【著者インタビュー】「確実内定」著者 トイアンナ様 | 就活のプロが教える就活の攻略法とは?

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「就活の教科書」編集部 森川

こんにちは。「就活の教科書」編集部の森川です!

今回は、「確実内定」著者のトイアンナ様にお話を伺いました!

インタビューでは、就活生がよく抱える悩み就活生が誤解していることについてもお聞きしました。

「ESや面接がなかなか通らなくて悩んでいる…」「就活の対策の仕方が分からない」という就活生は、ぜひ最後まで読んでみてください!

「就活の教科書」編集部 森川

トイアンナさん、本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

トイアンナ様

トイアンナさんのご経歴

トイアンナ様 写真3

トイアンナさんのご経歴
  • 慶應義塾大学法学部卒
  • 2011年ごろから、「外資就活.com」など就活生向けメディアにてスタートアップ期からインターン生として、記事を執筆。
  • 2012年、新卒で外資メーカーに就職。
  • 外資系企業にてマーケターとして勤めた後、独立。
  • 現在は、ライターとして恋愛とキャリアを中心に記事を執筆。

 


トイアンナさん著書「確実内定」を通して伝えたいこと

本 確実内定 著者トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

「確実内定」は就活のノウハウがぎゅっと詰まった1冊になっていると思うのですが、その中でも1番伝えたいメッセージは何でしょうか?

就活にそんなに時間を取られないでほしいということです。

何のために本を出したかというと、限られた時間の中で就活以外のことに集中してもらうためです。

就活を効率よくゲームのように攻略できれば、その方が就活以外でやりたかったことに時間を使えます。

1日ダラダラして過ごすでも、友達と遊びに行くでもなんでもいいのですが、人生を楽しんでもらうために、就活はもっと攻略法が知られていいはずだというのが1番伝えたいことですね。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

たしかに、就活においてコツやポイントを押さえておくことで、より効率よく進めることができますよね。

就活でよく「就活と受験は全く違う」と言われますが、それは大きな誤解だと思っています。

ESは過去問を見れば対策可能ですし、Webテストに関してはYouTube動画でも対策できます。

受験と全く違うということはなく、就活も多少は対策可能なので、「確実内定」を就活の参考書として活用していただけると嬉しいです。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

就活においては偏差値や合格点など明確な合格ラインがない点は異なると思いますが、受験と同様、ある程度は対策することができますよね。

何かそのほかに、よく就活生が誤解していることはありますか?

よく就活生が勘違いなさるのは、学生時代に力を入れたことや、挫折経験を聞かれた時に、本当に学生時代力を入れたことや挫折した経験を話してしまうということです。

実際のところで言うと、私も学生時代1番頑張ったのは彼氏との恋愛なんですよ(笑)

でも恋愛について書いたところで、私が企業でどう働いてくれそうか分からないですよね?

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

たしかにそうですね(笑)

では何をポイントに書けばいいのでしょうか?

全てのESの質問、面接の質問は、要するに「あなたはうちの企業で卒なく働けますか?」という質問に答えるための提出資料にすぎません。

正直に本音を話す必要はなく、ガクチカや挫折経験などを通して、自分が企業に入って活躍できるか、相手にイメージを湧かせることがポイントです。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

どの質問も、自分が入社した際の働くイメージを持たせることを念頭に置いて回答することが重要なのですね!

例えばどのようなエピソードがいいのでしょうか?

実際の例で、大手企業の内定を複数獲得したESがあるのですが、エピソードとしてはねじの検品のバイトの話です。

ねじって先端が潰れているなど不備があると使えないので、それを検品してはじくというシンプルなバイトなのですが、役割分担を見直しただけで、ねじの検品の速度を120%に上げたという内容です。

この話を聞いたら、この人は企業に入ったら仕事の効率を上げてくれそうな気がしませんか?

エピソードを考える上で1番重要なのは、話のスケール感ではなく、その人が企業の中でどう働いてくれそうか想像できるものかということです。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

エピソードの強さを気にしすぎることなく、自分がそのエピソードを通してどんな価値が提供できるか、どのように働くのかを伝えることがポイントなのですね。

 

数々のES添削をしてきたトイアンナさんから見た、受かるESと落ちるESの違いとは?

ガクチカ編

「就活の教科書」編集部 森川

先程の話も踏まえて、実際どのようなガクチカを書けばいいのでしょうか?

