【インタビュー】東京未来大学 | 学生に寄り添って就職支援をするキャンパスアドバイザーとは?

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「就活の教科書」編集部野口

こんにちは!「就活の教科書」取材チームの野口です。

今回は、「学生数に対して就職スタッフが充実」TOP100大学で第1位に選ばれた東京未来大学に取材しました。
キャンパスアドバイザーの逸見亜耶さんにどのようなキャリア支援を行っているのか、お話を伺います。

逸見さん、本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

東京未来大学逸見さん

Profile

逸見亜耶(へんみ・あや)
東京未来大学 キャンパスアドバイザー

新卒で携帯キャリアの代理店に入社。約2年にわたり現場業務を経験した後、新卒採用担当として人事に異動。高卒採用の新規立ち上げをはじめ、大学・短大・専門学校卒を含む新卒採用全般に携わるとともに、研修業務も担当。その後、東京未来大学に着任。現在で9年目となる。

東京未来大学インタビュー①東京未来大学のキャリア支援とは

キャンパスアドバイザーは担任の先生のような存在

「就活の教科書」編集部野口

さっそくですが、東京未来大学の「キャンパスアドバイザー」について教えてください。

一般的な大学だと、学生支援・就職支援・入試広報など担当が分かれていると思います。東京未来大学はそれらに加えて「キャンパスアドバイザー」という立場が存在しています。

キャンパスアドバイザーは、担任の先生のような存在で、学生の大学生活を支援する役割を担っています。学生一人ひとりに対してアドバイザーが決まっています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

担任の先生のように、そばにいてくれる存在というのは心強いですね。

「いつでも相談できる大人(社会人)が近くにいる」という点が、最も大きな特徴だと考えています。

学生にとって「働くこと」のイメージを持つのは難しいことだと思います。それでも大人が伝えなければならない部分というのは存在しています。そうした話を聞くことができたり、直接肌で感じられるという点において、メリットがあると感じています。

キャンパスアドバイザーは、週に一度のキャリア授業を担当しており、学生と定期的に接する機会があります。また、半期に一度は必ず個人面談を実施しており、学生が気軽に質問や相談ができる体制を整えています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

半期に一度面談があると、学生さんも安心して相談できそうですね。
キャンパスアドバイザーの方が授業も担当されているのですね?

はい、キャンパスアドバイザーが行う授業の中心はキャリア教育です。まず自己分析を通して、自分の過去を振り返り、将来どんな人生を歩みたいかを考えることから始まります。マインドマップなどを使って自分の価値観や興味を可視化する活動も取り入れています。

その上で、業界研究や企業研究、履歴書の作成、面接練習、SPI対策まで、就職活動に必要な一連のプロセスを網羅しています。キャリアへの考え方や姿勢を育てることを重視した授業内容になっています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

個別の面談だけでなく、授業を通してしっかりとキャリア形成を支援してくださっているんですね。

 

「働く楽しさを全ての学生に」がキャリア支援の軸

キャンパスアドバイザー全員が共通して意識していることの一つに、「学生一人ひとりの長所をきちんと本人に伝え、それを伸ばしていく」という姿勢があります。

また、共通の意識として、「必ずしも進路の選択肢が就職だけでなくて良い」という考え方もあります。例えば起業でもよいですし、一度立ち止まって遊ぶ時期があってもよいかもしれない。そうした多様な選択肢を認め「長い人生」の中で、最もベストで幸せな日々を送るという視点でキャリア支援をしています。

そして、私たちキャリアチーム全体のテーマは「働く楽しさを全ての学生に」です。日本では「働くこと=やらなければならないこと」という風潮がある中で、「働くって案外楽しい」といったメッセージを、学生にしっかり伝える方針で活動しています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

SNSを見ると「社会人しんどい」といった声が飛び交っていますが、社会人が楽しそうに働いてる姿をしっかり伝えることが必要なのですね。

キャンパスアドバイザーを含む部署は、「エンロールメント・マネジメント局」、通称「EM局」と呼ばれています。エンロールメント・マネジメント局の趣旨・目的としては、「入学前から卒業後まで」をテーマに対応しています。

そのため、キャンパスアドバイザーは入学前の段階から卒業後まで一貫して支援を行います。そのため、受験生の段階から担当者とLINEで相談ができる仕組みもあります。

受験生の方からは「入学後のイメージがわかない」というような相談や、入試に関する質問も含め、基本的には「なんでも相談OK」という対応をしています。

キャンパスアドバイザーは全員が広報業務・就職支援業務といった役割も担っています。もちろん、仕組み自体を設計する担当者は別に存在しますが、実際の運用に関しては「みんなでやっていこう」という方針で一貫して取り組んでいます。そのため、入学前から幅広い内容に対応しています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

入学前に、入試の質問もしても良いのですね!

