こんにちは、内定者ライターのトッティです。
グループディスカッションの選考では、「役割」が選考突破の鍵を握っています。
この記事ではグループディスカッションで無敗の僕が、グループディスカッションでの「役割」について解説しています。
役割の決め方、役割がやるベきことに加え、おすすめの役割や役割がなくてもいいのかについても書いています。
グループディスカッションで自分に合った役割を見つけ、選考を有利に進めてください。
目次
グループディスカッションでは、どの「役割」をすればいいの?
グループディスカッション(GD)での役割は、自分に合った役割を選びましょう。
自分に合った役割をすることで、議論を活性化でき、チームに最も貢献できるからです。
グループディスカッションでは、「自分の役割を持ち、議論に貢献できているか」が重要となります。
グループディスカッション(GD)では、自分に合った役割で議論に貢献し、チーム全体をより良い方向へ導くことが重要です。
ただ、自分は司会が得意であっても、他の学生の方が自分より司会に向いていれば、司会を譲り、別の角度からチームに貢献しましょう。
グループディスカッションの3つの役割
グループディスカッションを円滑に進める上で、重要な役割が3つあります。
- 司会
- 書記
- タイムキーパー
3つの役割について、それぞれ詳しく解説していきます。
グループディスカッションの役割①:司会
グループディスカッションの役割の1つ目は、「司会」です。
司会は議論の中心になり、メンバーの意見を引き出し、意見の整理や時間の管理などを行い、チーム全体をより良い方向へ導く役割です。
グループディスカッションにおいて、司会が意識するポイントが2つあります。
- メンバーから意見を引き出すこと
- 意見を整理すること
司会が意識すること①:メンバーから意見を引き出すこと
司会の重要な仕事は、メンバーから多くの意見を引き出すことです。
司会が意識することを、以下にまとめてみました。
- メンバーの意見を否定せず、肯定的に受け止める
- 発言していないメンバーがいれば、意見を問いかける
- 「どうしてそう思ったの?」「他には?」などとメンバーの意見を深掘りする
司会が意識すること②:意見を整理する
メンバーの意見を整理するのも司会の重要な仕事です。
グループディスカッションでは、「どうしてその結論に至ったのか」が非常に重要です。
結論までのプロセスを強く意識して、結論を組み立ててください。
司会が意識することを踏まえ、司会に向いている人の特徴をまとめました。
- 相手から意見を引き出す能力に優れている
- 意見をまとめ、整理することが得意
- チームの目標に対しての全体像が見えている
グループディスカッションの役割②:書記
グループディスカッションの役割の1つ目は、「書記」です。
書記はメンバーの意見を書き出し、意見を整理する重要な役割です。
グループディスカッションの書記をする上でのポイントが3つあります。
- メンバーのどんな些細な意見も書く
- メンバーの意見をグループ化、整理
- 自分の意見を考え、発言する
①:メンバーのどんな些細な意見も書く
グループディスカッション中、メンバーが発言した意見はなんでも書きましょう。
決して自分の主観で「これは書かなくていい」と思わないでください。
どんなに些細な意見だろうと、みんなで磨けば大きなアイデアに変わるものです。
②:メンバーの意見をグループ化、整理
メンバーの出した多くの意見を、見やすく書くことも「書記」の仕事です。
意見の似ている部分や相反する部分を図でわかりやすく区別し、チーム全体で共有しやすくすることが必要です。
③:自分の意見を考え、発言する
グループディスカッションの「書記」はただ書いているだけではいけません。
自分の意見も考え、積極的に発言する必要があります。
実は「書記」はみんなの意見をまとめつつ、自分の意見を考え、発言しなくてはいけない、とても器用な役割なのです。
- メンバーの意見を要約する能力
- 様々な意見を整理する分析力
- 相手の意見を聞きつつ、自分の意見を考える柔軟性
グループディスカッションの役割③:タイムキーパー
グループディスカッションの役割の1つ目は、「タイムキーパー」です。
タイムキーパーはグループディスカッションの時間を管理する役割です。
グループディスカッションは制限時間が設けられており、それもかなり短い時間です。
時間配分を考えて議論しなければならないので「何分まではアイデアを出しましょう」「残り10分なので意見をまとめましょう」などとメンバーに時間の共有をします。
また、時間を気にしつつ、自らも意見、アイデアを出さなければなりません。
- 時間の管理を行うことができる
- 時間管理だけではなく、自ら意見の発言をする柔軟性
司会、書記、タイムキーパー以外のおすすめの役割3つ
次は、「司会や書記はちょっと向いていない・・・」という学生におすすめの役割を3つ紹介します。
またここで紹介する役割は、「タイムキーパーをやりながら」など兼任することも可能です。
1人が1つの役割というわけではなく、1人が複数の役割を持っても問題ありません。
柔軟に役割を担っていきましょう。
司会、書記、タイムキーパー以外のおすすめの役割はこの3つです。
- 監視者
- アイディアマン