まずはNG例からお見せしますね。

トイアンナ様

ガクチカNG例

カフェ閉店の危機を救ったことです。私は駅前のカフェでバイトをしていましたが、顧客満足度が隣接店に比べて低く閉店の危機と言われてしまいました。そこで原因を分析したところ、 お客様へ満足のいく接客ができていないことに気づきました。そこで私はアルバイトのメンバーと話し合い、満足度を上げる改善策を実施しました。その結果売上が30%向上し、閉店を免れました。

「就活の教科書」編集部 森川

うーん、よくありそうな文章なのですが、これがNGですか…?

そうです。

どこがNGかというと、具体性に欠けるということです。

この文章では、話し合いをした、改善策を実施したとしか書かれておらず、この人が具体的に企業で何ができるかが全く分からないですよね。

本来は、他人がその話を見た時・聞いた時に、情景が想像できるくらいの細かさが必要なのです。

それを踏まえて、次に改善例を見てみましょう。

トイアンナ様

ガクチカ改善例

カフェ閉店の危機を救ったことです。私はカフェでバイトをしていましたが、顧客満足度が隣接店に比べて低く、閉店の危機にありました。そこで原因を分析したところ、新規客のリピート率が低いとわかりました。そこで私は各メンバーと1対1での気軽な食事の機会を設け、打開策を出してもらいました。 私はそこから案を選び「コーヒーを5杯飲んだら1杯無料」キャンペーンを展開しました。結果リピート率が向上して売上も30%上がり、カフェは閉店を免れました。

「就活の教科書」編集部 森川

先ほどと文字数は大して変わらないのに、どのように行動したかが分かり、だいぶイメージの湧く文章になりましたね!

そうですよね。

ESにおいて、具体的な行動や結果を書いていると、文字数をオーバーしてしまうことの方が多いはずです。

だからもし文字数が少ない時というのは、志望動機ならリサーチ不足、自分の経験を書くなら具体性不足だと思ってもらった方がいいと思います。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

なるほど!

これを読んでいる就活生の方は、自分の書いたESを見直す際のヒントにしてみるといいかもしれませんね。

志望動機編

「就活の教科書」編集部 森川

続いて、志望動機でやってはいけないNGポイントはあるのでしょうか?

志望動機を書くにあたって、企業の情報を書きすぎたり、やたらと企業のことを褒めたりするということです。

本当に書くべきなのは企業の情報ではなく、なぜあなたが企業のそのポイントに関心を持って、どのような経験があったからなのかなど自分の物語です。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

私も思い当たる節はあります…。

「〇〇というサービスは〇名ものユーザーがいて〜」「〇〇という商品は〇〇の観点から社会に貢献していて〜」のように説明会で聞いた話を書くなどもありがちな気がします。

または、業界全体を褒め称えるものも多いですね。

「その業界であればどの企業でもいいのでは?」と思われるような志望動機も多く、業界の中でもなぜその企業を志望するのか、企業と1対1の物語を作ってあげてほしいです。

自分の価値観や経験と、その企業のどこがマッチするのか、企業の情報はメインではなく一部出てくるぐらいが理想なのです。

トイアンナ様

 

                                                   

トイアンナさんによる、就活生が抱える悩み解決3選

トイアンナ様 写真1

就活の悩み①:「就活の軸をどう決めればいいか分からない」

「就活の教科書」編集部 森川

就活生がよく抱える悩みについて、いくつかアドバイスや解決策をお聞きしていきたいのですが、まず1つ目「就活の軸をどう決めればいいか分からない」について、どう決めたらいいのでしょう?

就活の軸に迷っている方は、例えば「30歳までに結婚したいからそれが叶えられるキャリアが良い」「20代のうちからプロジェクトを任せてほしい」など、説明会で色々な方の話を聞く中で、ライフプランが自分と合っていそうなものを軸にするのがおすすめです。

いきなり机に向かって、自分の軸は何だろうと考えても思い浮かばないと思うので、まずは情報を集めるところから始めましょう。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

自分の頭で1から考えようとしても難しい時は、他の人の話や軸を参考にすればいいのですね!

