- IT業界についての解説
- 「IT業界はやめとけ」と言われる理由7選
- やめとけと言われるIT企業に入らないための方法
- IT企業に向いていない人・向いている人の特徴
- IT業界に就職するメリット・よくある質問
- 「IT業界の優良企業に就職したい!」という方は「レバテックルーキー」を使うのが一番おすすめ
就活生の皆さん、こんにちは!「就活の教科書」編集部の北尾です。
皆さんの中で「IT企業に入りたいけどやめろと言われる」「IT企業に応募したいけど少し不安」という人はいますか?
「就活の教科書」編集部 北尾
就活生くん
僕は、友人にIT企業を目指しているといったら止められました。
そう言われてから色々調べてみましたが、少し心配です。
就活生ちゃん
私もIT企業への就職を考えているのですが、ブラック企業が多いとも聞いたので不安です。
そうですよね。
実際に、私も「IT企業はブラック企業が多い」「IT業界には将来性がない」と言う人に会ったことがあります。
そう言われてしまうと不安になりますが、この記事を読めばIT業界についてしっかり知ることが出来ます。
「就活の教科書」編集部 北尾
この記事では「IT企業はやめとけ」と言われる理由や、やめとけと言われるIT企業に入らないための方法について詳しく解説します。
合わせて、IT業界に向いていない人・向いている人の特徴や、IT業界に就職するメリット・IT業界のマイナスイメージについてよくある質問も紹介します。
IT業界で就職したいと言う人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「IT業界に就職したいけど、ブラック企業は避けたい…」という方は「レバテックルーキー」を使うのが一番おすすめです。
「レバテックルーキー」を使うと、大手~ベンチャーの隠れ優良IT企業を紹介してもらえるので、学歴に自信が無くてもホワイトIT企業に出会えます。
また、IT企業の選考に特化したES添削・面接対策をしてもらえるため、選考でかなり有利になりますよ。
就活アドバイザー 京香
目次
【業界研究】そもそもIT業界とは?
就活生ちゃん
私はIT業界に就職したいのですが、そもそもIT業界ってどんな業界なんでしょうか?
IT業界って幅広くて、理解するのが少し難しいですよね。
IT業界について一緒に見ていきましょう。
「就活の教科書」編集部 北尾
IT業界の労働条件(平均年収・残業時間)
IT業界の平均年収は、新卒レベルで約400万円、中堅レベルで約550万円と言われています。
ただ、職種によって平均年収の違いがあります。
また、IT企業の勤務時間は、一般的な企業と同じく午前9時から午後6時の場合が多いです。
営業や一部エンジニアは、一般的な勤務時間で働くことがほとんどです。
ですが、監視・保守業務を担当するエンジニアなど、職種によっては24時間体制のシフト勤務の場合もあります。
IT企業のほとんどは、完全週休2日制で、祝祭日も休みとなります。
ただ、プロジェクトの進行状況によっては残業・休日出勤が命じられることもあります。
IT業界はブラック企業が多いと言われている
IT業界はブラック企業が多いと言われていますが、実際のところは企業によります。
IT業界は残業が多いイメージがあったり、過重労働が課せられるといった印象があります。
ある調査によると、IT企業の8.5%が80時間以上の残業を従業員に強制していると言われています。
実際、そのような会社も少なくなく、体力のある若手だけが会社に残るというような状況も多いようです。
原因としては、大手が請け負った案件が子会社や孫会社に渡ることによって、無理のある納期設定になってしまうからです。
また、このような親会社から請け負う案件は、比較的安価であることが多いので、給料も安くなってしまいます。
全部が全部ではありませんが、IT業界にはこのようなブラック企業も確かに存在します。
IT業界についている人の声(Twitter/2ch)
ここでは、IT業界についている人の声を紹介します。
良い面と悪い面のどちらの意見も紹介しますので、判断材料にしてみてください。
「就活の教科書」編集部 北尾
<ITエンジニアのお仕事風景>
就職活動で選んだのがたまたまIT企業のAさん
ITエンジニアになりたくてIT業界に入ったBさん
Aさんが書いたクソコードをBさんがフォローする事によって現場がまわってるまぁ、5年、10年経つと居なくなってるんですよね
Bさんが…
— えび@プログラマー (@ebiebi_pg) May 4, 2022
日本のIT企業で大規模案件でH/W調達〜コンサル〜開発〜運用保守まで一貫でやれる企業は日本IBM一強。マネジメントやるならNTTdata一択、コンサルやるなら野村総研の一択。
— ℌ (@E_Hartmann666) May 1, 2022
高卒、スキル無し、人脈なし。
完全にオワコンだった僕が、数年後にはIT企業のPMという立場で、日々何百万という金額を動かしている…。
こんな事があり得るのか。
人生マジで何があるか分からんな。— 風斗 / DX戦略コンサルタント (@1999marketing) April 29, 2022
大学卒業からIT企業で仕事して今年還暦。
現役システムエンジニアとして動けるのはとても幸せなんだわ。
必要としてくれてる職場があるのでまだまだがんばらなくちゃ。— Akagi hiro (@HiroAkagi) May 1, 2022
151: 名無しの横国就活ch : 11:04:23.36 ID:11RKtXV9M元々趣味でやってたり独学である程度学べるような人間じゃないと向いてないんかな?
