- PRの力を、起業して直接いろんな方に伝えたり、サポートすることで、誰かの役に立てるかもしれない
- 著書『説明の上手い人が「最初の1分」でしていることの魅力:「誰でも使える6ステップ」がある
- 笹木さんに聞く「面接のコツ」
- コツ①:これまで生きてきた生き方を面接官に伝える
- コツ②:正直ベースで答える
- コツ③:質問に対して答えを用意
- コツ④:最初の1分が重要、結論ファースト
- コツ⑤:相手を喜ばせることが大事
“「就活の教科書」編集部 中島”
皆さん、こんにちは。「就活の教科書」編集部の中島です。
本日は、株式会社LITA代表取締役の笹木郁乃さんにお話を伺いました。
インタビュー内では、笹木さんの人生ストーリーや書籍についてお聞きしました。
面接のやり方に困っている、上手な話し方を探しているという方はぜひ最後までご覧ください。
PR会社社長笹木さんのご経歴
笹木郁乃さん(株式会社LITA 社長)
- 山形大学工学部を首席で卒業後、大手自動車部品メーカーに研究開発職として入社。
- 直接誰かの役に立つという実感を得られる環境が自分に合うと考え、株式会社エアウィーヴに転職。
- そこで広報PRに出会い、1億円から115億円へ売上げ拡大に貢献。
- 愛知ドビー株式会社(無水鍋のバーミキュラ製造販売)に広報PR担当として転職。
- 32歳で独立。独自のPR理論をコンテンツとする「OJT式PR塾」を主宰。
- 継続的に数百名が同時に受講。累計8,000人以上の指導実績を持つ。
目次
累計8000人以上を指導!PR会社社長笹木さんの人生って?
“「就活の教科書」編集部 中島”
首席で卒業されたり、様々な会社を経験されたり、起業をされている笹木さんの人生について伺いたいと思います。
笹木さん、よろしくお願いします。
“株式会社LITA
こちらこそ、よろしくお願いします。
①2度の交通事故で20歳まで後遺症の恐怖
“「就活の教科書」編集部 中島”
首席でのご卒業や起業など、笹木さんのご活躍ぶりから、とてもアクティブな印象を受けました。
笹木さんが挑戦を続けていく原動力は、幼少期に培われた何かが影響しているのでしょうか?
“株式会社LITA
私は小学2年・4年の時に大きな交通事故を経験しています。
交通事故に遭った際に、大きな脳の手術をすることになりました。
「20歳までに後遺症が出るかもしれない」と言われ、死の恐怖と向き合う中で、「いつ死んでも後悔しない人生を生きたい!」と幼いながら、強く意識するようになりました。
“「就活の教科書」編集部 中島”
本当に大変な経験ですね。
「いつ死んでも後悔しない人生を生きたい!」ということが笹木さんの軸になっていると思います。
その経験を生かして、現在心がけていることはあるのでしょうか?
“株式会社LITA
明日何が起きるかわからない、もしかしたら命を失うこともあるかもしれない、という思いが小学2年生の頃からずっと心にありました。
そのため、私は選択をする際には損得勘定よりも、自分の人生や魂のレベルで納得できる決断を心がけています。
お金や地位などの表面的なものでは判断しないようにしています。
“「就活の教科書」編集部 中島”
表面的なものではなく、魂レベルで納得できる決断をするのはとても素敵なことですね。
②PRの力を、起業して直接いろんな方に伝えたり、サポートすることで、誰かの役に立てるかもしれない
“「就活の教科書」編集部 中島”
笹木さんは、愛知ドビー株式会社(無水鍋のバーミキュラ製造販売)の後に独立されていると思います。
独立されたきっかけはあるのでしょうか?
“株式会社LITA
私は、愛知ドビー株式会社勤務でPRの仕事を担当しました。
PRの仕事が大好きで、もっと挑戦したい、もっと企業に、世の中に貢献したいと強く感じるようになっていました。
「起業」ということを考えるようになった頃、SNSを見ていると起業している女性の姿が目に留まるようになり、これまで培ってきたPRの力を、起業して直接いろんな方に伝えたり、サポートすることで、誰かの役に立てるかもしれないと考えるようになりました。
“「就活の教科書」編集部 中島”
PRを武器にされて、起業をされたのですね。
“株式会社LITA
そして、2016年2月に個人事業主としてPRプロデューサー活動をスタートしました。
初めは実績作りのため低価格でサービスを提供し、お客様の口コミや感想をSNSで紹介することで徐々に認知が広がり、依頼が増加しました。個別対応の限界から、講義形式の「OJT式PR塾」を開設しました。
OJT式PR塾は口コミで人気が広がり、全国から起業家や経営者が集まる満席状態に成長しました。また、企業向けのPR代行支援も展開し、事業規模を拡大しました。
個人では対応しきれない需要に応えるため、会社を設立し社員を増やして事業を拡大しました。
PRを通じて多くの方の人生を変えることに貢献し続けています。
“「就活の教科書」編集部 中島”
最初は口コミからスタートしたビジネスなのですね。
PRを通じて、多くの人の人生を変えてらっしゃるのですね。
著書『説明の上手い人が「最初の1分」でしていること』って?何がわかるの?