そして色々な人の話を聞くために、エントリーの数を増やしてほしいです。

大量エントリーして、説明会でいろいろな人の話を聞き、そこから軸や選択を絞っていくという流れで良いと思います。

まだ軸が定まっていない方で、4月半ば時点でエントリー社数が20社を切っている方は増やした方がいいです!

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

「ここからエントリーを増やしていこうにも、どう企業を探せばいいか分からない」という声もよく聞くのですが、おすすめの探し方ってありますか?

探す際には「シキホー!Mine」というサイトがおすすめです。

迷った時は、「休みやすく年収が高い企業」「残業が少ない企業」など、自分に合った条件で選んでいくのもありだと思います。

トイアンナ様

就活の悩み②:「中小企業をどう探したらいいか分からない」

「就活の教科書」編集部 森川

続いて、「エントリーを増やす上で、中小企業をどう探したらいいか分からない」という悩みはいかがでしょうか?

たしかに名前も聞いたことがある大企業と違って、中小企業の探し方は悩みますよね。

中小企業とは出会いが大事で、自分が過去に少しでも恩を感じた企業を調べていくと、良い中小企業に巡り会うことが多いなと思います。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

具体的にはどのようなことでしょうか?

例えば、私は外反母趾になって手術をした際、中1だったので心細かったのですが、ナースコールを押したらすぐ看護師さんが来てくれて、心の支えになったんですね。

そのささやかな思い出をきっかけに、ナースコールのシェアが日本1の企業を調べてみると、良い中小企業に出会えました。

ESでは過去に感じた恩を返したいという内容を書いて出したので、自分が関わりのある企業だと、ESも書きやすいと思うのでおすすめです。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

その探し方なら誰でもすぐに実行できそうですね!

皆さんも、何かしらの商品やサービスに恩を感じた経験はあると思うので、まずはそこから関わりのある企業を調べてみるのが良いですね。

中小企業を調べた上で、その企業が優良かどうかを調べるのなら、OpenWorkというサイトがおすすめです。

企業の口コミを見ることができるので、実際の企業体制や働いている人がどう思っているのかなどが分かり、様々な面から企業を判断できると思います。

トイアンナ様

就活の悩み③:第1志望でなくても「第1志望です」と嘘をつくべき?

「就活の教科書」編集部 森川

3つ目は、私も悩んだことがあるのですが、第1志望でなくても「第1志望です」と嘘をついた方が良いのでしょうか?

そうですね、第1志望でなくても「第1志望」と答えてください。

例えば恋愛に置き換えて考えてみても、「あなたは3番目に好き」と言われて付き合おうとなりますか?

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

付き合わないですね。

そこは1番だって言って欲しいです(笑)

それと同じなんです。

企業は1人を採用するのに多くのお金と時間をかけています。

にも関わらず、「第2志望, 第3志望です」などと正直に答えるのは、相手の取り組みを蔑ろにするようで誠実ではないと思います。

相手のためにも、「第1志望です」と答えるべきだと思いますね。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

正直に答えることだけが誠実ではないというのは、ハッとしました…。

どう答えることが相手にとって誠実かというのは考えたいですね。

何かに迷った時は恋愛に置き換えるのがおすすめです。

例えば自分が相手に告白するとして、これを言ったら失礼じゃないかと考えてみると、企業に対してもどう振る舞うべきか分かってくるのではないでしょうか。

トイアンナ様

 

トイアンナさんから就活生へのメッセージ

「就活の教科書」編集部 森川

最後に、就活生へメッセージをお願いします!

就活を進める中で、自分はどんな人生を歩んできたんだろう、私の就活の軸ってなんだろうと考え込むと、どんどん気持ちが沈んでいくことも多いと思います。

考えすぎるのではなく、とりあえずエントリーするだけでも手を動かした方が心が楽になると思います。

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

私も頭で考えようとしていた時は、「もう何が正解か分からない…」と気持ちが病んでいってました(笑)

とりあえず友達がここ受けるらしいから自分も受けてみようくらいの軽い気持ちで動いて、説明会などを聞きながら考えるのがちょうどいいと思います。

進めていく中で色々な情報が得られ、自分の考えも定まってくると思うので、迷っている方はどんどんエントリーするのが良いと思います。

大変だとは思いますが、頑張ってください!

トイアンナ様

「就活の教科書」編集部 森川

トイアンナさん、本日はありがとうございました!

トイアンナさんはTwitterもやられているので、ぜひチェックしてみてください!

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