「就活の教科書」編集部 西川
そこで、実際に主催した「就活の教科書」編集部の西川が、練習会当日の様子を詳しく伝えたいと思います。
この記事を読むことで「大学2年生向けグループディスカッション練習会」がどういうセミナーかわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
グループディスカッションの対策については、こちらの記事を読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 西川
目次
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」ってなに?
まずはじめに「大学2年生向けグループディスカッション練習会」について説明していきます。
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」とは、翌年に就職活動を控えた大学2年生を対象に、グループディスカッション(GD)の練習ができるイベントです。
実際の選考で使用される形式でグループディスカッションを行い、その取り組みかたや出した結論に対して、内定者や社会人からフィードバックをもらうことができます。
就活生にすこしでも論理的に問題を捉える大切さを伝えれたと思います。
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」の目的
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」を開いた目的は、2点あります。
- ディスカッションを通じて、論理的思考力の大切さを知ってもらう
- 残りの学生生活で論理的思考力を鍛えるきっかけの日にしてもらう
論理的思考力とは、デキる社会人になるうえで必須のスキルですし、就職活動を効率よく進めるためにも重要なスキルです。
就職活動では、自己分析・企業分析・ES・SPI・GD・面接と全ての選考で使うことができますし、逆に論理的思考力が無ければ通過できないこともあります。
この論理的思考力を鍛えるためには、常日頃からものごとを論知的に考えることが有効です。
実際に、論理的思考力の高い人は、普段から論理的にものごとを考えるということをしています。
しかし、
就活生くん
論理的思考力が弱いので、これから鍛えていこうと思います!
論理的思考力を鍛えるためにはなにをしたらいいですか?
人事さん
などとアドバイスしても無駄だと、僕は考えています。
確かにこのアドバイスは間違っていません。むしろ超正解です。
しかし、現在段階で論理的思考力が弱い人は、今までの人生で物事を論理的に思考するということをしてこなかったからこそ、論理的思考力が弱いのです。
今までの人生で、論理的な思考をしてこなかった人に対して、「日常生活から論理的に思考してみて」といったところで、その人は、「日常生活から論理的に思考する」ということはしないでしょう。
なぜなら、その人の人生20年間のなかで、そのような習慣は無かったのですから。
そこで僕は思いました。
自主的に論理的思考力を鍛えさせるのは難しい。
では、強制的に論理的思考を使わざるを得ない機会を提供することができたら思考力の向上に繋がるのではないだろうか。
「就活の教科書」編集部 西川
そこで考えついたのが、グループディスカッションです。
グループディスカッションは論理的に物事を考えるという要素がたくさん詰まっています。
さらに、一度に多くの人数がイベントに参加できるという利点もありますし、実際に選考で使われていることから、選考対策にもなり一石三鳥です。
だから今回のイベントでは、グループディスカッションを用いて、論理的思考力の大切さを実感してもらうことを目的としたのです。
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」の流れ
では、ここから「大学2年生向けグループディスカッション練習会」の詳しい流れについて、解説していきます。
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」は次のような流れで進んでいきました。
- 目的説明
- GDに挑戦してみる
- 論理的思考力の大切さを伝える
- 論理的なGDの組み立て方を伝える
- 組み立て方を踏まえて、GDを練習してみる
- GDに挑戦
- 社会人・内定者からフィードバック
それぞれどうように進んでいったのか説明していきます。
① 目的説明
ここでは上で説明したように、論理的思考力の大切さを伝え、「今回のイベントで学んでほしいこと」を伝えました。
学んでほしいこととは、以下の2点です。
- ディスカッションを通じて、論理的思考力の大切さを知ってもらう
- 残りの学生生活で論理的思考力を鍛えるきっかけの日にしてもらう
事前に目的を伝えておくことで、参加者に「なんのために今日、自分は参加するのか」を明らかにしておく狙いがありました。
② GDに挑戦してみる
2つ目のステップは、とりあえず「GDに挑戦してみる」ことです。
これは、ひとしきり目的説明が終わったあと、突然お題を発表し、15分間で行わせました。