いきなり誰か1から教えて下さいは無謀?
161: 名無しの横国就活ch : 11:05:33.48 ID:Qzrs0MJEM>>151
無謀やで
自分からどんどん吸収していくような奴じゃないときつい
有能なやつはみんなそういう奴らや
170: 名無しの横国就活ch : 11:06:50.31 ID:uGY+XOyO0>>151
客先常駐とか一生運用とかでいいならそれでも大丈夫やで
偉くはなれないしできない奴は見下していい傾向強いから楽しくはないだろうけど
24: 風吹けば名無し 2018/05/25(金) 01:34:58.63 ID:iPN774qu0
どこの業界もそうだが会社によるとしか言いようがない
特にIT系は大手子会社や独立系含め幅が広すぎるから慎重に企業選びすれば余裕でやっていけるわ
もちろん人売りのITは論外な
26: 風吹けば名無し 2018/05/25(金) 01:35:12.66 ID:PXlRrpAD0
マジでやめとけ
友達でIT行った奴ほとんどやつれてたわ
47: 風吹けば名無し 2018/05/25(金) 01:41:54.03 ID:Iryj1/1T0
>>26
ただブラックやろ
ITはホワイト多いで
27: 風吹けば名無し 2018/05/25(金) 01:36:00.26 ID:d6k8tdz6d
無能でもできるっていわれたり無理っていわれたりわけわからんな
34: 風吹けば名無し 2018/05/25(金) 01:37:31.79 ID:PXlRrpAD0>>27
実際は無能だと派遣先からクレーム来て
本社待機が多くなって居づらくなって終わる
参考:2ch就活まとめ
いかがでしたか?
どうやら、IT業界には、良い企業も悪い企業もありそうですね……
「就活の教科書」編集部 北尾
「IT業界はやめとけ」と言われる理由7選
就活生くん
僕は友人に「IT業界はやめとけ」と言われたのですが、理由は何なんでしょうか?
将来がある業界だと思っているので、もやもやします……
確かに、それだけ言われるともやもやしますよね。
では、ここからは「IT業界はやめとけ」と言われる理由の7つについて解説します。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 理由①:ブラック企業が多いと言われているから
- 理由②:離職率が高いから
- 理由③:業界の平均残業時間が長いから
- 理由④:将来、AIに職を奪われてしまいそうだから(将来性がないから)
- 理由⑤:未経験者/新卒をあまり育てない企業もあるから
- 理由⑥:文系では活躍できないイメージが付いているから
- 理由⑦:従業員の平均年齢が低く、長く勤務できなそうだから
理由①:ブラック企業が多いと言われているから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の1つ目は、ブラック企業が多いと言われているからです。
IT業界だけの話ではないですが、特にIT業界はブラック企業が多いと言われています。
理由としては、先述した通り、IT業界には多重下請け構造が存在するからです。
多重下請け構造では、下請けであればあるほど、労働時間は長くなり、給料は安くなります。
また、急なトラブル対応をする監視エンジニアなどの場合、急な出勤・長時間労働を求められることもあります。
ただ、働き方改革の効果もあり、IT業界の労働環境が徐々に改善されているのも確かです。
かなり病んで(休みなし、超過勤務時間は役員の数字操作でゼロされたらそりゃ病むw)辞めたのですが、でもかえって別の職種との縁があって今に続いているからそれはそれでよかったかも。地方都市のIT企業なんてブラックだけです。辞めときましょう。 https://t.co/s2QTWZDHj9
— 白(KURO)猫 (@KURO67559115J) May 5, 2022
IT企業のプログラマーに知り合いがいるのだが
ブラック企業の横綱か?と思えることを聞いた
連休なし
朝九時から夜11時まで
リモートじゃない日は帰れないそうで… (*´-`)しかも納期前は48時間ぶっ通しで仕事とか
プログラマーあるあるかもしれないが
やめてもらいたい。
死ぬぞ?
