- 「ジョハリの窓」とは客観的な側面がわかる自己分析ツール
- 「ジョハリの窓」の4つの種類
①:開放の窓(自分も他人も知っている自己)
②:秘密の窓(自分だけが知ってる自己)
③:盲点の窓(他者だけが知ってる自己)
④:未知の窓(自分も他人も知らない自己) - ジョハリの窓をひとりで行うにはアプリ「ジョハリの窓テスト」がおすすめ
- 「ジョハリの窓」では思わぬ盲点に気づける
-
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こんにちは。「就活の教科書」編集部のハリーです。
今回は、ジョハリの窓について解説していきます。
みなさんは「ジョハリの窓」ってなんのことか知っていますか?
「就活の教科書」編集部 ハリー
就活生くん
「ジョハリの窓」って診断テストですよね!
けど、詳しくは知らなくて・・・
友達から「ジョハリの窓は就活に効果的」って聞いたんですが、本当ですか?
就活生ちゃん
私も「ジョハリの窓」が診断テストってことは知ってるんですけど、どうやって実施するのかは分かりません。
あと、「ジョハリの窓」を実施するとどんなメリットがあるんですか?
「ジョハリの窓」って学校では教えてくれませんし、聞きなじみのない言葉なので分かりにくいですよね。
ちなみに、「自分に合った業界が知りたい」「自分の強みがわからない…」という方は、100万人のデータからあなたの強みや性格を分析する「適性診断AnalyzeU+」などで自己分析を終わらせましょう。
「就活の教科書」編集部 ハリー
そこでこのページでは、「ジョハリの窓」とはどういうものかについて解説しています。
合わせて、「ジョハリの窓」を自己分析ツールとして実施する流れも解説しています。
また、「ジョハリの窓」を実施するメリット、さらには実施する際の注意点についても解説しています。
この記事を読めば、「ジョハリの窓」についての理解が深まり、効果的に「ジョハリの窓」を使って自己理解を深めることができるようになります。
ひとりでもできる「ジョハリの窓」のやり方についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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就活アドバイザー 京香
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就活アドバイザー 京香
目次
■名前
大久保名美
■資格
- 国家資格キャリアコンサルタント
- AFPファイナンシャル・プランナー
■プロフィール文章
岩手県出身。県職員、地元百貨店、大手証券会社を経て地方銀行勤務。
一貫して営業畑を歩むも、東日本大震災での経験を経て 2013 年 7 月、セミナー講師として独立。
「マネー」「キャリア」「ビジネス」に関する知識と情報を発信し続けている。
合同会社福々舎 代表社員。
■URL
「ジョハリの窓」とは?
就活生くん
そもそも「ジョハリの窓」ってなんですか?
「ジョハリの窓」とは、コミュニケーションを円滑にするためのツールとして提唱された、自己分析のためのフレームワーク、つまり考え方の枠組みのことなんです。
「就活の教科書」編集部 ハリー
私たちが社会で成長していくためには、自分を知り、自分を開発していくことが必要です。
そのための手段として有効なのが、この「ジョハリの窓」のフレームワークです。
「ジョハリの窓」は、1955年にアメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムの二人の心理学者によって発表されました。
アメリカで注目を浴びた「ジョハリの窓」は、次第に日本でも普及していきました。
「就活の教科書」編集部 ハリー
自分の客観的な側面も分かる自己分析ツール
アメリカで発表された「ジョハリの窓」が日本で広まった理由は、「ジョハリの窓」が自己分析ツールとして活用されてきたからです。
元々「ジョハリの窓」は、人間関係の理解と、対人関係における自己成長のためのトレーニングモデルとして活用されてきました。
コミュニケーションスキル研修や、福祉職や管理職などのリーダーシップ研修など、企業における社員研修から、次第に就活のためのトレーニングなどにも取り入れられるようになり、より実践的な自己分析ツールとして活用されてきました。
ジョハリの窓の目的と自己分析での活用方法
ジョハリの窓の目的は自己理解を深めることです。
自分のもつ自己理解と他者の自分への理解の共通点や相違点を知ることで、「今まで知らなかった新たな自分」を知ることができます。
「ジョハリの窓」を自己分析ツールとして活用する場合は、あらかじめ用意されたいくつかの「性格を表す言葉」の選択肢から、自分が主観的に知っている自分の性格と、他者が客観的に知っている自分の性格を選び、さらにそれらを「4つの窓」に分けて分析し、自己を理解していきます。
つまり「ジョハリの窓」を自己分析ツールとして実施することで、主観的な視点による自己分析よりも、客観的かつ分かりやすい分析を行えるのです。
そのため日本では「ジョハリの窓」は、企業のコミュニケーションの促進や能力開発、キャリアコンサルティングの場でもよく用いられています。
簡単にまとめると「ジョハリの窓」なら自己分析が効率的に実施できるということです。
「就活の教科書」編集部 ハリー
もちろん、「ジョハリの窓」は社会人だけでなく、就活で必須の「自己分析」のツールとして、多くの大学生も実践しています。
「ジョハリの窓」以外でも自己分析を行う方法があるので、興味のある方は下記の記事を読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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「ジョハリの窓」の4つの種類
就活生ちゃん
「ジョハリの窓」には「4つの窓がある」と言ってましたが、「4つの窓」って何のことですか?
