【インタビュー】埼玉県特化の求人サイト「埼玉新卒就職ナビ」 | 株式会社シンミドウ松村さん

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「就活の教科書」編集部 森川

みなさん、こんにちは!

「就活の教科書」編集部の森川です。

今回は、コンサルティング事業や埼玉県特化の求人サイト「埼玉新卒就職ナビ」(以下「埼ナビ」)を運営している株式会社シンミドウの松村さんにお話を伺っていきます!

 

インタビュー内では、埼玉県が抱える地域課題や企業選びのポイントについてもお聞きしていきます。

 

「埼玉県の優良企業が知りたい!」「企業を選ぶときのポイントが知りたい!」という方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

「就活の教科書」編集部 森川

松村さん、本日はよろしくお願いします!!
株式会社シンミドウの松村です。よろしくお願いします!!

株式会社シンミドウ松村さん

サイトを立ち上げた経緯「埼玉県が抱える問題とは」

「就活の教科書」編集部 森川

それでは早速インタビューを始めさせていただきます!

シンミドウさんは埼玉県に特化した求人サイト「埼玉新卒就職ナビ」を運営されているとのことですが、サイトを立ち上げた経緯はなんですか?

埼玉県は基本的に外に出る県なんですよ。

住んでいる人は多いけど、仕事は東京や神奈川で、大学も基本東京に行くみたいな県外流出が非常に多い立地にある県なんです。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

たしかに、周りの埼玉出身の友達も大学は県外だという子が多いです!
僕らはメインは採用コンサルティング事業を行っていて、県庁さんや地方の自治体さんのご支援もさせて頂いています。

今回は埼玉県庁さんから県の就職率を高めたいという要望があったのがきっかけです。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

そうなんですね!

就職率を高めるための手段として、サイトを運営することを選んだのはなぜですか?

僕らは普段、合同説明会のご支援や埼玉県主催のイベント冊子を作成する手伝いもしています。

ただ皆さんがインターン先や就職先を決めたのは媒体やwebサイトを見てだったり、先輩から話を聞いたからだったりだと思います。

そこで、ユーザーである学生が1番使いやすいものとなるとWebサイトだろうということで、現在の形を選びました。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

私も実際就活するにあたって、サイトをよく使っています!
ただ中小企業さんなどの中には、大手ナビサイトに対して懸念や不安を感じているところも少なくないんですね。

例えば大手企業と同じサイトに情報を載せても、埋もれてしまうのではないかと考える企業さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで埼玉県内で、同規模の企業の情報を集めたサイトを作ることにしたんです。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

では、求人サイトを設計する上で工夫された点などありますか?
1つは市区町村ごとに勤務地設定ができるというところです。

埼玉県はとても大きいので、東京寄りや群馬寄りなどいろんなエリアがあります。

埼玉県で就職すると言っても実家から通いやすい場所がいい、電車があまり混まないエリアがいいという学生からの声もあるので、この機能が付いています。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

同じ埼玉でも地区によって環境が異なるということですね。
2つ目は、外部連携です。

LINEとナビの連携や動画を無料でサイト内に載せたり、エントリーは大手ナビサイトから行えるように外部リンクを貼ったりしています。

そうすることで学生も面倒な作業が減って使いやすいし、企業も管理がしやすいのではないかと思っています。

株式会社シンミドウ松村さん


コロナで新卒採用に変化はあったのか?

「就活の教科書」編集部 森川

先ほど埼玉県の就職率を上げるというお話が出てきましたが、それによって埼玉県をどうしていきたいみたいな思いはあるんでしょうか?
埼玉県はいいところなんですよ。

でもその良さはあまり伝わっておらず、それを解決するためにもプロモーションなどを手伝っていきたいと思っています。

コロナの影響もあって東京一極集中が少し外れて、埼玉に住む・働くというのを一過性のブームではなくて、風土として作っていきたいです。

埼玉以北など東京へのアクセスはいいけど、就活に苦戦している企業に対するフォローをこの後やっていく予定です。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

コロナで地方に残る人が増えたみたいな傾向はたしかにあると思うんですが、そういったコロナの影響は新卒採用において何かありましたか?
学生視点では、東京に行ける範囲の人たちが埼玉や千葉に残ってくれたという現象は起きましたね。

あと逆にリモート採用などが進んで、地方の方で東京に憧れを持っていた子などは有利な状況になったというのはあります。

この流れはあと4,5年は続くんだろうなと勝手に思っています。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

あと4,5年ですか。

なぜそう考えるんでしょうか?

本来だったら東京に進学するであろう優秀な学生さんたちが、地元の国公立に進学する割合が増えたんですよ。

その子達が社会に出る4年後の時に、地方に優秀な子達が残っていると、そこの優良な企業に就職する可能性が高いなということです。

長い目で見たら地方創生や地域活性化みたいな活動にも繋がっていったらいいなと思っています。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

そうなっていくと理想的ですね!

では逆に企業側の新卒採用のあり方などに変化はありましたか?

