「就活の教科書」編集部 本間
皆さん、こんにちは。「就活の教科書」編集部の本間です。
今回は、マジック:ザ・ギャザリング専門店「晴れる屋」を運営している株式会社晴れる屋の広報担当 宮坂さんにお話をお聞きしました。
インタビュー内では、株式会社晴れる屋の立ち上げの経緯や運営する際にこだわっている点などについてお聞きしました。
「好きなことを仕事にしたいけど、仕事にしたら嫌いになってしまいそうで怖い…」「マジック:ザ・ギャザリングに関わる仕事をしたい!」という就活生は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 本間
宮坂さん、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
目次
株式会社晴れる屋の事業内容とは
「就活の教科書」編集部 本間
株式会社晴れる屋は、主にどんなサービスを運営していますか?
株式会社晴れる屋は「晴れる屋」という小売店を21店舗展開し、主にマジック:ザ・ギャザリングというトレーディングカードゲームを販売しています。
そのほかに通販サイトの運営、商品開発、「飲める屋」という飲食店経営やポケモンカードの小売店「晴れる屋2」も展開しております。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
マジック:ザ・ギャザリングとは、どのようなカードゲームなのでしょうか?
マジック:ザ・ギャザリング公式HP:https://mtg-jp.com/
マジック:ザ・ギャザリングの遊び方:https://mtg-jp.com/howtoplay/
マジック:ザ・ギャザリングを基に日本では遊戯王やポケモンカード、デュエルマスターズなど、人気のカードゲームが作られています。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
そうだったんですね!
宮坂さんが思うトレーディングカードゲームの魅力は何ですか?
友達ができる点ですね。
対戦相手がいて、お互いに技術をぶつけ合って対戦していきます。
勝ち負けはつきますし、負けたときは当然悔しいですが、対戦相手と仲良くなって友達ができるところはカードゲームならではの良さだと思います。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
戦友のような感覚でコミュニティがどんどん広がる、素敵な繋がりがあるんですね。
そうですね。
カードゲームは頭脳を使うスポーツだと思います。
練習すれば上手くなりますし、身体能力、年齢、体つき関係なく、誰でもプレイすることができます。
一緒に遊ぶ仲間が増え、余暇の時間が豊かになることが、カードゲームの良い所だと思います。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
「eスポーツ」という言葉が存在するだけあって、ゲームとスポーツは共通の要素があるのですね。
では、マジック:ザ・ギャザリングの魅力は何ですか?
マジック:ザ・ギャザリングは国内のみならず、世界中で遊ばれているので、海外の友達ができますし、実際、私自身もできました。
私が一番遊んでいるときは海外に対戦しに行きましたが、現在はオンライン化しているので、パソコンやスマホで気軽に対戦できます。
オンラインでもフレンド交換できるので、そこからTwitterで繋がることもできます。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
コロナ禍では、海外の友達を作ることが難しいですが、オンライン上で繋がることができるのは嬉しいですね。
株式会社晴れる屋を立ち上げた経緯とは
「就活の教科書」編集部 本間
株式会社晴れる屋を立ち上げた経緯を教えていただけますか?
弊社の社長(齋藤友晴さん)がプロのマジック:ザ・ギャザリングのゲームプレイヤーだったのですが、カード収集を行っているうちに余分なカードが増えたので、通販として販売し始めたのがきっかけです。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
もともとプロの方だったんですね!
20年ぐらい前からマジック:ザ・ギャザリングのプロツアーが世界規模であり、当時の社長は、それで生計を立てていました。
海外でイベントや大会があるときは、カード収集をするついでに、日本で仕入れたカードを海外のユーザーに、逆に日本で高い価値のカードを海外で仕入れ、知り合いのプレイヤーに渡していました。
すると、次第に自分のカードが増え、他のユーザーにも届けようということで、個人事業として通販を始めたのがきっかけです。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
起業しようとして立ち上げたのではなく、徐々に趣味からビジネスに変化したのですね。
そうですね。
最初は8帖の小さな部屋で行っていたようなビジネスですが、現在は21店舗まで拡大し、アルバイトを含めると総勢500名以上が在籍しています。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
凄いですね!
社長は自分が使う分だけのカードを仕入れるのではなく、たくさん仕入れて他の欲しい人に届けよう、必要な人に必要なカードを届けようとしたのがスタートラインです。
そのため、弊社のポリシーであるカードゲームが好きな人のためにカードや遊び場を提供するという思いは今も昔も変わらない部分だと思います。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
晴れる屋を運営するにあたって、こだわっている点とは
「就活の教科書」編集部 本間
晴れる屋を運営するにあたって、こだわっている点は何ですか?
前提として、お客さんはマジック:ザ・ギャザリングをプレイしてみて、楽しかったから「晴れる屋」に足を運んでくれています。
そのため、お店側はお客さんに「楽しい」と思ってもらえるような環境作りを徹底しなければなりません。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
環境作りが徹底されないと逆につまらなく感じてしまうということですね。
「楽しい」と感じてもらうためには、2つの要素があります。
1つ目は、対戦相手です。
自分のレベルに合う対戦相手がいると、楽しくプレイすることができます。
2つ目はカードの環境です。
特定のカードの組み合わせによっては、強くなりすぎてしまい、組み合わせを変えても勝つことができなくなってしまうので、つまらなくなってしまいます。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
楽しい環境を作るために工夫されていることは何ですか?
