【インタビュー】株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様 | 事業課題総合サポート企業の成功要因とは?

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株式会社エッジコネクション

株式会社就活アドバイザー京香

皆さん、こんにちは。「就活の教科書」編集部です。

本日は、事業課題総合サポート企業「株式会社エッジコネクション」 代表取締役の大村康雄にお話を伺いました。

インタビュー内では、事業が成功している要因や安定した職場の雰囲気についてお聞きしました。

「ベンチャー企業と大手企業、どちらに就職しようか迷っている」「職場の雰囲気が良い会社に勤めたい!」という、就活生はぜひ最後までご覧ください。

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本日はよろしくお願いいたします!

こちらこそ、よろしくお願いいたします!

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

 

 

株式会社エッジコネクションの創業経緯と思い

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まず、どのような経緯でエッジコネクションを創業されたのでしょうか?

最初のきっかけは、大学生のときに起業したことです。当時は会社を作るために、1000万円の資金がないと株式会社を作れませんでしたが、ちょうど法律が変わり、資金がなくても会社を作れるようになりました。完全に学生のノリで起業しましたが、そこでの起業が現在に繋がっています。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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学生時代の起業経験が株式会社エッジコネクション創業に由来しているんですね!学生での起業は苦悩や苦節も多かったんじゃないでしょうか?

そうですね。やってみたけど、うまくいかないという繰り返しでした。継続していくと生計が立てられないという事態に陥りかねないため、最終的にアメリカの銀行である「シティバンク」に就職をしました。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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学生時代にベンチャー企業、社会人で大手企業を経験されているんですね。株式会社エッジコネクションを創業されているということは、ベンチャー企業の方がご自身に合っていると思ったからでしょうか?

やっぱり学生時代に経験したベンチャー起業の方が単純に楽しかったですし、忘れられませんでした。そのため、シティバンク時代の同期に一緒に起業しないかと声をかけ、2007年に起業するに至ったという経緯になります。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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元々起業家になりたい思いはあったのでしょうか?

いや、特にありませんでした。ただ、高校生は受験勉強に相当時間を費やしてきたので、その反動で大学1年生のときは飲み会ばかり参加していました。しかし、大学1年が終わる頃、この1年間自分が何も成長していないことに気が付きました。焦って、様々な本を読み、経営学に出会い、「ビジネスって面白いな」とだんだん思い始めました。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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起業思考はなかったけれど、大村さんの成長志向が起業に繋がったということですね。

そうですね。実際に会社では、「何歳でも成長できる」ことを65歳の社員にも伝えてるぐらいです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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素敵ですね。成長してないと人生が楽しくないからベンチャー企業を選ばれたということですね。

 


起業することと一般企業で勤めることの違い

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大村さんは一般企業に勤めることと起業家として働くこと、実際にどのような違いがあるのでしょうか?

最大の違いは、自分の人生に言い訳がきくかきかないかです。例えば、起業家は給料が上がらなければ「自分が経営が下手くそだから」となりますが、大手企業では「会社の業績が良くない」と言い訳できます。起業することによっていい意味でも悪い意味でも自分の人生を全て自分でコントロールできます。言い訳がきかないのでプレッシャーもかかりますが。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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大村さんは自分自身でコントロールする方にメリットがあると見出したわけですね。

起業と一般企業に勤めることをてんびんにかけたとき、人生は自分でコントロールできる方が面白いなと思いました。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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そうなんですね。ここで一つ大村さんにアドバイスをいただきたいのですが、ベンチャー企業で働くか、大手企業で働くか、迷っている就活生が結構いると思います。ベンチャー企業に向いてる特徴って何だと思いますか?

大きな仕事をしたいと思う人や成長したい人は、ベンチャー企業の方が向いていると思います。ベンチャー企業の方が大きい仕事が回ってくる可能性は高いと思いますし、大きければ大きい会社ほど成長は鈍化する傾向にあります。勢いのあるベンチャー企業やスタートアップ起業は、基本的に右肩上がりの売り上げを宿命づけられてるので、裁量権の大きい仕事を任せられることが多いでしょう。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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成長志向がある人などに向いているということですね。

仮に売上が上がれば、会社の規模もどんどん大きくなるはずです。すると、新しいポストや役職、部署もどんどん立ち上がるので、課長やリーダーになる可能性は高いと思います。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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出世欲が強い方も良いかもしれませんね。

