「就活の教科書」編集部チェスンウ
こんにちは!「就活の教科書」取材チームのチェです。
本日は、国際教養大学 キャリア開発センター長の阿部孝史さんにお話を伺いました!
阿部さん、本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
阿部孝史さん
阿部 孝史 (あべ・たかし)
国際教養大学 キャリア開発センター長
国際教養大学を卒業後、新卒で日系素材メーカーに入社。
キャリアチェンジで外資系医療機器メーカーでの営業職も経験し、その後国際教養大学にて職員として入職。
入職後は、キャリア開発センター及び入試室勤務を経て、2025年4月より現職。
目次
国際教養大学キャリア開発センター長 阿部孝史さんにインタビュー①:就活の定義から成功法則まで|本当に大事なことは?
就活とは:内定獲得を超えた「キャリアのスタートライン」
「就活の教科書」編集部チェスンウ
さっそくですが、就活をどのように定義づけているのですか?
就活は卒業後のキャリアを探る大きな転換期であることは間違いありません。
日本では、新卒一括採用の文化が根付いているため、他国と比較するとファーストキャリアを決める意味合いが大きいです。
ただし、就活はキャリア形成の中の通過点ににすぎません。
卒業後の進路を決める大事な一歩ではありますが、あくまでキャリアのスタートラインとして捉えるべきです。
学生の皆さんには、就職活動を“点”で終わらせず、“線”として捉え、キャリア形成の一部として考えるように伝えています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
キャリア形成において就職活動がすべてではないことですね。
就活の核心:深刻になりすぎず“学び”と“楽しむこと”で伸びる理由
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活で最も大事なことを教えてください!
就活で重要なのは、「学び続ける姿勢」と「社会全体を知ることを楽しむ姿勢」です。
学生の皆さんは”失敗したら終わりだ”と考えてしまい、深刻になる傾向がありますが、真剣に取り組むことと深刻になりすぎることは別物です。
就活はキャリアステップの大事な一歩ではあるものの、深刻になりすぎたら負けだと考えています。
日本の就活には、”一度に多くの企業を見られるというメリット”があります。
だからこそ、就活を社会を知る良い機会として捉え、前向きに学びながら進めてほしいです。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活で人生は決まるという偏った思考が蔓延する中で、深刻になりすぎず、真剣に取り組むことを意識すべきですね。
就活でうまくいく学生の特徴|行動力・試行錯誤・“コスパ志向に偏りすぎない”姿勢
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活がうまくいく人も、そうでもない人もいる中で”就活でうまくいく人の特徴”はありますか?
まずやってみる姿勢があると考えています。
結局、うまくいく人は調べるだけで満足せず、「実際に人に会うこと」「イベントに参加するなど」、行動にも裏付けがしっかりあります。
効率を求めすぎると大事な部分が抜けてしまうこともあるので、コスパやタイパばかりを追わないことも肝心です。
だからこそ、早く壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返すことが重要です。
行動するからこそ課題に早期に気づき、改善を重ねる習慣がつきます。
その経験の蓄積が「納得できる進路選択」につながります。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
逆に、うまくいかない学生の特徴はありますか?
就活準備を進めるにあたって情報収集に偏り、行動が伴わないことが多いです。
何をしたらよいかわからないと立ち止まってしまうのです。
就活においては、まずやってみることが大事であるため、とにかく行動することが要点です。
阿部孝史さん
国際教養大学キャリア開発センター長 阿部孝史さんにインタビュー②:心が軽くなる!|”学び”、”経験”を通じて就活生の悩みを解決
大学1・2年生は何をすべき?ヒントは「日常の学び」と「全力の経験」
「就活の教科書」編集部チェスンウ
1・2年生は、就活のために今のうちに何をしておくべきですか?
就職活動のテクニックだけに偏らず、まずは学生生活を楽しみ、何か本気で取り組んでみる経験が大切です。
その延長線上に就活のヒントが見つかります。
目の前の”できること”に精一杯取り組み、そこで得た「経験」や「学び」を就活での武器にしてください。
残り2〜3年、ぜひ充実したキャンパスライフを送ってほしいです。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活に直接関係ないと考えがちな学生生活での学びや経験、その重要性を改めて感じました!
正解のない就活をどう歩く?「まず行動しよう」
「就活の教科書」編集部チェスンウ
全国の就活生に伝えたいことはありますか?