また、卒業生からも多くの連絡が来ます。

例えば、大学卒業後に専門学校や大学院に進学した方が、就職活動を始める際に、再び相談に来るというケースもあります。また「転職を考えているので相談に乗ってほしい」という転職に関する相談がありますし、「結婚しました」といった報告をいただくこともあります。

このように、大学生活を共にしたアドバイザーが卒業後も継続して関わる形になりますので、学生にも大学への思い入れが強く残っているようです。本学にはチャペルのような施設があるのですが、そこで結婚式の前撮りをするために来校される卒業生もいらっしゃいます。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

卒業しても大学と関わりがあるって素敵ですね。

 

「キャリアカフェ」という気軽な相談の場

「キャリアカフェ」と呼ばれる就職相談ができるカフェがあります。大学の正門のすぐ目の前、キャンパスの中心に位置しています。

就職担当のキャンパスアドバイザーがシフト制で常に常駐しているため、1年生から4年生まで空きコマの時間などを利用してふらっと立ち寄ることができる場所です。

東京未来大学逸見さん

キャリアカフェ

「就活の教科書」編集部野口

すごくおしゃれなカフェですね!

相談窓口がカフェだと、気軽に行くことができそうです。

キャリアカフェの利用者数は、2024年度は1年間で1,000件に届かない程度でした。

しかし、2025年度は4月から6月の3か月間だけで、すでに1,000人を超えました。

他大学と比べても、キャリアカフェに来訪する学生数は多いと思います。

東京未来大学逸見さん

 

卒業生からの声「1人で悩まずに、とりあえずCAに相談」

「就活の教科書」編集部野口

多くの学生さんがキャリアカフェを利用されているのですね。

学生さんから寄せられる声はありますか?

毎年、4年生には卒業する前に「後輩へのメッセージ」を書いてもらっています。それらのメッセージはキャリアカフェ内に掲示しています。

その中で特に多く見られるのは、「一人で悩まずに、とりあえずCA(キャンパスアドバイザー)やキャリアカフェに相談すると良い」といった文言です。こうした内容が非常に多く書かれています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

それくらいキャリアカフェやCAが文化として根付いているんですね。

卒業生からの声

 


東京未来大学インタビュー②就活生へのメッセージ

見えていない世界に目を向けてみよう

「就活の教科書」編集部野口

逸見さん、本日はありがとうございました。

最後に就活生へメッセージをいただけますか?

自分が今見えている世界だけでなく、「見えていない世界」も大切にしてほしいと考えています。

例えば、業界研究を始める際には、どうしても自分が知っている業界から調べ始めることが多いと思います。しかし、むしろ「知らない業界」からぜひ調べてほしいと思っています。知らないというだけで、実は自分にとても合っている仕事や分野がたくさん存在する可能性があるからです。

そのため、「知らないことを知る」ことから就職活動を始めてほしいという思いを強く持っています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

視野を広く持つことが大切なのですね。

 

「知らないことを知る」から始めるキャリア探し

例えば、なんとなく「食品メーカー」を目指す学生がいたとします。おそらく、食品が好きだからその業界を見ているのだと思いますが、見えていない世界の中には、食品業界以上にその人にとって魅力的な分野が存在するかもしれません。

そうした可能性に気づかずに進んでしまうのは、非常にもったいないことだと感じています。新卒の就職活動というのは、人生の中で唯一、全員が「よーい、ドン」でスタートを切れる機会です。その特別なタイミングだからこそ、まったく知らない業界からもぜひ調べてみてほしいと考えています。

東京未来大学逸見さん

「就活の教科書」編集部野口

逸見さん、本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。

https://www.tokyomirai.ac.jp/