“「就活の教科書」編集部 中島”
笹木さんは山あり谷ありの人生だったのですね。
続いてこの度、出版された本について聞いていきたいと思います。
笹木さん、どうぞよろしくお願いします。
“株式会社LITA
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
- 著書『説明の上手い人が「最初の1分」でしていること』は最初のツカミが知れる本
- 出版のきっかけは、プレゼンや話の必要性
- 本の魅力:「誰でも使える6ステップ」がある
- 話し方に自信がある就活生にこそ届いてほしい
著書『説明の上手い人が「最初の1分」でしていること』は最初のツカミが知れる本
“「就活の教科書」編集部 中島”
本のタイトルで「最初の1分」という言葉が印象に残りました。
この本はどのような内容が知ることができるのでしょうか?
“株式会社LITA
最初の1分のツカミを解説しています。
私自身、初めから説明が上手かったわけではなく、試行錯誤しながら、今の形を確立していきました。
どんなに素晴らしい企画書やプレスリリースがあっても、最初の1分で「この人の話きいてみよう」「企画書見てみよう」「メールアドレス教えてもいいかな」と思ってもらわないと、次につながらず、成果にならないという経験を何度もしてきました。そのため、最初の1分の「ツカミ」を本書では解説しています。
出版のきっかけは、プレゼンや話の必要性
“「就活の教科書」編集部 中島”
『説明の上手い人が「最初の1分」でしていること』、初めて拝見した際、説明下手な私は、とても読みたくなりました。
そもそもなぜこの本を出版しようと思ったのでしょうか?
“株式会社LITA
説明の仕方がとても重要になってくるからです。
説明に対して苦手意識のある人は多いですよね。
PR活動や仕事において、結局のところ、プレゼンテーションや会話を通じて自身の考えを伝えることが、仕事を始める上での基本です。
営業職の方や会社員、起業家など、すべての方に必要なスキルだと言えます。
伝える力が不足していると、PR活動も仕事も思うような成果が得られないことが多いです。
説明の仕方がすごく大事だなと思い、書かせていただいてますね。
“「就活の教科書」編集部 中島”
そうなのですね。
説明の仕方というのが何においても基礎になってくるのですね。
本の魅力:「誰でも使える6ステップ」がある
“「就活の教科書」編集部 中島”
説明の仕方にフォーカスした本ということはわかりました。
この本の一番の魅力は何でしょうか?
“株式会社LITA
1分の説明を6ステップで書かれているところです。
6ステップでは、三つの説明の仕方が書かれているので、説明やプレゼンが苦手な人でも活用できます。
この「6ステップ」を使いながらネットワークを広げたり、先ほどの「ネタ帳」のようにアイデアをまとめておけば、自己PRタイムなどの場面でもうまく乗り切ることができます。
“「就活の教科書」編集部 中島”
「6ステップ」を真似するだけで、うまくなるのはとても魅力的ですね。
“株式会社LITA
誰でもこのワークをすることで0点、20点だった人もある程度全員80点まで簡単に持っていけます。
話し方に自信がある就活生にこそ届いてほしい
“「就活の教科書」編集部 中島”
1分の説明を6ステップでまとめられているのは、とても魅力的ですよね。
ちなみに、どういう人にこの本が届いて欲しいですか?
“株式会社LITA
全般に届いて欲しいと思っています。
話し方は誰もがやる仕事です。
就活生、面接してる方、会社員全般に届いて欲しいと思っています。
“「就活の教科書」編集部 中島”
ところで、どんな就活生にこの本が届いて欲しいと思っていますか?
“株式会社LITA
この本を就活生に1回は読んで欲しいと思っています。
その中でも、話し方に自信がある人にも届いて欲しいです。
自分の話ばかりをするような人にも届いて欲しいです。
“「就活の教科書」編集部 中島”
そうですね。
一方的に喋る人はいますね。
具体的にどのような人なのでしょうか?