 

事業課題総合サポートを始めた経緯

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そもそも、なぜ事業課題総合サポートに着手したのでしょうか。

これは完全になりゆきですね。2007年にシティバンク時代の同期4人で会社を作り、最初は別の事業をやろうとしていましたが、あまりうまくいきませんでした。悩んだ結果、シティバンク社で培ったテレマーケティングを活かし、個人のお客さんに電話をかけ、資産運用アドバイスや日本円を外貨にして投資信託にしてもらうような仕事をしました。その結果、仕事が徐々にもらえるようになりました。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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やりたいことではなく、できることを優先させたんですね。

そうです。また、テレマーケティングをしている間に商談が成功する方法や営業部のマネジメントなどの相談を徐々に受けるようになりました。アドバイスをしていくうちに、事業が徐々に派生し、現在の事業課題総合サポート企業にたどり着いたという流れになります。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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最初からビジョンが見えていたわけじゃないんですね!このような事業形態になるか想像はされていましたか?

全くできていませんでした。学生時代行っていたベンチャー企業も、就職したシティバンクも、すべて経験として蓄積されて今があるという感じです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

 

                                                   

株式会社エッジコネクションが軌道に乗り始めた要因とは

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これまでは上手くいかなかったビジネスが、急に上手くいくようになった要因は何だと思いますか?
一番は、先ほど話したように「自分たちがしたいこと」ではなく、「自分たちができること」を優先させたからです。私自身も起業支援をする機会がありますが、アイディア先行のビジネスは自分でできないことが多いです。そのため、仲間を見つけたり、外注先を見つけたりなど、誰かを頼る必要があり、大量の資金が必要になります。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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アイディアを重視すると、どうしてもお金がかかってしまうのですね。
そうです。自分たちの得意なことに根ざした方が省エネで始められるというメリットがあります。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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では、株式会社エッジコネクションならではの強みとは何ですか?
事業面でいえば、コールセンターからコンサルまですべて自社社員が行っているので、一貫してサポートできる点が強みだと思います。ですので、コミュニケーションの取りやすさやサービスクオリティの高さはクライアント様からよく褒めていただけます。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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コールセンターって割とバイトが多いイメージでしたが、正社員の方がやられているんですね。では、仕事をするうえでこだわっている価値観や大切にしている考えはありますか?

弊社がまとめている5つの行動指針です。これは、私自身も大切にしていますし、社員さんたちにも大事にしてほしい要素です。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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この5つはどのように決められたのですか?

エッジコネクションの創業はシティバンク時代の同期4人で創業したのですが、徐々に1人1人抜けていき、2015年に最後の1人が抜け、自分だけになりました。その時、本当の意味で自分が仕事において大事にしていることは何かを1度考え直そうと思い、出てきた言葉です。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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やはり、4人がいた時代と1人で行っていくときの意識は変わりましたか?

全然意識が変わりましたね。これまでの行動指針はみんなで話し合って作ったものでしたが、今回は私の経験を踏まえた行動指針なので、DNA的なものが詰まっています。自分が本当に大事にしてる価値観をリストアップしているので、自分的にもしっくりきています。

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人間関係のいざこざによる離職対策

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株式会社エッジコネクションは7年連続増収で12年連続黒字経営だとお聞きしたのですが、これができている要因は何でしょうか?

1つ目は無理をしないことです。身の丈に合わない投資をして、結果的に回収できなければ、ずっと赤字で終わる可能性があります。投資って響きはいいですが、経費なので無理をしない範囲での投資にとどめるようにしています。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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慎重であることが重要なんですね。

