【調査レポート】就活生の36%が1人でも就活は成功できると回答 | 40%がSNSで仲間づくり

新卒大学生を対象とした就活調査レポートサイト「就活総合研究所」および就活情報メディア「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Career(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岡本 恵典)は、26卒と27卒の就活生を対象に、就活と友人に関する調査を実施いたしました。集計した200名の回答をもとにアンケート結果を報告します。

 

1、就活生の23.5%が内定を友人に伝えないと回答
内定報告を「友人にも内定が出たら伝える」と答えた就活生は29.0%でした。また、「伝えないと思う」と答えた就活生は23.5%で、約4人に1人が友人への配慮を意識する姿勢が見られました。

 

2、就活生の36.0%が「ぼっちでも就活はうまくいく」と回答
ぼっちでも就活は「非常にうまくいくと思う」(12.0%)、「ややうまくいくと思う」(24.0%)と回答した就活生は36.0%でした。就活生の3割が、友人と協力しなくても就活を乗り越えられると考えていることがわかりました。

 

3、就活生の40.0%がSNSで就活仲間を作っている
SNSなどで「10人以上と積極的に交流した」(5.5%)、「3〜5人程度と情報交換した」(19.0%)、「1〜2人とたまにやりとりした」(15.5%)と回答した就活生は40.0%でした。SNSが就活ネットワークの場として定着しつつあることが明らかになりました。

 

4、就活生の27.0%が友人から就活マウントを感じた経験あり
友人から就活マウントを「非常に感じる」(8.5%)、「やや感じる」(18.5%)と回答した学生は27.0%でした。約3割の就活生が優劣を感じた経験を持つことが浮き彫りになりました。

就活と友人に関する調査に至った背景・調査概要

就職活動の進捗や内定はデリケートな話題であるため、友人同士でも本音を共有しづらい傾向があります。さらに近年、SNSの普及により人とのつながり方が多様化し、友人関係のあり方も変化しています。そこで今回は、就活生の友人関係に焦点をあて、「就活と友人の関係に関する調査」を実施しました。
参考:【友達は不要?】ぼっちでの就活の乗り越え方5選 | メリット・デメリット,大丈夫な理由も

【就活と友人に関する調査】アンケート内容
  1. 友人に就活相談をしたいですか?
  2. 友人に共有したくない就活の情報はありますか?
  3. 内定が出た時、どのタイミングで友人に伝えますか?
  4. 友人から就活マウントを感じますか?就活マウントとは、有利な状況や実績をアピールして優位に立とうとすることです。
  5. ぼっちでも就活はうまくいくと思いますか?
  6. SNSなどで就活仲間を作ったことがありますか?
  7. 就活と友人について感じたことを自由に記入してください。

調査対象:26卒・27卒で就活中・就活を終えた学生
調査期間:2025年11月06日 ~ 2025年11月10日
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:200人(男性78人:女性122人)

就活と友人に関する調査:友人に就活相談をしたいと思う割合

友人に就活相談をしたいと思う割合
  • 非常に相談したい:13.0%
  • やや相談したい:33.0%
  • どちらともいえない:24.0%
  • あまり相談したくない:13.5%
  • 全く相談したくない:16.5%

就活相談を友人に「非常に相談したい」(13.0%)と「やや相談したい」(33.0%)と答えた就活生はあわせて46.0%でした。

一方で、「あまり相談したくない」(13.5%)、「全く相談したくない」(16.5%)と回答した就活生は30.0%にのぼり、3割の学生が友人への相談をためらう傾向も明らかになりました。信頼関係や競争意識などが背景にある可能性が考えられます。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:友人に共有したくない就活の情報

友人に共有したくない就活の情報
  • 落ちた企業:52人
  • 受けている企業リスト:50人
  • 自己PR・ガクチカ:47人
  • 内定先:37人
  • OB・OG訪問で得た情報:31人
  • 面接の質問内容:29人
  • リクルーター経由の情報:28人
  • あてはまるものはない:77人

友人に共有したくない就活の情報は「落ちた企業」(52人)が最多でした。

次いで「受けている企業リスト」(50人)、「自己PR・ガクチカ」(47人)が挙げられました。自分の選考状況やアピール内容といった“個人の戦略”に関する情報を共有したくないと感じる就活生が多いことがわかります。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:内定が出た時、友人に伝えるタイミング

内定が出た時、友人に伝えるタイミング
  • すぐ伝える:15.5%
  • 少し時間をおいて伝える:32.0%
  • 友人にも内定が出たら伝える:29.0%
  • 伝えないと思う:23.5%

「友人にも内定が出たら伝える」と答えた就活生は29.0%でした。就活生の約3割が「内定報告をどう扱うか」で悩んでおり、友人関係や周囲への配慮を意識しながら行動していることがうかがえます。

また、「伝えないと思う」と答えた就活生は23.5%でした。およそ4人に1人が友人に内定の報告をしない意向を示すことがわかりました。内定という個人的な成果を共有するか否かについて、就活生の間で慎重な姿勢が見られる結果となりました。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:友人から就活マウントを感じる割合