彼。
— ACU (@zeeteewing) May 2, 2022
理由②:離職率が高いから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の2つ目は、離職率が高いからです。
IT業界での離職のパターンには、大きく分けて「体力面の問題で離職する場合」と「キャリア面の成長のため離職する場合」の2つがあります。
まず、体力面の問題で離職する場合は、過度な残業や長時間労働の影響で、転職・離職する人たちのことを指します。
また、キャリア面の成長のため離職する場合は、さらに良い労働条件の企業で働くために転職する人たちのことを指します。
優秀な人材は労働条件・働きやすさにおいて魅力的な企業に流れていきます。
よって、離職率が高い職場であるほどブラック企業の確率は高いと言えます。
あるIT企業の社長から、
若手のスタッフが幹部になりたがらないとのご相談をいただきました。
世代的なことやキャリアアップに対する考え方など要因は様々だが、幹部や先輩或いは会社に対して魅力を感じていないことが本質的原因。
離職が減らないという現象にも現れる。#社員育成#人材不足— ヒラコ|経営の根本に効く-アンリミの経営カウンセリング (@Unlimi0223) April 27, 2022
今日から仕事復帰
匂いつわりのせいで出社するのは無理なので、今月いっぱいは自宅で仕事させてもらうことに勤め先は離職率の高いIT企業だけど、要望を伝えたら柔軟に対応してくれる会社でよかったよ…
— みやこ⭐︎初マタ14w (@firstmaternity1) April 20, 2022
理由③:業界の平均残業時間が長いから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の3つ目は、業界の平均残業時間が長いからです。
IT業界における、1ヶ月あたりの平均残業時間は23.2時間です。
職種によってもまちまちですが、営業・ITコンサルタントが約30時間、Webデザイナーが29時間と残業は多い傾向にあります。
厚生労働省によると、現代の日本の平均残業時間は10.6時間となっているので、全体としても残業は長めです。
IT企業のエリート社員が残業が多くて厳しい上司の元でストレスマックス。お盆休み明けの出社日の途中、職場には行かず新幹線に乗り九州に出向き、ビジネスホテルで2週間ほど過ごしていた。行方不明者として捜索していた警察に見つかった。本当の名前や住所等を確認されたが、思い出すことができない。
— 青い薔薇 (@Trans_Blue0630) May 6, 2022
ITエンジニアの残業って命令・申請・自主作業の区分が曖昧になりやすい。
「日々作業には区切りがあるから命令で残業禁止されたくない」「タスクの期限はあるけど残業してまでやる調整をしてない」などなど。
なお厳密に命令・申請を管理されたらめんどくさい。— 加藤@客先常駐 (@tDKcJ5QVAcKFMDd) May 4, 2022
理由④:将来、AIに職を奪われてしまいそうだから(将来性がないから)
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の4つ目は、将来、AIに職を奪われてしまいそうだから(将来性がないから)です。
研究によると、国内にある601種類の職業につく日本の労働人口のうち、49%がAIやロボットに代替できると言われています。
一方で、創造性が問われる職業や、サービスを重視する仕事はAIへの代替が難しいとされています。
ですが、このようなAIの開発・構築に携わっているのがIT企業なので、AIに職を奪われる将来はまだまだ遠いと思われます。
逆に、AIの開発の需要が高まるにつれて、IT業界もますます必要性を増すと考えられます。
アメリカで稼ぐならシリコンバレー・SaaS系のセールス・ウォールストリートと言われます。投資銀行はAIの発達で仕事が減っていますが、IT系はDXの流れが加速していますからまだまだこれからです。金銭的な成功という意味ではIT一択だと思いますけど、子供は金を気にせず好きなことをやって欲しいです。 https://t.co/rRPsuvbYB5
— 橋★龍一点買い (@hashiryu_star) April 30, 2022
あと、AI も、もちろん IT システムやから、保守にも管理にも、エンドユーザーの見えんとこで人手と手間が大変かかる。AI が人間の仕事奪う言うてる人らは、そこら自分の財布を痛めてないってことやで。
— レイ@毎日がロードムービー (@wagonthe3rd) August 5, 2016
理由⑤:未経験者/新卒をあまり育てない企業もあるから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の5つ目は、未経験者/新卒をあまり育てない企業もあるからです。
