新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Career(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岡本 恵典)は、公式LINEの登録者を対象に、内定者が企業選びの際に利用した就活サービスに関するアンケート調査を実施致しました。
その結果、企業選びについて以下4点が明らかになりました。
- ①:就活を始めるきっかけは、ナビサイト、キャリアセンター、友人・知人、合同説明会
- ②:企業を知るために使ったサービスは、約90%がナビサイト
- ③:満足度の高いサービスは、ナビサイト、就活カフェ、OB訪問
- ④:企業を知るために必要なかったサービスは、逆求人、就活エージェント、就活カフェ
目次
【企業選びの際に利用した就活サービス調査】調査サマリー
「就活の教科書」の公式LINE登録者679名にアンケートを実施した。
結果は以下の通り。
- 就活を始めるきっかけは、ナビサイトが56.3%で最多。次いでキャリアセンター、友人・知人、合同説明会が約20%。
- 内定先を知ったきっかけは、ナビサイトが60.1%で一強。
- 企業探しに最も使ったサービスは、ナビサイトが89.8%と圧倒的。
- 企業探しに最も使わなかったサービスは、就活カフェで1.9%。
- 企業探しに使ったサービスでは、企業評判サイトとLINEオープンチャットが50%前後と好成績。
- 企業探しで満足度が高いサービスは、ナビサイト、就活カフェ、OB訪問で80%超え。
- 企業探しで満足度が低いサービスは、就活イベント、動画系サービスで50%未満。
- 企業探しで不要なサービスは、逆求人、就活エージェント、就活カフェが多く回答。
【企業選びの際に利用した就活サービス調査】アンケート項目
- ナビサイト(リクナビ/マイナビなど)
- LINEオープンチャット(unistyleなど)
- 就活エージェント(就職エージェントneo/キャリアチケットなど)
- 逆求人サイト(キミスカなど)
- 企業評判サイト(就活会議/OpenWorkなど)
- 就活イベント(ミーツカンパニー/社長メシなど)
- 動画系サービス(JOBTVなど)
- 就活カフェ(知るカフェ/BEYOND CAFEなど)
- OB訪問(Matcher/ビズリーチ・キャンパスなど)
- 就活本(業界地図/四季報など)
【企業選びの際に利用した就活サービス調査】アンケートの結果
就職活動について考え始めるきっかけ(複数選択)
- ナビサイト:382人(占有率:56.3%)
- 逆求人サイト:52人(占有率:7.7%)
- 企業評判サイト:29人(占有率:4.3%)
- 就活イベント:41人(占有率:6.0%)
- 動画系サービス:13人(占有率:1.9%)
- 就活エージェント:24人(占有率:3.5%)
- 就活塾:6人(占有率:0.9%)
- 就活カフェ:8人(占有率:1.2%)
- OB訪問:12人(占有率:1.8%)
- 大学のキャリアセンター:160人(占有率:23.6%)
- LINEオープンチャット:11人(占有率:1.6%)
- 友人・知人の紹介:163人(占有率:24.0%)
- SNS:49人(占有率:7.2%)
- テレビCM:7人(占有率:1.0%)
- 合同企業説明会:118人(占有率:17.4%)
- 就活本:22人(占有率:3.2%)
就活を始めるきっかけは、依然としてナビサイトが多数を占めました。
また、大学のキャリアセンター、友人・知人の紹介、合同説明会も約20%が利用しており、就活を始める入口としては、コロナ以前と変わらないことが分かりました。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
内定先の会社を知ったきっかけ(複数選択)
- ナビサイト:408人(60.1%)
- 逆求人サイト:52人(7.7%)
- 企業評判サイト:23人(3.4%)
- 就活イベント:25人(3.7%)
- 動画系サービス:5人(0.7%)
- 就活エージェント:43人(6.3%)
- 就活塾:1人(0.1%)
- 就活カフェ:1人(0.1%)
- OB訪問:18人(2.7%)
- 大学のキャリアセンター:55人(8.1%)
- LINEオープンチャット:5人(0.7%)
- 友人・知人の紹介:70人(10.3%)
- SNS:30人(4.4%)
- テレビCM:32人(4.7%)
- 合同企業説明会:86人(12.7%)
- 就活本:33人(4.9%)
内定先を知ったきっかけは、ナビサイト一強でした。