2つ目は会社の文化として人間関係のいざこざを大きくしない仕組み作りをしています。人間関係が発端となり、離職に繋がることはどの会社でもあり得ます。しかし、重要なポジションの社員が突然抜けてしまうと、数十人規模の会社はそれだけで売り上げにダメージがあります。なるべく、人間関係を悪くさせないように心がけています。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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確かに人間関係は重要だと思います。具体的にどのような仕組みづくりをされているのですか?
徹底的なルール化です。「この書面に決まった書き方でここまで埋めてから引き継ぐ」というように、具体的な行動を決めるのです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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具体的な行動設定はなぜ必要なのでしょうか?
ルールが抽象化していると、意識のすれ違いが起き人間関係が悪くなるからです。例えば、社内のルールで「次の行程の人を思いやって仕事を振りましょう」と決められていたとしても、「思いやり」って基準は人それぞれ違うと思います。その基準が人それぞれ異なるから、人間関係が絶対おかしくなるんです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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「自分はここまでやったのに!○○さんはしてくれない」などの不満が生じるということですね。
もう1つのポイントは問題が生じた社員同士を対面で謝罪をさせたり、不満があったら直接言わせたりしています。行動指針の一つに「共感」がある理由として、自分本位で言いたいこと言うのではなく、言ったことに対して相手が感じとることを考え、共感しながらコミュニケーションを取ってほしいという思いがあります。だから、当事者同士で話せば、どっちが共感が足りなかったのかもわかります。

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結構話し合うことに勇気がいると思いますが、話し合いは皆さん各自で行っているのですか?
最初は場を温める必要があるので、大体何かあったときは共通の上司が仲介します。よくあるパターンとしては、「部長がこういうこと言ってて迷惑してる」という不満があったら直接私に言ってくる場合、私は最初に「直接本人に言ったのか」と聞きます。そこで、「言ってないです」と言われるので、話し合いをさせると9割のことが解決します。

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話し合いで大体解決されるんですね!
人間関係に問題が生じるケースは大体3つあります。一つ目は言い方がきつかったこと。これは謝罪で解決できます。二つ目は誤解や勘違いをしてしまったこと。これも話し合って、謝罪すれば解決します。三つ目はルール化されてないところが見つかることです。これも新たにルールを決めれば解決します。

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話し合いの重要性を認識しました…!

 


ワークライフバランスと社内の雰囲気

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ワークライフバランスに力を入れているとお聞きしたのですが、具体的に取り組まれてることは何ですか?
原則として、20時以降は会社に残ってはいけません。そもそも残業を奨励しておらず、どれだけ早く帰ってるかが人事評価項目にもなっています。

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絵にかいたようなホワイト企業ですね。
長く働く=良いことではないという認識なので、プロセスでは一切評価しないです。午前中で1日分の仕事が終わったら後はさぼってもいいぐらいなイメージです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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効率が重視されるということですね。では、ワークライフバランスが取れているという点も含まれると思いますが、エッジコネクションの社風は何か教えていただけますか?
社員を見ていると、オンとオフの切り替えが非常にはっきりしていると感じます。仕事のときは仕事、仕事以外はみんなでお喋りのように、メリハリがつけられています。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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意図的ではなくて自然とそうなってるんですか?
そうですね。ルール化が徹底してるので、余計な相談がなく仕事を進めています。そのため、個人的に社員を嫌いになりにくく、オフタイムになったら話したい人と話せる環境が整っています。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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嫌いな部分が見えにくい仕組みだということですね。

 

就活生に一言メッセージ

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最後に、就活生に一言メッセージをお願いします。

では、私がおすすめする企業の選び方をお伝えします。私が就活していたのは18年前で、そのときはシャープに入社したらすごいと言われる時代でした。私も新卒ではシティバンクに就職しましたが、日本の個人金融部門は撤退していて、私がいた会社はない状態です。就活時代にネームバリューで選んだとしても、賞味期限は20年以内の傾向にあります。それだけ変化が激しいので、自分が成長できる環境を選んだほうがいいです。そういった意味で、中小企業やベンチャー企業の方が育つ可能性があると思います。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

しかし、注意してほしいのが、ルールが整備されていないベンチャー企業や中小企業に入ると成長しにくいです。声の大きい人が言うばかり意見が通るので理不尽に思うことが生じると思います。大企業はそのルール化フォーマット化ってのは非常にしっかりしていますが、しっかりしすぎて逆に成長する余地がないことが多いです。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

結論として、ある程度ルール化とかがしっかりしている中小企業ベンチャー企業は、仕事がやりやすくて、裁量を任せられて、成長できる職場だと思います。
見分け方としては企業説明会に行ったときにプレゼンターの服装がしっかりしているとか、プレゼンのスライドが綺麗とか、そのあたりをしっかりしている会社はおそらく大体の整備がされていると思います。

株式会社エッジコネクション 代表取締役 大村康雄様

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大村さん、ありがとうございました!