- 半導体業界は高収入・残業時間短めの働きやすい業界
- 半導体業界はホワイト企業が多めと言われる理由
- 参入障壁が高い
- 平均年収が高い（530万円）
- 残業時間が平均的（24.8時間）
- 半導体業界のホワイト/優良企業ランキング一覧（平均年収/総合評価/売上高）
- 半導体業界のホワイト/優良企業5社（レーザーテック・東京エレクトロン・ディスコ・ソニーグループ・ルネサスエレクトロニクス）
- 半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方
- 特に「半導体製造装置メーカー」を目指す
- 高いシェアを持つ製品があるか
- 技術サイクルの影響を受けにくい製品をつくっているか
- 製品のモデルチェンジが頻繁でないか（文系出身の営業は要注意）
- 半導体業界のホワイト/優良企業に就職するための対策法
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この記事では、半導体業界のホワイト/優良企業ランキングについて紹介していきます。 あわせて、半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方、半導体業界の会社がブラックだと言われる理由についても答えていきます。
この記事を読めば、半導体業界のホワイト企業ランキングや優良企業がわかります。 「半導体業界がやばい・やめとけ・つらいといわれる理由を知りたい就活生」や「自分に合った半導体業界で働きたい就活生」はぜひ最後まで読んでくださいね。
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目次
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半導体業界はホワイト企業が多く狙い目
就活生ちゃん
最近「半導体業界」はホワイト企業が多いって聞いて、ちょっと興味あって。
精密機械の半導体部分とかを作る業界のことですよね？
半導体業界とは、半導体の製造・開発・販売のそれぞれを担う企業が集まっている業界です。
半導体そのもののメーカー、半導体を作るのに必要な装置メーカー、半導体専門の商社に分かれています。
おっしゃるとおり、半導体業界はホワイト企業が多いと言われています。
就活アドバイザー 京香
理由：参入障壁が高い
半導体業界はホワイト企業が多いと言われています。
その理由に、参入障壁の高さがあります。
就活生ちゃん
なんで参入障壁が高いと、ホワイト企業だって言えるの？
では、参入障壁が「低い」場合を考えてみましょう。
- どんな企業でも新規参入できる
- 技術では勝負できないから、安い商品を作ってライバルに勝とうとする（価格競争）
- 業績が不安定になる
- 従業員の働き方・企業の将来性に陰りが…
というわけで、多くのライバルに勝つための価格競争が働き方にも影響を与えるのです。
就活アドバイザー 京香
半導体業界の特に上流では、技術力が求められています。
高い衛生管理（ほこりも、ミクロレベルの半導体にとっては強敵）・技術力は他の企業がすぐにマネできるものではありません。
長年にわたって技術力を築き上げてきた企業は参入障壁が高く、ホワイト企業となりやすいのです。
就活生ちゃん
参入障壁の高さは、将来性のある企業の目安になりますね！
半導体業界の平均年収530万円と高い・残業時間24.8時間と中程度
半導体業界の労働条件は、平均年収530万円と高い・残業時間24.8時間と中程度です。
半導体業界の平均年収は530万円とマイナビAGENTが発表しています。
日本全体の平均年収は414万円であることから、半導体業界の平均年収は高いと言えます。
このことは、dodaが2022年9月～2023年8月に調査した「年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版）」に記載されています。
就活アドバイザー 京香
半導体業界の残業時間は24.8時間とOpenWorkが発表しています。
一般に「残業時間が20時間未満ならホワイト企業」と言われています。
就活生ちゃん
残業もほどほどで、年収は全国平均より高くて…。
半導体業界ってすごいコスパいいかも。
半導体業界に入社した人の口コミ「ワークライフバランスは良い」
半導体業界の企業に入社した人の口コミに「ワークライフバランスは良い」とありました。
フレックス制度や副業が可能であったりと、労働条件は整っていると言えます。
半導体製造装置メーカーのアドバンテストの口コミには「有給休暇は取得しやすい」とありました。
アドバンテスト（中途入社20年以上/開発）
