「楽しさを追い求めていきたい」
そうおっしゃるのは、株式会社フロントフィールドでバイヤーとして働く宮本那さん。
「就活の教科書」編集部 菅野
株式会社フロントフィールドの宮本さんの働き方や大切にしていること、会社について話を聞いてきましたよ!
聞き手:菅野(「就活の教科書」編集部),岡本(代表)
目次
株式会社フロントフィールド 宮本さんにインタビュー!
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」「就活の教科書」編集部の菅野です。
本日はお時間いただきありがとうございます。
よろしくお願いします。
「就活の教科書」編集長 岡本
よろしくお願いします。
宮本さん
株式会社フロントフィールドのプロフィール | |
---|---|
会社名 | 株式会社フロントフィールド |
設立 | 平成28年6月13日 |
資本金 | 300万円 |
事業内容 | 輸入物販業、小売及び卸業 |
Webサイト | http://フロントフィールド.jp/ |
株式会社フロントフィールドで働くまでの経緯
「就活の教科書」編集部 菅野
私はずっと客室乗務員になりたいという夢があり、大阪が大好きだったので大阪の専門学校に通うことにしました。
高校卒業後に大阪にやってきて、3年間専門学校に通っていました。
その後は、客室乗務員になるためには英語が必要なので、半年間留学に行きました。
そんな感じの学生生活を送っていたんですが、卒業する半年前のある日に、関空の会社で働いている人がうちの学校にスカウトしに来たんですよ。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
「待ってました!」って感じじゃないですか?
あんまりない話ですし、お話を受けようと思いました。
そして配属されたのが空港のインフォメーションで、お客様の対応をする仕事でした。
客室乗務員になりたい理由が海外の人と話すためだったので、仕事はとても楽しかったです。
気づいたら3年ぐらい経っていましたね。
そして急にこのタイミングで、「海外に行きたい」と思うようになったんです。
それですぐに会社を辞めました。
宮本さん
株式会社フロントフィールドに入社したきっかけ
そして翌月に前田社長(株式会社フロントフィールドの社長)と出会う機会があり、次の日からこの会社で働くことになりました。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
前田社長とはどういった経緯で知り合ったんですか?
「知り合いに通販の仕事をしている人がいるんだけど、なーちゃんにあうんじゃないかな」と私に話してくれました。
私も興味が湧いたので、前田社長と繋げてもらったんです。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
ありがとうございます!
前職と今のお仕事で業務内容が全く異なると思うんですけど、仕事を始める時に抵抗はなかったですか?
私は職種に関して縛りは全くなくて、語学力を活かせる仕事であればいいと思っていました。
完全に興味だけで入社しました。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
今月は日本にいたのが1週間ぐらいです。
3週間は海外に行っていました。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集部 菅野
株式会社フロントフィールドでの業務内容
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さんの一日の具体的な業務内容をお聞きしてもよろしいですか?
商品を仕入れるのがメインの業務ですね。
海外から商品を発注したり、海外の工場とやりとりをするのが私の仕事です。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集長 岡本
中国語って全部漢字だから、キーボードで言葉を変換する時、めっちゃスペース押さないとダメじゃないですか!笑
宮本さん
(笑いが起こる)
「就活の教科書」編集長 岡本
出張に行った時に、値切ったりするんですか?
値切るのが仕事みたいなもんなんで。
命かけて(値段を)落としにいきますね。笑
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
値切りの交渉って、社内にノウハウがあるわけではないんですよね?
慣れとパッションで乗り越えてます!
