頑張ったことをスピーチするといった、選考に直結するイベントもあります。
「まだ面接についてはほとんど知識がない」「ある程度知識のインプットはできたので、アウトプットしたい!」など、自身の状況や目的に合わせて参加してください。
「就活イベントについてもっと知りたい!」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
練習方法⑥:就活エージェントを利用する
一人以外で面接練習をする方法6つ目は、「就活エージェントを利用する」です。
就活エージェントは、アドバイザーが内定までお手伝いしてくれる無料の就活サービスです。
キャリア相談から求人紹介、履歴書の書き方、面接練習まで非常に手厚いサポートを受けることができます。
「一人で就職活動を進めるのが不安だという人」、「滑り止めの企業を抑えておきたい人」、「就活のプロ(アドバイザー)からのアドバイスがほしい人」には一見の価値アリです。
しかし中にはノルマのために、学生が志望していない企業を紹介する就活エージェントも存在しています
要望をきちんと聞き入れてくれるエージェントなのかどうかは、自分で見極める必要がありますね。
就職エージェントには例えば、ディグ株式会社が運営する「DiG UP CAREER」などがあります。
就職エージェントを利用するなら、こちらの記事に内定者が選んだ就活エージェントがまとめてあります。ぜひ参考にしてください。
練習方法⑦:実際に面接を受ける
一人以外で面接練習をする方法7つ目は、「実際に面接を受ける」です。
本命ではなく、かつ早期選考を行っている企業の面接を受けてみてください。インターンシップの選考でも構いません。
これまでさまざまな練習方法を紹介しましたが、やはり実際の面接が一番緊張感をもって臨むことができます。
また、面接の中でも特に勉強になるのが集団面接(グループ面接)です。
優秀だなと思った学生の発言内容はもちろんのこと、話し方や表情など、いい所はどんどん真似しましょう。
そして面接が終わった後はぜひ、聞かれた質問内容と自分の回答をノートに書きとめて分析してください。
その回答でよかったのか、周りの友人や社会人の方に聞いてみることをオススメします。
就活の面接で良く聞かれる質問については、こちらの記事にまとめています。
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面接練習をする上での注意点
「就活の教科書」編集部 南田
面接練習をする際に気をつけるべきことは、以下2点です。
- 丸暗記するのはやめよう
- 話すときは結論から述べよう
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注意点①:丸暗記するのはやめよう
面接練習をする上での注意点1つ目は、「丸暗記するのはやめよう」です。
面接に自信がなかったり、面接経験があまりない就活生は、回答を丸暗記してしまいがちです。
もちろん、「変な回答をしたくない」「失敗したくない」という気持ちはすごくわかります。
しかし、丸暗記をしてしまうと、「暗唱をしている」ような印象を面接官に与えてしまい、面接官に熱意や気持ちが伝わりにくいです。
丸暗記を防ぐために、要点だけを書き出し、「自分の言葉で」「自然に」話す練習をしてみましょう。
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注意点②:話すときは結論から述べよう
面接練習をする上での注意点2つ目は、「話すときは結論から述べよう」です。
ビジネスの世界では、結論から述べることが鉄則です。
例えば、「学生時代に頑張ったことを教えてください」と面接官に聞かれたときの回答は「私は学生時代、大学の部活を頑張りました」になります。
最初に結論を述べることで、面接官に「今から大学の部活について話します」という意志を伝えることができます。
最初から「大学に入ったら、部活に入ろうと決めていて、、」「新歓の時期に○○部の人と出会って、、」などと話してしまうと、「結局この子はなんの話をしたいのだろう?」という風に面接官に不信感を抱かれかねません。
必ず結論から述べることを意識しましょう。
まとめ:練習をすることで、面接は乗り越えられる
いかがだったでしょうか。
この記事では、「就活の教科書」編集部の南田が、就活の面接の練習方法と面接練習するメリット・デメリットを網羅的にまとめました。
記事に書いた方法で、何度も面接の場数を踏み、緊張せずに自分の良さを面接官に伝えられるようにしましょう。
十分な面接対策をして、後悔のない就職活動にしてくださいね!
「就活の教科書」編集部 南田
就活の面接対策については、以下の記事で網羅的に解説しています。合わせて参考にしてください。