有給休暇は取得しやすいので、比較的ワークライフバランスは良いと思われる。
近年は、政府方針に沿って残業時間の管理を部署ごとに行っている。
部署によるが、昔の日本企業のような無茶苦茶な残業時間になることはない。
繁忙期は一時的に残業時間が増えるが、代休の取得と管理をマネージャーが実施している。
参考：OpenWork
半導体材料メーカーの信越化学工業の口コミには、「副業は本業に支障をきたさない分には可能」とありました。
信越化学工業（新卒6年～/製造）
工場勤務だと、リモートワークできる部署は限られる。
副業は本業に支障をきたさない分には可能。
交代勤務者以外はフレックス制度を利用でき、繁忙な部署以外は多様な働き方が可能。
参考：エンゲージ
就活アドバイザー 京香
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おすすめのホワイト企業については、「【隠れ優良企業も】ホワイト企業ランキングおすすめ一覧100社 | 見分け方,穴場,中小ホワイト企業も」という記事にまとめています。
この記事ではおすすめのホワイト企業を知れるだけでなく、ホワイト企業の見分け方についても知ることができるので、あなたが志望する企業がホワイト企業であるかどうかも知ることができます。
就活アドバイザー 京香
【どこが狙い目？】半導体業界のホワイト/優良企業ランキング一覧
就活生ちゃん
半導体業界、いいなと思って軽く調べたんですけど、企業が多すぎて…。
半導体業界のホワイト企業ランキングとかってないですか？
半導体業界の企業は多いですよね…。
半導体業界の企業を、平均年収・社員の口コミ・売上の観点でランキングにしてみました。
求めている条件に合わせて、ランキングを参考にしてくださいね。
就活アドバイザー 京香
- 平均年収ランキング（1位 レーザーテック：平均年収1,448万円）
- 総合評価ランキング（1位 東京エレクトロン宮城株式会社：総合評価4.32/5点）
- 売上高ランキング（1位 ルネサスエレクトロニクス：1兆5,008億円）
平均年収ランキング（1位 レーザーテック：平均年収1,448万円）
平均年収ランキング第1位はレーザーテックです。
レーザーテックの平均年収は1,448万円です。
日本全体の平均年収は414万円であることからも、レーザーテックの平均年収は桁違いに高いと言えます。
このことは、dodaが2022年9月～2023年8月に調査した「年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版）」に記載されています。
| 順位 | 会社名 | 平均年収（万円） |
| 1位 | レーザーテック | 1,448 |
| 2位 | 東京エレクトロン | 1,399 |
| 3位 | ディスコ | 1,330 |
| 4位 | ソニーグループ | 1,102 |
| 5位 | フジミインコーポレーテッド | 1,087 |
| 6位 | ローツェ | 1,024 |
| 7位 | アドバンテスト | 1,010 |
| 8位 | 高砂熱学工業 | 945 |
| 9位 | 東芝 | 926 |
| 10位 | SCREEN | 924 |
参考：各社有価証券報告書
ランキング10位以内の企業は、全て900万円を上回っています。
業界の中でも特に高収入を狙うという方は、以下の企業の記事をチェックしてみてくださいね。
就活アドバイザー 京香
総合評価ランキング（1位 東京エレクトロン宮城株式会社：総合評価4.32/5点）
総合評価ランキング第1位は、東京エレクトロン宮城株式会社です。
社員の口コミを集めたサイトOpenWorkにて、総合評価4.32/5点を獲得しています。
OpenWorkの評価項目には、以下の8項目があります。
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しの良さ
- 社員の相互尊重
- 20代成長環境
- 人材の長期育成
- 法令順守意識
- 人事評価の適正感
総合評価が高く、半導体関連の製造を得意としている企業を10社まとめました。
| 順位 | 社名 | 総合評価 |
|---|---|---|
| 1位 | 東京エレクトロン宮城株式会社 | 4.32 |
| 2位 | エーエスエムエル・ジャパン株式会社 | 4.16 |
| 3位 | インテル株式会社 | 4.05 |
| 4位 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 4.05 |
| 5位 | 東京エレクトロン株式会社 | 3.95 |
| 6位 | 三栄ハイテックス株式会社 | 3.94 |