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
やっていく内に感覚が掴めてきます。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
難しそうですね。
楽しめるか楽しめないかが大事かなと。
安く物を仕入れられた時に、社長に「単価こんなに安く仕入れられましたよ」と言えるのが楽しいですね。
それがやりがいになってるかも笑
宮本さん
宮本さんの仕事での将来像は
「就活の教科書」編集部 菅野
では次に、「将来こんな風になりたい」という将来像を聞かせていただきたいです。
直近なら、自分の作った商品が店頭(わかりやすくいえばLoftなど)に並べられたらいいなと思います。
友達と買い物行った時に、「あっ、それ私が作った商品だよ」とか言ってみたい。
そう言える商品を作りたいですね。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
自分で企画したいです。
今までは既に存在する商品と同じものを作って販売していたんですけど、これからは存在しない新しい商品を開発したいです。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
俺なら、友達に自慢するためにわざわざ友達連れてロフト行くもん。
(再びオフィスが笑いに包まれる)
宮本さん
宮本さんが会社で成長を感じる瞬間
「就活の教科書」編集部 菅野
ありがとうございます。
次に、日々の業務を行っている中で、どんな時に成長を感じられますか。
入社したばかりの頃は、何でもかんでも社長に依存していたんですよ。
振られた作業が終わったら、「次何やればいいですか?」みたいな。
振られた仕事がそもそもできなくて、どうすればいいかわからずフリーズしてしまったこともありました
宮本さん
初めは社長に「何してるの」と言われるぐらいひどかったですよ。笑
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集長 岡本
透明性が上がり自分の実績が目に見えるようになって、とても焦りましたね。
また、私が入社したときには私と社長だけだったんですが、人が増えてきたことでより一層「頑張らないと」と思うようになりました。
あとはもっといい暮らしをするために私にできることは、会社の業績を上げることだなと思ったからです。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
仕事に対してのモチベーションがグッと上がりましたね。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さんが仕事で辛いこと
「就活の教科書」編集部 菅野
初めは私1人で色んな仕事をしていたんですけど、人が増えるにつれて仕事が細分化されていきました。
仕事が細分化されると、仕事を他の方に任せた時に、自分が思っていたものと違う結果が返ってくることがありました。
その時に、コミュニケーションの重要性を痛感しました。
伝えたつもりが伝わっていなかったケースが多かったので、結構時間を使ってしまいましたね。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
あとバイトさんが何人かいます。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
社員さんとバイトさんで、担当する業務は異なるんですか?
バイトの子には梱包とか雑務をやってもらっています。
バイトの子たちに社内ミーティングに参加してもらうとかは、特にないですね。
私たちが「これやって」と指示したことをやってもらってます。
バイトの子のシフト管理は、バイトの子が担当しています。
宮本さん
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
仕事に関しては、かなり頑固だと思います。
宮本さん
前職では完全に仕事を舐めていました。
関空勤務のときにはシフト制だったので、勤務時間がバラバラでした。
それに加え、インフォメーションの仕事はお客さんといかに気持ちよく、楽しく会話できるかが仕事の特徴だったので、喋って遊んでいるだけでしたね。
宮本さん
自分が働きたい時に働けないんだって。
結果、社長に休みも出勤日も決めずに働くことを認められ、そんな生活を1年ぐらいしていました。
たまに2週間会社に行かないこともありましたね。笑
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
そんな働き方もあるんですね。
びっくりです。
今では1日48時間ぐらいあったらいいのになと思うほど、時間が足りません。
それほど仕事がしたくてたまらないですね!
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
今だから言えますけど、仕事中でもどっか散歩に行ったりしていました。
めちゃくちゃサボってましたね。笑
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
めちゃくちゃいい話ですね!
「就活の教科書」編集部 菅野
今の会社だと、私が仕事をしなかったら会社がヤバイんですよ。
責任感が違いますね。
宮本さん
私がいないと売る商品が会社に届かなくなりますし、商品を注文することもできなくなってしまいます。
宮本さん
株式会社フロントフィールドの社内の雰囲気
「就活の教科書」編集部 菅野
株式会社フロントフィールドさんの会社の雰囲気を教えてもらってもいいですか?
「アットホーム」とか、「厳しい」とか。
まず、会社が少人数なので何でも言える環境にあります。
逆に言うと、少ない人数で仕事をしていると誰がどれだけ仕事をしているかというのが一目でわかります。
少人数体制の厳しいところですね。
それが面白くもあり、大変でもあります。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
このような働き方に変わるだろうなーというのは当時わかっていましたか?
私は今日のことだけを考えるっていうタイプです。
明日以降のことを考えたところで、何もわからないので。
「とりあえずやる」っていうのを大切にしています。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
だから「この仕事を続けて将来どうなるだろうか」などと考えたことはないですね。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
わかりました!