まず、行動することです。
なぜなら、主体的に行動した人にしか見えない景色があるからです。
例えば、「説明会に行くこと」「OB・OGに会うこと」「エントリーしてみるなど」、その一つひとつの経験が積み重なりやがて納得感のある進路につながります。
小さな一歩の連続が、みなさんの将来に大きな力となります。
就活を難しいと感じる理由は、”正解のない問い”だからです。
受験のように明確な答えがあるわけではなく、試行錯誤が求められます。
その難しさを前提に、腰を据えて取り組んでください。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
答えがある受験に慣れてきて、就活も同じく取り組もうと考えがちですね。
「就活がうまくいかない…」「自分のことを見失った」|その時は”一人で抱え込まない”・”応援される人に”
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活がうまくいかず、自分を見失ってしまう学生にアドバイスお願いします。
まず、一人で抱え込まないことが大切です。
社会に出ても、一人でできることはほとんどありません。
就活も同じで、周囲に協力を仰ぐ姿勢が必要です。
さらに、応援される人になることも重要な素養です。
深刻になりすぎず、前を向いて一歩ずつ着実に取り組むこと。
その積み重ねを大切にしてください。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
深刻に一人で抱え込まず、前を向いて周りの人と一歩ずつ取り組むことが大事ですよね。
学生は正解を求めがちですが、就活に絶対的な正解はありません。
最終的に自分自身が納得できるかどうかが重要です。
必ずしも”大手や人気企業に入社できれば幸せ”とは限りません。
就職活動で様々な人や企業に出会い、自分にあった仕事や働き方を見つけていってほしいと思っています。
阿部孝史さん
「留学経験あり」、「英語力」は企業にどう評価される?――「留学必修で培う適応力」と「人間性」が決め手
「就活の教科書」編集部チェスンウ
国際教養大学は”英語に強い大学”というイメージがありますが、英語力は就活で評価されているのでしょうか?
まず、本学は1年間の海外留学が卒業要件であるため、他大学の学生に比べて一定の語学力が担保されていることは事実です。
しかし、企業が評価する本質は英語だけではありません。
本学と深く関わる企業ほど見ているのは英語力そのものよりも、異なる環境に飛び込み適応する力です。
英語はあくまで道具であり、英語力だけで採用が決まるわけではありません。
この人は、「学び続ける意欲はあるのか?」 そして、「信頼できる人なのか?」。
企業は、これらを英語力とセットで備えているかどうかを重視しています。
阿部孝史さん
国際教養大学キャリア開発センター長 阿部孝史さんにインタビュー③:国際教養大学が評価される理由|
なぜ企業は秋田のAIUキャンパスへ?|学内説明会が集まる理由
「就活の教科書」編集部チェスンウ
毎年、多くの企業が貴校の学内説明会に参加しているとお聞きしたのですが、企業がわざわざ秋田のキャンパスまで足を運ばれる理由はどこにあると思いますか?
AIU生の特徴に魅力を感じていただいています。
自然豊かな“森の中の大学”という環境で学ぶことを選んだ時点で、学生は一定の覚悟を持っています。
結果として真面目で素直な学生が多いという印象を企業もお持ちです。
企業が評価するポイントは「人間性」です。
能力はもちろん重要ですが、それ以上に人柄の良さを評価してくださる企業が多く、その点がAIUに足を運んでいただける理由の一つになっています。
さらに、私たちは企業と学生が直接会って話せる機会を大切にしています。
オンラインでは伝わりにくい部分があることを考慮し、留学の帰国時期に合わせて企業の皆さまをキャンパスに招聘しています。
阿部孝史さん
AIUで学ぶ留学生のリアル|生活・寮・就職事情を徹底解説
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学は留学制度も整っていると伺ったのですが、最初から順調でしたか?
当初は提携校が10校程度しかなく、留学先の確保が課題でした。
しかし、大学として力を入れて開拓を進め、現在は51の国・地域、200校以上と提携しています。
その結果、交換留学生も増加し、1学年分に相当する約170名が在籍する状況になっています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
生活面で日本人学生と留学生間でトラブルはありますか?
一方で、都市部から来た留学生には”秋田は自然が豊かで周囲に何もない”といった率直な声もいただいております。
生活基盤は安定していますが、地域環境への適応に悩むケースはあります。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学の留学生は、日本での就職を希望しているのでしょうか?
留学生の9割以上が交換留学生で、正規留学生は非常に少ないのです。
そういった現状もあり、日本での就職を希望する学生は決して多いわけではないのですが、留学を通じて日本就労に関心が高まり、修了後に個別相談に来る学生はいます。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
留学生の9割が交換留学生ですね。
はい、本学は一学年の定員が少ないため、成果や満足度を数値で把握しやすい点も特徴です。
留学先は英語圏(米・英・豪・加)だけに留まらずアジア、欧州など200校を超える提携大学の選択肢があり、中にはバルト三国など一般的な留学先として馴染みが薄い地域も含まれます。
阿部孝史さん
地方大でも就活は不利ではない|AIUの情報格差は?オンライン時代の実情と課題
「就活の教科書」編集部チェスンウ
「東京」や「大阪」と比べて、地方にある貴学の学生は、就活情報の格差を感じているのでしょうか?