| 7位 | 株式会社SCREENホールディングス | 3.84 |
| 8位 | ラムリサーチ合同会社 | 3.82 |
| 9位 | ダイトロン株式会社 | 3.82 |
| 10位 | アナログ・デバイセズ株式会社 | 3.81 |
参考：OpenWork
売上高ランキング（1位 ルネサスエレクトロニクス：1兆5,008億円）
売上ランキング第1位はルネサスエレクトロニクスです。
ルネサスエレクトロニクスの売上は1兆5008億円でした。
1～10位の企業を以下に示します。
3位のキオクシアHDは、4位の東芝と5000億円近い差があります。
| 順位 | 社名 | 売上高（億円） |
|---|---|---|
| 1位 | ルネサスエレクトロニクス | 15,008 |
| 2位 | ソニー | 13,014 |
| 3位 | キオクシアHD | 12,821 |
| 4位 | 東芝 | 7,918 |
| 5位 | ローム | 5,078 |
| 6位 | 三菱電機 | 2,815 |
| 7位 | サンケン電気 | 2,253 |
| 8位 | 富士電機 | 2,015 |
| 9位 | ソシオネクスト | 1,927 |
| 10位 | メガチップス | 707 |
参考：業界動向リサーチ
上場企業のうち、売上が1兆円以上なのは183社しかありません。
3位以内の企業が1兆円越えであることからして、半導体業界の規模は大きいと言えるでしょう。
売上高が高い企業について詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
就活アドバイザー 京香
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【詳しく解説！】半導体業界のホワイト/優良企業5社
就活生ちゃん
半導体業界のホワイト企業って、具体的にどんなのがあるんですか？
業界の特徴とか考えると、全体的によさげな企業が多そうですよね。
おっしゃるとおり、半導体業界はホワイト企業が多い業界です。
その中でも特におすすめの、半導体業界のホワイト企業を5社厳選しました。
就活アドバイザー 京香
- 企業①：レーザーテック（年収No.1の1,448万円・半導体製造装置メーカー）
- 企業②：東京エレクトロン（売上は国内トップ/世界No.4・半導体製造装置メーカー）
- 企業③：ディスコ（年収No.3の1,330万円・半導体製造装置メーカー）
- 企業④：ソニーグループ（世界シェア60％の分野あり）
- 企業⑤：ルネサスエレクトロニクス（売上国内トップ・グローバル企業）
企業①：レーザーテック株式会社（年収No.1の1,448万円・半導体製造装置メーカー）
半導体業界のホワイト/優良企業1社目は、レーザーテック株式会社です。
レーザーテックは、世界シェアNo.1の製品をもつ半導体製造装置メーカーです。
ホワイト企業だと言える理由は、年収No.1の1,448万円・半導体製造装置メーカーであることです。
半導体業界の中で、半導体製造装置は日本企業のシェアが高い、いわば得意分野です。
レーザーテックの海外売上比率は80％以上と、非常に高いです。
半導体の最終製品を作るメーカーは、今後も日本よりも海外の方が多いでしょう。
海外売上比率が高いということは、国内企業の業績に左右されないということ。
レーザーテックは、海外企業と共に成長する可能性があります。
就活アドバイザー 京香
製造装置は、今後も日本の企業が強いと言われており、年収も上昇すると考えられます。
レーザーテックの最近5年間の成長率は、驚異の431％です。
日本企業が得意とする分野で、高い成長率を誇るレーザーテックに要注目です。
フレックス制度や、自由に選べる福利厚生など、働きやすい環境も整っています。
レーザーテックが気になった方は、ぜひ採用サイトや以下の記事を覗いてみてください。
就活アドバイザー 京香
企業②：東京エレクトロン株式会社（売上は国内トップ/世界No.4・半導体製造装置メーカー）
半導体業界のホワイト/優良企業2社目は、東京エレクトロン株式会社です。
東京エレクトロンは、高い世界シェアを誇る半導体製造装置メーカーです。
ホワイト企業だと言える理由は、売上は国内トップかつ世界No.4・半導体製造装置メーカーであることです。
一度その製造装置を使ったら、他の装置に買い替えることはあまりありません。
装置自体も効果ですし、操作をもう一度覚えなければいけないからです。
今後も、製造装置メーカーは、成長し続けると言えます。
就活アドバイザー 京香
東京エレクトロンは、多くの半導体製造装置で、世界シェアを獲得しています。
世界シェアNo.1もしくはNo.2の商品が8つもあります。
