SPI長文読解の練習問題(27問)

目次

【実践練習】SPI長文読解の問題を挑戦してみる

まずは、SPIの長文読解の問題を解いてみて実力をチェックしてみましょう!

就活アドバイザー 京香

SPI長文読解の練習問題
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    SPI長文読解の練習問題4問(評論文編)

    問1:空欄補充(語句の組み合わせ)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、設問に答えなさい。

    人権と民主主義という理念において、建国以来アメリカほど変わらない国はない。

    それは本来、近代世界の( i )な理想だったが、アメリカはどの国より挫折を知らず、一貫してその実現に努めてきた。

    まさにその点でこの国は青年に似ているのであって、生涯に恥と悔恨の思いでを持っていない。

    この世に悪があることを認めない国、と『アメリカ病』の著者ミシェル・クロジェ氏は嘆いたが、それはこの国が( ii )に若いということなのである。

    若いといえば、アメリカはまた( iii )にも大国でありながら青年期にいる。

    この十年、日本を筆頭に多くの先進国が消費不況に苦しむ中で、この国だけは旺盛な購買意欲を見せている。

    膨大な貿易赤字をものともせず、日本からも中国からも最大の輸入国でありつづけている。

    生活を物質的に豊かにし、それによって社会の階段を登ろうとする点で、アメリカ人はいまも青春の夢を追っている。

    (山崎正和「アメリカを問い直す」)

    文中の空所( i )( ii )( iii )に入れる言葉の組み合わせとして最も適当なものは、次のうちどれか。

    選択肢

    解答

    ( i )普遍的・( ii )道徳的・( iii )経済的

    解説

    ( i )について、空欄前の「それは本来、」は人権と民主主義を指します。

    近代以降、各国が人権と民主主義を理想にしてきましたが、アメリカが1番、理想を実現させてきた、という文脈になります。

    ( i )には、近代世界が、共通して長く求めてきた理想という意味の言葉が入り、選択肢では「普遍的」が適当です。

    ( ii )について、空欄前の「この世に悪があることを認めない国」=「この国が( ii )に若い」となるように( ii )に言葉を入れればよいことがわかります。

    善悪に関係がある言葉は、選択肢では「道徳的」が適当です。

    ( iii )について、空欄後の「多くの先進国が消費不況に苦しむ中で、この国(=アメリカ)だけは旺盛な購買意欲を見せている」=「アメリカはまた( iii )にも〜青年期にいる」となるように( iii )に言葉を入れればよいことが分かります。

    選択肢では「経済的」が適当です。

    したがって、正解は( i )普遍的・( ii )道徳的・( iii )経済的です。

    問2:傍線部の内容(指示内容の特定)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、設問に答えなさい。

    評論家で『幻想の超大国』を書いた、デヴィットハルバースタム氏によれば、かつては自動車がステータス・シンボルの代表的な物差しであって、シボレーからキャディラックに至る細かな段階があったという。

    今日も住宅地には目に見える階層制があって、消費者は出世とともに家を買い替える。

    先ごろ、テレビが防壁で囲まれた金持ちの団地の様子を伝えていたが、そこに住んで、脱落するまいと努める若い夫婦の姿には涙ぐるましいものがあった。

    昔は日本にも「三種の神器」と呼ばれ、国人が争ってかうステータス・シンボルがあった。

    だがあれはむしろ平等の象徴であり、人は隣と同じになるために同じ商品を買っていたにすぎない。

    その点、アメリカでは消費も優越のための競争であるから、意欲が衰える飽和状態が来るとは考えにくい。

    この国の消費の若さは、文化の構造に根ざしているのである。

    (山崎正和「アメリカを問い直す」)

    文中の下線部「この国の消費の若さ」に当てはまるものは、次のうちどれか。

    ア:箪笥にものが溢れ、ごみの捨て場に困ること

    イ:出世とともに家を買い替えること

    ウ:隣と同じになるために同じ商品を買うこと

    選択肢

    解答

    イだけ

    解説

    「この国の消費の若さ」とは、消費不況を経験していないアメリカでは、国民の購買意欲が高く、物を買って物質的に豊かになることが社会的な階級の向上のステータスになるという文化を表現した言葉です。

