奨学金返還支援サービス「奨学金バンク」誕生のきっかけと想い【大野順也社長にインタビュー】

「奨学金バンク」とは、日本初の「奨学金返還支援返還プラットフォーム」です。

奨学金を借りている奨学生と、返還支援を通して従業員のキャリア形成を後押しした
い企業のマッチングを行い、就職された方の毎月の奨学金を代理返還するサービスです。

「奨学金バンク」では、全国の企業から参画費をいただいたり、寄付をしていただいたりすることで、財源を確保し、皆さんの奨学金の返還に充てています。

「奨学金バンク」は、「奨学金の返還負担を軽減したい方」に非常におすすめです。

「奨学金バンク」は、完全無料で利用いただけるサービスです。

「奨学金バンク」の利用方法もとても簡単です！利用方法については下の図で説明しますね。

そのほか、「奨学金バンク」は、社員を大切にする会社で働きたい人にもおすすめです。

「奨学金バンク」は、多くの企業から「力になりたい」と快くご支援いただいています。

だからこそ、社員の人たちをすごく大切にしようと思っている企業が多く集まっているんですよね。

そのため、安心して働ける環境、社員のことを思ってくれる環境で働きたいと思っている人にとっても、自分にフィットした企業との良い縁を見つけられる場になるのではないかと感じています。

今からちょうど5年前ほどです。45歳のころに出会った、当時35歳でいまだに奨学金を返し続けていた人物がきっかけです。

プライベートで知り合った方だったのですが、本当に何の気なく話していたところ、たまたま「奨学金を35歳になった今でも返還している」と聞いたんです。

その時、「35歳で奨学金を返しているってすごく遅いな」と感覚的に思ったんです。

これが、奨学金を考えるきっかけになりました。

「奨学金を返すペースが遅い」と感じた私は、その方に「奨学金なんか早く返さなきゃ駄目なんじゃないの？」といったことを伝えたんですよね。

すると、「いやいや大野さん、奨学金のこと全然知らないんですね」という返答がありました。

「奨学金ってみんなね、平均で330万ぐらい借りていて、卒業してから15年かけて返してるんですよ。だから、大体30代後半から40代までかけて返してるのが普通なんです」という話を聞いて、私はすごく驚きました。

そうなんです。

私も社長として、「若い人たちに頑張ってほしい」という思いを持っています。

ですが、「もっと頑張れ！」と、言われている若手の社員たちは、奨学金の返還というマイナスをゼロにするところで一生懸命なんですよね。

「ゼロ地点からスタート」というのは、なんとなく頑張れそうですが、マイナスからまずゼロ、借金を返すところからスタートしているとすごく大変だと感じたんです。

それ以来、「これは絶対に社会問題だ」と感じるようになりました。

勉強していくと、奨学金は現在9兆5000億円ぐらいの貸付があって、実は約480万人が借りていることが分かりました。

大学生の2人に1人は、300万円前後の借金を抱えながら、世の中に出ていってるのが今の日本の現状なんです。

そこまで多くの方が奨学金を借りているとは知らなかったので、社会人生活のスタート地点が、マイナスになっているこの現状は、若い世代の頑張ろうという意欲を削り、結果的に国力を下げているのではないかと感じました。

