就職市場において絶大な人気を誇るコンサルティング会社。
商社・メガバンの人気が落ち、コンサルティング会社の人気は近年うなぎ登りです。
東大生の人気企業ランキングでも上位はコンサルが大半を占める形になりました。
マッキンゼー、デロイト、アクセンチュア…
ここら辺の企業は耳にしたことがある方も多いはず。
コンサル会社は難易度の高さからトップ就活生が受けることでも有名ですね。
そのためか入社難易度の議論が尽きない。
そこで生まれたのが就職偏差値。
今回はまずコンサルティング会社の就職偏差値を紹介していきます。
それに加えてコンサル会社の大まかなグループ分けも説明してるので是非最後までご覧ください。
では早速見ていきましょう!
目次
そもそも就職偏差値ランキングとは
就職偏差値とは2ch就職版でユーザー達が企業の難易度・人気度を議論し数値化したものです。
企業が正式に作成したわけではなく、一般人の主観によって作成されているランキングです。
年度によって順位が変動することをお忘れなく。
就職偏差値に関する詳細は「【企業の入社難易度は?】就活偏差値ランキング最新版 | 文系・理系別にまとめました」にまとめました。
では実際の就職偏差値ランキングを見てみましょう!
コンサル業界就職偏差値ランキング(最新)
77 マッキンゼー・アンド・カンパニー
これが巷で噂の就職偏差値です。
上記の表には、戦略系・総合系・シンクタンク系なんかが混じっています。
次はコンサルティング業界のグループ分けを見ていきましょう。
このグループを理解して自分の適性の参考にしてください。
コンサルティング業界グループ分け
コンサルティングにも様々な種類があります。
コンサルティング会社は大きく以下の5つに分類することが出来ます。
・外資系戦略コンサル
・日系戦略コンサル
・Big4(会計コンサル)
・シンクタンク系
・IT系コンサル
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.外資系戦略コンサル
マッキンゼー・ボストンコンサルティンググループ・ベインアンドカンパニー…etc
言わずと知れたコンサル界のトップ達。
コンサル会社と言えば戦略のみを指すという方もいるくらい。
ずば抜けて賢い人が多い。
日系大手のような学歴フィルターをかけることはないが、自然と高学歴のみに偏る。
東大が当たり前の世界。
業務内容は戦略策定など案件の上流部分を担当する。
外資系戦略コンサル企業を目指す人は、外資系戦略コンサルの難易度ランキングが分かるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
2.日系戦略コンサル
DI(ドリームインキュベータ)・IGPI(経営共創基盤)・CDI
こちらは日系の戦略コンサル。
ネームバリューで外資系戦略コンサルに劣るが、内定者レベルは外資系に引けを取らない。
業務内容は上記の外資系戦略コンサルと同じ。
ただDI・IGPIはコンサルだけでなく、事業投資も行う。
ベンチャーキャピタルみたいなことも行っている面白い企業。
3.Big4(会計コンサル)
デロイト・PwC・EY・KPMG
すべて外資系の企業で監査法人を源流とする。
世界的に見るとどの企業もトップレベルのコンサルティング会社である。
ただ日本の市場においては別物という認識が必要。
デロイト・PwCは日本でもある程度事業の拡大に成功しており、新卒を育てる文化もある。
一方、EY・KPMGは日本ではまだベンチャー程度の規模である。
新卒でも即戦力が求められる。
業務内容は戦略策定からシステム導入まで多岐に渡る。
これがなんでも手掛ける総合系と言われる理由である。
big4は業界内でも比較的志望者の多い層だと思うので、別途「コンサルのBIG4についてコンサル内定者がめっちゃ詳しく説明するよ」という記事にまとめました。
4.シンクタンク系
野村総研・三菱総研・大和総研・日本総研…etc
シンクタンク系又は総研系と言われたりもする。
コンサルに加えリサーチも重点的に行う企業達。
普通のコンサルティング会社に比べ官公庁を相手に仕事をする機会が多い。
業務の特性上内定者の院生率が他のコンサル会社よりも高く、研究者体質の学生が好まれる。
ただ野村総研のみはかなりの体育会という噂も。
5.IT系コンサル
アクセンチュア・アビームコンサルティング・IBM(コンサル)…etc
Big4と同格レベルで業務がIT寄りのコンサルティング会社。
アクセンチュアなんかは就職人気企業ランキングの常連。
主にITシステムの導入を業務とし、パッケージに強みを持っている。
(アビームコンサルティングであればSAPと戦略提携を交わしている。)
ただそういう案件ばかりでなく、戦略系の案件も豊富にある。
こんな感じでコンサル系は大きく5つに分類されています。
コンサル業界就職偏差値ランキングの概観
皆さんは就職偏差値ランキングにどのような印象を受けるでしょうか?
コンサルティング業界の難易度の傾向として
戦略>それ以外
が挙げられます。
コンサルティング業界志望者で戦略と総合の違いを悩んでいる人がいますが、要するに難易度です。
総合の方がより現場に近いという分け方も出来ます。
ただ、戦略もどんどん現場に出ているのでそれほど有効な違いは見いだすことが出来ません。
戦略コンサルといえば、就活では外資系金融と双璧をなします。
「【頂上決戦】外資系戦略コンサルの難易度ランキング!(雰囲気解説付き)」の記事でも触れていますが、戦略コンサルでも厳密に言えばMBBレベルのトップティアから日系の独立戦略コンサルなど入社難易度も様々です。
余談ですが、個人的にコンサル業界のスライドは芸術品だと思っています。
コンサルのジョブやインターンではスライドを披露する機会が多くあります。
ただ、「コンサルで実際に使われたパワポって見たことないな…」ってことで
コンサルのコンペで使われた【実際のスライド】をまとめてみました。
個人的にはデロイト・野村総研あたりのスライドが見やすくて好きです(笑)
コンサル会社が使っている実際のパワポを紹介しているので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
自分に合ったコンサルティング会社を選ぼう
ここまで散々難易度について説明してきました。
ただ難易度の高い企業にいくことを勧めているわけではありません。
むしろ無理して、戦略コンサルを志望するのはおススメしません。
某外資系戦略コンサルでは入社してから2週間試用期間があります。
その試用期間の内に内定者の半分が切られたという噂もあるくらいです。
(※真偽のほどは分かりません)
なのでコンサルティング会社を志望する方は業務内容・レベルには十分注意しましょう。
上記の業務内容なども参考にしつつ、自分に合う企業を探すのが一番です。
余談にはなりますが、コンサル志望はESに力を入れるといいですよ。
就活界隈では有名な話ですが、コンサル志望者のESって結構質が低いことが多いので、質の高いものがあると面接官の印象に残りやすく、そのあとの面接もスムーズにいくことが多いです。
特にコンサル志望者は早期に動き出し、はじめは周りに就活生も少なく手探りの状況でESを出すことになると思うので、Unistyleとか使って内定者のESを参考にするといいと思います。(結論ファースト、文章のテンポ本当に気を付けて…)
ケースなどのハイレベルな試験対策をしてもES段階で見切られると元も子もないのでES+筆記段階は100%突破できるようにしておきましょう。
内定者ESの文章テンポって読み込むことでしか理解できないと思うので、是非参考にしてください。
実際にコンサル業界を目指したい人は、コンサルティング業界の志望動機の例文や伝え方が分かるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
また、コンサル業界にはどんな人が行くのかを知りたい人は、コンサル業界内定者のインタビュー記事が読めるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
他の業界もコチラの記事と同様にまとめてみました。
記事を見ればその業界の概要がすぐに分かるようになっているので、興味のある方はチェックしてみてください。