様々な年代・働き方をしている人たちが遊べるように、休日も平日もイベントを用意しています。
イベントは強さごとに分けたり、勝ち負けを気にせずに楽しむことだけを意識したカジュアル向けなイベントを用意したりしています。
また、初心者の人が始められるように初心者用のデッキを用意し、初心者体験会を開催するなど、最初の一歩を踏み出しやすくすることも意識しています。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
どんなお客さんでも楽しんでもらえるような工夫が盛りだくさんですね!
加えて、現在は今まで店舗がなかった地域にも店舗を開くことで、出来るだけ多くの人にマジック:ザ・ギャザリングというカードに触れてもらうきっかけを作ることも積極的に行っています。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
宮坂さんが株式会社晴れる屋に入社をした理由とは
「就活の教科書」編集部 本間
宮坂さんはなぜ株式会社晴れる屋に入社をしようと決意されたのですか?
理由は2つあり、1つ目が単純にマジック:ザ・ギャザリングが好きだからです。
当時は、あまり日本でマジック:ザ・ギャザリングが売れておらず、遊戯王やデュエルマスターズの方が売れている状況でした。
もちろん、それらのカードも楽しいのですが、マジック:ザ・ギャザリングの楽しさも伝えたいと思い、入社をしました。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
好きだからこそ、いろんな人に周知してもらいたいという思いがあったのですね。
では、2つ目の理由は何ですか?
2つ目の理由は、若い社員やアルバイトに対して、メンターとして上手く立ち回れると思ったからです。
カードゲームショップを運営している多くの会社は、アルバイトを雇った人がそのまま正社員になる流れが多いです。
しかし、私の場合はサラリーマンとして何社か経験した後に、株式会社晴れる屋に入社しました。
その結果、培った経験が役に立つことは多かったです。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
他のカードゲーム会社で勤められた経験があるのですね!
株式会社晴れる屋で働いていて、どのようなところにやりがいを感じますか?
弊社に限りませんが、若い世代が「仕事を通じて達成感を得られた」という報告をしてくれた時が一番やりがいを感じます。
給与だったり、お客様からの「ありがとう」の言葉だったり、何にやりがいを感じるかは十人十色だと思いますが、僕の場合は自分と関わった部下や後輩たちが何らかの形で、仕事に成果があったことを報告してくれた時が一番やりがいを感じます。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
後輩の立場になってみると、そのように思っていただける方がいるとモチベーションが上がりますね。
「好きなことを仕事にする」について
「就活の教科書」編集部 本間
好きなことを仕事にすると、好きなこと=仕事という認識になってしまい、好きではなくなってしまうという声がありますが、宮坂さんは「好きなことを仕事にする」ことをどのように考えていますか?
確かに、好きなことが仕事だとプライベートでは触れなくなるというのはあります。
僕に関して言うと、マジック:ザ・ギャザリングで遊ぶ時間が激減しました。
仕事をしているときはマジック:ザ・ギャザリングはプレイできませんし、帰ってからも特に別のことをします。
好きなことを仕事にしない方が、ずっと趣味として継続できるというのはあるかもしれません。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
バランスが難しいですよね。
ただ、もしも自分が仕事にしているものが好きなものではなかった場合、仕事の成果は落ちます。
私は好きではない商品は人におすすめできないので、好きなことを仕事にしてもいいのではないかなと思います。
そのうえで、好きなものとの付き合い方は本人のライフワークバランスです。
好きすぎて、プライベートも仕事もずっと関わり続けるのも良いですし、仕事でマジック:ザ・ギャザリングにたくさん触れたから、プライベートは少しちがうことをやろうでも全然いいと思います。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
確かに、好きだからこそ、成果に繋がるというメリットはありますね。
ただ、以前に弊社の採用活動で、マジック:ザ・ギャザリングを知らない人を採用したことがあります。
しかし、実際に遊んでみたらマジック:ザ・ギャザリングの面白さに気づき、自分で購入するぐらい好きになったので、商品を知らなくても仕事にできます。
仕事をするうえで、その商品を好きになった方が、親身にお勧めできるので、自社で扱っている商品やサービスに対して興味を持って取り組んで欲しいですね。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
では、最後に就活生に一言お願いします!
株式会社晴れる屋では、現在スタッフを募集していますが、ほとんど新卒採用を行っていません。
ですので、当社に興味を持った方は近くの晴れる屋でアルバイトをし、そのまま就職して社員になるという手順が一番早いと思います。
アルバイトで働いてもらうと、マッチしなかったときに気軽に辞めることができるという利点もあるので、まずはお試しという形で応募してみてください。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
アルバイトをインターンのように経験してから、就職という流れですね。
そうですね。
主な仕事内容は、小売店であれば店頭でお客様の対応から商品づくり、本社側であれば、通販の梱包やピッキングなど幅広い仕事があります。
弊社に限らず、仕事の基本は労働力の成果物をお客様、上司にお届けすることです。
1日の大半を仕事で過ごすことになるので、楽しく過ごしてください。
株式会社晴れる屋 広報担当 宮坂様
「就活の教科書」編集部 本間
宮坂さん、本日はありがとうございました!
株式会社晴れる屋の会社概要
会社名 | 株式会社 晴れる屋 |
---|---|
所在地 | 東京都新宿区高田馬場3-12-2 OCビル地下2階 |
創業 | 2009年(平成21年) 1月 |
設立 | 2011年(平成23年) 12月 |
役員 | 代表取締役 社長 齋藤 友晴 取締役 副社長 逢坂 有祐 取締役 岩田 太 |
資本金 | 9,000,000円 |
在籍数 | 正社員136名 アルバイト396名(2021年9月時点) |
事業内容 | トレーディングカードゲーム(マジック:ザ・ギャザリング)の販売 イベントの企画立案、運営、サポート 情報ウェブサイトの運用・保守 |