20代で結婚する人もいると思います。その際に夫婦どちらも奨学金を抱えていれば、いきなり600万円の借金からスタートすることになるんです。

別に車を買ったわけでもないのに、多額の借金を抱えて2人で生活するとなると、「子どもを持ちたい！」と思っても、二の足を踏んでしまうのも当たり前でしょう。

少子化にもつながっていると考えるようになったんです。

貸与型の奨学金は返還の義務があるため、ほぼ借金なんです。

なので、支払いが止まれば、ブラックリストにも載ってしまうんですよ。

それを高校生や大学生の20歳になる前の段階で、借りるという意思決定をしなければいけない。

こうした現状は、奨学金返還の負担を企業が担うという「奨学金バンク」を通じて、打開するしかないと思いました。

ぜひ、ギモンを解決していってくださいね！

「奨学金バンク」で紹介する企業での就職活動の難易度は、一般的な就活と変わらないので安心してください。

ひょっとすると、一般就職よりもハードルが下がることもあるかもしれないです。

「奨学金バンク」には、「少しでも奨学金を抱える人の力になりたい」と、社会貢献的な意義を求め、参画してくださる企業が多くあります。

そのため、社会貢献的な意義が持てるかどうかという判断が入る可能性はきっとゼロではないので、採用に対してより積極的な姿勢を見せてくれる可能性があると思います。

「奨学金バンク」で紹介する企業での就職活動は、一般的な就活と特に変わりありません。

特にハードルが上がる採用フローがあるわけではないですし、特殊な採用方法もないので、安心してご利用いただければと思います。

今後は、採用フローについてもより変化を生み出していけるようにしていく予定です。

「奨学金バンク」が紹介する企業は、本社を置く場所にもバリエーションがあり、業界業種も多種多様です。

支援企業一覧｜奨学金バンクでぜひ、就職先として選択できる支援企業をチェックしてみてください。

「奨学金バンク」では、利用する側の制約は基本的に設けておりません。

そのため、内定を持っている方も含め、全員を対象にサービスを提供しております。

就職活動中の方や、奨学金に悩む方は、ぜひ我々の門戸を叩いていただければと思います。

ただ、内定を持っている方とその方の内定先に私たちが割って入っていくことは基本的にありませんし、せっかくの内定を蹴ってしまうのはもったいない場合もあると思います。

「奨学金バンク」を利用する前に、内定先企業に対して「奨学金の代理返還とかやってないんですか」と聞くのも一つの目安になると思いますので、一度確認してみてもよいかなと思います。

「奨学金バンク」では、先ほどもお話したように、利用において特に規定などはありません。

そのため、大学を卒業して転職の際に「奨学金バンク」を利用したい方にもぜひ使っていただきたいサービスです。

現在、新卒採用では、大学生をメインとしたサービスではあるものの、今後は、高校を卒業して就職する方への支援も行っていきたいと思っています。

気軽に、「奨学金バンク」の公式LINEからご相談してくださいね。

なぜ、奨学金が必要不可欠になっているのか。

その理由は、大卒以上の社員を民間企業が求めるようになったからだと考えています。

私自身も含んだ、民間企業の動きが「学歴をインフレ」させているんです。

決して、大卒を採用することが悪いとは思っていません。優秀な人材を採用するための良い判断材料になるからです。ですが、そこに発生した代償は、企業側が補填していくべきでしょう。

奨学金を抱える学生は、1~2割ではありません。奨学金の返還を控える人たちは増え続け、5割を超えてきているんです。

「就職しやすい状況」、つまり、奨学金を借りてでも大学にいかなければならない状況を作った私たちのような企業が、この問題に責任を持って取り組んでいくべきです。こうした負担を減らしていくことが、「奨学金バンク」を通じて達成したい目標です。

現在、奨学金の仕組みは、歪み始めています。

奨学金を借りて大学に行くことが当たり前になり、稼げる仕事に就いても奨学金を、長い間返還しなきゃいけない状態になっている。

この歪みを直し、いろんな若者が「あきらめなくていい環境」「もっと何かにチャレンジできる環境」を作っていきたいです。

売り手市場であるからこそ、就職先も選びやすい場合もあるかと思います。

ですが、選べるからというだけではなく、一個一個の仕事にしっかり向き合っていってほしいと感じています。

「選べる」ということは、言葉を選ばずに言うと、「ちょっとうまくいかなかったら次」と変えていきやすいんですよね。

「変えること」自体は悪いことではありませんが、壁を乗り越えられなくなる場合も大いにあると思います。

壁を乗り越えたときに人間は成長します。

だからこそ、これだと思った仕事、これだと思って仕事と向き合うということ自身を絶対諦めずに、自己成長にうんと力を入れて邁進してほしいなと思います。

この記事を通じて、「奨学金バンク」に興味を持たれた方は、ぜひ公式LINEの追加をしてみてくださいね！