新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Career(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岡本 恵典)は、26卒と27卒の就活生を対象に、大手子会社に関する調査を実施いたしました。集計した200名の回答をもとにアンケート結果を報告します。
1、就活生の4人に1人が親会社よりも大手子会社を志望
就活生の73.5%が親会社に入社したいと回答し、大多数を占めました。 一方で、「子会社に入社したい」と答えた人も26.5%でした。4人に1人以上が子会社を志望しており、就職難易度などの観点から一定の支持を集めていることがうかがえます。
2、大手子会社の印象「安定した働き方ができる」が最多
大手子会社のポジティブなイメージは、「安定した働き方ができる」(73人)が最多で、給与の高さやネームバリュー、福利厚生の充実も多く挙げられました。就活生にとって大手子会社は、安定性と待遇の良さが大きな魅力として認識されていることがわかります。
3、子会社から親会社に行く方法は「成果を出す」が最多
「子会社から親会社に行く方法」について最も多かった回答は「成果を出す」(73人)でした。一方で、「親会社にはいけない」と答えた人も35人おり、努力や仕組みで可能だと考える人が多い一方、実現には限界があるとの認識も見られました。
4、就活生の50.5%が大手子会社への就職を「勝ち組だと思う」
大手子会社への就職を勝ち組だと思うかという質問に対し、「非常にそう思う」「ややそう思う」を合計すると、50.5%が勝ち組だと思うと回答しました。 一方で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と否定的に捉える人は19.0%にとどまりました。 大手子会社への就職は、就活生にとって成功イメージとして受け止められていることがわかります。
目次
大手子会社に関する調査に至った背景・調査概要
大手子会社とは、大手企業に50%以上の株式を保有されている子会社のことを指します。
参考:【入りやすい?】大手子会社のおすすめ企業ランキング一覧
就活市場では、売り手市場が続く近年においても、ネームバリューのある大企業は依然として高い人気を誇っています。
そこで今回は、就活生が「大手子会社」をどのように捉え、実際の企業選びにどのように活用しているのかを明らかにするために、「大手子会社に関する調査」を実施しました。
- 大手企業の子会社とグループ会社の違いを理解していますか?
- 大手企業の親会社と子会社、どちらに入社したいですか?
- 大手企業の子会社に入社できたら勝ち組だと思いますか?
- 大手企業の子会社に当てはまると思うイメージをすべて選んでください。
- 子会社に就職した場合、どうすれば親会社に行けると思いますか?
調査対象:26卒・27卒で就活中・就活を終えた学生
調査期間:2025年08月22日 ~ 2025年08月25日
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:200人(男性71人:女性129人)
大手子会社に関する調査結果:大手子会社とグループ会社の違いを理解している割合
- はっきりと理解している:14.5%
- なんとなく理解している:35.0%
- あまり理解していない:26.5%
- 全く理解していない:24.0%
「はっきりと理解している」「なんとなく理解している」と答えた人が合計49.5%、「あまり理解していない」「全く理解していない」と答えた人が合計50.5%で、ほぼ半数ずつに分かれる結果となりました。
この結果から、大手子会社とグループ会社の違いは「理解している人」と「理解していない人」とで二分されており、確かな知識として身についている人は決して多くないことがわかりました。
就活アドバイザー 京香
大手子会社に関する調査結果:親会社と子会社の志望度比較
- 親会社に入社したい:73.5%
- 子会社に入社したい:26.5%
「親会社に入社したい」と答えた人が73.5%と大多数を占めました。
一方で、「子会社に入社したい」と答えた人も26.5%おり、4人に1人以上が子会社を志望している結果となりました。
就活アドバイザー 京香
大手子会社に関する調査結果:大手子会社に入社できたら勝ち組だと思う割合
- 非常にそう思う:13.0%
- ややそう思う:37.5%
- どちらでもない:30.5%
- あまりそう思わない:12.0%
- 全くそう思わない:7.0%
「非常にそう思う」(13.0%)「ややそう思う」(37.5%)を合計すると、50.5%が「勝ち組だと思う」と回答しました。
