【インタビュー】株式会社Solferiona 代表取締役 菊地将様 | 風評被害対策を活かした「HeRo就活」とは

こちらこそ、よろしくお願いします！

株式会社Solferiona は「企業と人の成長」を軸にWEB、採用支援、不動産など多角的な業界に事業を展開しています。
WEBの領域では企業に対する悪質な口コミを無くす風評被害対策、採用支援では求人代理店や人材紹介、不動産ではオフィス仲介などを行っています。

最初からネット上の悪い評判に対してアプローチをするのではなく、企業様の「採用がうまくいかない」「売り上げが上がらない」という悩みに対して、阻害要因を調査し、見つけて把握します。
要因の一つとして、悪質な口コミが書かれているという事であれば、削除することを提案させて頂きます。

そうですね。
人事部の方は口コミを消したいわけではなく、その企業にマッチした人を探したいのです。
それに対して、企業様の現状を把握し、悩みを解決するサービスです。

企業と人の成長に合わせて、弊社が展開している各領域で支援させて頂くという意味です。

企業の成長に関しては、先程申し上げた通り、阻害要因を突き止め、ネット上の口コミ削除などを行い解決に導きます。
すると、その会社に就職を希望する方が増加し、売上も上がるようになるので、経営規模が拡大します。
規模が拡大すると、雇用が増え、採用活動が活発になるので、弊社が採用支援領域でサポートをします。
人が増えれば、事業所が狭くなるので不動産領域でオフィス仲介を行うという流れになっています。

また、人の成長に関しては人材紹介やキャリア支援を行い、キャリアアップを促進させます。
すると、職場のエリアが変わったり、給与が上がったりするので、住まいをより職場に近い所へ、立地が良い所へ移住します。

その際に、弊社が賃貸仲介を支援するという流れになっています。

力を入れている事は、どんな事業においても代わりに決めてあげる事です。
お客様の現状を把握したうえで、どの選択が正しいのかを代わりに決めてあげる事に意味があると思っています。
代わりに決めてあげることは責任が生まれますが、お客様はそれに価値を見出しています。
この選択を私たちが正解にすることが我々の強みだと思います。

まず相手が求めているものは言語化されていないだけで、なんとなくは内心決まっているのです。
ですので、それが何かを聞き出す必要があります。
聞き出すためには、初対面の頼りない人だと思われるのではなく、プロだと思ってもらう所から始めます。

基本的な事ですが、立ち振る舞いやレスポンスが早い事ですね。
声のトーンが暗く、曖昧に話すよりは、明るくハキハキ話す方が安心できますし、レスポンスが返ってこない人には不信感を覚えると思うので、早く返信するようにしています。

風評被害対策は本来、もっとあるべきサービスだと思います。

その背景として、採用活動をする際に、企業としては対面の面接を求める企業がまだまだ多く、来社頂くときに100％グーグルマップを見られます。
その時に評価として星1.8と表示されると、「ヤバい会社にこれから面接に行くのか」というバイアスがかかります。

実際、会社って入社をしないと、どんな会社か分かりません。
しかし、最終的に志望する企業を迷ったら、ネットの口コミで決めたり、社風をネットの情報で知ったり…。
そうなってしまうと、敢えて悪い状態で放置することは良くないので、そこにアプローチしています。

私自身、学生の時に起業したのですが、営業力が低かったので、競合が少ない業界で戦う必要がありました。
すると、当時競合を調べた結果、この業界は5社程しか無かったので、この業界を選びました。

背水の陣ですね。
私も就活はしていましたが、4年生の際に内定していた企業が倒産しました。
残された選択肢は第二新卒として就職するか、フリーターとして働くか、起業するかに絞られました。
その中で、30歳になる自分を思い浮かべ、全部失敗に終わったとしたら、どの失敗が良いかを選んだ結果、元社長という経歴を持つことが一番良いなと思ったので起業しました。

起業をする際に多くの人がリスクを気にしますが、彼らが心配するリスクは、1年2年以内に起こることです。
リスクを考慮し、フリーターや行きたくない企業に入社した5年10年後の自分を思い浮かべてみて下さい。
どんな結果であれ、起業をした方が満足度は絶対に高いのです。

就活生に対する印象や評価を正直にいう事を心掛けています。

これは就活において致命的なミスや習慣を改善させる必要があるからです。

当たり前の話ですが、就活は真剣に考えている人が上手くいき、考えていない人が苦労する世界です。
未だに内定を貰っていない人の中には就活に対して、考えるきっかけがなかった学生もいます。
ですので、弊社ではキャリア支援を通して、学生に考えるきっかけを与えるところから始めます。

営業職を目指して、就職をしていた方のキャリア支援が印象に残っています。
その方は、地方出身で東京の営業職の選考に行く機会がなく、内定を何社か貰ってはいましたが、自分の理想とする企業に10月11月に差し掛かっても、なかなか出会えませんでした。
彼は就活を何回か諦めようとして、今貰っている内定を承諾しようとしていました。

しかし、私は「絶対に承諾をしてはいけない、もっと挑戦をすべき環境で働くべきだ」という話をしました。
すると、彼は諦めずに就職をし続け、納得のいく企業に就職することが出来たのです。
これが先ほど申し上げた「代わりに決める」に繋がっていて、理想の紹介の形だなと思っています。

ただ、どれだけ私たちが正しい道にしようとしても、最後に決めるのは自分自身なので、考える時間を十分に確保してあげることが必要です。

公務員・教員志望だった方、経営不振による内定取り消しをされた学生などに対し、秋冬型に特化したエージェント支援をさせて頂くサービスです。

春夏の早期選考の時期からエージェントを頼るのは間違いだと思います。
エージェントを頼るメリットは、より少ない時間で自分に合っている企業と出会うことです。
時間がある状態でエージェントを頼ると、エージェント側の事情に寄せられた企業ばかりを紹介されるので、初めから秋冬に限定して行っています。

「HeRo就活」を利用するメリットは、「ホワイト企業」の診断が可能であることです。
弊社は口コミの対策をすることが出来るので、逆に言えば口コミを消している会社が分かります。
また、どんな内容を消したか分かる場合もあり、致命的な事が書かれている会社もあります。
そのような会社はそもそも契約をNGにしているので、弊社が紹介する企業は全て安心して入社できます。

弊社は今後のビジョンとして、新卒で入社してきた方から役員候補を毎年採用し、インターンにおいても自主的に行動出来る場所として知られていきたいと思います。
「挑戦したいと思ったら、まずはSolferiona」という風潮を広げていきたいです。

就活の時って、「どこの会社に行けばいいのだろうか」「どの業界やどの職種が合うのだろうか」を死ぬほど考え、選択一つ一つ悩むと思いますが、正解不正解なんてないです。
「入った後どう行動するのか」に正解不正解があるので、入社がゴールではないです。
どのようにしたら、社会人として良い立ち振る舞いが出来るのかを考えることが重要です。