    選択肢では、イのみが該当します。

    イ「出世とともに家を買い替えること」は、消費が優越のための競争になっているアメリカの様子を表しています。

    アとウはともに対比として示されているアメリカ以外の国の状況を表しています。

    したがって、正解はイだけです。

    問3:傍線部の内容(指示内容の特定)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、設問に答えなさい。

    日本がこのアメリカになれる可能性はないし、またその必要もない。

    将来の日本は若干の移民を受け入れながら、基本的には老熟した「寡民小国」に落ち着くことになろう。

    高度の知的産業、文化さ産業、海外投資の収益と対人サービスで経済を支え、省資源、環境保護を誇りとして生きるほかあるまい。

    だが文明がこの新しい平行状態に達するには、当然まだ時間がかかる、移行段階を生き延びるには輸出が不可欠であって、そのためにはあの若い隣国の健在を祈るほかない。

    ドルの行く手に不安は多くとも、当分の間、日本は対米投資を増加するほかないはずである。

    (山崎正和「アメリカを問い直す」)

    文中の下線部「この新しい平行状態」に含まれるものは、次のうちどれか。

    ア:欧米化

    イ:人口減少

    ウ:海外投資

    選択肢

    解答

    イとウ

    解説

    平行状態とは、釣り合いが取れた安定した状態のことを意味します。

    「この」とあるので、前の段落に注目すると、「寡民小国に落ち着く」とあるので、これが平行状態にあたります。

    「寡民=少ない人」ということから、選択肢の「イ:人口減少」が該当します。

    また、具体例として挙げられている部分と選択肢を比較してみると、「ウ:海外投資」も該当することが分かります。

    したがって、正解はイとウです。

    問4:趣旨合致(本文と合致する内容)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、設問に答えなさい。

    人権と民主主義という理念において、建国以来アメリカほど変わらない国はない。

    それは本来、近代世界の普遍的な理想だったが、アメリカはどの国より挫折を知らず、一貫してその実現に努めてきた。

    昔は日本にも「三種の神器」と呼ばれ、国人が争ってかうステータス・シンボルがあった。

    だがあれはむしろ平等の象徴であり、人は隣と同じになるために同じ商品を買っていたにすぎない。

    その点、アメリカでは消費も優越のための競争であるから、意欲が衰える飽和状態が来るとは考えにくい。

    (山崎正和「アメリカを問い直す」)

    アメリカについて文中に述べられているものは、次のうちどれか。

    ア:常に人権と民主主義を実現しようとしてきた。

    イ:アメリカ人は若いときの夢を実現しようとする。

    ウ:消費も競争である。

    選択肢

    解答

    アとウ

    解説

    アについて、1段落目に「一貫してその(=人権と民主主義の)実現に努めてきた」とあるので合致します。

    イについて、本文中で述べられている「若さ」とは「アメリカ文化を表す比喩」として使われているため、「アメリカ人の若いときの夢の実現」は本文とは無関係です。

    ウについて、アメリカでは消費によって社会的な階級を象徴する文化があることが述べられており、本文に「消費も優越のための競争である」とあることから合致します。

    よって合致するのはアとウです。

    したがって、正解はアとウです。

    SPI長文読解の練習問題5問(空欄補充編)

    問5:空欄補充(逆接の接続詞)(難易度★☆☆)

    問題:次の文章の空欄( )に入る言葉として最も適当なものを選びなさい。

    科学技術は私たちの暮らしを確かに便利にしてきた。

    家事の負担は減り、遠くの人とも一瞬でつながれる。

    ( )、その便利さが私たちから奪ったものも少なくない。

    歩くことが減って体力は落ち、待つことが減って忍耐は薄れた。

    便利さは、いつも代償を伴って手に入るものなのである。

    選択肢

    解答

    しかし

    解説

    空欄の前は「便利にしてきた」という肯定的な内容です。

    空欄の後は「奪ったものも少なくない」という、前とは反対の内容になっています。

    前後が逆の関係でつながっているので、逆接の接続詞が入ります。

    「つまり」は言い換え、「だから」は順接、「たとえば」は例示なので当てはまりません。

    したがって、正解はしかしです。

    問6:空欄補充(順接・帰結の接続詞)(難易度★☆☆)

