新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Career(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岡本 恵典)は、公式LINEの登録者を対象に、就活終了時の内定数に関するアンケート調査を実施致しました。
その結果、ゴールデンウィーク前時点の「就活終了者の内定数」に関して、以下のことが分かりました。
- ①:就活終了した学生の平均内定数は2.04社
- ②:内定数1社で就活を終えた学生数が40%超
- ③:就活終了時の内定数と「学歴」「性別」「地域」「学年」には相関が無い
目次
【就活終了学生の内定数調査】調査サマリー
GW前時点で「就活の教科書」の公式LINE登録者717名にアンケートを実施した。
その結果は、以下の通り。
- 就活終了時の平均内定数は2.04社
- 内定1社で就活を終える就活生は40%超え
- 内定数の内訳は、1社: 40.45%、2社: 30.13%、3社: 14.37%、4社以上: 15.06%
- 内定数と「学歴」「性別」「地域」「学年」との相関は無し
【就活終了学生の内定数調査】アンケートの結果
現在獲得している内定数
- 1社:40.45%
- 2社:30.13%
- 3社:14.37%
- 4社~:15.06%
アンケート結果から、内定1社で終わる学生が40%超えであり、予想より多い結果になりました。
内定1社で終わる学生が多い理由として、「内定を1社もらったら、やる気がなくなるから」「内定をもらった1社で十分満足しており、このまま続けて就活で完璧を目指すことより学生生活を優先させたいから」「早期内定者は、第一志望に内定したから」などが考えられます。
今後は、GW終わりの5月や6月に就活を終える学生に対しても調査しようと考えています。
就活を終える学生は、GW後の方がGW前より内定数が多くなると予想されます。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
今回の調査結果から、内定をもらった1社で就活を終える学生が4割いるため、早めに内定を出して学生を確保することが有効であると考えられます。
また早期内定であれば、内定保持が2社ほどしかないため、継続的な説得が内定承諾に繋がるのではないでしょうか。
大学レベルと内定数
- 東京一工レベル:平均内定数:2.37
- 早慶/旧帝レベル:平均内定数:1.85
- MARCH/関関同立レベル:平均内定数:2.25
- 日東駒専/産近甲龍レベル:平均内定数:1.96
- 大東亜帝国/摂神追桃レベル:平均内定数:2.07
- 上記以外の大学:平均内定数:1.92
性別と内定数
- 女:平均内定数:2.03
- 男:平均内定数:2.04
地域と内定数
- 関東地方:平均内定数:2.12
- 近畿地方:平均内定数:2.12
- 九州・沖縄地方:平均内定数:1.83
- 四国地方:平均内定数:1.83
- 中国地方:平均内定数:2.06
- 中部地方:平均内定数:2.04
- 東北地方:平均内定数:1.81
- 北海道:平均内定数:1.79
学年と内定数
- 大学4年生:平均内定数:2.05
- 大学院2年生:平均内定数:2.14
アンケート結果から、就活終了時の平均内定数は2社であり、内定数と「学歴」「性別」「地域」「学年」との相関はないということが分かりました。
これらの理由として、学歴・性別・地域・学年などに関わらず、人間は2社が平均であり、2社ほど内定があれば満足するということが考えられます。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
学歴が高い就活生ほど内定をたくさん持っていると思いがちですが、この結果から、早期内定の場合であればそこまで内定数も多くないため、内定承諾まで説得し、内定後もしっかりフォローを行うことで、学歴に関わらず優秀な人材を確保できるのではないでしょうか。
※備考:内定数4以上は、内定数4として計測したため、実際の内定数は2以上になる可能性があります。
【就活終了学生の内定数調査】調査概要
- 調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
- 調査期間:2022年4月27日(水)~2022年5月6日(金)
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:717
【就活終了学生の内定数調査】アンケートに至った背景
就活終了時の内定数と学歴には、「高学歴は3社から選ぶ、低学歴は1社から選ぶ」など相関があると考えました。
そこで、ゴールデンウィーク前時点での内定数と学歴の相関を調べるため、今回のアンケート調査を実施いたしました。