「ジョハリの窓」では、自分と他者が挙げた性格を、「自分は知っている/自分は気付いていない」と「他人は知っている/他人は気付いていない」という2つの縦横の軸で評価し、それぞれ4つの領域に分類して進めていきます。その4つの領域は「窓」と呼ばれています。
下記がその「4つの窓」の一覧です。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 開放の窓
- 秘密の窓
- 盲点の窓
- 未知の窓
これら「4つの窓」について理解することで「ジョハリの窓」の自己分析を効果的に実践できます。
ですが、名前だけでは今ひとつ分からないと思うので、それぞれの「窓」について解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
種類①:開放の窓(自分も他人も知っている)
「開放の窓」とは、自分と他者が知っている自己のことで、ここには自他ともに理解している性格が分類されます。
この「開放の窓」に当てはまる項目が多い場合、その人は「自分の内面や能力などを他者に積極的に開示する傾向が強い人」と言えます。
逆にこの窓に当てはまる項目が少ない人は、他者から「よくわからない人」と思われている可能性が高いと言えるかもしれません。
他者とのコミュニケーションを円滑に進めるためには、この「開放の窓」を広げていくことを意識しましょう。
つまり、自分で積極的に自己開示していくようにします。
「ジョハリの窓」では一般的に、この「開放の窓」の領域が広ければ広いほど望ましいとされています。
「就活の教科書」編集部 ハリー
種類②:秘密の窓(自分だけが知っている)
「秘密の窓」とは、自分だけが知っている自己のことで、ここには自分しか理解していない性格が分類されます。
この窓に多くの項目が当てはまっている場合は、自己表現が上手くできていないということになります。
もちろん、意図的に表現していない場合もあるかもしれませんが、「ジョハリの窓」を実施してみて、「自分を表現しているつもりだったのにこの項目が多かった」と感じた場合は、より意識的に自己表現を心がけましょう。
うまく自己表現できるようになれば、いずれこの項目は、他者も知っている「開放の窓」に移動し、他者とのより快適なコミュニケーションが可能になるでしょう。
普段は大人しいのにライブでは誰よりも盛り上がる方は、「秘密の窓」を持っていると言えますね。
また、簡単に自己分析ができる『適性検査AnalyzeU+』を使ってみましょう。
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「就活の教科書」編集部 ハリー
種類③:盲点の窓(他人だけが知っている)
「盲点の窓」とは、他者だけが知っている自己のことで、ここには他者しか理解していない性格が分類されます。
この窓に当てはまる項目が多い場合、客観的な自己理解ができていない可能性があります。
自分ではそう思っていないが周りに誤解されていると感じる人は、自己の認識と他者の認識のズレがあるのかもしれません。
誰しも自分を100%客観的に分析することは難しいものですが、この「盲目の窓」に挙げられた性格については、是非一度じっくりと振り返ってみることをおすすめします。
盲点だった自身の性格に気付き、「開放の窓」の領域に移していくことが大切です。
強みや才能であれば積極的に活用していく、逆に課題などであれば改めて自己認識し取り組む必要があるでしょう。
勇気を持って受け止めてこそ、窓は広がります。
これは「ジョハリの窓」を実施するからこそ発見できる、大事な自己認識すね。
「就活の教科書」編集部 ハリー
種類④:未知の窓(誰も知らない)
「未知の窓」とは、自分も他者も知らない自己のことで、ここには自他ともに理解していない性格が分類されます。
「未知の窓」に入っている性格は、まだ他人も自分も知りません。
しかし、新しい体験による気付きなどを通じて、今まで見えていなかった自分が見えてくることもあるでしょう。
そうやって見つけた新たな性格は、秘密の窓・盲点の窓・開放の窓のいずれかに入ることになります。
秘密の窓や盲点の窓に入った場合は、開放の窓に移動させていけると開放の窓がさらに大きくなっていきます。
いわば「未知の窓」は、これからの自分の「可能性の窓」ともいえます。
「成長したいけれどどうすればいいか分からない・・・」と感じる方は、この「未知の窓」を意識して行動してみてください。
それが自分の可能性を広げることに繋がり、いずれは「解放の窓」の領域を広げることになるのです。
これが「ジョハリの窓」で得られる自己分析の醍醐味です。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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就活アドバイザー 京香
「ジョハリの窓」を実施する5つの手順
就活生くん
「ジョハリの窓」については理解できました!