一方で「あまりそう思わない」(12.0%)「全くそう思わない」(7.0%)と否定的に捉える人は19.0%にとどまりました。
この結果から、大手子会社への入社をポジティブに評価する人が過半数を占めていることがわかりました。
就活アドバイザー 京香
大手子会社に関する調査結果:大手子会社のイメージ
ポジティブなイメージ「安定した働き方ができる」
- 安定した働き方ができる:73人
- 中小企業より給与が高い:61人
- ネームバリューがある:59人
- 親会社と同等の福利厚生:55人
- 就職難易度が低い:41人
- キャリアパスの広さ:31人
- 教育制度の充実:23人
- ローンを組みやすい:17人
「大手子会社のポジティブなイメージ」について最も多かったのは 「安定した働き方ができる」(73人) でした。
次いで「中小企業より給与が高い」(61人)、「ネームバリューがある」(59人)、「親会社と同等の福利厚生」(55人)と続きました。
この結果から、大手子会社は安定性や待遇面で魅力があると認識されていることがわかりました。
就活アドバイザー 京香
ネガティブなイメージ「親会社の影響を強く受ける」
- 親会社の影響を強く受ける:68人
- 親会社と比べると給与が少ない:62人
- 親会社との格差がありそう:62人
- 親会社に比べると地味:45人
- 個人の裁量が小さい:28人
- リストラの可能性がある:26人
- 昇進・出世に時間がかかる:24人
- 意思決定プロセスが複雑:23人
「大手子会社のネガティブなイメージ」について最も多かったのは 「親会社の影響を強く受ける」(68人) でした。
次いで「親会社と比べると給与が少ない」(62人)、「親会社との格差がありそう」(62人)が並び、待遇や立場の違いを懸念する声が目立ちました。
この結果から、子会社であるという構造的な不利さへの懸念が強いことがわかりました。
就活アドバイザー 京香
大手子会社に関する調査結果:子会社から親会社に行くには
- 成果を出す:73人
- 出向・転籍の仕組み:55人
- 親会社とのコネクション:46人
- 特定分野の専門性を磨く:42人
- 長く勤める:36人
- 親会社にはいけない:35人
- 運次第:30人
子会社から親会社に行く方法について最も多い回答は 「成果を出す」(73人) でした。
一方で、「親会社にはいけない」と回答した就活生は35人でした。
この結果から、子会社から親会社に行くには努力や仕組みを通じて可能だと考える人が多い一方、必ずしも実現できるとは限らないという諦観も存在することがわかります。
就活アドバイザー 京香
大手子会社に関する調査結果:大手子会社についての意見
就活生のリアルな声をお伝えするため、以下は自由記述欄に寄せられた原文をそのまま掲載しています。語句の修正等は行っておりません。
- 給与、人事面での格差を感じる。
- 独立性がないが安定性はある
- 大手に守られている感じがあるので安心感はある
- 福利厚生はしっかりしていそうだし、ガバナンスもしっかりしていそう
- 子会社は親会社に守られている感じがする
- 親会社に比べて就職難易度は低いイメージがある。本当にやりたいことがあって入社して自身を磨き続けてバリバリ働く人は少数で、のんびりしている人が多い印象。
- 就活生も社員も、大手ほどの難易度ではないが大手のような待遇を受けれてベンチャーマインドも少しあるところを魅力としている
- 親会社より入るのは楽そう
- 親会社の言うことを聞かないといけないことが支障をきたすこともあるかもしれない
- 環境が必ずしもいいとは思わない。
大手子会社についての意見は、安定性や安心感を評価する声と、親会社との格差や制約を懸念する声が入り混じりました。
また、「親会社より入るのは楽そう」「就職難易度は低いが待遇は良い」「のんびりしている人が多い印象」など、就職難易度と働き方の特徴に言及する声もありました。
就活アドバイザー 京香
就活の教科書とは
累計5,000万PVの新卒大学生向けの就職活動サイト。「就活生に寄り添った情報を届け、大学生を自分らしい生き方に導く」という理念のもと、情報を発信。実際に就職活動を経験した内定者が自身の経験を含めて、自己分析・エントリーシート・面接対策などの記事を執筆している。(就活の教科書:https://reashu.com/)
商号: 株式会社Synergy Career
代表者: 代表取締役社長 岡本 恵典
所在地: 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13桜橋第一ビル304号
設立: 2020年6月
事業内容: 情報通信
URL:(就活の教科書) https://reashu.com/
URL:(コーポレートサイト) https://synergy-career.co.jp