- プレゼンター
これらの役割は、司会・書記・タイムキーパーとは違い、「監視者やります!」と宣言するわけではなく、心の中で役割を意識します。
それでは、これらの役割を1つずつ説明していきます。
グループディスカッションでおすすめの役割①:監視者
グループディスカッションのおすすめの役割1つ目は、「監視者」です。
「監視者」は、議論の流れがズレないようにサポートする役割で、チームが誤った方向に行くのを防ぎます。
議論が誤った方向に行きそうになった際に「違った観点で考えましょう」「次にやるべきことは〜です」などとチームを誘導します。
監視者の仕事は主に2つです。
- 課題の定義を決める
- 時間配分を決める
監視者の仕事①:課題の定義を決める
監視者の重要な仕事は、「課題の定義を決める」ことです。
課題の定義を決めるとは、グループディスカッションで出されたお題に登場した言葉の意味や前提条件の共通認識を決めることです。
お題の共通認識を決めることで、議論の脱線を防ぐことができ、議論がスムーズに進みます。
グループディスカッションのお題はほとんどが抽象的です。
たとえば「焼肉屋の売り上げを二倍にする施策を考えろ」というお題であれば、そのままアイデアだけを出せば、良い発表は出来ません。なぜなら定義が共有されていないからです。
高級な焼肉屋なのか、チェーン店なのか、どんなターゲットで、どんなアプローチをとるのか?それら全てをチームで決めてからアイデアを出すことが必要です。
「監視者」はチームが課題の定義を決めずに議論を始めた場合に、議論の定義を決めるように誘導します。
「議論を始める前に定義を決めませんか」と一言言うだけで、発表のクオリティは格段に良くなります。
しかし、しっかりとなぜその定義にしたのかは聞かれても答えられるようにしましょう。
また、定義付けがしっかりとできていれば、チームの議論の論点がずれていた場合に、定義に戻って議論を修正することができます。
監視者の仕事②:時間配分を決める
また監視者は、「何分にアイデアを出して、何分に結論をまとめる」といった議論の流れを常に意識しましょう。
議論の流れを意識することで、「そろそろ結論をまとめますか」などと声をかけることができます。
議論を円滑に進める声かけは、選考官に大きく評価されます。
- 冷静に状況を分析できる
- 議論全体の流れを把握している
そのため選考官からの印象も良いです。
グループディスカッションでおすすめの役割②:アイディアマン
グループディスカッションのおすすめの役割2つ目の「アイディアマン」は、どんどん意見を出す役割です。
自ら意見を出し続けたり、相手の意見に対しても「さらに〜すれば良いと思います」とアイデアを深めていきましょう。
- 発言力がある
- 斬新な思考を持っている
- 様々な視点で物事を捉えることができる
グループディスカッションでおすすめの役割③:プレゼンター
グループディスカッションでおすすめの役割3つ目の「プレゼンター」は、みんなで議論してまとめた結果を発表する役割です。
話を論理的に組み立て、わかりやすく発表しなければいけません。
声のトーン、話すスピード、振る舞い方など、聴衆を引き込むことのできる能力が必要です。
また、話を論理的に組み立てる際に参考にしておきたいPREP法というフレームワークがあります。
プレゼンをする際には参考にしてみてください。
「PREP法」
- P=Point (結論)
- R=Reason (理由)
- E=Example (事例、具体例)
- P=Point (結論を繰り返す)
最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を繰り返す構成です。
PREP法の順序で発表を進めることで、論理的な構成に仕上がります。
- 多くの人の前で発表することが得意。
- 論理的にわかりやすく伝えることができる。
グループディスカッションでは、役割がなくても大丈夫?
このままじゃグループディスカッションに受からない・・・?
グループディスカッションで評価されるのは、議論に貢献し、チームをより良い方向に導くことです。
そのため選考では、どの役割を担ったかは重要ではありませんし、役割がなくても問題なく選考は通過できます。
実際に僕も役割なしで選考を通過したこともありますし、僕の周りの就活生もそう言っています。
まとめ:グループディスカッションでは自分に合った役割をしよう
いかがだったでしょうか。
今回はグループディスカッションの「役割」について解説しました。
議論を円滑に進める上での3つの役割として、
- 司会
- 書記
- タイムキーパー
の3つがあります。
また、チームに貢献できる役割として、
- 監視者
- アイディアマン
- プレゼンター
の3つがあります。
いずれも、どの役割をしたから選考に有利になるという訳ではありません。
自分に合った役割で、チームに貢献することが重要なのです。
インターンシップや早期選考、グループディスカッションのイベントなどで練習を重ねて、自分ならどういった形でチームに貢献できるのかを探しましょう。
この記事を参考にして、グループディスカッションの選考を突破してください!
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