リモートは今まであまりやっていなかった企業が多いと思いますけど、それが今は普通にインターンや選考で使うようになったというところですかね。

昨年は特に対応の早い企業と遅い企業など、時代についていける・いけないが露骨に出たかなと思います。

コロナで時代の変化に適応できない企業が取り残されるなど、企業の柔軟性が重要になったというのはありましたね。

株式会社シンミドウ松村さん

「採用はあくまで地方創生の一環」

「就活の教科書」編集部 森川

今までお話を伺ってきましたが、なぜ埼玉や北の地方に力を入れるのでしょうか?
当社の事業内容の1つに地方創生があります。

そこで都内の一極集中をずらすとしたら、北の方に人口を移していけると国全体や東日本という括りで見た時により豊かな社会を作れるんじゃないかと思っているからです。

今すでに各市町村と連携していろんな取り組みをしています。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

具体的にどんなことをされているのでしょうか?
例えば空き家がたくさんあるエリアで、空き家再生プロジェクトを僕らと都内の大学生で一緒に図面書いたりとか。

過疎化している地域で祭りの運営や電車の運営をしています。

あとはおじいちゃんおばあちゃんにノウハウを教えてもらい、僕らが畑をやるということもしていますね。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

現地の人や大学生とも協力して取り組まれていて、とても素敵な活動ですね!
そういう町や村を少しずつ広げていくと、そこにもいい企業はあります。

そこで、UターンやIターンしたい子がいた時にはあの町や村にすごい良い企業あるよという活動を広げていき、学生の選択肢や生き方を広げることが採用を通じてできるといいなと思います。

だから採用はあくまでも手法の1つで、生き方の選択や街づくりにまで活動を広げていけたら楽しいなと考えています。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

町や村の魅力が若い人にも伝わっていくって大切なことですよね!!
実際今やっているところで言うと、8000人くらいの小さな町にある企業さんをご支援しています。

その企業が新卒採用をするにあたって、そもそも周りに大学や専門学校などないため、都内や仙台から人をお呼びしたり移住してもらったりするという活動をしています。

それで毎年4,5人入社していますね。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

聞けば聞くほど魅力的な活動をされているのが伝わってきます!

では、今後の展望についてもお伺いしてよろしいですか?

埼玉だけでいくと、基本的には3,4年生が対象ですけど、1,2年生や中高校生にも見てもらって、彼らが埼玉で就職するなら「埼ナビ」を使おうとなるようにしたいです。

とりあえず登録して使うというサイクルができて、その子達が今度社会に出て転職する時も「埼ナビ」あるのかなというように、人材が流出せず県内の優良企業内で循環するのが理想ですね。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

転職においても埼玉で探す流れを作るということですね。

学生も1回都内に行ったとしても就職は「埼ナビ」だよねというように、埼玉に戻ってくるサイクルが作れるといいなと思っています。

これがだんだん北の方でも広がって、地域の活性化や中長期で人が回遊するような仕組みを作っていきたいです。

株式会社シンミドウ松村さん

                                                   

企業を選ぶときの見るべきポイントとは?

「就活の教科書」編集部 森川

企業を選ぶ際地域で絞ることがあると思うんですが、それはあまり良くないんですかね?
たしかに地域で絞ることで、可能性が狭まるというのはありますね。

ただ自分の時は東京かっこいいとか、東京だったらできることがたくさんあるんじゃないかと思って、東京で就職しましたね。

でも社会に出ていろんな企業を回ってみると別にそんなことはなく、実は自分の地元にもすごい企業があったりします

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

私も東京の方ができることがたくさんありそうだと思っていました…
東京を見たらいいかもしれないけど、自分が住んでいる町にもいい企業があるんじゃないかと目を向けると、いいものがある可能性もあります

わからないところにも視野を広げてもらうといいかなと思います。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

早いうちから決めるのではなく、色々見てみるのが大切ということですね。
あとは自分らしい生き方みたいなところで、20代は東京で過ごして30代は家庭を持って地元に戻りたいなどいろんな選択肢があると思います。

そういった長いスパンで生き方や働き方を考えると選択肢の幅が広がるのではないでしょうか。

「30代や40代をどういうステージで過ごすか」というところの選択肢の幅を広げられる20代にした方が面白いんじゃないかな、と個人的には思います。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

なるほど、参考になります!

あとは企業を選ぶ上でのポイントなどアドバイスがあったらお聞きしたいです。

経営理念やビジョンに共感できるかはとても大事だと思います。

大企業か中小企業を選ぶのかにもよりますが、中小企業を選ぶなら経営者のことを好きになれるかはとても大事です。

大企業なら経営層に会うことはあまりないですが、中小企業だと必ず顔合わせるし、直接指導受けることもあるので。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

たしかに、人間関係は働く上で重要ですよね。
あとは自分の求める2番手、3番手ぐらいの条件に折り合いをつけられるかです。

加えて、それに自分が見合う努力や経験をしてきたのか冷静に考えるのも大事ですね。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

自分が求める条件をしっかり認識すると同時に、自分がそれに見合うかですか。

最後に、採用コンサルティングなどをされている中で、求められる人材はどんな人だとお考えですか?

結論を言うと、どこの企業でも採用される良い人材というのはないんですよ。

コミュニケーション能力や学歴はあるに越したことはないですけど。

でも企業によって求める優秀は違いますし、グループワークにおいても見られる部分が違います

例えばトップダウンの企業なら、積極的に意見する人より言われたことに従ってくれる人の方が求められる傾向にありますね。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

求められる人材は、企業の文化的なところの影響が大きいということですね。
ただその辺は、自分が無理して良い企業に入ることが幸せとか、自分が活躍できる企業に入ることが幸せとか人によって価値観は違いますよね。

だから、自分の価値観に合った企業選びをすることが重要だと思います。

株式会社シンミドウ松村さん

「就活の教科書」編集部 森川

松村さん、本日はありがとうございました!

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株式会社シンミドウの会社概要

会社名 株式会社シンミドウ
代表者 代表取締役社長 笹田知弘
所在地 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-244-1 都築ビル2F
設立日 2008年1月
資本金 1,000万円
業務内容 採用コンサルティング、地方創生支援、人事コンサルティング、経営コンサルティング