【社長インタビュー】株式会社moovy代表取締役 三嶋弘哉様｜30秒の動画で企業の社風がサクッと分かる！

『moovy』は、30秒の採用動画を使って求職者と求人企業をオンラインでマッチングする採用動画プラットフォームです。
求職者は『moovy』を利用することで、企業内部のリアルな文化や働く社員の表情を感じ取ることができます。

加えて、求人企業は文章だけでは表現しきれなかった情報を求職者に伝える「採用ブランディング・採用PR」としても活用できます。

厳選した成長企業・スタートアップの企業様のみとなります。
日本を変革していく、アップデートしていくような会社を中心に掲載しています。

弊社でもmoovyのサービスをリリースする以前に、ユーザーインタビュー（一部、リアル調査）で動画視聴時間を調査したところ、30秒を経過すると一気に視聴完了率が悪くなるため、30秒を上限としたスマホ型の採用動画をリリースするに至りました。
ある程度、知名度があるアカウントであれば視聴時間は長いことを考えると、採用ファネルでいう「認知」の段階では、短尺動画が適しているかと思います。

これは、Google本国レポートでも証明されており、動画コンテンツにおいて15秒、30秒、2分の映像で比較した場合、30秒版はもっともスキップされにくく、30秒版がもっとも高い視聴完了率（VTR）を記録しています。

VTRは15秒版と比較すると30%も高く、2分版よりも12％も高い結果です。

私自身の一番長いキャリアが人材紹介で、求職者や企業様の採用支援を行っていました。
しかし、その中で企業と求職者のミスマッチが生じたり、良い企業なのに世の中に認知されておらず、応募者数が少なかったりという状況を改善させたいという思いでサービスを展開しました。

見やすいサイト作りは非常に意識しました。
動画を見て、興味を持って頂けたら、テキストを見て、より深く理解して頂くという流れになっていますので、動画とテキストをセットで掲載したり、見終わった動画の次に新たに動画をリコメンドをしたりして工夫しています。

名物社員紹介ですね。

会社の中で働く人たちの少し変わった一面を取り上げていたりします。

筋トレが好きな方や空手の世界チャンピオンの方がいるなど、面白い内容が揃っています。

慶応や東大卒の社長さんが結構多いですが、実はいじられキャラな一面があるなどの普通の就活では聞けない内容が聞けます。
中で見えてる世界と外で見えている世界をより透明化していきたい、均一化していきたいと思っています。

そうですね、その一例としてオフィスの様子が挙げられます。
今リモートでの面接が増えていると思いますが、入社時に実際にオフィスを訪れたときに写真で見たオフィスと実際のオフィスが違って見えたなどの声を実際に聞いています。

そのようなギャップをなくすために、オフィス紹介という動画もご用意しております。

本来であれば、企業様が自分で撮影して頂いて、投稿という形になりますが、動画作成に慣れていない企業様もいらっしゃるので、初めの段階は我々が撮らせて頂いています。

徐々に動画作成のトレーニングを行い、使い方をレクチャーさせて頂きます。

その人らしさが出てくるリテイク動画ですね。
言い間違えてしまったり、噛んでしまったりした動画を敢えて投稿することで、社員の素の部分が伝わると思います。
職場って、厳しい側面がある一方で、楽しさや居心地が良い側面もあるので、そのような点を動画を通して伝えていきたいと考えています。

企業がよく「弊社は風通しの良い会社です」と言うのですが、正直よくわからないですよね。

言葉の抑揚や使い方、表情などの感じ取られる情報が動画だと多いので、最大限に活用して頂きたいと思います。

企業の文化、社員の人格を気軽に見る事が出来る点ですね。
色々な切り口のテーマをご用意しているので、企業のいろいろな側面が分かり、企業に対して親近感や近さを感じて頂けます。
また、「凄いベンチャー100選」に選ばれた企業様やSaaS系の企業が登録されているなど、面白い企業様が多数いらっしゃいます。

そうですね、弊社がぜひ求職者の方にお勧めしたいという企業様のみをご紹介しているので、逆に掲載をお断りしている企業様もいらっしゃいます。

まず、急成長している企業であるかどうかですね。
例えば、東京で10年以内の設立で今後も成長し続けるであろうという会社さんなどが対象になっています。

短期的な売り上げで見れば、厳選せずにより多くの企業様に参加して頂いた方が良いのですが、それよりも求職者の方が面白いと思える企業や、市場価値を高めやすい企業を多く掲載していた方が、ユーザーの満足度が高まると思います。

就活生はよく名の知れた大企業から順に受けていきますが、一番重要なのは大企業や中小企業関係なく、働いている方のエンゲージメントが高いかどうかだと思います。
我々は、そこに着目して厳選しているのでミスマッチが生じにくいのです。

そうです。注目すべき点は、企業が安定しているかどうかより、自分が安定するかどうかです。
企業の市場価値よりも自分の市場価値（市場価値＝「キャリアの希少性」×「経験の再現性」×「市場の成長性」）を深めていくことで、もし企業が倒産してしまっても次に繋ぐ事が出来ます。

何かしらチャレンジがしたいなどの好奇心や行動力にあふれた方はmoovyが合っているのではないかなと思います。
安定志向の方でも潜在的に面白い事をしたいという志を持っている方はお気軽に利用して頂きたいです。

我々は「moovy」というサービス自体をまだまだ広げられると思っているので、クライアントを増やしていき、もっとユーザーや企業様を増やしていきたいなと思っています。
また、表情や声からある程度、性格なども分析できるようになれば、 AI や分析ツールを基に最適な職場をユーザーにリコメンドしていきたいと考えています。

安直にブランド力で決めるのではなく、どの企業が自分に相応しいのかを常に考え続けてほしいです。

「will」「can」「must」の三つの輪が重なった所が自分が仕事が没入できるところなので、その重なった部分を探してほしいです。