友人から就活マウントを感じる割合
  • 非常に感じる:8.5%
  • やや感じる:18.5%
  • どちらともいえない:27.0%
  • あまり感じない:21.5%
  • 全く感じない:24.5%

友人から就活マウントを「非常に感じる」(8.5%)と「やや感じる」(18.5%)と答えた就活生はあわせて27.0%でした。約3割の学生が友人との会話の中で何らかの劣等感や比較を感じた経験があることがわかります。

一方で、「あまり感じない」(21.5%)、「全く感じない」(24.5%)と答えた就活生は46.0%にのぼり、多くの学生は友人関係の中で健全な距離感を保っていることがうかがえます。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:ぼっちでも就活がうまくいくと思う割合

ぼっちでも就活がうまくいくと思う割合
  • 非常にうまくいくと思う:12.0%
  • ややうまくいくと思う:24.0%
  • どちらともいえない:33.5%
  • あまりうまくいかないと思う:18.5%
  • 全くうまくいかないと思う:12.0%

ぼっちでも就活が「非常にうまくいくと思う」(12.0%)、「ややうまくいくと思う」(24.0%)と答えた就活生はあわせて36.0%でした。就活生の3割が、個人の努力で就活を乗り越えられると考えていることがわかります。

一方で、「あまりうまくいかないと思う」(18.5%)、「全くうまくいかないと思う」(12.0%)と答えた就活生は30.5%おり、友人や仲間との情報共有・支え合いが成功のカギになると考える層も存在することがわかりました。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:SNSなどで就活仲間を作ったことがある割合

SNSなどで就活仲間を作ったことがある割合
  • 10人以上と積極的に交流した:5.5%
  • 3〜5人程度と情報交換した:19.0%
  • 1〜2人とたまにやりとりした:15.5%
  • 全く作らなかった:60.0%

SNSなどで就活仲間と「10人以上と積極的に交流した」(5.5%)、「3〜5人程度と情報交換した」(19.0%)、「1〜2人とたまにやりとりした」(15.5%)と答えた就活生はあわせて40.0%でした。4割の就活生がオンライン上で就活仲間を持ち、情報交換や励まし合いを行っていたことがわかります。SNSが就活における新たな交流の場として機能している様子がうかがえます。

一方で、「全く作らなかった」と回答した就活生は60.0%にのぼり、過半数の学生はオンラインでのつながりを持たず、個人またはリアルな友人関係を中心に就活を進めていたようです。

就活アドバイザー 京香

 

就活と友人に関する調査:就活生の意見

就活生のリアルな声をお伝えするため、以下は自由記述欄に寄せられた原文をそのまま掲載しています。語句の修正等は行っておりません。

就活と友人についての意見
  • 友人と自分を比べてしまうのも弊害だなと思っている
  • 友達と足並み揃えてしか就活できない人はうまく就活などできないと思います
  • 喋りづらくなる
  • 周りの話を聞いてやる気が出ないタイプなら一人でやった方がいいと思う
  • 内定が出る前は弱音を吐いていたが、出た途端調子に乗り始めて反応に困った。
  • 自立心を持った間柄なら、適度な距離感を持って情報交換ができる
  • 置いて行かれた感あった
  • 余計な言葉で落ち込む
  • 志望業界が被っていたら気まずいので、内定が出るまでお互いに言わなかった。
  • 面接で聞かれた内容やインターンシップに行く時の服装などは相談したが、企業や業界のことは触れなかった
  • サークルの友達と遊びたいけど、相手の就活状況がわからずこちらがマウントをとる形になったら嫌だから難しい
  • 友達もライバル
  • 就活はひとりで行うべき
  • 1人でも就活はうまくできる!
  • 内定が出るまでは、各々で就活に取り組んでいたため、変にプレッシャーを感じることもなく就活に取り組めて良かった。
  • 就活に友人はいらない
  • 友達の就活の状況が気になるけど聞きづらい
  • 先に決まってると焦るから自分も自分からは言わないようにしてた
  • 周りが院進する中での就活はやる気が出ず、進まない

「友人と自分を比べてしまう」「置いて行かれた感あった」といった、友人との関係性が就活中のストレスや焦りにつながるケースが見られました。

一方で、「就活に友人はいらない」「1人でも就活はうまくできる!」といった意見も多く、個人でマイペースに就活を進めたいと考える学生の姿も浮き彫りになりました。

就活アドバイザー 京香

 

就活総合研究所とは

就活生のリアルな声や意識の変化、最新の就職活動事情を把握するために、独自のアンケート調査・データ分析を行い、調査レポートとして発信している。(就活総合研究所:https://reashu.com/research/

商号: 株式会社Synergy Career
代表者: 代表取締役社長 岡本 恵典
所在地: 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13桜橋第一ビル304号
設立: 2020年6月
事業内容: 情報通信
就活の教科書URL:https://reashu.com/
就活総合研究所URL:https://reashu.com/research/
コーポレートサイトURL:https://synergy-career.co.jp