    問題:次の文章の空欄( )に入る言葉として最も適当なものを選びなさい。

    言葉は使われなければ少しずつ忘れられていく。

    地方の方言が次第に姿を消しているのも、それを日常で口にする人が減ったからだ。

    ( )、ある言葉を残したいと願うなら、まずはその言葉を使い続けることが何より大切になる。

    選択肢

    解答

    したがって

    解説

    空欄の前は「言葉は使われなければ忘れられる」という原因や理由を述べています。

    空欄の後は「使い続けることが大切だ」という、その当然の結論を述べています。

    原因から結論へとつながる関係なので、順接・帰結の接続詞が入ります。

    「ところが」は逆接、「あるいは」は選択、「なぜなら」は理由を後ろに続ける語なので当てはまりません。

    したがって、正解はしたがってです。

    問7:空欄補充(添加の接続詞)(難易度★★☆)

    問題:次の文章の空欄( )に入る言葉として最も適当なものを選びなさい。

    読書には知識を増やすという効用がある。

    知らなかった事実や考え方に触れ、世界の見え方が広がっていく。

    ( )、他人の人生を追体験することで、自分とは違う立場の人の気持ちを想像する力も育つ。

    読書がもたらすものは、決して知識だけではない。

    選択肢

    解答

    また

    解説

    空欄の前は「知識を増やす効用」を述べています。

    空欄の後は「想像する力も育つ」という、別の効用を付け加えています。

    同じ方向の内容を並べて付け足す関係なので、添加の接続詞が入ります。

    「むしろ」は対比して選び直す語、「ただし」「もっとも」は条件や留保を加える語なので当てはまりません。

    したがって、正解はまたです。

    問8:空欄補充(語句の選択)(難易度★★☆)

    問題:次の文章の空欄( )に入る言葉として最も適当なものを選びなさい。

    都市の暮らしは効率を何より重んじる。

    最短の経路、最短の時間、無駄のない動き。

    だがそうした( )の追求は、ときに人から立ち止まって考える余裕を奪ってしまう。

    寄り道の中にこそ、思いがけない発見が潜んでいることを、私たちはつい忘れがちだ。

    選択肢

    解答

    合理性

    解説

    空欄の前では「効率」「最短」「無駄のない動き」という内容が述べられています。

    これらはすべて、無駄を省いて筋道立てて動こうとする考え方を指しています。

    この考え方をひとことで表す言葉が空欄に入ります。

    「効率」「無駄のない」という流れに最もよく合うのは「合理性」です。

    「多様性」「偶然性」「創造性」は、いずれも効率や無駄のなさを表す語ではないので当てはまりません。

    したがって、正解は合理性です。

    問9:空欄補充(前後の対応)(難易度★★☆)

    問題:次の文章の空欄( )に入る言葉として最も適当なものを選びなさい。

    失敗を恐れる人は、新しいことに手を出さなくなる。

    失敗しなければ傷つかずに済むからだ。

    ( )、失敗を避け続けた先に待っているのは、何ひとつ挑戦しなかったという、最も大きな後悔である。

    安全を選んだつもりが、いちばん危うい道を選んでいたことになる。

    選択肢

    解答

    だが

    解説

    空欄の前は「失敗しなければ傷つかずに済む」という、失敗を避けることの利点を述べています。

    空欄の後は「最も大きな後悔が待つ」という、それと反対の結末を述べています。

    前の内容を打ち消して逆の方向へ展開しているので、逆接の接続詞が入ります。

    「なぜなら」は理由、「すなわち」は言い換え、「さらに」は添加なので当てはまりません。

    したがって、正解はだがです。

    SPI長文読解の練習問題6問(語彙・同義語編)

    問10:語彙(傍線部の語の意味)(難易度★☆☆)