けど、実際にどうやって進めていけばいいんですか?
「ジョハリの窓」で自己分析するには以下の手順を踏んでください。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 複数人集めて用紙を用意する
- 「自分」に該当する項目を書き出す
- 「他者」に該当する項目を書き出す
- 「4つの窓」に分類する
- フィードバックをする
最後のフィードバックまでしっかり行うことで「ジョハリの窓」の効果が最大化されます。
では、それぞれの手順について解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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まずは、ジョハリの窓を行うための用紙を準備しましょう。
手書きでやりたい方は、ジョハリの窓 記録用紙PDF、PCで打ち込みたい方はジョハリの窓 記録用紙EXCELをぜひダウンロードして活用してくださいね。
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ジョハリの窓 【性格項目調査用紙】PDF、ジョハリの窓 【性格項目調査用紙】EXCEL
手順①:複数人集めて用紙を用意する
「ジョハリの窓」を実施するには、まず初めに参加者を複数人(4~8人ほど)集めます。
なお「ジョハリの窓」の実施にはある程度の自己開示を伴うため、大なり小なりストレスをともないます。
そのため、ある程度の信頼関係が構築できているメンバーを集めて実施することをおススメします。
そして、記録用の用紙を用意します。
このとき用意する用紙は、「4つの窓」が書かれた記録用紙(図1)と性格を書き出していくための記録用紙(図2)の2種類です。
これらの用紙は「ジョハリの窓」実施前に別途用意する必要があります。
「性格を書き出す用紙」は、自分の性格用と相手の性格用が必要になります。
メンバー一人ひとりに参加者全員が解答するため、参加人数に合わせて用意してください。
例えば5人参加している場合は25枚の解答用紙が必要になります。
また、性格の項目をあらかじめ書き出しておくことも必要です。
この項目の数は特に決まっていませんが、だいたい20~40個ぐらいが目安です。
「ジョハリの窓」の参加者の人数に応じて調整してください。
また、一緒に自己分析をしてくれる友達がいないという就活生には、『適性検査AnalyzeU+』がおすすめです。
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「就活の教科書」編集部 ハリー
手順②:「自分」に該当する項目を書き出す
「ジョハリの窓」の実施手順の2番目は、自分に概要する項目の書き出しです。
あらかじめ挙げられた「性格一覧」の中から、自分に該当する性格を「該当する項目」欄に記入します。
「集中力がある」「話し上手」というように書いてみましょう。
ここで大事なのは、100%自分の主観で選ぶことです。
就活生くん
他人から見たら僕ってこんな性格かも・・・
このように考える必要は全くありません。
この後、他者から見た性格の項目を選んでもらうので、ここでは自分の主観で選ばないと、「ジョハリの窓」を行う意味がなくなってしまいます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
手順③:「他者」に該当する項目を書き出す
「ジョハリの窓」の実施手順の3番目は、他者に該当する項目の書き出しです。
自分の項目をピックアップしたときと同様に、今度は他者の項目を書き出していきます。
普段の言動から受ける印象をもとに、個々に記入します。
もちろん、診断結果に影響するので、ここでもあまり遠慮しないようにします。
就活生ちゃん
けど、相手に「嫌なこと書くやつだな」って思われるのは、抵抗があります・・・
もし、このように感じる方がいるのであれば、無記名投票方式で実施することをおすすめします。
「ジョハリの窓」で正確な診断を出すためにも、お互い素直な気持ちで項目を選びましょう。
「就活の教科書」編集部 ハリー
手順④:項目を「4つの窓」に分類する
項目の選択が完了したら、それらの項目を「4つの窓」に分類していきます。
「ジョハリの窓」での分類方法は以下のとおりです。
- 自分と他者が両方選択した項目→「開放の窓」
- 自分のみが選択した項目→「秘密の窓」
- 他者のみが選択した項目→「盲点の窓」
- 自分も他者も選択しなかった項目→「未知の窓」
ここでの結果は、自分の想像どおりなこともあれば、全く予想外なこともあります。
まずは、他人から見た自分の見え方をしっかりと確認しましょう。
「就活の教科書」編集部 ハリー
手順⑤:フィードバックをする
項目の分類が完了したら、最後にフィードバックを行います。
まずは、セルフフィードバックを行い、自分と他者との認識の違いを確認しましょう。
もし改善したい性格が挙げられていても、「自分にはそういう側面があるのだ」と素直に受け入れたうえで、ポジティブに対応策を考えて行けばいいのです。