就活塾や就活カフェは0.1%と、内定先を知ったきっかけとしてはほぼ使われていないことが分かりました。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
また、この結果からはじめにナビサイトを通して知った会社を受け、そのまま就職する人が多いと読み取れます。
したがって、今後も求人を出す上で、ナビサイトは欠かせないものになりそうです。
「企業を知るため」に使ったことがあるもの(複数選択)
- ナビサイト:610人(89.8%)
- 逆求人サイト:264人(38.9%)
- 企業評判サイト:352人(51.8%)
- 就活イベント:264人(38.9%)
- 動画系サービス:127人(18.7%)
- 就活エージェント:214人(31.5%)
- 就活カフェ:13人(1.9%)
- OB訪問:140人(20.6%)
- LINEオープンチャット:307人(45.2%)
- 就活本:202人(29.7%)
企業を知るために、89.8%の就活生がナビサイトを使ったと回答しました。
一方で、就活カフェは1.9%とほぼ使われていませんでした。
就活本も29.7%と、利用率はそれほど高くありませんでした。
また、ここ数年で誕生したLINEオープンチャットと企業評判サイト(口コミサイト)の利用率が特徴的で、最近の就活生のトレンドとも言えるのではないでしょうか。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
「企業を知るため」に使ったものの中で、後輩に教えたいもの(複数選択)
- ナビサイト:504人
- 逆求人サイト:160人
- 企業評判サイト:258人
- 就活イベント:49人
- 動画系サービス:51人
- 就活エージェント:113人
- 就活カフェ:13人
- OB訪問:130人
- LINEオープンチャット:220人
- 就活本:118人
「企業を知るため」に使ったものの満足度(後輩に教えたいもの÷使ったことがあるもので計算)
- ナビサイト:82.6%
- 逆求人サイト:60.6%
- 企業評判サイト:73.3%
- 就活イベント:18.6%
- 動画系サービス:40.2%
- 就活エージェント:52.8%
- 就活カフェ:100.0%
- OB訪問:92.9%
- LINEオープンチャット:71.7%
- 就活本:58.4%
ナビサイト、就活カフェ、OB訪問は80%超えと満足度が高いことが分かりました。
一方で、就活イベント、動画系サービスは50%に満たず、企業を知る目的で使う場合には満足度が低いという結果になりました。
理由として、就活イベント、動画系サービスは、ナビサイトに比べ、1社を知るために時間や労力がかかるということが考えられます。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
「企業を知るため」に必要なかったもの(複数選択)
- ナビサイト:108人(15.9%)
- 逆求人サイト:172人(25.3%)
- 企業評判サイト:54人(8.0%)
- 就活イベント:130人(19.1%)
- 動画系サービス:111人(16.3%)
- 就活エージェント:166人(24.4%)
- 就活カフェ:180人(26.5%)
- OB訪問:87人(12.8%)
- LINEオープンチャット:127人(18.7%)
- 就活本:106人(15.6%)
満足度において100%だった就活カフェは、必要なかったと答える人が最多という結果になりました。
この結果から、就活カフェは使った人は満足しているが、使っていない人からすると特別必要ないサービスだということが考えられます。
また、企業を知るために必要のないサービスとして、逆求人サイトや就活エージェントが多く回答されました。
その理由として、自分が知りたい企業以外の企業の情報が入ってくるということが考えられます。
「就活の教科書」編集長 岡本恵典
【企業選びの際に利用した就活サービス調査】調査概要
- 調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
- 調査期間:2022年6月1日(水)~2022年6月8日(水)
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:679
【企業選びの際に利用した就活サービス調査】アンケートに至った背景
コロナの影響で、就活のオンライン化、それに伴う人とのつながりの希薄化など就活に変化がありました。
そこで、コロナ禍での就活生の企業選びにおける就活サービスの利用状況や満足度を調査するため、今回のアンケートを実施いたしました。