“株式会社LITA
相手の話を聞かない人です。
自分ではプレゼンが上手いと思っている人がいると思うのですが、そうではなくて、質問に対して的確に答えている人や求めていることに対してわかりやすく話すことが大事です。なので、自分はプレゼンが上手いと思っている人も読んで欲しいと思っています。
“「就活の教科書」編集部 中島”
プレゼンが上手いと思っている友人に本を薦めたいです。
就活生でも使える!笹木さんの「面接のコツ」
“「就活の教科書」編集部 中島”
著書の質問、ありがとうございました。
続いて、就活生でも使える、笹木様に聞く「面接のコツ」について聞いていきたいと思います。
笹木様、どうぞよろしくお願いします。
“株式会社LITA
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
- コツ①:これまで生きてきた生き方(自分の意思で考え、選択してきた経験)を面接官に伝える
- コツ②:正直ベースで答える
- コツ③:質問に対して答えを用意
- コツ④:最初の1分が重要、結論ファースト
- コツ⑤:相手を喜ばせることが大事
コツ①:これまでの生き方(自分の意思で考え、選択してきた経験)を面接官に伝える
“「就活の教科書」編集部 中島”
私も就職活動中、面接の方法について迷ってしまうことが多々ありました。
どのようにすれば面接官に効果的に伝えられるかについて、教えていただけますか?
“株式会社LITA
これまでの生き方というのが絶対大事になってきます。
これまでの人生において、自分の意思で考え、選択してきた経験がどれだけあるかが大切だと思います。
ただ流されて生きるのではなく、
『これをやりたい』『これに挑戦したい』という思いを持ち、
それに基づいて選択し、諦めずに取り組んできた姿勢が重要です。
その前提を踏まえた上で、面接では正直な姿勢でしっかりと伝えてほしいですね。
“「就活の教科書」編集部 中島”
生きたい人生を面接で相手に伝えられることが大事なんですね。
自分で人生を選択してきた人がいる一方で、流されて人生を選んだ人もいると思います。
どのように自己分析をしたら良いのでしょうか?
“株式会社LITA
自分が流される生き方をあえて選択したのかっていうのをちゃんと説明できたらいいと思います。
ただそこ深掘りできてないのは、やはり考える力が足りないのかなと思われてしまいます。
流されて生きてきた、もしくは自分で選択してきたどちらにせよ、なぜその生き方を選んできたかというのをしっかり説明することが大事だと思います。
コツ②:正直ベースで答える
“「就活の教科書」編集部 中島”
笹木さんのご意見を伺い、自分の人生を正直に面接官に伝えることが重要になってくることがよくわかりました。
一方で、正直ベースで答えることでミスマッチが生じる可能性もあるのではないかと感じました。
正直ベースで答えるメリットはなんでしょうか?
“株式会社LITA
正直ベースで答えた方が仕事にやりがいを感じ、会社に長くいられ、活躍できると思います。
内定したら、
365日の中で7分の5が仕事の時間になってきますので、会社との相性はとても重要になってきます。
無理して作った自分で受かったとしても、アンマッチになります。自分の素の状態がその会社の信念と合うことが大切です。
とても頑張りたい人はとても頑張る会社が合いますし、一方でルールにしっかり従いますという人は、ルールにしっかり従ってほしい会社に合います。
“「就活の教科書」編集部 中島”
自分とミスマッチした会社を選んでしまうとお互いに不幸になるのですね。
“株式会社LITA
そうですね。
結果、仕事も楽しく、価値観が合うのでその会社でやりがいも感じて長く働いていると活躍できると思います。
早く辞められることは、会社にとってロスです。
採用にも、1人当たり100万とか150万ほどかかりますし、教育したのにやはり違かったと、辞められるということは会社にマイナスでしかないです。
そのようなことをなくしたいという部分で、正直に人柄や自分の考え方を出してもらい、そして採用したいとなればお互いにハッピーです。
コツ③:面接官の質問に対して答えを用意
“「就活の教科書」編集部 中島”
次、面接を受ける時は正直ベースで答えることを意識してみます。
面接のテクニックでコツはありますか?