    問題:次の文中の傍線部「普遍的」の意味として最も適当なものを選びなさい。

    人権という考え方は、本来どの時代のどの社会にも当てはまるべき普遍的な理想として語られてきた。

    選択肢

    解答

    すべてに広く共通して当てはまること

    解説

    「普遍的」とは、時代や場所を問わず、すべてのものに広く共通して当てはまる、という意味の言葉です。

    傍線部の前後でも「どの時代のどの社会にも当てはまるべき」と述べられており、この意味と一致します。

    「一時期だけ」「一部の人だけ」はむしろ反対の意味で、限定された範囲を指す表現です。

    「めったに起こらず珍しい」は「希少」の意味で別語です。

    したがって、正解はすべてに広く共通して当てはまることです。

    問11:語彙(同義語の選択)(難易度★☆☆)

    問題:次の傍線部「肯定する」と最も意味の近い言葉を選びなさい。

    彼は反対意見にも耳を傾けたうえで、最終的にその提案を肯定する立場をとった。

    選択肢

    解答

    認める

    解説

    「肯定する」とは、その通りだとして受け入れる、よしとする、という意味の言葉です。

    この意味に最も近いのは「認める」です。

    「否定する」は反対の意味、「無視する」は取り合わないことで意味が異なります。

    「保留する」は判断を先延ばしにすることで、受け入れることとは違います。

    したがって、正解は認めるです。

    問12:語彙(同義語の選択)(難易度★★☆)

    問題:次の傍線部「逐一」と最も意味の近い言葉を選びなさい。

    担当者は作業の進み具合を逐一報告するよう求められた。

    選択肢

    解答

    一つ残らず細かく

    解説

    「逐一」とは、一つ一つ順を追って、もれなく細かく、という意味の言葉です。

    この意味に最も近いのは「一つ残らず細かく」です。

    「ときどき」「おおまかに」「最後にまとめて」は、いずれももれなく細かくという意味からは離れています。

    したがって、正解は一つ残らず細かくです。

    問13:語彙(同義語の選択)(難易度★★☆)

    問題:次の傍線部「ことごとく」と最も意味の近い言葉を選びなさい。

    彼の予想はことごとく外れてしまった。

    選択肢

    解答

    すべて

    解説

    「ことごとく」とは、一つも例外なく全部、という意味の言葉です。

    この意味に最も近いのは「すべて」です。

    「ほとんど」は大部分という意味で、わずかな例外を残します。

    「わずかに」「おそらく」は程度や推量を表す語で意味が異なります。

    したがって、正解はすべてです。

    問14:語彙(対義語の選択)(難易度★★☆)

    問題:次の傍線部「抽象的」の対義語として最も適当なものを選びなさい。

    説明があまりに抽象的で、何を指しているのか分かりにくかった。

    選択肢

    解答

    具体的

    解説

    「抽象的」とは、個々の事物から共通する性質だけを取り出して、形のはっきりしないさまを表す言葉です。

    その反対は、実際の形や例がはっきりしているさまを表す「具体的」です。

    「観念的」「概念的」はむしろ「抽象的」に近い意味の語です。

    「一般的」は広く当てはまるという意味で、対義の関係にはありません。

    したがって、正解は具体的です。

    問15:語彙(多義語の用法)(難易度★★★)

    問題:次の傍線部「あたる」と最も近い意味で使われているものを選びなさい。

    この資料を作るには、まず古い記録にあたる必要がある。

    選択肢

    解答

    辞書にあたって意味を調べる

    解説

    傍線部の「あたる」は、記録や資料を調べる、参照する、という意味で使われています。

    同じ意味で使われているのは「辞書にあたって意味を調べる」です。

    「ボールが頭にあたる」は物がぶつかる意味、「くじがあたる」は当選する意味です。

    「日差しにあたる」は光や熱を受ける意味で、いずれも別の用法です。

    したがって、正解は辞書にあたって意味を調べるです。

    SPI長文読解の練習問題5問(指示語・抜き出し編)

    問16:指示語(「それ」の指す内容)(難易度★★☆)

    問題:次の文章の傍線部「それ」が指す内容として最も適当なものを選びなさい。

    人は誰しも、自分の考えこそ正しいと思いがちである。

    だが本当に大切なのは、自分が間違っているかもしれないと疑う姿勢だ。

    それを持てる人だけが、他人の意見に素直に耳を傾けることができる。

    選択肢

    解答

    自分が間違っているかもしれないと疑う姿勢

    解説

    指示語の指す内容は、原則としてその直前にあります。

    「それ」の直前の文は「本当に大切なのは、自分が間違っているかもしれないと疑う姿勢だ」です。

    「それを持てる人だけが」と続くので、「それ」は「疑う姿勢」を指しています。

    試しに傍線部に当てはめると「疑う姿勢を持てる人だけが耳を傾けられる」となり、意味が通ります。

    したがって、正解は自分が間違っているかもしれないと疑う姿勢です。

    問17:指示語(「そうした」の指す内容)(難易度★★☆)

    問題:次の文章の傍線部「そうした営み」が指す内容として最も適当なものを選びなさい。

    職人は同じ作業を毎日くり返す。

    昨日より少しでも良いものを作ろうと、手の角度や力の入れ方をわずかに変えてみる。

    そうした営みの積み重ねが、やがて余人には真似のできない技を生むのである。

    選択肢

    解答

    良いものを作ろうと工夫をくり返すこと

    解説

    「そうした営み」は直前の内容を受けています。

    直前では「昨日より少しでも良いものを作ろうと、手の角度や力の入れ方をわずかに変えてみる」と述べられています。

    これは単なるくり返しではなく、より良くしようと工夫を重ねている点が要点です。

    よって「良いものを作ろうと工夫をくり返すこと」が指示内容です。

    「技」は営みの結果であって営みそのものではなく、「大きく変える」は本文と食い違います。

    したがって、正解は良いものを作ろうと工夫をくり返すことです。

    問18:抜き出し(条件に合う一語の特定)(難易度★★☆)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「便利さの代償」を最もよく言い表している言葉を、本文中の表現から選びなさい。

    道具が発達するほど、人は自分の体を使わなくなる。

    車に頼れば足は衰え、計算機に頼れば暗算の力は鈍る。

    便利な道具は、私たちから能力を失わせるという形で、静かに代償を求めてくるのだ。

    選択肢

    解答

    能力を失わせる

    解説

    抜き出しの問題では、設問が言い換えている内容を本文中から探します。

    「便利さの代償」とは、便利さと引きかえに失うもののことです。

    本文では「私たちから能力を失わせるという形で、静かに代償を求めてくる」と述べられています。

    代償の中身を直接表しているのは「能力を失わせる」という表現です。

    「道具の発達」は原因、「体を使わない暮らし」は途中の説明にすぎません。

    したがって、正解は能力を失わせるです。

    問19:抜き出し(筆者の主張を表す一文)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、筆者の主張が最もよく表れている一文として適当なものを選びなさい。

    情報があふれる時代には、何を知るかよりも、何を知らないままにしておくかが問われる。

    次々と流れてくる話題をすべて追いかければ、心は休まる暇がない。

    情報を選び、捨てる力こそ、これからの時代に最も必要な力である。

    すべてを知ろうとすることは、もはや美徳ではない。

    選択肢

    解答

    情報を選び、捨てる力こそ最も必要な力である

    解説

    筆者の主張は、文章全体が最終的に言いたいことです。

    本文は「何を知らないままにしておくか」「情報を選び、捨てる力」という方向へ話を進めています。

    その中心を一文で言い切っているのが「情報を選び、捨てる力こそ最も必要な力である」です。

    「情報があふれる時代である」は前提の説明、ほかの選択肢も途中の説明にすぎません。

    したがって、正解は情報を選び、捨てる力こそ最も必要な力であるです。

    問20:抜き出し(指定字数に合う語句)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「その問い」が指す内容を、本文中から十字以内で抜き出したものとして最も適当なものを選びなさい。

    人は何のために働くのか。

    給料のためだと答える人もいれば、誰かの役に立ちたいからだと答える人もいる。

    その問いに唯一の正解はない。

    だが問い続けること自体に、生き方を考える価値があるのだ。

    選択肢

    解答

    何のために働くのか

    解説

    字数指定のある抜き出しでは、まず指示語が指す内容をとらえ、次に字数の条件で絞り込みます。

    「その問い」の直前にある問いは「人は何のために働くのか」です。

    「何のために働くのか」は十字以内に収まり、条件を満たします。

    ほかの選択肢は問いに対する答えの一例や別の語句であり、問いそのものではありません。

    したがって、正解は何のために働くのかです。

    SPI長文読解の練習問題4問(傍線部の理由・内容説明編)

    問21:傍線部の理由(難易度★★☆)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「メモを取らない方がよく覚えられることがある」とあるが、その理由として最も適当なものを選びなさい。

    会議でメモを取る人は多い。

    だがメモを取らない方がよく覚えられることがある

    書くことに気を取られると、相手の話の流れそのものを聞き逃しやすい。

    書かずに聞くと決めた人は、要点を頭の中で組み立てながら聞くため、かえって記憶に残りやすいのだ。

    選択肢

    解答

    書くことに気を取られず話の流れに集中できるから

    解説

    傍線部の理由は、傍線部の前後に述べられている説明から探します。

    本文では「書くことに気を取られると、相手の話の流れそのものを聞き逃しやすい」と述べられています。

    逆に書かずに聞くと「要点を頭の中で組み立てながら聞くため、記憶に残りやすい」とあります。

    つまり、話の流れに集中できることが、よく覚えられる理由です。

    「読み返す手間」「録音」「発言」は本文に書かれていない内容です。

    したがって、正解は書くことに気を取られず話の流れに集中できるからです。

    問22:傍線部の内容説明(難易度★★☆)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「この矛盾」が指す内容として最も適当なものを選びなさい。

    私たちは自由を求めながら、いざ自由を手にすると、何を選べばよいか分からず不安になる。

    選択肢が増えるほど、かえって決められなくなるのだ。

    この矛盾を抱えているのが、現代に生きる私たちの姿である。

    選択肢

    解答

    自由を求めるのに、得た自由が不安を生むこと

    解説

    「この矛盾」は直前で述べられた、つじつまの合わない二つの事柄を指します。

    本文では「自由を求めながら」「いざ自由を手にすると不安になる」と述べられています。

    求めているものを得たはずなのに不安になる、という食い違いが「矛盾」です。

    よって「自由を求めるのに、得た自由が不安を生むこと」が指示内容です。

    ほかの選択肢は本文と逆であったり、本文に書かれていない内容です。

    したがって、正解は自由を求めるのに、得た自由が不安を生むことです。

    問23:傍線部の理由(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「歴史を学ぶ意味がある」とあるが、その理由として本文に合致するものを選びなさい。

    過去に起きた出来事は、二度と同じ形では起こらない。

    それでも歴史を学ぶ意味があるのは、人が同じ過ちをくり返しやすい生き物だからだ。

    形は違っても、根っこにある人間の判断の誤りはよく似ている。

    過去を知ることは、未来の判断を誤らないための手がかりになる。

    選択肢

    解答

    人は同じ過ちをくり返しやすく、過去が判断の手がかりになるから

    解説

    傍線部の理由は、傍線部に続く「〜だからだ」の部分に書かれています。

    本文では「人が同じ過ちをくり返しやすい生き物だからだ」と理由が示されています。

    さらに「過去を知ることは、未来の判断を誤らないための手がかりになる」と補足されています。

    この二つをまとめた選択肢が正解です。

    「同じ形で起こる」は本文冒頭と逆、「暗記すれば」「無関係」は本文にない内容です。

    したがって、正解は人は同じ過ちをくり返しやすく、過去が判断の手がかりになるからです。

    問24:傍線部の内容説明(比喩の理解)(難易度★★★)