- 塗布/現象：1位
- 洗浄：2位
- プラズマエッチング：2位
- ガスケミカルエッチング：1位
- 拡散炉：1位
- バッチ成膜：1位
- メタル成膜：2位
- プローバ：2位
参考：採用サイト
東京エレクトロンには、選べる福利厚生もあります。
快適な環境で長く働くことのできる東京エレクトロンが気になった方は、採用サイトや以下の記事をご覧ください。
就活アドバイザー 京香
企業③：株式会社ディスコ（年収No.3の1,330万円・半導体製造装置メーカー）
半導体業界のホワイト/優良企業3社目は、株式会社ディスコです。
ディスコは、シリコンウエハーの研削・研磨を得意とする、半導体製造装置メーカーです。
ホワイト企業だと言える理由は、年収No.3の1,330万円・半導体製造装置メーカーである点です。
就活生ちゃん
ディスコって、年収高いな～。
なんでこんなに高いんですか？
ディスコが高い年収である背景に、安定的な海外売上・内製化があります。
ディスコの売上の8割以上が海外売上であり、国内メーカーの需要に左右されません。
さらに、可能なモノは全て自社内で製造しており、ノウハウの社内蓄積、継続的なコストダウン、在庫の最小化などのメリットがあります。
ディスコには、「コミット手当」という、価値創造にコミットできていれば10万円・継続できなければ退職、というスリリングな制度があります。
気になった方は、採用サイトを覗いてみてください。
就活アドバイザー 京香
企業④：ソニーセミコンダクタソリューションズ（世界シェア53％の分野あり）
半導体業界のホワイト/優良企業4社目は、ソニーセミコンダクタソリューションズです。
ソニーセミコンダクタソリューションズは、イメージセンサー市場で世界シェアNo.1を誇る半導体メーカーです。
ホワイト企業だと言える理由は、世界シェア53％のイメージセンサーリーディングカンパニーであることです。
ソニーセミコンダクタソリューションズグループは、グループ内でワンストップ体制で製品を開発～販売しています。
他社の影響をあまり受けることなく、成長し続けることができます。
さらに、2021～2024年の設備投資額は9,300億円を超すなど、さらなる成長が予想されます。
同性パートナーにも福利厚生・人事制度が適用されるなど、非常に働きやすい環境が整っています。
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就活アドバイザー 京香
企業⑤：ルネサスエレクトロニクス（売上国内トップ・グローバル企業）
半導体業界のホワイト/優良企業5社目は、ルネサスエレクトロニクスです。
ルネサスエレクトロニクスは、車載半導体に強い売上国内1位の半導体メーカーです。
ホワイト企業だと言える理由は、半導体の売上が国内トップ・グローバル企業であることです。
ルネサスエレクトロニクスの売上は1兆5000億円を超しています。
1兆円規模の企業は日本に数百社しかなく、国内トップ企業であると言えます。
就活アドバイザー 京香
ルネサスエレクトロニクスは、2010年に三菱電機・日立製作所・NECの半導体事業が統合した半導体専業企業です。
オートモーティブ（自動車）・インフラ・IoTなどの成長分野を得意としており、今後も成長すると考えられます。
世界30か国以上に展開しているため、国内に依存しない安定的な成長が見込めます。
フレックス制度やリモートワークなどの、誰でも働きやすい環境が整っています。
詳しくは、採用サイトや以下の記事をご確認ください。
就活アドバイザー 京香
ホワイト企業・業界に関する記事一覧
「福利厚生が整っている企業で働きたい！」「残業時間の少ない企業で働きたい！」という就活生は、ホワイト企業・業界について詳しく知ることができるので、以下の記事を読んでくださいね。
就活アドバイザー 京香
就活アドバイザー 京香
- あなたの経験や強みから優良企業の特別スカウトが届く
- 自己PRなどの登録や性格診断をすることでスカウト率UP
- オファーが来ると一部選考が免除になる可能性も
（OfferBox）
おすすめのホワイト企業については、「【隠れ優良企業も】ホワイト企業ランキングおすすめ一覧100社 | 見分け方,穴場,中小ホワイト企業も」という記事にまとめています。
この記事ではおすすめのホワイト企業を知れるだけでなく、ホワイト企業の見分け方についても知ることができるので、あなたが志望する企業がホワイト企業であるかどうかも知ることができます。
就活アドバイザー 京香
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方
就活生ちゃん
気になってる半導体企業があるんですけど、ホワイトなのかどうか分かりません…。