“株式会社LITA
質問に対する答えになっていない返答をしてしまう人が意外と多いです。
自分が用意してきたメモの内容を話したいあまり、質問の趣旨から外れた回答になってしまうケースがよく見られます。
しかし、相手が聞きたいことに対して、どれだけ分かりやすく的確に説明できるかは、頭の良さやコミュニケーション能力を測る上で非常に重要です。
このようなQ&Aのキャッチボールが面接では特に評価されるポイントだと思います。
ですから、自分の言いたいことを話す場ではなく、相手が聞きたいことを的確に伝える場であるという意識を持つことが大切だと考えます。
“「就活の教科書」編集部 中島”
面接は相手が聞きたいことを的確に伝える場ということを意識しなければいけないのですね。
私自身も、面接前に緊張してしまい、事前に質問を準備して臨むことがよくありました。
そういった方々が質問のキャッチボールをうまく行うためには、どのような点を意識すれば良いのか、アドバイスをいただければ幸いです。
“株式会社LITA
Q&Aのような質問リストを事前に作成するのは、とても良いことだと思います。
ただし、柔軟性も非常に重要です。
同じ質問がそのまま来ることはほとんどなく、たとえば『A』『B』『C』『D』という質問があったとしても、当日はそれが組み合わさったり、一部が変化した形で出されることがあります。
そうした質問に対して、事前の質問リストの内容をうまく引き出し、応用できる力が求められます。
“「就活の教科書」編集部 中島”
そうですね。
面接を受けていて、自分が用意した質問リストの通りに出てくることはなかったです。
“株式会社LITA
もちろん、全く準備がなければ答えることは難しいため、
質問リストを事前に作成するのは大切です。
私自身も転職活動や就職活動の際にリストを作り、それを繰り返しブラッシュアップしていく中で、質問が来たときに瞬時に『A + B + C』のように複数の要素を組み合わせて答えられるようになりました。
そのためのアドバイスとしては、まずたくさんの質問を想定しリストを作成することです。そして、それをもとに誰かとロールプレイを行い、瞬時に回答する練習を重ねることで、本番で柔軟に対応する力を養うことが大切です。
コツ④:最初の1分が重要、結論ファースト
“「就活の教科書」編集部 中島”
出版された本の中で、最初の1分という言葉がとても心惹かれました。
笹木さんはなぜその最初の1分が重要と思うのでしょうか?
“株式会社LITA
最初の1分が魅力的じゃないとそもそも話聞いてもらえないです。
私が PRの仕事や売れない商品を営業していたときに、最初の1分が魅力的じゃないとそもそも話聞いてもらえず、お客さんも席を離れてしまいます。しかし最初の言い分が魅力的であれば、30分でも1時間でも話を聞こうとなってくれます。
“「就活の教科書」編集部 中島”
そうですね。
最初の1分が魅力的であれば話を聞こうという気持ちになります。
“株式会社LITA
そのため、30分全体の話よりも1分が重要です。
最初の1分で、「今日はこの人の話をじっくり聞こう」と思ってもらうことが大切です。
コツ⑤:相手を喜ばせることが大事
“「就活の教科書」編集部 中島”
最初の1分の話し方を意識してみます。
ちなみに、惹きつける1分は何だと思いますか?
“株式会社LITA
相手を喜ばせることが大事です。
場所やシーンによっても違うのですが、何か相手を喜ばせることが大事です。
「例えば御社のこのホームページのここの文章がすごくファンでずっと見てました」であったり、
「御社の商品、すごくこういうとこ素敵ですよね。実はもう持ってます」など、相手が喜ぶようなことから入った方が、場が和らぎます。
“「就活の教科書」編集部 中島”
相手に興味を持つということが大事なのですね。
“株式会社LITA
自分の営業からせずに、相手が少し喜ぶようなことを言うことが大事です。
実際に私自身も意識をしていて、テレビとかマスコミの方に情報をプレゼンするときに
「いつもめざましテレビ見てます。このコーナー好きです。」や、「日経新聞の記事すごい見てます。」など、
一気に読者でファンでお客さんなんだって思ってもらって、すごい話が盛り上がるんですよね。
笹木さんから就活生へのメッセージ
“「就活の教科書」編集部 中島”
では最後に、就活生に伝えたいメッセージをお聞かせください。
“株式会社LITA
就活は、見栄とかではなく、自分の人生の中で、魂が燃えるのは何かというところをしっかり内省して、それにマッチした会社を選ぶのが良いと思います。会社の大きさとか小ささとか売り上げとかというのではなく、自分の心とか情熱のポイントとマッチするところを選んで、面接のときになんで私は御社を選んだかっていうところを、その魂の声をしっかりぶつけてもらうというのがありがたいなと思います。
“「就活の教科書」編集部 中島”
笹木さん、ありがとうございました。
“株式会社LITA
こちらこそ、ありがとうございました。
PR会社:株式会社LITAの会社概要
社名 | 株式会社LITA |
代表者 | 代表取締役 笹木郁乃 |
本社所在地 | 〒112-0004 東京都文京区後楽1-2-2 ココタイラビル8階 |
設立 | 2017年2月 |
事業内容 |
・PR代行 |
コーポレートサイト | https://lita-pr.com/ |