    問題:次の文章を読んで、傍線部「言葉は器である」とはどういうことか、最も適当なものを選びなさい。

    言葉は器である

    同じ「ありがとう」という言葉でも、心からの感謝を盛れば温かく響き、形だけで口にすれば空々しく聞こえる。

    器そのものより、そこに何を入れるかで価値が決まるのだ。

    選択肢

    解答

    同じ言葉でも込める気持ち次第で意味が変わるということ

    解説

    比喩の意味は、たとえと現実の対応関係から読み取ります。

    本文では「器そのものより、そこに何を入れるかで価値が決まる」と説明されています。

    言葉を器、込める気持ちを中身にたとえているので、気持ち次第で言葉の価値や意味が変わることを述べています。

    よって「同じ言葉でも込める気持ち次第で意味が変わるということ」が正解です。

    「丈夫」「多ければよい」「変えられない」はいずれも本文の趣旨と無関係です。

    したがって、正解は同じ言葉でも込める気持ち次第で意味が変わるということです。

    SPI長文読解の練習問題3問(要旨・趣旨合致編)

    問25:要旨(本文の要旨)(難易度★★★)

    問題:次の文章の要旨として最も適当なものを選びなさい。

    便利な道具は、私たちの手間を肩代わりしてくれる。

    だがその一方で、手間の中にあった工夫や発見の機会も一緒に奪っていく。

    だからこそ、何でも道具に任せるのではなく、あえて自分の手で行う場面を残しておくことが、これからはいっそう大切になるだろう。

    選択肢

    解答

    道具に頼ると工夫の機会を失うので、あえて自分の手で行う場面を残すべきだ

    解説

    要旨は、筆者が最も伝えたい主張を過不足なくまとめたものです。

    本文は「便利さの利点」を認めつつ、「工夫の機会を奪う」という難点を挙げ、「自分の手で行う場面を残すべきだ」と結論しています。

    この流れ全体をまとめた選択肢が正解です。

    「肩代わりしてくれる」は利点だけ、「すべて手間の中にある」は言い過ぎです。

    「一切使わない生活が理想」は本文より極端で、筆者の主張ではありません。

    したがって、正解は道具に頼ると工夫の機会を失うので、あえて自分の手で行う場面を残すべきだです。

    問26:趣旨合致(合致しないものの特定)(難易度★★★)

    問題:次の文章の内容と合致しないものを選びなさい。

    方言は、その土地で暮らす人々の歴史や感じ方が染み込んだ言葉である。

    標準語に置き換えれば意味は伝わるが、その土地ならではのこまやかな気持ちまでは伝えきれない。

    方言が消えるということは、一つの言い方が消えるだけでなく、一つの感じ方が消えることでもある。

    選択肢

    解答

    方言は標準語より正確に意味を伝えられる

    解説

    合致しないものを選ぶ問題では、本文の記述と食い違う選択肢を探します。

    本文は「標準語に置き換えれば意味は伝わる」と述べており、意味の伝達では標準語でも足りるとしています。

    「方言は標準語より正確に意味を伝えられる」とは書かれておらず、本文の記述と食い違います。

    他の三つはいずれも本文に沿った内容です。

    したがって、合致しないものとして正解は方言は標準語より正確に意味を伝えられるです。

    問27:文整序(文の並べ替え)(難易度★★★)

    問題:次のア〜エの文を意味の通る順に並べ替えたとき、最も適当なものを選びなさい。

    ア:しかし、その情報が正しいとは限らない。

    イ:今では誰もが手元の端末で情報を調べられる。

    ウ:だからこそ、情報の真偽を見分ける力が欠かせない。

    エ:誤った情報も同じ速さで広がっていくからだ。

    選択肢

    解答

    イ→ア→エ→ウ

    解説

    まず話題を提示する文を探すと、イ「誰もが情報を調べられる」が導入にふさわしい一文です。

    次にア「しかし、その情報が正しいとは限らない」が逆接で受けて話を展開します。

    さらにエ「誤った情報も同じ速さで広がっていくからだ」がアの理由を補います。

    最後にウ「だからこそ、真偽を見分ける力が欠かせない」が結論としてまとめます。

    よって順序はイ→ア→エ→ウとなります。

    したがって、正解はイ→ア→エ→ウです。