「就活の教科書」編集長 岡本
自分の強みが今の仕事にハマっている感じがすごいよね。
前の仕事は楽でよかったのかも知れないけど、宮本さんの「どんどんいくぜ!」という良さが活きてなかった気がします。
「就活の教科書」編集部 菅野
社会人から見る就活ってどうなの?
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
「上から降ってきた仕事をいい感じにやったらお金もらえるんだよ」みたいな人も中にはいるので。
「就活の教科書」編集部 菅野
就活中に聞いたことなかったです。
私はその経験をしたことがないので、その気持ちはわかりません。大変だったんですか?
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
そこから1社内定をとれたらいいですけど、1社も内定を取れない人もいますしね。
僕たちこそ何も考えていないんですよね。
ちゃんと親に言われるがままに勉強してきたええ子です。笑
私は勉強がすごく嫌いだったんですよ。
だから中学校のときから、「大学は絶対に行かない」って思ってました。
高校卒業したら、好きなことしかやらないと思ってましたね。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
僕らは言われるがままに、「テストがあるから勉強する」みたいな感じでしたからね。笑
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集長 岡本
自分で道を作れないんですよ。
「就活の教科書」編集部 菅野
逆になぜそのタイミングでそう思えたのか、気になります。
勉強が本当に嫌いだったので、大学に行っている人は本当に尊敬します。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さんの今後
インタビューも終盤。後少し、宮本さんに気になることを聞きにいきます。
「就活の教科書」編集部 菅野
日本国内ではあまり仕事をすることがなくて、日本人とやり取りすることはあまりないんです。
さらに海外のいろんな工場と提携することで、会社がどんな商品でも作れるようになります。
もっと多くの工場の人に会って、やりとりをして自分の成長にも繋げていきたいですね。
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
その時にうちが工場をたくさん持っていたら、話がスムーズに進みます。
だから、いろんな工場をいちはやく持つことが大切だと思っています。
これを直近の仕事としてやっていきたいですね。
宮本さん
宮本さんから、就活生へ熱いアドバイス
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」は多くの就活生が見ているメディアです。
最後に社会人の立場から、就活生に対して応援のメッセージなどいただけると嬉しいです!
ですが、私がもし就活をするとしたら闇雲にESを書いたりせず、やりたいことができる会社を選びます。
そうでないと楽しくないし、時間の無駄だと思うんです。
自分の興味があって、好きなことをやってほしいなと思います。
好きなことをやることで、自分の将来進みたい道に進めると思いますよ!
宮本さん
「就活の教科書」編集長 岡本
社員を大事にしてくれますし、言葉悪いかも知れないですけど、大企業だと仕事をサボれるんですよ。
仕事をいっぱい任せてもらって、経験を積みたいなら中小企業のほうがいいかなと思います。
現に今この会社では、自分にしか出来ない業務も多いので。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
間違いなくやりがいに繋がっていますよね。
自分のやりたいようにできるのも、中小企業の魅力だと思います。
大企業だとやるべきことが既に決まっているので、好きなように仕事はできません。
宮本さん
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集部 菅野
宮本さん
(編集後記)
取材終了後、僕はインタビュー中1時間正座をしていたせいで足がしびれてしまい、立ち上がれずにいました。
そんな時も宮本さんは丁寧に、「ゆっくりでいいですよ」と気遣いをしてくれました。
「就活の教科書」編集部 菅野
「就活の教科書」編集部菅野の感想
僕は就活中に多くの社会人に会ってきましたが、宮本さんほど責任感と情熱を持って仕事に取り組んでいる社会人の方はほとんどいなかったように思います。
自分の「好き」という感情に正直に生きること、主体的に生きる大切さを学びました。
就活生の中には、大企業に行くべきか、中小企業に行くべきか悩んでいる人も多いと思います。
宮本さんは大企業・中小企業のお仕事をどちらも経験している方なので、ぜひ参考にしてください。
今回、「就活の教科書」のインタビューに協力していただいた株式会社フロントフィールドさんのHP(ホームページ)はこちらです。
改めて、株式会社フロントフィールドの宮本さん、前田社長、本日はありがとうございました!