どうやって見分けたらいいんですか？
ホワイト企業なのかどうか、はやっぱり気になりますよね。
半導体業界のホワイト企業の見分け方は5つあります。
就活アドバイザー 京香
一言で「ホワイト企業」といっても重視することは、人それぞれです。
特に今後のトレンドを考察して、安定性などの面からホワイト企業の見分け方を解説します。
- 見分け方①：特に「半導体製造装置メーカー」を目指す
- 見分け方②：高いシェアを持つ製品があるか
- 見分け方③：体力に自信がないなら「工場勤務」は避ける
- 見分け方④：技術サイクルの影響を受けにくい製品をつくっているか
- 見分け方⑤：製品のモデルチェンジが頻繁でないか（文系出身の営業は要注意）
見分け方①：特に「半導体製造装置メーカー」を目指す
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方1つ目は、特に「半導体製造装置メーカー」を目指すことです。
「海外企業に追い越されている…」と言われることもある半導体業界ですが、材料・製造装置メーカーは未だ日本企業の独占状態です。
将来性のある企業に就職したいなら、半導体の材料・製造装置メーカーを目指しましょう。
就活生ちゃん
もうすでに中国とか韓国の市場になってしまったのかと…。
一部の市場では、まだ日本企業が優勢なんですね！
半導体業界には、大きく分けて材料メーカー・製造装置メーカー・半導体メーカー・半導体商社の4つの区分があります。
- 材料メーカー：技術力
- 製造装置メーカー：技術力
- 半導体（最終製品）メーカー：消費者に選ばれるためのマーケティング力
- 半導体商社：メーカーとの交渉力
日本企業の材料・製造装置メーカーが未だ優勢にある理由は2つ、技術力・サプライチェーンの上流にいることです。
まず1つ目に、圧倒的な技術力があるため、他社が追いつけないということです。
材料・製造装置を買うのは、消費者ではなくメーカーです。
製品の良し悪しは、技術力・価格などで判断されるため、技術力があれば売れていくのです。
特に「フォトレジスト」という回路印刷製造では、日本企業5社で世界を独占しています。
最終製品こそ、サムスンやAppleといった海外企業が優勢ですが、材料段階では日本企業が圧倒的に優勢です。
就活アドバイザー 京香
2つ目に、サプライチェーンの上流にいる企業は経営が安定します。
「サムスンに売れなくなったら、Appleに売ればいい」と、1社に依存しない売り方が可能です。
極端な話、パソコンが売れなくなったら、スマホ用の製造装置を作ればいいのです。
就活アドバイザー 京香
見分け方②：高いシェアを持つ製品があるか
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方2つ目は、高いシェアを持つ製品があるかです。
日本企業が生き残るためには、やはり強みである技術力を磨いていくことが重要です。
高いシェアを持つ製品があることは、この先も市場の最先端を走り続ける企業であることの目安になります。
最近は、中国などのアジアの企業の追い上げがすごいですよね。
まだシェアの低い日本企業が、これからシェアを上げようとすると？
アジアの企業と同じスタートラインから、彼らに勝つことは想像以上に難しいでしょう…。
就活アドバイザー 京香
これらの企業が、世界シェアの多くを示しています。
他にも、UVランプという部品は、ウシオ電機が1社で世界を独占しています。
- シリコンウエハー（製造）：信越化学工業・SUMCO
- シリコンウエハー（加工）：東京エレクトロン・荏原製作所・ディスコ
- 洗浄メーカー：SCREENホールディングス
- 回路印刷：JSR・東京応化工業・信越化学工業・住友化学・富士フイルム
- 封止材：日本化薬
- 電子部品：日本電産、村田製作所、TDK、ルネサスエレクトロニクス
見分け方③：工場勤務があるか確認する
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方3つ目は、工場勤務があるか確認することです。
半導体業界は、技術トレンドに左右されやすく、生産量の変動も大きいです。
工場勤務全体に言えますが、夜勤・単調な作業が苦手であれば、工場勤務はおすすめできません。
工場勤務がいいと考えている方にとっても、半導体業界はメリットが多いでしょう。
競合があまりいないこと・将来性・安定性があることで、長く働けるでしょう。
むしろ体調管理や体力に自信のある人にとっては、魅力的な職場でしょう。
就活アドバイザー 京香
見分け方④：技術サイクルの影響を受けにくい製品をつくっているか