セルフフィードバックが完了したら、全員でのフィードバックに移ります。
このとき、単純に結果を見せ合うだけでなく、「自分が他者にこのように思われる要因となる自分の行動は何か」といったように、ディスカッション形式で深掘りしていくのがおすすめです。
「ジョハリの窓」では、このフィードバックをきちんと行えるかが重要です。
アドバイスやフィードバックを素直に受け取れる人は、周囲のサポートを得やすくなり、結果的に自身の成長につながりますよ。
「就活の教科書」編集部 ハリー
自己分析に役立つ記事一覧
自己分析を時間をかけずに終わらせるには、 「①自己分析ツールを使う」 「②効率的な自己分析のやり方を知る」 という2つのやり方があります。
「自己分析をやらなければならないと分かっているけどめんどくさい」 という就活生はこれらの方法を使って自己分析をすることで、簡単に強みや向いている仕事が分かるようになるので、ぜひ参考にしてください。
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「ジョハリの窓」をひとりで診断する方法3選
就活生ちゃん
私も「ジョハリの窓」で自己分析ができる気がしてきました!
けど、人を集めるのはちょっと難しいときもあるので、ひとりでやりたいんですが無理ですかね?
そういう方のために、ここでは「ジョハリの窓」をひとりでも実践できる方法を紹介します。
以下の3つのやり方があります。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- ひとりで診断ツールを使う
- アプリを使って複数人で行う
- 他者の視点からのフィードバックを考える
基本的に複数人必要な「ジョハリの窓」も、実はひとりでできちゃうんです!
それぞれのやり方に利点があるので、詳しく解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
やり方①:ひとりで診断ツールを使う
「ジョハリの窓」を実践する方法の1つ目は、ひとりで診断ツールを使うことです。
「ジョハリの窓」は複数人での実施が基本ですが、この方法はWeb上で自分ひとりで回答した診断テストの結果を分析する方法のため、最初から最後までひとりで実施できます。
例えば、100万人のデータから診断してくれる適性診断AnalyzeU+がおすすめです。
自己分析ツールや診断を使って一人でジョハリの窓を実施するには、以下の手順で行います。
- まずは自分の性格をできるだけ書き出していく
- 自己分析ツールに回答する
- 自分が書き出したことと、自己分析ツールの結果を照らし合わせる
「自分に合った仕事で活き活きと働きたい!」という方は「キャリアチケットスカウト診断」「LINE適職診断」「性格適性診断」を同時に試してみることをおすすめします。
全ての診断を行うことで、あなたのキャリアに対する考え方や、長所を活かせる職業がわかるので、あなたに合う仕事を見つけやすくなりますよ。
就活アドバイザー 京香
>> キャリアチケットスカウト診断で自己分析してみる(無料)
時間はかかりますが、「ジョハリの窓をひとりで手軽にできる」と考えると、実施する価値はあると思います。
無料でできる自己分析ツールは他にもあるので、様々な方法で自己分析を行いたいという方は、下記の記事を読んでみてください。
「就活の教科書」編集部 ハリー
やり方②:アプリを使って複数人で行う
「ジョハリの窓」を実践する方法の2つ目は、アプリを使って複数人で行うことです。
「ジョハリの窓」に関連するアプリや自己分析アプリをインストールすれば、簡単に「ジョハリの窓」が実施できます。
4〜8名程度の人数制限があることがほとんどなので、大人数での実施には向いていませんが、準備がほとんど不要で手軽に実施できるところが最大の利点です。
就活以外にも講義やバイトに忙しい大学生には、手間も少なく一番おすすめの方法です。
ジョハリの窓に役立つツールには以下のようなものがありました。
アプリをインストールしなくても、パソコンのブラウザで実施できるものもあるので、ぜひ検索してみてください。
「就活の教科書」編集部 ハリー
やり方③:他者の視点からのフィードバックを考える
「ジョハリの窓」を実践する方法の3つ目は、他者の視点からのフィードバックを考えることです。
具体的には、同僚、上司、友人、家族など、それぞれの立場から自分を見た場合、どのように映るかを想像することです。
また、特定のシチュエーション(例:会議での発言、サークルの活動中、友人との会話)で自分がどう行動したかを振り返り、それに対して他者がどのように感じたかを考えることもできます。
普段とは違う視点から自分を見てみると、新たな発見があるかもしれませんね。
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ジョハリの窓をひとりでやるための質問項目
就活生くん
「ジョハリの窓」の質問は何を選べばいいんですか?