以前ほど情報格差は感じません。
かつては対面イベントや大学のキャリアセンター経由でしか得られない情報が多くありました。
しかし、現在はオンラインで幅広い情報にアクセスできるため、かなり少なくなってきていると言えます。
一方で、AIU特有の課題はあります。
本学は留学が必修のため、就活直前に留学期間を迎える学生が多く、日本にいない状況となります。
その期間に「就活情報から取り残されるのでは」という不安を抱く学生が一定数いらっしゃいます。
この点は、計画的な情報収集や学校・企業側のオンライン施策の活用で十分カバー可能です。
阿部孝史さん
国際教養大学(AIU)の魅力|入学後に専攻探索・24時間図書館・「大学を一緒に創る」学びの環境
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学への入学を迷っている高校生もいると思いますが、AIUの魅力やアピールポイントを教えてください!
まず、入学時にやりたいことが明確でなくても大丈夫です。
本学では入学後に幅広い教養科目を学びながら、自分の興味・関心をじっくり探れます。
入学前に専攻を決めてから、思っていたのと違ったと感じても修正が難しい大学が多い中、途中で軌道修正しやすいところが特徴かと思います。
次に、学びに意欲的な仲間が集まる環境があります。
たとえば、図書館は24時間365日開館。
いつでも学べる体制が整っており、学生の探究心をとことん後押しします。
そして、入れば安心ではなく、学生を“大学を一緒につくる仲間”として迎える文化があります。
主体的に学び、学校づくりにも関わっていきたい人にとって、これほど刺激的な場はなかなかありません。
AIUの学び方や雰囲気に魅力を感じた方は、ぜひ進学先の選択肢として検討してみてください。
阿部孝史さん
国際教養大学キャリア開発センター長 阿部孝史さんにインタビュー④:キャリアセンターの取り組み
AIU学生の悩みは「やりたいことが不明確」?キャリアセンターの解決法とは
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学の学生は優秀なイメージがありますが、実際にはどのような悩みを抱えて相談に来られるのでしょうか?
いちばん多いのは、「やりたいことがはっきりしない」、「将来の方向性が明確でない」という不安です。
医学部のように”医師になる”という分かりやすい目標がある分野とは異なり、AIU を含む文系は選択肢が非常に広いのです。
だからこそ、どの道を選べばよいのかと迷いやすいのです。
また、AIUは国際教養学部の一学部制です。
入学時点で幅広い分野に関心を持つ学生が多いものの、いろいろ学んだうえで専門性を深めたいというマインドが強い一方で、理系大学院生のように一つのテーマを深掘りしている事例と比べ、自分の“強み”をどう言語化するかで悩みやすい傾向があります。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
いろんな道があってどういうことを選んだらいいのかっていう悩みなのですね。
キャリアセンターでは、そういった悩みをどのように伝えているのですか?
学生には、三つのことを伝えます。
一つ目は、広く挑戦させること。
ご自身の興味や関心がある分野があれば、まずはどんなものなのか経験してみるよう促しています。
また、学生自身が無理に削らなくても就活自体の仕組みとして受けていく中で自然に選択肢が絞られていくため、自動的にカードは減っていくことを伝えている。
二つ目は、優先順位を明確にすること。
卒業が近づいてもう時間が限られていると焦る学生には、個人ごとの価値観に基づいて優先順位をつけることを推奨しています。
例えば、「こういうルートならこの選択肢」「別のルートならこの選択肢」と整理しながら一緒に考えていきます。
三つ目は、OB・OGの力を活用すること。
卒業生の体験談を聞くことで、リアルなキャリアのイメージを持ちやすくなりますよね?
その上で自分が納得できる進路はどんな形かを学生と一緒に探していきます。
阿部孝史さん
就活に答えはない、本人の納得を重視するAIUのキャリア支援
「就活の教科書」編集部チェスンウ
就活は他人の基準より自分が満足できているかどうかが大事だと思いますが、貴学のキャリアセンターではどのような考えを持っていますか?
就活に正解はなく、学生それぞれが納得できる進路を選ぶことが大切だと思います。
10人いれば10通りの進路があっていいのではないでしょうか。
本学も本人の納得感を重視しています。
本学では、1学年約175人と少人数のため、学生一人ひとりと丁寧に向き合える環境があります。
小規模だからこそ、学生との接点を大事にしながら支援を行っています。
阿部孝史さん
海外就活・大学院進学・「公務員」AI面接まで|AIUキャリアセンターの幅広い支援
「就活の教科書」編集部チェスンウ
海外に目を向ける人も多いと思いますが、海外就活もサポートされていますか?