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方4つ目は、技術サイクルの影響を受けにくい製品をつくっているかです。
具体的には、3年以上の長期的な技術サイクルのない製品を作っているか、です。
あまりにも早いスパンで半導体の仕様が変わってしまうと、従業員への負担もあるでしょう。
増産による残業・減産によるリストラが考えられます。
就活アドバイザー 京香
半導体業界には、シリコンサイクルと言われる4年スパンの需給サイクルがあります。
「半導体の需要が増える⇒生産量を増やしすぎる」を約4年スパンで繰り返しています。
シリコンサイクルは避けにくいので考慮する必要はありませんが、3年以内の短期スパンでの需給の変化が起こる製品は要注意です。
以下の製品に使われる半導体をメインとしている企業はサイクルが激しいでしょう。
- スマートフォン
- 家電製品
技術サイクルが早いのは、「もう新製品が発売されるのか」「モデルチェンジ早いな」と思える製品です。
気になる企業の採用サイトから、取引先や製品使用例をチェックしましょう。
就活アドバイザー 京香
見分け方⑤：製品のモデルチェンジが頻繁でないか（文系出身の営業は要注意）
半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方5つ目は、製品のモデルチェンジが頻繁でないか（文系出身の営業職は要注意）です。
ただでさえ難しい半導体の知識を頻繁に勉強しないといけない、となると負担にもなります。
営業職は、製品知識・半導体業界全体のビジネスモデルを理解しなければなりません。
化学系の知識0の状態から、自社製品や取引先の製品について勉強するのは難しいです。
退勤後や休日はプライベートの時間を確保したい方には、おすすめできません。
就活アドバイザー 京香
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半導体業界の会社がブラックだと言われることがある理由
就活生ちゃん
友達と就活してたら「営業はどこもブラックだよね…」て言われたから不安になっちゃって。
半導体業界もブラックって言われることあるんですか？
全体的にホワイト企業が多いですが、人によってはブラックだと感じることもあるようです。
どういった点にブラックだと感じるのか。
半導体業界がブラックだと言われる理由を3つご紹介しますね。
就活アドバイザー 京香
噂では「半導体業界は儲からない」と言われることもあります。
そういった噂が「ブラックなのでは…？」といった不信感になることがあります。
しかし、製造装置メーカーは依然として好調、技術トレンドには十分に対応可能、といった事実があります。
- 理由①：工場勤務は生活スタイルが不規則になりがち
- 理由②：海外企業が強く、日本企業に将来性がないと言われているから
- 理由③：技術トレンドに影響を受けやすく、業績が不安定だから
理由①：工場勤務は生活スタイルが不規則になりがちだから
半導体業界の会社がブラックだと言われることがある理由1つ目は、工場勤務は生活スタイルが不規則になりがちだからです。
半導体業界は技術トレンドに左右されやすく、生産量の変動も大きいです。
工場勤務であれば、残業が一時的に増えたり、業務量が増減したりすることがあるでしょう。
ただ、工場勤務と言っても、作業は基本的に機械で行います。
装置を操作・不備がないかのチェックがメインの業務ですので、身体的な負担はあまりないと考えていいでしょう。
就活アドバイザー 京香
理由②：海外企業が強く、日本企業に将来性がないと言われているから
半導体業界の会社がブラックだと言われることがある理由2つ目は、海外企業が強く、日本企業に将来性がないと言われているからです。
しかし、半導体材料・製造装置は未だに日本企業のシェアが高いです。
というのも、現在、半導体産業を担っている韓国・台湾・中国は、市場規模の大きいデバイス業界から着手しました。
既に、日本企業の作った材料・製造装置を使って、デバイスを作っているため、急な部品・取引先の切り替えは難しいのです。
就活アドバイザー 京香
一方で、日本の半導体業界の売上は低迷しています。
1988年には日本が世界トップシェアでしたが、2022年には韓国のサムスンがトップになっています（参考：経済産業省「第1回半導体・デジタル産業戦略検討会議」）。
半導体業界のなかでも、海外企業にシェアを奪われていない「材料・製造装置」は、将来性があると言えるでしょう。
理由③：技術トレンドに影響を受けやすく、業績が不安定だから
半導体業界の会社がブラックだと言われることがある理由3つ目は、技術トレンドに影響を受けやすく、業績が不安定だからです。