「ジョハリの窓」の質問項目は基本的には以下の20種類のようです。
この中から当てはまるものを選びます。
また、項目をさらに追加すれば、より精度の高い「ジョハリの窓」ができるでしょう。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 頭が良い
- 発想力がある
- 段取り力がある
- 向上心がある
- 行動力がある
- 表現が豊か
- 話し上手
- 聞き上手
- 親切
- リーダー資質がある
- 空気が読める
- 情報通
- 根性がある
- 責任感がある
- プライドが高い
- 自信家
- 頑固
- 真面目
- 慎重
- 大胆
- 協調性
- 柔軟性
- 自己管理ができる
- 創造力が豊か
- 感受性が高い
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「ジョハリの窓」を実施するメリット
就活生くん
「ジョハリの窓」にもいろんなやり方があるんですね。
けど、「ジョハリの窓」を実施するメリットってあるんですか?
「ジョハリの窓」を実施するメリットは、以下の3つです。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 自己認識のズレを洗い出せる
- 自分の思わぬ盲点に気付ける
- 自己表現の不足を確認できる
ひとりで行う自己分析ではあぶり出せないことも、「ジョハリの窓」を実施することで明らかになります。
では、それぞれについて解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
メリット①:自己認識のズレを洗い出せる
「ジョハリの窓」で得られるメリットの1つ目は、自己認識のズレを洗い出せることです。
自分が認識している自分の性格や自己評価が、他者の認識と違っている状況というのは珍しくありません。
例えば、「自分は親切な人間だ」と自己評価していても、他者は「お節介な人間」「気が弱いだけの人間」という評価を下しているかもしれません。
しかし「ジョハリの窓」を行うことで、このような他者との「認識のズレ」を発見し、改善していくことができるのです。
自分の評価と他人の評価が一緒になることの方が珍しいかもしれませんね。
「就活の教科書」編集部 ハリー
メリット②:自分の思わぬ盲点に気付ける
「ジョハリの窓」で得られるメリットの2つ目は、思わぬ盲点に気付けることです。
「盲点の窓」と「未知の窓」の項目は自分の知らなかった一面であり、それが長所の場合もありますが、短所の場合も往々にしてあります。
そこで、その短所に目を向けられれば、自分が気づかなかった自分の欠点を改善するチャンスになります。
他者からの視点を得て、自然に自分の盲点に気づくことができるのも、「ジョハリの窓」の大きな効果と言えるでしょう。
自分ひとりでは気づけないことも、他の人と「ジョハリの窓」をやることで、自然に気付けてしまいますよ。
「就活の教科書」編集部 ハリー
メリット③:自己表現の不足を確認できる
「ジョハリの窓」で得られるメリットの3つ目は、自己表現の不足を確認できることです。
「ジョハリの窓」では「開放の窓」の項目が多ければ多いほどオープンな人間であると診断されます。
そのため、「自分ではかなりオープンにしているつもりだったのに、実際はそう受け止められていなかった」ということもあるでしょう。
もちろん、必ずしも自分のすべてをオープンにする必要はありませんが、内向的な性格や秘密主義な人にとって「ジョハリの窓」は、自己表現不足を知るいいキッカケになるでしょう。
「秘密の窓」の項目をオープンにしていくことはもちろんですが、「未知の窓」の項目に挑戦していけば、隠された才能を開花させることができるかもしれませんよ。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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就活アドバイザー 京香
「ジョハリの窓」を実施する際の注意点
就活生ちゃん
「ジョハリの窓」って、ものすごく使える診断ツールですね。
私も「未知の窓」をどんどん知りたいので、さっそくやってみます!