もし、欧米でファーストキャリアを築く場合、多くは「ジョブ型」で専門性が必要になります。
そのため、大学院進学して、最低限修士号の資格がないとスタートラインに立てないケースが多いのです。
海外就職を考えている学生には、海外で働きたいなら大学院進学も選択肢に入れるべきと伝えています。
それだけではありません。
現実的な課題としてビザの問題がありますよね。
例えば、日本で外国籍の人が働く場合、日本人よりも付加価値が求められますよね?
そのため、自分の武器は何かを明確にする必要があります。
学生は語学力や専門性に加え、ビザを取得してでも採用したいと思わせる力を身につける必要があります。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学では、大学院進学もサポートされているのですね!
はい。大学院進学のサポートはアカデミック・キャリア支援センターが担っています。
役割分担として、キャリア開発センターは主に民間企業への就職を支援し、アカデミック・キャリア支援センターは大学院進学を支援する窓口です。
アカデミック・キャリア支援センターでは、以下の内容をサポートしています。
・どの学問領域を掘り下げるべきかの進路相談
・大学院進学に必要な奨学金の情報提供や取得方法の支援
・進学後のキャリアイメージをつかむための卒業生の事例紹介や講演会
なお、民間就職と大学院進学を並行して検討する学生も多いため、窓口は分かれていても情報を共有し、学生が納得して判断できるよう支援しています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
民間企業だけではなく、公務員もサポートされているのですか?
本学は規模が小さいため、民間就職に比べて公務員・官僚志望へのサポートは特別に体系化されていないのが現状です。
しかし、学生一人ひとりの志向に合わせた個別対応はもちろん、実際にその道に進んだ先輩の事例を紹介しています。
進路が決まった学生には、後輩に情報を残してもらうよう依頼し、蓄積された事例を共有しています。
スケジュール感や対策の進め方を、過去の具体例をもとにアドバイスしています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
いろんなサポートをされている中で、最近就活で話題になっているAI面接の対策も対応されていますか?
最近、録画選考や動画面接を行う企業が増えているため、学生に自己紹介動画を作成してもらい、フィードバックを実施しています。
AIによる言語分析の評価を学生に伝え、改善点を共有する形で行っています。
学生からは、「手応えがない」「相手の反応が見えず不安」という声をもらっています。
やはり、対人面接で得られる表情やリアクションがなく、評価の基準が見えづらいことが理由です。
そのため、学生がAI面接にまず慣れることを重視しています。
さらに動画はキャリアセンター側にとっても「学生の人間性や個性を理解する資料」として活用しています。
AI面接は、人間の主観に左右されにくく、公平で客観的な評価を得られること。
そして、評価軸やルーブリックが明確で、点数化されることにより中立性が高まるメリットもあるため、学生と一緒に対策を考えながら取り組んでいます。
阿部孝史さん
内定者・OB・OGが支える!AIUキャリアセンター独自の強み
「就活の教科書」編集部チェスンウ
貴学のキャリアセンターの差別化ポイントはありますか?
学生との接点をしっかり持つことを重視しています。
留学中でもオンライン面談などを通じてサポートできる体制を整えています。
当初から先輩が後輩を支える文化が根付いており、それを活かした仕組みがあります。
特に内定者をキャリアサポーターとして雇用し、後輩の就活支援に参加してもらっています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
改めて、OB・OGとのつながりを大事にしていると感じました!
はい、国際教養大学は小規模な大学であるため、同窓会と連携したプログラムを実施しています。
実際、卒業生がキャリアの相談に来ることも多いのです。
最近は、企業側もキャリア採用の枠を広げているため、新卒以外の入り口も増えてきています。
そのため、新卒の案内と同時に「こういうポストでこういう人材が欲しい」という依頼が企業から来ることもあり、その際は卒業生に個別に紹介することもあります。
私たちは就活支援にとどまらず、卒業後のキャリア形成においても良き相談相手となれればと考えています。
阿部孝史さん
AIUキャリアセンター長が語る今後の展望|納得できる進路と企業との接点強化
「就活の教科書」編集部チェスンウ
国際教養大学のキャリアセンター長として今後の”展望”や”目標”はありますか?
一つ目は、就職活動を通じて学生が「納得できる進路」を得られる割合を毎年高めていくことを数値的な目標にしていること。
二つ目は、ファーストキャリアだけにとらわれない視点で考えること。
新卒の就職がすべてではなく、卒業後のキャリア形成や働き方も多様化しているため、直近のキャリアの動向を学生にわかりやすく示すことを意識しています。
最後は、企業との接点を強化していること。
学生が企業と直接出会える機会を継続的に提供していくことが大切だと考えています。
社会や就活環境の変化に応じ、現時点での多様な選択肢を提示することを重視しています。
阿部孝史さん
「就活の教科書」編集部チェスンウ
阿部さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!