突然行わせた理由は、GDが「できない・むずかしい」ということを実感させるためです。
今回の参加者は、僕のサークルの後輩だったので、ここでのお題は、
(サークル名)が現在より、より良いサークルになるための施策を提案せよ。
としました。
このお題の意図としては、「より良い」などの抽象度が高い言葉を入れておくことで、議論の難易度を上げることなどがありました。
予想の通り、15分のディスカッションを終えて出た結論は、10秒考えたら思いつきそうなものがいくつかあげられただけでした。
ここで、GDが難しいものだと実感し、自身の実力の足りなさを実感してもらえたと思います。
③ 論理的思考力の大切さを伝える
3つ目のステップは、「論理的思考力の大切さを伝える」ことです。
就職活動を成功させるために、絶対必要なことは自己分析と企業分析です。
自己分析と企業分析は、どちらも「分析」というスキルです。
そしてこの「分析」というスキルは、論理的思考力に裏打ちされたスキルです。
論理的思考力を鍛えれば、深い自己分析と企業分析ができ、就職活動は成功するというロジックを説明することで、論理的思考力の大切さを伝えました。
ちなみに自己分析のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
④ 論理的なGDの組み立て方を伝える
4つ目のステップは、「論理的なGDの組み立て方を伝える」ことです。
ここではまず、実際の選考で用いるGDの流れをパワーポイントを用いて解説しました。
さらに、定義づけをすべきワードのポイントも伝えました。
これらを踏まえた上で、次はもう一度GDに挑戦してみます。
⑤ 組み立て方を踏まえて、GDを練習してみる
5つ目のステップは、「組み立て方を踏まえて、GDを練習してみる」ことです。
ここでのお題は、一番初めのお題を使用しました。
(サークル名)が現在より、より良いサークルになるための施策を提案せよ。
さらに、以下の3点を定義した上でディスカッションするように言いました。
- 誰がその施策を実行するのか
- いつまでにやるのか
- 「より良い」とは具体的になんなのか
このディスカッションでは、ここまで説明したことを身につけて1回目のGDよりクオリティの高い結果が出ることに期待していました。
結果としては、期待通り「より具体的で意味のありそうな施策」を考え出してくれました。
⑥ GDに挑戦
6つ目のステップは、「GDをに挑戦」です。
このステップが、本日のメインイベントです。
今回の学びを全てつぎ込んでくれることを期待しました。
お題は、以下のようにしました。
学校の生協の売り上げを2倍にするための施策を提案せよ。
1度目、2度目のディスカッションと比べるとやはり、取り組み方を理解している分だけ、問題への着手が速くなっているように見えました。
⑦ 社会人・内定者からフィードバック
7つ目のステップは、「社会人・内定者からフィードバック」です。
このステップでは、以下の2点に注意してフィードバックを行いました。
- より評価されやすいGDへの取り組み方
- よりクオリティの高いアウトプットを出すための思考法
最後のディスカッションの結果は、やはり1度目と比較するとよくなっていたように思いました。
しかし定義づけの精度が甘く、ディスカッションのメンバー間でも認識のずれが見られるなど、まだまだ練習が必要な面も見られました。
「大学2年生向けグループディスカッション練習会」参加者の感想
「就活の教科書」編集部 西川
参加者の感想①
就活生ちゃん
今日は本当にありがとうございました!
就活のことで何の知識もなく凄く不安だったのですが、少し解消されたように思います。
モチベも少し上がりました!論理的思考力伸ばしていきます!!
参加者の感想②
就活生くん
今日はありがとうございました!
本当にためになることばかりで、とても貴重な経験になりました!
また開催して欲しいです!
参加者の皆さんは、今回のイベントに価値を感じてくれたようです。
意識も高まり、次回開催を希望する声も上がったので、また開催しようと思います。
「就活の教科書」編集部 西川
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まとめ:「大学2年生向けグループディスカッション練習会」は22卒の就活の意識を高めるイベント
いかがでしたでしょうか。
今回は、2019年7月29日に当ブログ「就活の教科書」によって開催された「大学2年生向けグループディスカッション練習会」についてレポートしました。
今回の講座では、大学2年生にとって少しでも有意義な会となり、論理的思考力を鍛えるきっかけになれば幸いです。
「就活の教科書」では、グループディスカッションに関する記事をたくさん公開しています。
グループディスカッションの対策については、こちらの記事を読んでみてください。
この記事を読んでくださった皆さんも、就活イベントには積極的に参加することをおすすめします。
これからも開催していきますので、良かったら定期的にチェックしてみてくださいね。
「就活の教科書」編集部 西川