ぜひともお勧めしますが、その前に下記の注意点を確認してから「ジョハリの窓」を実施してくださいね。
「就活の教科書」編集部 ハリー
- 調査に使用する言葉をポジティブにする
- 結果を深刻に捉えすぎない
- 参加を強制しない
この注意点を守った方が、「ジョハリの窓」の効果をより活かすことができますよ。
では、それぞれについて解説していきます。
「就活の教科書」編集部 ハリー
注意点①:調査に使用する言葉をポジティブにする
「ジョハリの窓」を行う際の1つ目の注意点は、性格の調査に使用する言葉はポジティブにすることです。
なぜなら、一覧に上げる性格の項目を、ポジティブな表現・言葉にすることで、参加者の精神的な負担が減り、項目を選択しやすくなるからです。
例えば、「臆病」は「慎重」に、「暗い」は「冷静」のようにポジティブな言葉に換えてみましょう。
自己分析は心の開示を伴うものであるため、使用する言葉には特に気を配る必要があります。
何事も、物は言い様です。
ちょっとした表現で人の感情は動かされてしまうこともあります。
「就活の教科書」編集部 ハリー
注意点②:結果を深刻に捉えすぎない
「ジョハリの窓」を行う際の2つ目の注意点は、結果を深刻に捉えすぎないことです。
「ジョハリの窓」がいかに有効な結果が出る診断ツールと言っても、所詮はツールなので、結果はあくまでも参考程度に考えるべきです。
しかし、繊細な人や自己肯定感が低い人は、必要以上に結果をネガティブに受け取ってしまうこともあり得ます。
そのため、できれば研修やグループワークの一環として楽しみながら実施することをおススメします。
「ジョハリの窓」は自己の成長へつなげるための診断ツールなので、結果を受けて傷つく必要はまったくありません。
「就活の教科書」編集部 ハリー
注意点③:参加を強制しない
「ジョハリの窓」を行う際の3つ目の注意点は、参加を強制しないことです。
自己開示に大きなストレスを感じる人も中にはいるため、人によっては「ジョハリの窓」を行うことが心理的にマイナスに働く場合もあります。
もちろん、「ジョハリの窓」は自己開示の訓練にはなるのですが、より心的負荷の少ない別の診断ツールを行うことが適切な場合もあります。
参加するメンバー間できちんと信頼関係を構築し、参加者全員が無理なく行える環境を整えてから、「ジョハリの窓」を実施してください。
いきなり「自分の全部をさらけ出せよ!」と言われると、大なり小なり抵抗感はあると思います。
「ジョハリの窓」の実施前には必ず密なコミュニケーションを取るようにしましょう。
「就活の教科書」編集部 ハリー
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就活アドバイザー 京香
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まとめ:「ジョハリの窓」を活用して徹底した自己分析をやってみよう
さて、「【ひとりで出来る!】ジョハリの窓のやり方 | 自己分析診断をわかりやすく解説!」はいかがだったでしょうか。
◆「ジョハリの窓」のやり方
- 方法①:ひとりで診断ツールを使う
- 方法②:アプリを使って複数人で行う
- 方法③:紙とペンを使って複数人で行う
◆「ジョハリの窓」を実施するメリット
- メリット①:自己認識のズレを洗い出せる
- メリット②:自分の思わぬ盲点に気付ける
- メリット③:自己表現の不足を確認できる
◆「ジョハリの窓」を実施する際の注意点
- 注意点①:調査に使用する言葉をポジティブにする
- 注意点②:結果を深刻に捉えすぎない
- 注意点③:参加を強制しない
意外と知られていない「ジョハリの窓」ですが、就活生にとっては非常に役に立つ診断ツールですので、ぜひ本記事を参考にして活用してみてください。
「就活の教科書」編集部 ハリー
自己分析を行うには様々な方法があるので、詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください。