【インタビュー】株式会社KALOS BEAUTY TECHNOLOGY 代表取締役 高田栄和様、柳沢文佳様 | 衣類スチーマー「Rooomy Stylish Steamer」とは？

Rooomy Stylish Steamerとは、除菌・消臭効果のある衣類スチーマーです。
特徴としては、噴霧量（噴射される水蒸気の量）が業界1位を誇る最大25g/minで、スチームのサイズがナノレベルだという点です。

他社のスチーマーだとスチームのサイズまでこだわっているスチーマーはなかなかないのですが、弊社は細かいスチームが出るように設計致しました。

スチームのサイズが小さければ小さいほど、しわを伸ばすことが出来るからです。
そもそも洋服がしわになるのは、何層にも重なった繊維が洗濯した時に絡み合い、乾燥することが原因です。
スチームのサイズが大きいと、表面までしかスチームが入り込まないため、しわを伸ばすのに時間がかかってしまったり、しわ戻り（スチームを当てた直後はしわが伸びたようになるが、奥のしわが伸びておらず、時間が経つと、しわが出来てしまう現象）が生じたりしてしまいます。
しかし、ナノサイズのスチームだと、奥まで浸透するので、時間がかからず、しわ戻り現象を無くすことが出来るのです。

先端部分がテフロン加工されたアイロンプレートになっているので、スチーム機能とアイロンを合わせて使うと、よりしわ伸ばしの効果が得られやすくなっています。
また、メインはしわ伸ばしの機能ですが、除菌・消臭としての効果も期待できます。
99.9％の菌や花粉、ダニなどを除去することができ、消臭効果としては、洗いにくい帽子やコートなどを消臭することができます。

コロナ流行時のマスク不足を解消するため、マスクを除菌し、繰り返し使うことが出来る製品を開発しようとしたのがきっかけです。
Makuakeのクラウドファンディングで資金を集め、「Rooomy Stylish Steamer」を開発しました。

そうですね。
特にマスクは、不織布マスクが多いので、普通のスチーマーだと濡れてしまいます。
しかし、弊社のスチーマーはナノサイズなので、スチームがマスクを通過し、濡れる事はありません。
加えて、カレーなどの匂いが強い料理を食べた後、すぐにマスクをすると匂いがついてしまいますが、消臭することができるので、マスクを快適に何度も使うことができます。

「使ったときにしわがすぐ伸びて便利」「除菌目的で玄関で使っている」などの声をいただきます。
また、使いやすいシステムになっており、スーツにしみ込んだ焼肉の煙や汗の匂いがとれるので、独身男性の方に買っていただく傾向があります。

立ち上げ時間は40秒で、大体カッターシャツで30秒〜1分ほどで伸ばすことができます。
また、消し忘れても10分経てば自動で電源がオフになります。
tiktokのアカウントを見ていただければ、Rooomy Stylish Steamerの機能がよくわかると思うので是非ご覧下さい。

僕も面接官として、面接をする機会が何度かありましたが、服がだらしない人は仕事もだらしなくなってしまう印象があるので、身だしなみはしっかり見ますね。
もちろん第一印象が全てではありませんが、見るポイントの一つではあるので、就活生の方は細かいところまで気を抜かずに挑んで欲しいです。

スーツってちょっとした移動や座っただけですぐにしわになってしまいます。
毎回クリーニングに出すのは面倒ですし、お金もかかりますが、面接の場でスーツがしわしわだと第一印象に関わってきます。
他社のスチーマーは基本的に1万円以上かかりますが、Rooomy Stylish Steamerは税込み8780円と非常にお求めやすくなっているので、是非就活生の方にも利用して頂きたいです。

大学卒業後、シャープ株式会社に入社し、約28年間最先端の製品開発に携わっておりました。
シャープ退職後も医薬品製造装置メーカーや、大手美容機器メーカーでの経験を経て、2019年5月に株式会社KALOS BEAUTY TECHNOLOGYの代表取締役に就任しました。