業績が不安定だと、リストラなどの危険性が高まるため、ブラックだと言われることもあります。
しかし、半導体業界は技術トレンドを常に意識しているため、大きなリスクにはならないと言えます。
半導体業界には、「シリコンサイクル」というものがあります。
技術トレンドがすぐに切り替わるメーカーと取引をするため、避けられないでしょう。
半導体業界の景気循環のこと。
半導体業界が4年周期で、好況と不況を繰り返すというものです。
「半導体需要が増加⇒作りすぎて需要が減る⇒値崩れ・在庫管理に困る」を繰り返します。
確かに半導体業界は、メーカーと直接関わっているため、技術トレンドに影響を受けます。
しかし2～3年ほどの不況は、倒産や人員調整に追い込まれるほどのリスクとは言えません。
就活アドバイザー 京香
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おすすめのホワイト企業については、「【隠れ優良企業も】ホワイト企業ランキングおすすめ一覧100社 | 見分け方,穴場,中小ホワイト企業も」という記事にまとめています。
この記事ではおすすめのホワイト企業を知れるだけでなく、ホワイト企業の見分け方についても知ることができるので、あなたが志望する企業がホワイト企業であるかどうかも知ることができます。
就活アドバイザー 京香
半導体業界のホワイト/優良企業に就職するための対策法
就活生ちゃん
半導体業界のホワイト企業に就職したい！…んですけど、どうしたらいいですか？
ホワイト企業特化の対策とかありますか？
できればホワイト企業に就職したいですよね。
半導体業界のホワイト企業に就職するための対策法を3つ紹介しますね。
就活アドバイザー 京香
1つ目の「変化を楽しめる姿勢」は特に、半導体業界ならではの対策法です。
最後まで読んで、半導体業界の就職対策を始めましょう。
- 対策法①：変化を楽しめる姿勢をアピールする
- 対策法②：逆求人サイトを利用する
- 対策法③：口コミサイトを参考にする
対策法①：変化を楽しめる姿勢をアピールする
半導体業界のホワイト/優良企業に就職するための対策法1つ目は、変化を楽しめる姿勢をアピールすることです。
半導体は、様々な分野で使われており、求められる性能は変化し続けています。
変化を楽しめる姿勢をアピールすることで、半導体業との相性を示せるでしょう。
半導体は、それ自体で消費者の下に届くのではなく、多くはメーカーに卸されます。
メーカーが作る物が変われば、半導体の仕様も変わります。
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対策法②：逆求人サイトを利用する
半導体業界のホワイト/優良企業に就職するための対策法の2つ目は、逆求人サイトを利用することです。
逆求人サイトは、登録しておくだけで企業から面接のお誘いや特別面談などのスカウトがくる就活サービスです。
そこで、一番おすすめの逆求人サイトは、「OfferBox（オファーボックス）」です。
OfferBoxは、あなたの強みや専攻、希望勤務地などのプロフィールを入力するだけで、大手や優良企業から特別招待がもらえるアプリです。
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OfferBoxは就活生にかなり人気なスカウトサービスなので、あなたもぜひ使ってみてくださいね。
以下に逆求人サイトについて詳しく紹介した記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
就活アドバイザー 京香
対策法③：口コミサイトを参考にする
半導体業界のホワイト/優良企業に就職するための対策法3つ目は、口コミサイトを参考にすることです。
社員のリアルな働き方を知りたい場合には、以下の口コミサイトが便利です。
口コミサイトはリアルが知れる反面、あくまで個人の意見であることに注意が必要です。
就活アドバイザー 京香
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以下の口コミのようにOfferBoxを活用することで、優良企業の早期選考への案内や、選考がスキップできるなど短期内定を目指すことができますよ。
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まとめ：半導体業界の働きやすいホワイト/優良企業に就職するならランキングを見よう
この記事では、半導体業界のホワイト/優良企業ランキングについて紹介しました。
合わせて、半導体業界のホワイト/優良企業の見分け方や就職するための対策法についても紹介しました。
理想の企業を見つけるお手伝いができていれば幸いです。