「就活の教科書」編集部 野口
今回は、株式会社ユウミの代表取締役・小口さんと、現場で活躍する4名の女性社員の皆様にお話を伺いました。
「子育てとキャリアのどちらも諦めたくない」という熱量を持って活躍される社員の皆様の姿や、それを支える社内カルチャーについて詳しく伺いました。

小口 正史(Oguchi Masashi)
株式会社ユウミ 代表取締役
創業6年目。自身も3人の男の子(6歳・5歳・1歳)の父親。0歳児を育てるママ社員の活躍をきっかけに、子育て世代の優秀な人材がキャリアを諦めずに挑戦できる環境整備を本格化。東京を除く全国46都道府県への拠点拡大を目指す。

岩築 奈津紀(Iwatsuki Natsuki)
大阪府出身・在住。新卒でユニクロに入社し、約15年間にわたり全国転勤を経て店長等を歴任。産休・育休を2回取得後、一般事務職を経て「人に深く関わる仕事がしたい」と未経験で株式会社ユウミに入社。

本村 静香(Motomura Shizuka)
広島県出身・福岡県在住。人材業界にて求人広告営業やキャリアアドバイザーを経験。子ども(5歳、2歳)の誕生を機にフルリモート勤務を開始し、リモート歴は5年。「より本質的な採用支援」を求めて株式会社ユウミへ入社。

田村 晃帆(Tamura Akiho)
東京都出身、宮崎県宮崎市在住。新卒で公文教育研究会に入社後、リクルートにて求人広告営業に従事。夫の転勤に伴うキャリアの断絶に悩み、フルリモートで働ける株式会社ユウミへ参画。3歳と2歳の子どもの母。

藤森 麻衣子(Fujimori Maiko)
長野県塩尻市出身・在住。新卒で製造業の機械営業に従事後、育児と仕事の両立に悩む。「キャリアを諦めたくない」という一心で地元・長野県に本社を持つ株式会社ユウミへ転職。6歳と3歳の子どもの母。
目次
株式会社ユウミ 代表小口正史さんと社員4名にインタビュー
株式会社ユウミがフルリモート・フルフレックスを導入した背景
── まずは、株式会社ユウミの事業概要と、フルリモート・フルフレックスといった柔軟な働き方を本格導入した背景について教えてください。
小口さん: 当社は創業6年目を迎える企業で、地域に密着した採用支援を行っています。柔軟な働き方を本格的に取り入れ始めたきっかけは、創業初期に0歳児を育てながら働いてくれた創業メンバーの女性社員の存在でした。
彼女が「ユウミなら、子育ての時間もキャリアの成長も諦めずに両立できる」と話してくれたのを聞いた時、世の中には同じように「成長したい」「お客様の役に立ちたい」という高いモチベーションを持ちながらも、家庭環境や立地の制約でキャリアを制限されてしまっている優秀な方がたくさんいると感じました。
当社の「地域に密着して丁寧な支援を行いたい」というニーズと、彼女たちが求める「やりがいのある仕事と柔軟な働き方の両立」が合致し、2025年春頃から現在の体制での本格的な採用活動をスタートしました。
── 評価制度の考え方についても、一般的な人材業界とは異なるアプローチを取られているそうですね。
小口さん: 人材やコンサルティングの業界では「個人の売上数字」を第一とする売上至上主義が多いですが、私はずっと売上至上主義に違和感を抱いていました。契約が取れた瞬間は嬉しいものですが、コンサルティングの支援はそこからがスタートです。受注の数秒後には責任感と緊張感が生まれ、「本当にお役に立てるだろうか」という不安の方が大きくなります。
ですから当社では、売上数値だけを評価の軸にはしません。もちろん業績のベースとして売上は必要ですが、それ以上にお客様の満足度や、社内での思いやりのあるコミュニケーション、そしてマニュアルの作成や新たな運用方法の開拓など、「会社の未来を作るコツコツとした動き」を総合的に評価しています。現在も私とマネージャーが一人ひとりのパフォーマンスや行動をしっかり見て評価を決定しています。
社員数は現在約30名。フルリモート環境でも社長や副社長と現地で直接会う機会があり、一人ひとりの働きぶりをしっかり見てもらえる距離感の近さも魅力です。
子育てとキャリアを両立できる会社を選んだ、社員4名の入社理由
── 本日ご同席いただいている社員の皆様のご経歴や、株式会社ユウミへ入社を決めた理由をお聞かせください。
岩築さん: 私は新卒でユニクロに入社し、約15年間、全国転勤をしながら店長などを務めていました。2度の産休・育休を経て復職しましたが、従来の働き方に限界を感じて一般事務職へ転職しました。しかし事務職では物足りなさを感じ、「もっと人に深く関わる仕事がしたい」という軸で転職活動を進める中で出会ったのがユウミでした。
業界未経験からの挑戦でしたが、「人に深く関わりたい」という軸と「キャリアも子育てのどちらも諦めたくない」という希望を両立できる環境だと感じて入社を決めました。
本村さん: 私は新卒以来ずっと人材業界で求人広告営業やキャリアアドバイザーなどの仕事に携わってきました。子どもが生まれたタイミングで前々職を退職せざるを得なくなり、前職からフルリモートでの勤務を開始しました。
今回の転職活動では「子育てとの両立」と「採用領域でのステップアップ」の2つを条件として掲げていました。条件に合わないものは他社から提示された魅力的な内定であっても妥協せず辞退し続け、最終的にこの2つを完全に叶えられる会社としてユウミに辿り着きました。
田村さん: 私は新卒で公文教育研究会に入社し、2社目のリクルートで求人広告の営業を担当していました。夫が転勤族のため、転居のたびに人間関係やキャリアを再構築することに疲弊していた時、フルリモートという働き方を知りました。
前職の求人広告営業では売上ありきの提案になりがちで、「本当にお客様のためになる支援がしたい」という悩みを抱えていました。ユウミは顧客志向の支援ができる上に、たまたまフルリモート・フルフレックスという条件が揃っていたため、迷わず応募しました。
藤森さん: 私は長野県出身で、新卒では製造業の機械営業を行っていました。以前の職場は育児に対する理解が得られにくく、「子どもが熱を出したら誰が対応するのか」といった子育てとの両立を気遣っていただく一方で、任せてもらえる仕事が限られてしまうこともあり、仕事を任せてもらえない悔しさを味わいました。
「キャリアを絶対に諦めたくない」という思いで転職先を探す中、地元の企業が抱える人手不足の課題を解決したいと考え、地元である長野県諏訪市に本社を置くユウミを見つけました。働くお母さんたちがイキイキと活躍している姿を見て、「ここが運命の場所だ」と感じて入社を決めました。
同じ境遇のママ社員が多いからこそ、仕事も育児も分かり合える。毎日充実感を持って楽しく働いています!
フルリモート・フルフレックスで、仕事と育児の両立はできるのか
── 「家で働ける」という条件面だけでなく、仕事内容や成長への強い意欲を持って入社されたのですね。フルリモート・フルフレックスという環境の中で、実際に仕事と子育ての両立はできていますか?
岩築さん: 正直に言うと、「完璧に両立できている」とは言えないかもしれません(笑)。ユウミの仕事は正解やゴールがないため、お客様のために追求しようと思えばいくらでも仕事ができてしまうからです。
ですが、この柔軟な環境がなければ、仕事か家庭のどちらかを捨てることになっていたと思います。例えば朝、子どもが「保育園に行きたくない」と渋った時、以前なら鍵をかけて無理やり連れ出すような対応しかできませんでしたが、今は少しなだめる時間を取れるようになりました。そういった意味で、自分らしい配分で両立できていると感じます。
本村さん: 私も家事は後回しになってしまうこともあり、家庭内はギリギリの状態の時もあります(笑)。ですが、仕事に対する満足度と幸福度は以前と比べて比べものにならないほど高いです。
前職は定時で上がれる完全リモートの契約社員で、両立自体は非常に楽でした。しかし「もっと挑戦したいのにできない」というもやもや感があり、それが一番つらかったんです。今はやりたい仕事に全力で打ち込めているので、毎日が充実しています。
田村さん: フルリモート・フルフレックスの制度だけに頼るのではなく、夫の協力や自治体の一時預かり支援など、使えるサポートをフル活用して成り立たせています。いつでも仕事ができる環境だからこそ、「今日はここまで」「これ以降はスマホを見ない」と自分の中でメリハリをつける切り替えを意識しています。
藤森さん: 我が家は夫が家事の8割、育児の6割を担当してくれていて、家族の協力があってこそ働けています。その上で、保育園のお迎えの時間に中抜けができたり、急な発熱時にすぐ対応できたりする自由さは前職では考えられなかったことです。子どもが寝た後に業務ができる点も非常に助かっています。
それぞれのライフスタイルに合わせた無理のない働き方が、仕事へのモチベーションや日々の笑顔に繋がっています。
フルリモート環境でも「孤独を感じない」理由
── 全員が別の地域からフルリモートで働かれていますが、コミュニケーションで不安を感じたり孤独感を覚えたりすることはありますか?
小口さん: 普段はチームごとの朝会や定例会議で顔を合わせるほか、オープンなチャットツールでのやり取りが頻繁に行われています。
私が経営者として意識してきたのは「誰かが質問した時に、快く答えられる空気作り」です。新しい社員が入社してチャットで質問した際、周囲から「今忙しいから後にして」と突っぱねられてしまうと、二度と質問できなくなってしまいます。お互いにフォローし合おうという姿勢を徹底してきたため、優しいメンバーが揃っていると自負しています。
岩築さん: リモートワーク特有の「壁」はまったく感じないですね。分からないことがあれば全員が見ているチャットで発信すると、知っている人が片っ端から拾って助けてくれます。「私は分からないけれど、〇〇さんが詳しいよ」と繋いでくれることも多く、一人で抱え込むことがありません。
本村さん: 自分から積極的に聞きに行けるメンバーが集まっているのも大きいですね。寂しさはありませんが、みんなのことが好きだからこそ「直接会いたい!」という気持ちは強くなります。私は福岡に住んでいるので、機会があれば直接集まって出社したりご飯を食べたりしたいなと思っています。
田村さん: 私は宮崎に住んでいて前職は毎日出社していたので、最初は少し寂しさを感じることもありました。そんな時は同じチームの本村さんとオンラインを繋ぎながら一緒にご飯を食べたりして気持ちを保っています(笑)。質問に対しても皆さん優しく答えてくれるので抵抗はありません。
藤森さん: 実は、私は入社直後の数ヶ月間うまく質問ができず、孤独感を感じていた時期がありました。周りに馴染めずつまずきかけていたのですが、先輩方が「分からないことは遠慮なく早めに言って大丈夫だよ」と声をかけてくださったんです。分からないことを素直に発信できるようになってからは孤独感は一切なくなり、今では楽しく働けています。
普段は離れていても心の距離はゼロ。温かいメンバーに囲まれ、孤独感とは無縁の環境です。
顧客第一主義がもたらす「仕事のやりがい」
── 株式会社ユウミで働いていて「良かった」と感じるエピソードはありますか?
岩築さん: フルリモートでありながら「チームで働いている」という一体感があることです。興味があることや挑戦したいことに手を挙げれば自由に取り組ませてもらえる文化があり、自分の幅を広げられるのがベンチャーでありユウミの良さだと感じます。
本村さん: 長年人材業界にいて、「本当に目の前のお客様のためになっているのだろうか」「売上ばかりを優先していないか」というモヤモヤを抱えていました。ユウミに入社してからは、純粋にお客様の採用成功に向き合えるので、そのストレスが解消されました。
また、社内には採用やマーケティング、労務など各分野のプロフェッショナルが揃っています。刺激的な仲間に囲まれ、分からないことを専門的な視点で相談できる環境に出会えたことが大きな財産です。
田村さん: 私も同じで、売上ノルマのために不必要な提案をしなければならないストレスがなくなったことが最大の魅力です。「お客様のためになるか」という軸だけで仕事ができるため、毎朝「仕事に行きたくない」と思うことがなくなりました。精神的にとても健康な状態で働けています。
藤森さん: 私は話すことや提案に苦手意識があったのですが、ユウミでは手厚いロープレをしてくれたり、1人でできるようになるまで丁寧に伴走してくれた上で仕事を任せてくれます。自分自身のスキルアップや成長を実感できることが、働く上での大きな喜びです。
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社員が描くキャリアと、代表が語る4名への期待
── 今後のキャリアやビジョンについて、皆様はどのように描かれていらっしゃいますか?