物がなければ人は生活できませんし、経営の三要素である「人」「物」「金」の中で、「物」はメーカーが作るものという理解があり、欠かせない要素だと思ったからです。
また、自分が作った製品を喜んでもらえる顔が浮かんだ時にやりがいを感じるので長年メーカー業に携わっています。

一番楽しかったのは、自分がシャープに勤めていた時に企画した製品が大ヒットしたことですね。
当時、カメラ付き携帯がまだなかった時に、J-phoneのカメラ付きの携帯を企画しましたが、当時は多くの人が高性能なデジカメを持っていたので、幹部の方々から「携帯にカメラを付けても、誰も使わない」と言われました。
そんな中、なんとか販売までこぎ着けた結果、大ヒットし、携帯のカメラに付けるモジュールを世界シェアナンバー1にしました。

大学卒業後、すぐにシャープ株式会社に入社しました。
シャープでは、自分の提案を実際に商品化していけるという風土があったので、自分のやりたい事を実行できる会社でした。
シャープの「目の付け所がシャープ」というキャッチフレーズはこのような仕組みから生まれています。
しかし、ある時経営者が変わったため、このような体制はなくなってしまい、シャープを辞めました。

シャープを退職後、医薬品製造装置メーカーを務め、あるメーカー会社に入社しました。
しかし、そこには技術者がいなかったため、開発の業務はほぼ任されっ切りの状態でした。

徐々に会社の規模が大きくなると同時に、自由度もなくなり、作りたいものを作れない環境になってしまったので、株式会社KALOS BEAUTY TECHNOLOGYの代表に就任しました。

最初は何を作るかの企画会議から始まります。
その時に、お客さんのニーズを把握して、どんな製品が必要なのか逆算して生産する「デマンドチェーンマネジメント」を常に意識しています。
日本では質のいい製品を作って売る、プロダクトアウトが主流です。
しかし、弊社ではお客さんが困っている事・欲しい物から逆算して製品を開発することを心掛けています。

企画会議の際に、提案された商品に対して、全員（技術者、事務、営業などの全社員）が良いなと思ったら、製品化がスタート、半分だったら検討、3割だったらやめます。
このように、皆が欲しいなと思ったかどうかを意識することから製品化するかどうかが決まります。
提案した企画に対して、皆で「こっちの方がいいのではないか」など議論し合っています。

一度、提案が通ったら、そのサンプルを作ります。
機能だけのサンプルを作ったり、デザインだけの簡単なサンプルを作ったりなどして、社内で繰り返し検証します。
問題なければ、デザインに機能をはめ込み、大体1-2年かけて、やっと製品化になります。

常に様々な物に興味を持つことが重要です。
目の前にあるものに対して、「ただ存在している」と思うのではなく、「なんでそれがあるんだろう」「なんでこの機能何だろう、もっとこうなったらいいな」と普段から考えられる人が向いているなと思います。

いつも社員に言っているのが、常に「なんで？」を意識して欲しいと言います。
街に出たときに、「なんでここの照明はこの色なの？」「なんで中華料理屋って、店内に赤を使うの？」など、たくさんの疑問が見つかるはずです。
この意識が、モノづくりのきっかけの部分になるので、「なんで？」を意識してみて下さい。

また、面接の際に他のスチーマーと比較して、例えば弊社の商品でしたらRooomy Stylish Steamerならではの良さを明確に言えると非常に好印象です。
メーカー業に就職を考えている人は、その会社の主力製品と他の製品が違う所、強みまで言えると良いなと思います。

上場を目指して、会社の規模をさらに大きくしていきたいです。
小さいメーカーですが、面白い商品を作っている会社がいるなとみなさんに認識してもらえるよう頑張ります。

面接の場では、本音で話して欲しいです。
私も就活の時、自分を「選ばれる立場」と認識していたので。面接時にどうしても良い事しか言えなかったりしました。
しかし、表面上良いことを言っても、入社してからイメージと違ったと思ってしまう時があるので、ある程度本音で言い合える関係性が良いなと思います。

「明るく・楽しく・元気よく」面接を受けて欲しいです。
どうしてもこの3要素が1つでも抜けてしまうと、面接官の印象が良くないので、3つの言葉を意識して、就活に挑んで欲しいです。