理由としては、納期に追われ、目の前の業務に時間を取られてしまうIT業界の特徴が挙げられます。
ですが、そのような環境でもオンライン講習を実施するなど、新人教育に力を入れる企業も多くなってきています。
ただ、ブラック企業の場合、その教育を受けられないことが多いです。
実際に企業に応募する前に、新人教育がしっかりされる企業なのか確認するようにしましょう。
利益を追求したら未経験採用はリスク高いのでできないんです。だからほとんどのIT企業は未経験者を全く採用しないか採用するにしてもIT学校卒業者のみになるんです。
弊社はIT教育受けてきていない人でもIT業界にチャレンジしたい人を応援したいから未経験専門採用(IT知識不問)を続けています。— シーキングベストウェイ (@seekingbestway) December 17, 2020
未経験歓迎のIT企業で「採用」と言われたのに案件決まるまで契約されない会社だったりしませんか?未経験者の方はすぐには案件につけないことが多いのでちゃんと教育期間があって給与が出る会社の方が良いと思います。
— シーキングベストウェイ (@seekingbestway) February 19, 2018
理由⑥:文系では活躍できないイメージが付いているから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の6つ目は、文系では活躍できないイメージが付いているからです。
やはり、IT業界は文系ではなく理系のイメージがあります。
実際、IT企業は理系出身の人が多く、プログラミングでは理系の知識が必要だったり、理系職であることは確かです。
ですが、未経験者でもしっかりと教育してくれる企業に就職できれば、十分働けるようになります。
また、IT業界はプログラマーだけが活躍しているわけではなく、営業職など文系が活躍できる場も多くあります。
ただ、「教育をしてくれるかどうか」はかなり重要視すべきポイントではありますね。
文系卒の新卒の子に、なんでIT来たのか聞いたら、だいたいが将来性とか面白そうていう理由なんよね。去年の俺もそうだったけど、本当にIT業界は気軽に参入できる業界じゃないわ。今でも辞めたいと思ってるもん笑笑
IT企業に進むつもりなら、本当によく考えないと地獄を見ることになる。。。。— くぼちゃんだよ (@kingdomofairth) May 5, 2022
入って間もない現場で先輩に質問したら、「ググって書いてることが理解出来ないなら教えるのは無理。細かく聞け」と怒られた。文系未経験でIT業界入ってコードもまともに書いた経験が無かったから、ググっても理解出来ない状況がしんどかった。基本的に現場は放任主義だと思って自走力をつけた方が良い
— はん (@Uu7ssxb1pK) May 3, 2022
理由⑦:従業員の平均年齢が若く、長く勤務できなそうだから
「IT業界はやめとけ」と言われる理由の7つ目は、従業員の平均年齢が若く、長く勤務できなそうだからです。
そもそも、IT業界は若い会社が多く、終身雇用の文化がまだ染み付いていません。
また、常に学び続ける姿勢や、高いスキルが重視されるため、比較的転職が多い業界となっています。
IT業界では、長時間労働などが原因で、体力がある若い社員は活躍し、体力がない人は離職することも少なくありません。
IT業界の平均勤続年数は13.7年で、そのうち、インターネット業界は4年前後、ソフトウェア業界は5年前後と言われています。
IT業界の会社の多くは平均年齢30代。40代、50代のキャリアをどうするか問題を先輩方の背中を見て考えていきたいです。
— IT系ミズキファンマーケティングが好きな人 (@Mi_Zu_Ki_IT) February 27, 2022
IT業界って労働者の平均年齢低いし
私の周りも30〜40代の人が多くてあんまり実感したことなかったけど
仕様書があまり整備されていない現場で定年退職者に備えて増員無しで仕様の引継ぎとかで現場の負担すごいの見て、少子高齢化の負担って税金以外にもこういうところで出るんだなとしみじみ感じてる— Waka Morita(森田和華)@ルートゼロ (@WakaMorita) February 15, 2022
いかがでしたか?
「IT業界はやめとけ」と言われる理由もある意味頷けますね…
「就活の教科書」編集部 北尾
就活アドバイザー 京香
IT業界の優良企業やホワイト企業に内定を貰いたい就活生の方は「レバテックルーキー」を利用するのがオススメです。
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【結論】やめとけと言われるIT企業に入らないための方法
就活生ちゃん
なるほど…「IT業界はやめとけ」と言われる理由がよくわかりました。
では、やめとけと言われるIT企業に入らないための方法は何かありますか?