岩築さん: 未経験で入社したため、今はまだ先輩方の知識や経験を愚直に吸収している段階です。まずは自信を持ってお客様に価値ある提案ができるようになることが目の前の目標です。
本村さん: カスタマーサクセスとしての支援を軸にしつつ、マーケティングや労務といった周辺知識の学びを深め、お客様へご提示できる支援の幅をどんどん広げていきたいです。
田村さん: 具体的な数年後の目標を固定するよりも、日々目の前の課題に向き合い、自分に足りない部分を埋めていくプロセス自体を楽しんでいます。今の仕事が本当に楽しいです。
藤森さん: 最近は商談の機会が増えてきたので、経営層の視点を身につける必要性を感じています。採用にとどまらず、顧客の事業成長に寄与できる提案ができるようレベルアップしていきたいです。
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小口さん: 実はこのメンバーって、約4,000人の応募者の中から採用された7人のうちの4人なんですよ。だからそもそもものすごく優秀なんです。本で読んだことがあるんですが、本当に優秀な人ほど自己評価が低くて謙虚なんですよね(笑)。だから彼女たちの代わりに、僕から見たそれぞれの強みと期待を説明させてください。
岩築さんは、圧倒的なリーダーシップと育成力を持っています。業界未経験から、女性管理職やリーダーとしてのロールモデルとなり、後輩を引っ張っていってほしいです。
本村さんは、会社の成長フェーズを見極め、事業に必要な施策を提案できる高い視座を持っています。組織を横断した提案や自社採用の強化を期待しています。
田村さんは、高いバイタリティと突破力で周りを惹きつける力があります。九州・宮崎エリアのチームを立ち上げ、牽引していく存在になってほしいです。
藤森さんは、提案の幅を広げて自信をつけることで、プレイヤーとして高いスキルを発揮してくれています。周囲にポジティブな影響を与えるプロフェッショナルとしての活躍を楽しみにしています。
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キャリアに悩む方へ|株式会社ユウミの5名からのメッセージ
── 代表自ら期待していることを伝えてくれるのは嬉しいですね。最後に、キャリアに悩む読者に向けてメッセージをお願いします。
岩築さん: 「今日が一番若い」という言葉に尽きます。やりたいと思ったその瞬間こそが、挑戦する最高のタイミングです。私自身、35歳を過ぎて完全未経験から新しい業界に飛び込みました。年齢を理由に諦めず、思い立ったらアクションを起こしてほしいです。
本村さん: 子育てに専念するのも、仕事を軸にして邁進するのも、どちらも正解です。大切なのは自分自身が納得できる選択をすること。自分が選択した道を信じて突き進んでください。
田村さん: 不安があっても、思い切って飛び込んでみたらなんとかなることの方が多いです。「あの時やっておけばよかった」と後悔しないよう、やりたいことには素直に挑戦してほしいと思います。
藤森さん: モヤモヤと悩んでいた過去の5年間より、ユウミで挑戦したこの1年間が一番生き生きとしています。輝ける場所は必ずありますので、勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
小口さん: 会社としてもまだまだ改善すべき課題はありますが、こうして高い志を持って働いてくれるメンバーと働けることが、僕自身の大きなモチベーションになっています。これからも素晴らしい仲間と共に、全国のお客様や求職者の方々をしっかり支援できる組織にしていきたいですね。将来的には東京以外の46都道府県すべてに拠点を広げて、それぞれの地域に根ざしたメンバーが、地元の企業や人々の成長を間近で支えられる体制を作っていくのが大きな目標です。
地域に根ざした本質的な採用支援で、全国の企業と求職者を支える。株式会社ユウミはこれからも成長を続けていきます。
「就活の教科書」編集部 野口
本日はありがとうございました!

- 株式会社ユウミ
- 代表者:小口 正史
- 本社事務所:〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-18-17
- 事業内容:経営支援(人事・採用・教育研修)事業