はい!実は、やめとけと言われるIT企業には特徴があります。
そのような企業を避ける方法があるので、紹介しますね。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 方法①:口コミサイトを確認する
- 方法②:従業員の平均年齢を確認する
- 方法③:会社の業務形態を確認する
方法①:口コミサイトを確認する
やめとけと言われるIT企業に入らないための方法の1つ目は、口コミサイトを確認することです。
やはり、その企業の実情を知るためには、現役として働いている人の声や、以前働いていた人たちの声を聞くのが効果的です。
外からの評価だけでは知ることのできない内部の実情を知ることができます。
ただ、口コミサイトにも注意しなければならない点がいくつかあります。
口コミサイトなどを使った会社の評判の調べ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
方法②:従業員の平均年齢を確認する
やめとけと言われるIT企業に入らないための方法の2つ目は、従業員の平均年齢を確認することです。
ちなみに、IT業界全体の平均年齢は「38歳」とされています。
IT企業は、体力勝負で若い人の方が働きやすいというのも、平均年齢が低い理由のひとつでしょう。
ですが、入社してから長年働き続ければ、40代以上の割合が増えて平均年齢も上がります。
その企業の平均年齢が低いということは、その分多くの人が離職した可能性があります。
そのような企業の中でも、平均勤続年数が3年を切る企業には注意しましょう。
4年以上の勤務があり、仕事を正しくマネジメントできる中堅社員がいない可能性があるからです。
そのような企業は、過重労働が当たり前になっているブラック企業かもしれません。
方法③:会社の業務形態を確認する
やめとけと言われるIT企業に入らないための方法の3つ目は、会社の業務形態を確認することです。
労働時間とその成果が比例しない「みなし残業」がある企業や、裁量労働制の企業は注意が必要です。
また、企業のホームページや求人内容でも、業務内容が明確でないところはやめておきましょう。
スキルアップのための講習や、新人研修などがしっかりなされているのかも確認するようにしましょう。
当たり前ですが、福利厚生が手厚い企業は社員も大切にしてくれるので、福利厚生も必ずチェックしましょう。
また、IT企業の職種によっても待遇が変わる場合があります。
IT企業への就職を考えている場合は、職種別の勤務形態を調べた上で選ぶと良いですよ。
「やめとけと言われるIT企業に入らないための方法」は、いかがだったでしょうか?
企業の口コミを確認するなど、ブラック企業を見極めるために企業研究は入念にやりましょう。
また、ブラック企業の特徴/あるあるについては以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
「就活の教科書」編集部 北尾
【やめとけ】IT業界に向いていない人の特徴5選
ここからは、IT業界に向いていない人の特徴5選を紹介します。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 特徴①:勉強・試行錯誤が好きではない人
- 特徴②:協調性がない人
- 特徴③:効率化が得意ではない人
- 特徴④:そもそもデスクワークが苦手な人
- 特徴⑤:一度に多くのことをできない人
特徴①:勉強・試行錯誤が好きではない人
IT業界に向いていない人の特徴の1つ目は、勉強・試行錯誤が好きではない人です。
IT業界は、常に変わり続けているので、常に新しいものを学び続けなければなりません。
また、間違ったコードを書いてしまった時など、同じミスを繰り返さないために勉強し続ける必要もあります。
一方で、言われていないことを自分でやってみるなど、試行錯誤が好きな人には向いています。
特徴②:協調性がない人
IT業界に向いていない人の特徴の2つ目は、協調性がない人です。
IT業界は、エンジニアが一人でコードを書くというイメージを持たれがちですが、実はチーム単位で働くことが多いです。
そのチーム内でうまくコミュニケーションを取れないと、案件もうまくいきません。
そのため、自分本位・自己中心的な人はIT業界には向いていません。
特徴③:効率化が得意ではない人
IT業界に向いていない人の特徴の3つ目は、効率化が得意ではない人です。
これは、意外な事実なのですが、IT業界には「めんどくさがり屋」が多いそうです。
「めんどくさいから、一気に解決できるシステムを作ろう」と効率化を求める人が、IT業界に向いているようです。
よって、効率化を目指すのが得意ではない人は、IT業界には向いていないでしょう。
特徴④:そもそもデスクワークが苦手な人
IT業界に向いていない人の特徴の4つ目は、そもそもデスクワークが苦手な人です。
IT業界は、長時間パソコンと向き合って作業することも多い業界です。
そのようなデスクワークにストレスや過度な疲労感を感じ、それを発散できないと精神的にも危険です。
そもそもデスクワークが苦手な人は、IT業界にはいかない方が良いかもしれません。
特徴⑤:一度に多くのことをできない人
IT業界に向いていない人の特徴の5つ目は、一度に多くのことをできない人です。
効率化にも通ずるところがありますが、タスクを複数こなさなければならない時、全て効率的に行えるかどうかが重要になります。
IT業界は、与えられた一つの仕事をひたすらこなしていけば良い、という業界ではありません。
自発的に動き、時には複数のタスクを同時にこなすことのできない人は、IT業界には向いていません。
IT業界に向いている人の特徴
ここまで、IT業界に向いていない人の特徴を紹介しました。
ここからは、IT業界に向いている人の特徴を5つ紹介していきます。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 特徴①:コミュニケーション能力が高い人
- 特徴②:勉強・試行錯誤が好きな人
- 特徴③:主体性がある人
- 特徴④:向上心がある人
- 特徴⑤:冷静な人
特徴①:コミュニケーション能力が高い人
IT業界に向いている人の特徴の1つ目は、コミュニケーション能力が高い人です。
IT業界の仕事は、意外かもしれませんがチームワークがかなり重要です。
IT業界では、チーム業務やクライアントと話し合いを持つことが多いので、高いコミュニケーション能力が求められます。
ここでの高いコミュニケーション能力は、物事をわかりやすく伝えるスキル・顧客が求めているものを聞き出すスキルのことを指します。
このようなコミュニケーション能力を持っている人は、IT業界に向いています。
特徴②:勉強・試行錯誤が好きな人
IT業界に向いている人の特徴の2つ目は、勉強・試行錯誤が好きな人です。
IT業界では、常に情報をアップデートし、新しく生み出される技術に追いつかなければなりません。
また、問題が発生したときに、問題を解決しようと試行錯誤することが大切になってきます。
そうすることで、高い技術力と多くの知識を持ったITのスペシャリストになることができます。
勉強し成長し続けられる根気のある人は、IT業界に向いていると言えるでしょう。
特徴③:主体性がある人
IT業界に向いている人の特徴の3つ目は、主体性がある人です。
様々な問題が起こる中でも、自分から進んで問題解決のために働ける主体性のある人は重宝されます。
与えられた仕事だけこなす受け身の姿勢ではなく、自分の知識・技術を使って物事を進めていくことがとても大切です。
わからない、で終わらせるのではなく、調べて自分のものにする主体性のある人は、IT業界で活躍していくでしょう。
特徴④:向上心がある人
IT業界に向いている人の特徴の4つ目は、向上心がある人です。
常に新しいことを学習する向上心や、問題を見つけたときに周りから学ぶ柔軟性はとても役立ちます。
仕事以外の時間も、技術やITの知識を叩き込んでいればいるほど、現場でも活躍できます。
好奇心を持って学習し続けられる向上心のある人は、IT業界に向いています。
特徴⑤:冷静な人
IT業界に向いている人の特徴の5つ目は、冷静な人です。
担当する案件においてバグや問題が発生した際に、冷静に判断し行動できる人はかなり重要な存在です。
冷静に判断できなければ、問題解決において必要以上の時間がかかったり、さらに問題を大きくしてしまいます。
常に冷静でいられる人、冷静に判断できる人はIT業界に向いていると言えるでしょう。
ここまで、IT企業に向いていない人・向いている人の特徴をみてきました。
いかがだったでしょうか?
自分がIT企業に向いているか、向いていないか明確になっていれば嬉しいです。
「就活の教科書」編集部 北尾
【意外かも】IT業界に就職するメリット
マイナスイメージの多いIT業界ですが、意外とIT業界に就職するメリットはあります。
ここでは、そのIT業界に就職するメリット5つを紹介していきます。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 特徴①:IT業界が成長産業である
- 特徴②:働き方改革が進んでいる企業が多い
- 特徴③:IT業界のスキルは万国共通である
- 特徴④:実力主義である
- 特徴⑤:新しいことにチャレンジできる
メリット①:IT業界が成長産業である
IT業界に就職するメリットの1つ目は、IT業界が成長産業であることです。
現代社会は、IT技術なしでは成り立たず、IT技術はますます発展していくとみられます。
先述した通り、多くの職業がAIによってとって代替される中で、それらの発展に関わるのがIT業界です。
IT業界は、発展に伴い人材も不足しており、需要が高く将来性のある業界といえます。
実際に、2030年にはおよそ60万人もの人材が不足すると予測されているほどです。
また、近年は大手企業を中心にDXへの投資が活発になることによって、IT業界は成長していくと見込まれています。
そんな成長産業に関われることが、IT業界に就職するメリットの一つです。
メリット②:働き方改革が進んでいる企業が多い
IT業界に就職するメリットの2つ目は、働き方改革が進んでいる企業が多いことです。
パンデミックの影響もありますが、IT業界は柔軟性が高く、働き方改革にも積極的な傾向があります。
カオナビHRテクノロジー総研によると、リモートワーク率が最も高いのはIT・インターネット業の64.1%となっています。
また、64.1%のうち35.6%がフルリモートワークを行なっているようです。
リモートワークなど、柔軟な働き方はIT業界で最も浸透しています。
柔軟に働きたい人、家事・育児・介護と両立して働きたい人にとって、IT業界で働くことは大きなメリットになります。
メリット③:IT業界のスキルは万国共通である
IT業界に就職するメリットの3つ目は、IT業界のスキルは万国共通であることです。
IT業界は、会社に依存しない、手に職つけられるスキルを得やすい業界です。
また、プログラミングスキルなど、IT業界で身につくスキルは、日本のみならず世界のどこでも通用するスキルです。
IT業界に就職し、常に自分のスキルを磨き、勉強を続けられる状況にいることは、将来必ず役立ちます。
IT業界の勤務を通してスキルを身につければ、どこに行っても職を失うことがないため、大きなメリットになります。
手に職をつけられ、万国共通のスキルを身につけられるのが、IT業界に就職するメリットと言えます。
メリット④:実力主義である
IT業界に就職するメリットの4つ目は、実力主義であることです。
IT業界は、文系・理系・男女などの区別は関係なく実力主義の世界です。
今まで「女性だから・文系だから」という理由で評価されなかった人が、IT業界でスキルを発揮することは十分可能です。
IT企業において、女性の平均年収が他の職種より比較的高めであることにも、実力主義が表れています。
IT業界の中でも、特に外資系企業のほとんどが成果主義・実力主義を導入しています。
そのため、成果を出せる優秀な社員がどんどん年収も上がり、評価も上がっていきます。
そのような実力主義の中で働けることが、IT業界に就職するメリットの一つです。
メリット⑤:新しいことにチャレンジできる
IT業界に就職するメリットの5つ目は、新しいことにチャレンジできることです。
IT企業は、変わり続けるIT業界の中にあるので、常に新しい技術を学び続ける環境があります。
また、新しい働き方などを追求する柔軟な姿勢があるため、新しいことにチャレンジしやすいです。
IT企業は最新のツールや技術の導入に積極的で、働き方の幅も広く、若い人でも実力があれば仕事を任せてもらえます。
新しいことにチャレンジでき、ユニークな働き方ができるのがIT業界に就職するメリットだと言えるでしょう。
「やめとけ」と言われがちなIT業界ですが、さまざまなメリットもあるのですね。
しっかり調べていくと見えてくる良さがありますね。
「就活の教科書」編集部 北尾
「IT業界はやめとけ」に関するよくある質問
では、ここからは「IT業界はやめとけ」などのマイナスイメージに関するよくある質問について紹介していきます。
ここでは、その中でも代表的なよくある質問3つを見ていきます。
「就活の教科書」編集部 北尾
- 特徴①:文系はIT業界に向いていないの?
- 特徴②:IT業界で一番きつい職業は?
- 特徴③:IT業界のホワイト企業に就職するには?
質問①:文系はIT業界に向いていないの?
結論から言うと、職種によって文系の向き不向きは変わってきます。
IT業界の中でも、文系の方が理系より向いている職種もあるほどです。
例えば、クライアントと話し合いをして、システム構築のための要望を聞き出すのは文系の人の方が得意かもしれません。
また最近では、人材不足から研修を充実させ、未経験の人を教育する企業も増えてきています。
向き不向きよりも「自分にやる気があるか」を軸にして考えてみましょう。
「文系はIT業界に就職できるのか」は以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。
質問②:IT業界で一番きつい職業は?
おそらくIT業界で一番きつい職業は、システムエンジニア(SE)です。
他の職種も含んだきつい職業のランキングにも載っていることが多いので、IT業界の中でもSEはきつい職種だと言えます。
SEがきついと言われる理由は、拘束時間が長いこと・繁忙期が本当に忙しいこと・急なトラブル対応などがあるようです。
また、急な出勤や納品前の忙しさの中で、体力が続かずやめてしまう人も多いようです。
それに加えて、ITの新しい技術を勉強し続けることに疲れてしまう人が辛く感じてしまうようです。
IT業界以外も含めたきつい仕事ランキングにもSEのことが載っています。
興味のある方は読んでみてください。
質問③:IT業界のホワイト企業に就職するには?
IT業界のホワイト企業に就職するには、企業のリサーチを徹底的にするようにしましょう。
その際は、【結論】やめとけと言われるIT企業に入らないための方法などを参考にしてみるといいでしょう。
先述した通り、ブラック企業を見極めるには様々な判断材料があります。
その中でも代表的なホワイト企業の特徴の5つを紹介します。
- 平均勤続年数が長い
- 福利厚生が充実している
- 有休取得率が高い
- 研修制度が充実している
- 平均年収が高い
これらのことに気をつけながら、ホワイト企業を探してみてください。
IT業界のホワイト企業ランキングから企業を見つけたい方は、以下の記事で詳しく解説されているので参考にしてください。
まとめ:やめとけと言われる企業を見抜き、就活を成功させよう
本記事「【IT業界】やめとけは本当?IT業界はやめとけの理由 | IT業界に向く人・向かない人, よくある質問も」はいかがだったでしょうか?
この記事では「IT企業はやめとけ」と言われる理由や、やめとけと言われるIT企業に入らないための方法について詳しく解説しました。
合わせて、IT業界に向いていない人・向いている人の特徴や、IT業界に就職するメリット・IT業界のマイナスイメージについてよくある質問についても紹介しました。
自分がIT企業に向いているか、適性がわかったでしょうか?
この記事を読んで「やめとけ」と言われる企業を見抜けるようになり、就活を成功させてくださいね。
最後にこの記事のまとめを書いておきます。
ぜひ気になるところはもう一度読んでみてください!
「就活の教科書」編集部 北尾
◆【業界研究】そもそもIT業界とは?
- IT業界の労働条件(平均年収・残業時間)
- IT業界はブラック企業が多いと言われている
- IT業界についている人の声(Twitter/2ch)
◆「IT業界はやめとけ」と言われる理由7選
- 理由①:ブラック企業が多いと言われているから
- 理由②:離職率が高いから
- 理由③:業界の平均残業時間が長いから
- 理由④:将来、AIに職を奪われてしまいそうだから(将来性がないから)
- 理由⑤:未経験者/新卒をあまり育てない企業もあるから
- 理由⑥:文系では活躍できないイメージが付いているから
- 理由⑦:従業員の平均年齢が若く、長く勤務できなそうだから
◆【結論】やめとけと言われるIT企業に入らないための方法
- 方法①:口コミサイトを確認する
- 方法②:従業員の平均年齢を確認する
- 方法③:会社の業務形態を確認する
◆【やめとけ】IT業界に向いていない人の特徴5選
- 特徴①:勉強・試行錯誤が好きではない人
- 特徴②:協調性がない人
- 特徴③:効率化が得意ではない人
- 特徴④:そもそもデスクワークが苦手な人
- 特徴⑤:一度に多くのことをできない人
◆IT業界に向いている人の特徴
- 特徴①:コミュニケーション能力が高い人
- 特徴②:勉強・試行錯誤が好きな人
- 特徴③:主体性がある人
- 特徴④:向上心がある人
- 特徴⑤:冷静な人
◆【意外かも】IT業界に就職するメリット
- メリット①:IT業界が成長産業である
- メリット②:働き方改革が進んでいる企業が多い
- メリット③:IT業界のスキルは万国共通である
- メリット④:実力主義である
- メリット⑤:新しいことにチャレンジできる
◆「IT業界はやめとけ」に関するよくある質問
- 質問①:文系はIT業界に向いていないの?
- 質問②:IT業界で一番きつい職業は?
- 質問③:IT業界のホワイト企業に就職するには?
◆まとめ:やめとけと言われる企業を見抜き、就活を成功させよう